ヨーグモスの墳墓、アーボーグ(Urborg, Tomb of Yawgmoth)

ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
伝説の土地
各土地はそれの他のタイプに加えて沼(Swamp)である。

評価

 すべての土地を沼にする土地。血染めの月(Blood Moon)などとは異なり、元のタイプを失わせたりはしない。
 主たる用途は黒いマナの安定供給のためだが、そのほかにも様々な使い方の出来る土地である。

 すべての土地から黒マナが生み出せるようになるので、ネクロポーテンス(Necropotence)のような色拘束のきついカードを唱える助けになるだろう。多色のデッキでそういったカードを使いたい場合は特にありがたい効果だと言える。

 アンタップインで黒いマナが出せる土地ということで、デッキの中の沼(Swamp)とそのまま入れ替えやすい。ただし、基本土地には基本土地の強みもあるので、一概に沼より優れたカードと言えるわけではない。
 もし黒単色のデッキを使用していて、他に基本出ない土地を採用していないのならばこれを採用することにはあまり意味がないだろう。

 戦場に無いときは沼のタイプを持っていない。そのためフェッチランドなどから持ってくることはできない。

 土地を沼にすることは単に色の安定ということ以外にも様々な恩恵がある。
 例えばイス卿の迷路(Maze of Ith)Bazaar of Baghdadのようなマナ能力を持たない土地もマナを出せるようになる、古えの墳墓(Ancient Tomb)マナの合流点(Mana Confluence)のような自身のライフを減らさないとマナが出せない土地がライフの損失無くマナを出せる方法を得る、などなど。
 また、沼の数を数える陰謀団の貴重品室(Cabal Coffers)や、沼から出るマナを倍にする墓所の怪異(Crypt Ghast)などとの相性も良好。

 ヨーグモスの墳墓、アーボーグは対戦相手の土地も沼にする。そのため、沼渡りを持つクリーチャーとのシナジーも期待できる。
 特に囁く者、シェオルドレッド(Sheoldred, Whispering One)目覚めし深海、レクシャル(Wrexial, the Risen Deep)沼地の王ソルカナー(Sol'kanar the Swamp King)の3枚は沼渡りを持つ統率者候補である。統率者ダメージを通すのにこれほど便利なカードは無いだろう。

 他に相性の良い統率者としては、黒き剣の継承者コーラシュ(Korlash, Heir to Blackblade)魏の大将軍 司馬懿(Sima Yi, Wei Field Marshal)がある。どちらも自分がコントロールする沼の数に応じて性能が変わるカード。

 勘違いしやすいが、このカードの固有色は無色である。
 黒を含まないデッキにも採用できる。上記にあるようなマナを出さない土地を多数採用する場合などは黒いデッキでなくとも採用を検討する余地がある。特に無色のデッキでは多くの土地とシナジーがあるカードとしてよく採用されている。

相性の良いカード


沼のタイプを参照するカード
 陰謀団の貴重品室(Cabal Coffers)
 墓所の怪異(Crypt Ghast)

相性の良い統率者

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無色 土地 ☆☆☆
最終更新:2018年11月07日 22:03