Starward Rogue : 私家日本誤訳

Readme.txt

Starward Rogue 私家日本誤訳ファイル
Ver 1.01対応版

  • これは何?
 Starward Rogue で日本語を表示させてみようと思って表示させてみたファイル群のバックアップです。
 個人的なファイルをこっそり置いてあるだけなので、一切合切が無保証です。よく分からない人は使わない方が安全でしょう。

  • 日本語化と違うんか?
「翻訳」のレベルには到底達しておらず、誤訳も相当数あると思うので、日本語化ではありません。
 気分次第で原文をばっさり無かったことにしたり、余計な文章を付け足したり、そもそも原文を完全無視して作文していたりするので、いよいよもって「日本語化」ではありません。
「とりあえず自分の所で動けばいいや」なので、きちんと動作する保証が全くありません。
 という訳なので、重ね重ねになりますが、サポートはご容赦下さい。

  • 日本誤訳の方針
1)とりあえず機械翻訳にかける
2)実際に使ってみて効果を確かめる
3)可能であればXMLファイル等を参照にして具体的に何をしているのか確認
4)機械翻訳を参考に作文
5)結局は英文の部分をプレイメモに改竄したという方が正しいっぽい

  • 日本語にしていない部分
 RODNEYのセリフは無理でした。
 a_bionic.xmlは半分以上が英語のままです。これは普通にプレイしていて画面に表示されない部分だったり、日本語にしなくても明らかに文章の内容を理解できるものだったからです。
 アイテムやレベルアップのフレーバーテキストが一部英語のままです。何が起こるのかいまいち分からなかったので日本語にできませんでした。
 Shopkeeper を殺すと出現する Incredibilities アイテムは挙動が不明なものも多く(XMLを参照しても「○○Systemをtrueに」みたいな書かれ方がされていて、具体的にどういう効果があるのか分からない)、フレーバーテキストもかなりぼかした書かれ方をしているようなので、日本語にするのをやめました。

  • 適用
Starward Rogue\RuntimeData\Configuration
Starward Rogue\RuntimeData\Images\GUI\BitmapFonts
Starward Rogue\RuntimeData\Language\en
 上記3つのフォルダを、フォルダごとバックアップします。バックアップはStarward Rogue\RuntimeData\の外に置いた方がいいと思います。
 解凍して出てきたフォルダをインストールフォルダの中に上書きコピーします。


  • 文章を直したい
 文章があちこちに散らばっているので、全文検索機能を持ったソフトがあると便利です。
 直したい文章に出合ったら、全文検索で目的の文章が記載されているファイル名と位置を確認します。だいたい description の所に書かれています。
 文中に改行を入れたい場合、普通に改行( \n )しても改行として認識される他、XML の改行コード「
」でも改行できます。また、ゲームエンジン側でも、文章が一定の文字数(ピクセル数?)に達したら半角スペースを目安に改行する機能を持っています。

  • フォント画像について
 ゲーム中のフォントは自動でスケーリングが行われるようです。色々試してみて視認性を優先した結果、本来 fnt ファイルに記載されている size よりも大きな数字で出力しています。

  • ファイルの扱いについて
 上記にあるように翻訳として問題だらけなので、日本語化ファイルという名目でどこかで紹介するのはご容赦下さい。日本語化ファイルの情報集積場所とか。翻訳がよろしくないとか殴られそうで怖いからです。
 誰かが翻訳プロジェクトを立ち上げた際にこれらのファイルに利用価値があるようでしたら、無断で使用していただいて構いません。こちらにご一報いただければ正しい日本語化プロジェクトとして案内のリンクを張らせていただきます。

  • 早い話が
 ガッツリ翻訳してるならまた別だと思うんですが、こんないいかげんな代物に気を遣う必要ないです、ないです。(2回言った)

StarwardRogueJP_v-01.zip ( Google Drive )

+ _日本語化ノウハウ.txt
※とりあえず一人で作業する場合
バックアップを作ったりしても、結局はXMLの生データをいじるので、該当部分を書き換えればいいだけである。

使用ツール

Bitmap Font Generator
http://www.angelcode.com/products/bmfont/
日本語の文字をゲーム内で使えるように画像化するツール。

強火で進め [NGUI] BMFont(Bitmap Font Generator) で NGUI 向けのビットマップフォントを作る方法
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20120910/1347241168
にて配布されている「Shift JIS に含まれる文字の一覧」ファイル。このまま使うとゲームパッドのアイコンが化けるため、使いそうにない記号部分を削除した上で読ませている。

フォントは、ライセンス的に問題がないと思われる「源柔ゴシック」を使用した。
http://jikasei.me/font/genjyuu/

以上は Bionic dues 日本語化ファイル内で紹介されている情報による。
https://linuxman6.blogspot.jp/2014/11/bionic-dues.html
ゲーム内で使用している文字のみ抽出する方法も記載されているので、参照にされたし。

Mery
http://www.haijin-boys.com/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
タブ機能、正規表現を使った一括置き換え機能、マクロ機能を搭載したテキストエディタ

Devas
http://gimite.net/pukiwiki/?Devas
全文検索ソフト。一括置き換え機能があるので便利。

文字コード判定&変換ツール.NET
http://nonsoft.la.coocan.jp/Download/NonCodeNet/index.html
日本語が文字化けして表示される時は文字コードを間違えている可能性がある。その際のチェックと変換に使用。


