※とりあえず一人で作業する場合
バックアップを作ったりしても、結局はXMLの生データをいじるので、該当部分を書き換えればいいだけである。
使用ツール
あると便利かもしれないソフト
Microsoft Excel (手元のバージョンは 2016)
XMLを表計算の中にインポートする機能がある。descriptionで並び替えをすると、和訳するべき文字列を一度に抽出することができる。
実際の作業
Starward Rogue\RuntimeData\Images\GUI\BitmapFontsのバックアップを取る。
バックアップ先はStarward Rogue\RuntimeData\の外側の方がいいかも知れない。どうもゲーム側はStarward Rogue\RuntimeData\内にあるファイルを一通り読み込もうとしているフシがある。気のせいかも。
Bitmap Font Generator でフォントを作成し、ゲーム側のファイルに上書き。ファイルの上書きは1つずつ行い、その都度ゲームを起動して、どのフォントがどこに使われているのか把握すると後が楽。この時点で日本語を用意する必要はない。フォントを書き換えてゲームを起動すると、ゲーム側のフォントが書き換えたフォントに変わるため、すぐに分かる。
生成された fnt ファイルについて、こちらの環境では size の値がマイナスになっていて、file の項目も出力されたファイル名(ファイル名_0.png)になっている。厳密にはここも修正するべきだと思うのだが、修正しなくても動いている。テストの段階でいちいち修正するのが面倒なら修正しなくても問題ない?
和訳するべきファイルは
Starward Rogue\RuntimeData\Configuration
Starward Rogue\RuntimeData\Language\en
の2個所で、Configuration フォルダは複数のファイルに分散して存在している。Language\en の a_bionic.xml はシステムメッセージ等。
バージョンアップ対策として、ゲームが実際に使用しているファイルを直接編集することは避けること。編集したファイルにアップデートがかかったら、全部台無しになる。まず、Configurationフォルダのオリジナルをバックアップする。これは後で原文を参照したい時に必要になる。
次に、作業フォルダを作成する。作業フォルダにもサブフォルダを作成し、どのファイルがどのフォルダに存在するか明確にしておいた方がよい。翻訳するべき文章が存在するファイルを作業フォルダにコピーし、実際に編集するのは作業フォルダ側。ゲーム側のフォルダへのショートカットを作成して作業フォルダに放り込んでおけば、コピーが楽。
ここまでのまとめ。
Starward Rogue\RuntimeData\Configuration : 実際にゲームが使用するフォルダ。
Starward Rogue\_JP_Data\Configuration_1.01 : オリジナルのバックアップ。ここにあるファイルは参照するだけで、編集は行わない。
作業フォルダは以下のようにした。
Starward Rogue\_JP_Data\en
→翻訳対象のXMLファイル
→Starward Rogue\RuntimeData\Language\enフォルダへのショートカット
Starward Rogue\_JP_Data\EntrySystem
→翻訳対象のXMLファイル(複数)
→Starward Rogue\RuntimeData\Configuration\EntitySystemフォルダへのショートカット
Starward Rogue\_JP_Data\GameEntry
→翻訳対象のXMLファイル(複数)
→Starward Rogue\RuntimeData\Configuration\GameEntityフォルダへのショートカット
作業フォルダで編集・保存したファイルをショートカットにコピーすれば、フォルダ階層を開いて探してコピーして‥‥という面倒な手順を飛ばすことができて作業効率が上がり、コピー先のミスといったヒューマンエラーを潰すことができる。
実際に使っている文字のみを画像に出力してファイルサイズを圧縮したい場合は Bionic Dues プロジェクトからダウンロードできるファイルの中にあるテキストを参照。Starward Rogue だと複数のファイルを結合させてから読ませることになるので、コマンドプロンプトの copy を使って一括で結合させてしまう。バッチファイルを作っておくとダブルクリックだけで結合できる。
1)拡張子 .bat のファイルを作成
2)中身をテキストエディタで編集。
copy "日本語の存在する.xml"+"日本語の存在する.xml"+"日本語の存在する.xml"(略)="Bitmap Font Generatorに読ませる.txt"
3)「Bitmap Font Generatorに読ませる.txt」をテキストエディタで開いて、文字コード UTF-8 BOM 付きで保存。xml はそもそも UTF-8 で作っているはずなので、文字コードの変換作業はやらなくてもいい(と思う)。
※プロジェクトとして複数の人間が作業に関わる場合に予想される問題点
よく見かける、Google スピレッドシートなので複数人が編集に関わる場合、翻訳データをどのようにXMLに反映させるかが問題となってくる。
ひとまず Excel があれば翻訳するべき文章の抽出は楽なのだが、その逆(翻訳された文章を元のXMLに落とし込む方法)がうまいこと思いつかなかった。
手作業でちまちまコピペしてもいいのだが、面倒だし、途中で絶対にヒューマンエラーが発生する。
(´Д`;)がんばってくださいとしか てか巷の翻訳プロジェクトの人達ってここの部分どうやってんだろ
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