AI War : Fallen Spire

概要

 AI に滅ぼされた種族 Spire の残党と共に AI に対抗する追加キャンペーンのようなもの。連続したクエストで構成され、以下のような特徴がある。

  • 勝利条件の追加。従来では AI の母星へ乗り込んで AI Home Command Station を破壊する事が唯一の勝利条件だったが、キャンペーンを最後まで進めても実質的に勝利となる。
  • Spirecraft やボーナスシップの Spire シリーズとは別の、キャンペーン専用ユニットを扱える。
  • どちらかと言うと防衛寄りの展開を見せる。
  • キャンペーンの進行はプレイヤーに一任される。いつ始めてもいいし、どのようなペースで進行させてもいい。途中で止めて従来の敵母星攻略へ方針を転換してもいい。
  • 進行に合わせて AI がラッシュを仕掛けてくる。また、特定の段階まで進行させると、ラッシュとは別に外宇宙から攻撃部隊を呼び寄せる。外宇宙からの攻撃部隊は定期的に出現する。
  • 一応ストーリーラインが存在する。ジャーナルに通信文が入ってくる程度だが。

とりあえず?

 Fallen Spire を ON にしてゲームを開始すると、ジャーナルを見るようメッセージが表示される。要求されている Survey Ship は Command Station の ECON タブの中にある。

 ジャーナルの和訳は Skull Cradle さんの該当記事を参照。
AI War四方山話: Fallen Spireジャーナル第一回
AI War四方山話: Fallen Spireジャーナル第二回

知っておくと楽なこと

 以下は公式 Wiki でネタバレ ( spoilers ) 扱いのページに記載されている内容を含む。ただし、マップの選定や確保するべき領土、クエストの基本的な進め方、Knowledge の使い方など、知らずに進めたら詰んで前のセーブデータからやり直しする羽目になりかねない部分もある。何度もリトライするのが嫌な人は、事前にこれらの情報を知っておくと楽になる。

+ 一応折りたたみ
Map Style:
 AI からのラッシュに耐えられるだけの経済力・研究開発を確保した上で防衛ラインを設定してそこで全部撃退するとした場合、だいたい20惑星前後を占領して AI 惑星との接点(中立惑星の向こう側にある AI 惑星を含む)に防衛ラインを敷くことになる。当然、接点は少なければ少ないほど良い。接点が1ヶ所だとベスト。40惑星マップくらいだと Maze A Easy でも十分に勝てる。惑星が多くなると、中央のハブで分割された X マップあたりも狙い目か?

研究:
 Fallen Spire 専用ユニットの一部はモジュール式で、上位モジュールはタレットなどを解禁すると装着できるようになる(Riot Starship と同じ)。とりあえず以下のものが該当する。
  • Laser Turret Mk.II および Mk.III
  • Sniper Turret Mk.II および Mk.III
  • Heavy Beam Cannon Mk.I、Mk.II、Mk.III
  • Siege Starships Mk.II および Mk.III
  • Forcefield Generator Mk.II および Mk.III
 さらに上位の Mk.IV 解禁はキャンペーン終盤に建設するユニットから解禁を行う。Mk.IV モジュールの解禁は1種類あたり 3000 Knowledge が必要で、それに加えて大型ユニットの解禁にも Knowledge が必要。弩級戦艦なんていうのも出てくるが、前提である戦艦の解禁に 6000、弩級戦艦の解禁に 12000、計 18000 Knowledge を必要とする。

発見した Shard は母星まで移動させる。
 Survey Ship が発見した Shard は通常ユニットと同じように母星まで移動させる。ただし移動速度が遅く、Speed Boost、Transport、Cloak状態に耐性を持つ。最初に発見する Shard の速度は 12 だが、遠方に発生した Shard はある程度まで速くなる。

Strike Force は AI Command Ship から発生する。
 Wave とは違い、Warp Gate を破壊しても Command Station が生きていればそこから湧く。

Strike Force は Shard が母星に到着するまで発生し続ける。
 さっさと運んだ方がよい。Shard が母星に到着して止まるのは「発生」なので、到着後も発生した Strike Force は人類側へ侵攻を続けようとする。攻撃が止まる訳ではない。

Strike Force は Group Move を使用する。
(少なくとも難易度 Normal までは)AI 側がグループムーブする光景を見た記憶がないのだが、このキャンペーンでは人類惑星の手前で待機して一気に突入してくる光景が日常となる。

Shard は途中から不可視の状態で出現する。
 とりあえず画面右の味方ユニット一覧には表示されるので、そこから選択するか、一覧を右クリックして Shard を画面中央に持ってくると見つけやすい。一度移動を開始すると可視状態になる。

Hub の建設条件:
 キャンペーンが進むと Spire の Hub を建設する事になる。Hub を建設できる場所の条件は以下の通り。
  • 人類側の Command Station が設置されている惑星。
  • かつ、Home Command Station が設置されていない惑星。
  • ワームホールが2つ以上ある惑星。
  • Hub 惑星と Hub 惑星の間には2つ以上の惑星を挟むこと。
 キャンペーンを通して、この Hub を最低5惑星に設置しなければならない。また、Hub と隣接した惑星が AI 惑星の場合、次の Hub を建設するためのフラグが成立しない。隣が中立惑星であればフラグが成立するので、AI 惑星と隣接した場所に Hub を作った場合、AI Command Station を破壊して中立化させる必要がある。

Hub で建造できるユニット:
 Spire Shard Reactor は 以下2つのユニットを駆動させるために必要。
 Spire Habitation Center は毎秒1000のメタルを生産し、保有上限数を上昇させる。また、これを建造することが次の Signal を受信するトリガーとなるため、各 Hub に対して最低1つは建造しなければならない。
 Spire Shipyard は キャンペーン専用の Spire ユニットを生産する。ゲーム全体を通して2つ目以降を建設することで、Cap を引き上げることができる。

 Spire Shard Reactor は、別の Hub で建設した Habitation Center や Spire Shipyard を駆動させることができる。
 2つ目以降の Spire Shipyard は Cap の上限を上げるだけなので、生産拠点を1ヶ所に絞ることができる。

最初の Hub 建設をフラグとして、定期的に Exogalaxy Strike Force が発生する。
 キャンペーン序盤から逐次発生している Strike Force はクエストの進行に合わせるタイミングで発生する。一方 Exogalaxy Strike Force は時間経過により周期的に発生する。

後半は Strike Force の攻撃と移動にボーナスが乗る。
 なんか速いと思ってステータスを確認したら、速度 80 くらいのユニットの速度が 550 にブーストされていた。もっとも前述のグループムーブ使用と併せて攻めてくるので、少なくとも人類惑星に到着するまでの移動速度は常識の範囲内である。

Strike Force と Exogalaxy Strike Force は、難易度に対して規格外の強ユニットを大量に投入する。
 難易度 Easy / Fallen Spire 4 で Guardian とか普通。Dire Guardian は中盤から投入してくるようになる。最後の方には Golem まで投入してくる。難易度 Easy と Normal の両方をプレイしてみたところ、Strike Force の強度に体感的な違いは見受けられなかった。AI 難易度ではなく Fallen Spire 側で調整するのかも。

最後の Shard は敵母星の隣に出現する。
 最後の Signal は敵母星の隣である。出現する Shard はこれ。

 がんばってください。

最後の建造物を作るのに30分かかる。
 もちろん AI はかつてない強度で Strike Force を叩き付けてくる。建造物が完成するまで人類側の Home Command Station が破壊されなければ、実質的に勝利となる。

 がんばってください。


コラム

最終更新:2018年07月28日 00:02
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