進歩の災い(Bane of Progress)

進歩の災い/Bane of Progress (4)(緑)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
進歩の災いが戦場に出たとき、すべてのアーティファクトとすべてのエンチャントを破壊する。これにより破壊されたパーマネント1つにつき、進歩の災いの上に+1/+1カウンターを1個置く。
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評価

 エンチャントとアーティファクトを全て破壊するクリーチャー。再利用の賢者(Reclamation Sage)の大型版と言えるかもしれない。
 統率者戦にはびこる凶悪アーティファクト、凶悪エンチャント達を一気に掃除できる強力なクリーチャーである。

 統率者戦では太陽の指輪(Sol Ring)をはじめとした各種マナ・アーティファクトが数多く使用される傾向にある。そのため、こういった全体アーティファクト破壊が有効に働く場面は多い。
 自分のコントロールしているエンチャント、アーティファクトも流れてしまうのは玉に瑕だが、緑の場合はマナ加速をアーティファクトに頼らなくてもラノワールのエルフ(Llanowar Elves)をはじめとする優秀なマナ・クリーチャーが豊富に存在しているので、マナ加速の役割を彼らに任せることで自分への被害を最小限に減らすことができる。

 同じ緑の全体アーティファクト破壊である無垢への回帰(Seeds of Innocence)忍び寄る腐食(Creeping Corrosion)と違い、クリーチャーであるという点も大きな特徴。緑にとってサーチし易いカード・タイプであるため、多くの場合利点として扱われる。
 よく俗世の教示者(Worldly Tutor)緑の太陽の頂点(Green Sun's Zenith)召喚の調べ(Chord of Calling)などからサーチされている。

 マイコシンスの格子(Mycosynth Lattice)があれば無人の荒野に巨大な進歩の災いだけが残るように思うかもしれないが、実際は進歩の災いもアーティファクトになってしまっているため自身も破壊されてしまう。後には何も残らない。

 同じようにアーティファクト、エンチャントをまるごと対処できる緑のカードに、硫酸の波(Wave of Vitriol)がある。7マナのソーサリーだが、そちらは特殊土地も対処できる。

類似カード

自然に帰れ(Back to Nature) - 全体エンチャント破壊。
無垢への回帰(Seeds of Innocence) - 全体アーティファクト破壊。
忍び寄る腐食(Creeping Corrosion) - 全体アーティファクト破壊。
硫酸の波(Wave of Vitriol) - 全体エンチャント、アーティファクト、特殊土地生け贄。

相性の良いカード

ラノワールのエルフ(Llanowar Elves)をはじめとしたマナ・クリーチャー達。

タグ:

妨害 ☆☆
最終更新:2018年05月22日 16:59