あると便利かもしれないソフト
Microsoft Excel (手元のバージョンは 2016)
XMLを表計算の中にインポートする機能がある。descriptionで並び替えをすると、和訳するべき文字列を一度に抽出することができる。



実際の作業
Starward Rogue\RuntimeData\Images\GUI\BitmapFontsのバックアップを取る。

バックアップ先はStarward Rogue\RuntimeData\の外側の方がいいかも知れない。どうもゲーム側はStarward Rogue\RuntimeData\内にあるファイルを一通り読み込もうとしているフシがある。気のせいかも。

Bitmap Font Generator でフォントを作成し、ゲーム側のファイルに上書き。ファイルの上書きは1つずつ行い、その都度ゲームを起動して、どのフォントがどこに使われているのか把握すると後が楽。この時点で日本語を用意する必要はない。フォントを書き換えてゲームを起動すると、ゲーム側のフォントが書き換えたフォントに変わるため、すぐに分かる。

生成された fnt ファイルについて、こちらの環境では size の値がマイナスになっていて、file の項目も出力されたファイル名(ファイル名_0.png)になっている。厳密にはここも修正するべきだと思うのだが、修正しなくても動いている。テストの段階でいちいち修正するのが面倒なら修正しなくても問題ない?


和訳するべきファイルは
Starward Rogue\RuntimeData\Configuration
Starward Rogue\RuntimeData\Language\en
の2個所で、Configuration フォルダは複数のファイルに分散して存在している。Language\en の a_bionic.xml はシステムメッセージ等。

バージョンアップ対策として、ゲームが実際に使用しているファイルを直接編集することは避けること。編集したファイルにアップデートがかかったら、全部台無しになる。まず、Configurationフォルダのオリジナルをバックアップする。これは後で原文を参照したい時に必要になる。

次に、作業フォルダを作成する。作業フォルダにもサブフォルダを作成し、どのファイルがどのフォルダに存在するか明確にしておいた方がよい。翻訳するべき文章が存在するファイルを作業フォルダにコピーし、実際に編集するのは作業フォルダ側。ゲーム側のフォルダへのショートカットを作成して作業フォルダに放り込んでおけば、コピーが楽。


ここまでのまとめ。
Starward Rogue\RuntimeData\Configuration : 実際にゲームが使用するフォルダ。
Starward Rogue\_JP_Data\Configuration_1.01 : オリジナルのバックアップ。ここにあるファイルは参照するだけで、編集は行わない。

作業フォルダは以下のようにした。
Starward Rogue\_JP_Data\en
 →翻訳対象のXMLファイル
 →Starward Rogue\RuntimeData\Language\enフォルダへのショートカット

Starward Rogue\_JP_Data\EntrySystem
 →翻訳対象のXMLファイル(複数)
 →Starward Rogue\RuntimeData\Configuration\EntitySystemフォルダへのショートカット

Starward Rogue\_JP_Data\GameEntry
 →翻訳対象のXMLファイル(複数)
 →Starward Rogue\RuntimeData\Configuration\GameEntityフォルダへのショートカット

作業フォルダで編集・保存したファイルをショートカットにコピーすれば、フォルダ階層を開いて探してコピーして‥‥という面倒な手順を飛ばすことができて作業効率が上がり、コピー先のミスといったヒューマンエラーを潰すことができる。


このゲームはかなりの部分をXMLで制御しているので、description 以外の項目を参照すると、具体的にゲームが何をしているのか分かる。これらのパラメータを見ながら翻訳すると、原文だけを見て翻訳するより質は上がると思う。記述の仕様は Arcen の公式 Wiki http://arcengames.com/mediawiki/index.php?title=Starward_Rogue:Main に書かれている。


実際に使っている文字のみを画像に出力してファイルサイズを圧縮したい場合は Bionic Dues プロジェクトからダウンロードできるファイルの中にあるテキストを参照。Starward Rogue だと複数のファイルを結合させてから読ませることになるので、コマンドプロンプトの copy を使って一括で結合させてしまう。バッチファイルを作っておくとダブルクリックだけで結合できる。

1)拡張子 .bat のファイルを作成
2)中身をテキストエディタで編集。
  copy "日本語の存在する.xml"+"日本語の存在する.xml"+"日本語の存在する.xml"(略)="Bitmap Font Generatorに読ませる.txt"
3)「Bitmap Font Generatorに読ませる.txt」をテキストエディタで開いて、文字コード UTF-8 BOM 付きで保存。xml はそもそも UTF-8 で作っているはずなので、文字コードの変換作業はやらなくてもいい(と思う)。



※プロジェクトとして複数の人間が作業に関わる場合に予想される問題点
よく見かける、Google スピレッドシートなので複数人が編集に関わる場合、翻訳データをどのようにXMLに反映させるかが問題となってくる。
ひとまず Excel があれば翻訳するべき文章の抽出は楽なのだが、その逆(翻訳された文章を元のXMLに落とし込む方法)がうまいこと思いつかなかった。
手作業でちまちまコピペしてもいいのだが、面倒だし、途中で絶対にヒューマンエラーが発生する。
(´Д`;)がんばってくださいとしか てか巷の翻訳プロジェクトの人達ってここの部分どうやってんだろ
最終更新:2016年06月15日 19:00