大祖始の遺産(Relic of Progenitus)

大祖始の遺産/Relic of Progenitus (1)
アーティファクト
(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカード1枚を追放する。
(1),大祖始の遺産を追放する:すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。カードを1枚引く。

評価

 使い勝手のいい墓地対策アーティファクト。

 統率者戦では墓地を扱う統率者やコンボが少なくなく、それらへの対策としてよく採用されている。
 同じような軽量墓地対策アーティファクトのトーモッドの墓所(Tormod's Crypt)墓掘りの檻(Grafdigger's Cage)と違ってドローに変えられるのが大きな利点。墓地対策が有効そうな対戦相手が居ない場合でも手札や戦場で腐ってしまうことがない。

 良く勘違いされるが、1つ目の起動型能力は墓地のカードではなくプレイヤーを対象に取っている。追放するカードを選ぶのは対象となったプレイヤーである。そのため対戦相手の墓地に十分なカードがある場合は追放したいカードを上手く追放できないので、2つ目の起動型能力で対応することになる。

 2つ目の能力は自分の墓地も吹き飛ばしてしまうので、墓地を利用する場合は注意しよう。

 青いデッキでは粗石の魔道士(Trinket Mage)でサーチ可能な墓地対策として合わせて採用されることが多い。

 自身をドローに変えることの出来る墓地対策アーティファクトとして、沈黙の墓石(Silent Gravestone)が存在する。そちらは起動が4マナかかってしまうのがややネック。

類似カード


相性の良いカード

最終更新:2018年04月25日 19:46