ゴルガリの凶漢(Golgari Thug)

ゴルガリの凶漢/Golgari Thug (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
ゴルガリの凶漢が死亡したとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。
発掘4(あなたがカードを引く場合、代わりにあなたはあなたのライブラリーのカードを上からちょうど4枚、あなたの墓地に置いてもよい。そうした場合、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。そうしなかった場合、カードを1枚引く。)
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評価

 発掘持ちのクリーチャー。
 発掘4はゴルガリの墓トロール(Golgari Grave-Troll)の発掘6、臭い草のインプ(Stinkweed Imp)の発掘5に次いで大きく、全発掘持ちの中で3番目の値。墓地にカードを叩きこみたいデッキでは採用の余地があるだろう。

 死亡したときに自分の墓地にあるクリーチャー・カード1枚をライブラリーの一番上に回収できるのだが、もし他にクリーチャーが居ない場合はゴルガリの凶漢自身を対象にとる羽目になってしまう。多くの場合、発掘持ちであるゴルガリの凶漢は回収するよりも墓地に居てくれた方が都合がいいため、回収しなくて済むよう気を付けよう。
 ゴルガリの凶漢自身を回収してしまう事態を避けるため、死亡誘発にスタックしてインスタント・タイミングでドローを重ねてゴルガリの凶漢を発掘したり、そもそも戦場を経由せずに共鳴者(手札を捨てることの出来るクリーチャーの総称)で直接墓地に置いたりと、いくつかの工夫が考えられる。

 頭蓋骨絞め(Skullclamp)と組み合わせると、強力な墓地肥やし兼墓地回収になる。
 ゴルガリの凶漢に頭蓋骨絞めを装備すると、ゴルガリの凶漢のタフネスが0になって死亡し、ゴルガリの凶漢自身の死亡誘発能力と頭蓋骨絞めの能力の両方が誘発する。これらの能力は同時に誘発しているので、好きな順番でスタックに置くことができる。
 もし墓地を肥やしたいだけならば、ゴルガリの凶漢の能力はゴルガリの凶漢自身を対象にとり、頭蓋骨絞めのドローから先に解決できるようにスタックに置く。2枚のドローのうち1枚をゴルガリの凶漢で発掘に置換。墓地が4枚増え、手札にゴルガリの凶漢が戻り、発掘に置換しなかった方のドローで1枚引くことができる。
 もし墓地に回収したいクリーチャー・カードがあるのならば、ゴルガリの凶漢の死亡誘発から先に解決できるようにスタックに置く。回収したいクリーチャー・カードをライブラリーの一番上に置き、頭蓋骨絞めの1枚目のドローでそれを引く。頭蓋骨締めの2枚目のドローでゴルガリの凶漢を発掘に置換すれば、また同じ動きが可能だ。
 このように、アドバンテージを取りながら墓地を肥やしたり、望むクリーチャー・カードを回収したりと面白い動きが出来る。ゴルガリの凶漢自身も軽く使い易いので、墓地とクリーチャーをテーマに据えているデッキならば試す価値があるだろう。

類似カード


相性の良いカード


相性の良い統率者

墓地を利用する黒い統率者全般。
最終更新:2018年04月25日 20:19