混沌のねじれ(Chaos Warp)

混沌のねじれ/Chaos Warp (2)(赤)
インスタント
パーマネント1つを対象とする。それのオーナーはそれを自分のライブラリーに加えて切り直し、その後、自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。それがパーマネント・カードである場合、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。

評価

 タイプを問わずパーマネントを除去できる万能インスタント。
 ただし、相手のライブラリーからランダムに別のパーマネントが出てきてしまうかもしれない。土地くらいならいいが、巨大なクリーチャーやコンボパーツなどがめくれてしまうと酷いことになる。ドラゴン満載の始祖ドラゴン(The Ur-Dragon)デッキやファッティだらけのアニマのメイエル(Mayael the Anima)デッキなどを相手に唱えるときは裏目を引く覚悟をしておこう。

 赤単色としては大変珍しいことにエンチャントも除去することの出来る呪文。赤単や黒赤の統率者でデッキを組む場合はエンチャントへの貴重な対抗手段として重宝するだろう。
 破壊ではなくライブラリーに混ぜてしまうので破壊不能のパーマネントにも対応可能。墓地に落としたくないパーマネント相手にも効果的である。

 かつては対戦相手の統率者をライブラリーに混ぜられるということで大変強力なカードだったが、現在はルールの変更により統率者がライブラリーに移動する場合、かわりに統率領域へと移動できるようになっている。
 そのため現在は統率者への対策というよりも単純に使い勝手の良い万能除去としての採用になる。

 近い性能のカードとして、緑の内にいる獣(Beast Within)や白黒の苦渋の破棄(Anguished Unmaking)がある。どちらも3マナのインスタント万能除去で、それぞれにちょっとしたデメリットが付いている。

 この呪文のデメリットである「ライブラリーからランダムにパーマネントを戦場に出す」という運次第な効果が気に入ったのならば歪んだ世界(Warp World)を使ってみると良いかもしれない。8マナもかかる重たい呪文だが、すべてのパーマネントに対して混沌のねじれを唱えたかのような効果を得られるとんでもない呪文である。

類似カード

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妨害 ☆☆☆
最終更新:2018年04月25日 19:45