統率者の宝球(Commander's Sphere)

統率者の宝球/Commander's Sphere (3)
アーティファクト
(T):あなたの統率者の固有色のうち1色の色のマナ1点を加える。
統率者の宝球を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

評価

 統率者に指定したカードの固有色を参照してマナを生み出すことの出来るマナ・アーティファクト。
 統率者戦では自分の統率者の固有色に即したカードしか採用できないので、基本的には自分が求める色のマナは何色でも生み出せるということになる。
 烈日や収斂などで使用した色を参照する場合などの極めて特殊な状況を除き、マナリス(Manalith)のような5色マナ・アーティファクトと同じように扱うことができるだろう。

 統率者戦においては導き石サイクル戦旗サイクルの完全上位互換である。
 ただし、それらのサイクルにはギルドや氏族の名前が付けられているので、デッキのフレーバーを重視したいプレイヤーは意図的にそちらを優先して採用することもある。

 統率者の宝球は、生け贄に捧げるとカードを1枚引けるオマケが付いている。
 十分にマナがあってもう要らないな、という場合や汚損破(Vandalblast)のような全体アーティファクト破壊に巻き込まれそうになった時にドローに換えられるのはかなり魅力的。
 ライブラリーの一番上のカードを即座に手札に加えられるという意味で、教示者サイクル奇跡呪文とも相性が良い。

 有色のマナを生み出すことの出来る3マナのマナ・アーティファクトは数多くあるが、その中でも採用率は高い方。ダークスティールの鋳塊(Darksteel Ingot)連合の秘宝(Coalition Relic)彩色の灯籠(Chromatic Lantern)などと並んで人気がある。

 同じようにドローに換えられるマナ・アーティファクトとして精神石(Mind Stone)も人気がある。そちらは無色しか生み出せないが2マナのマナ・アーティファクトである。

 ちなみに統率者が無色である場合、マナを生み出すことは出来ない。無色の統率者を使う場合は別のマナ・アーティファクトを使用した方が良いだろう。

類似カード

最終更新:2018年04月25日 19:57