墓掘りの檻(Grafdigger's Cage)

墓掘りの檻/Grafdigger's Cage (1)
アーティファクト
クリーチャー・カードは墓地やライブラリーから戦場に出ることができない。
プレイヤーは墓地やライブラリーから呪文を唱えられない。

評価

 墓地利用や、ライブラリーから唱える呪文を咎めるアーティファクト。

 1マナのアーティファクトとしては、かなり広い範囲の動きを制限できる。墓地を利用した多くの動きと、召喚の調べ(Chord of Calling)緑の太陽の頂点(Green Sun's Zenith)のようなライブラリーからクリーチャーを出す手段、未来予知(Future Sight)のようにライブラリーから呪文を唱える手段など、影響を受けるカードは非常に多い。

 墓地だけでなくライブラリーも一緒ににらみを利かせられるのは無二の性能。大変頼りになるカードなのは間違いないが、一方で墓地対策としてのみの性能で言うと、かなり穴も多い能力である。
 永遠の証人(Eternal Witness)のような墓地回収は咎められず、探査や発掘なども問題なく機能してしまう。大祖始の遺産(Relic of Progenitus)のような追放系の墓地対策と違い、除去されてしまうと元通り墓地が利用可能になってしまうのもやや欠点。墓地対策としてあまり過信しすぎないようにしたい。

 1マナのアーティファクト(通称:ほぞ)なので、粗石の魔道士(Trinket Mage)からサーチできるのが嬉しい。同じく粗石の魔道士からサーチ可能な墓地対策には大祖始の遺産(Relic of Progenitus)などもあるので、自分のデッキに合わせて取捨選択しよう。

 影響を受けるカードは多いが、逆に影響を受けそうで受けないカードも多い。いくつか実例を挙げておく。

影響を受けないカードの例

歯と爪(Tooth and Nail)の双呪 - 一度手札を経由しているので問題なく機能する。
生ける屍(Living Death)のリアニメイト - 一度追放領域を経由しているので問題なく機能する。
世界のるつぼ(Crucible of Worlds)など - 墓地からの土地のプレイは禁止されていない。
大渦の放浪者(Maelstrom Wanderer)などの続唱 - 一度追放領域を経由しているので問題なく機能する。

類似カード


相性の良いカード

最終更新:2018年11月13日 21:28