生体融合外骨格(Grafted Exoskeleton)

生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton (4)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに感染を持つ。(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
生体融合外骨格がいずれかのパーマネントからはずれるたび、そのパーマネントを生け贄に捧げる。
装備(2)

評価

 装備したクリーチャーに+2/+2の修整と感染を与える装備品。
 外されたときに装備していたクリーチャーが生け贄に捧げられてしまうというデメリットも併せ持っている。

 初期ライフが40点もある統率者戦では、対戦相手のライフを戦闘で削りきるのは中々大変。しかし、毒カウンターならば他のフォーマットと同じ10個で済むので、対戦相手を敗北させるのに必要な打点を大幅に省力化できる。

 クリーチャーの打点を挙げられる統率者とは好相性。
 例えば、歓楽の神、ゼナゴス(Xenagos, God of Revels)と組み合わせた場合ではパワーが3のクリーチャーが居ればそれだけで十分な打点。生体融合外骨格を装備してパワー5、ゼナゴスの能力でパワーを倍加してパワー10。戦闘ダメージが通れば毒カウンターが10個与えられて一撃必殺である。
 統率者自身の打点が高い場合にも勿論有効。特にパワー3以上の二段攻撃持ちの統率者は生体融合外骨格を装備すると一撃で相手を倒せるようになる。

 戦闘で相手をぶちのめしたいプレイヤーにとって、非常に有用な装備品と言える。
 ただし、生体融合外骨格が外された(壊された)時に装備しているパーマネントを生け贄に捧げなくてはならないデメリットは決して無視できるものではないので注意すること。統率者戦ではアーティファクト対策の採用率が高い為、装備しているクリーチャーごと対処されてしまうリスクは常に付きまとってくる。
 総合的に見てハイリスク・ハイリターンなカードと言えるだろう。

 もっと手軽に毒殺を楽しみたいならば、汚れた一撃(Tainted Strike)という選択肢もある。使い切りのインスタントであり、固有色が黒のカードであるためどんなデッキにも採用できるというわけではないが、インスタントゆえの高い奇襲性と対戦相手のクリーチャーにも使用できる柔軟性がある。

類似カード

融合する武具(Grafted Wargear) - 同じデメリットを持つ装備品。
審問官のフレイル(Inquisitor's Flail) - 別の形で大幅に打点を上げる装備品。
汚れた一撃(Tainted Strike) - 単体に感染を与える黒のインスタント。
大軍の功績(Triumph of the Hordes) - 全体に感染を与える緑のソーサリー。

相性の良い統率者

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無色 その他 ☆☆
最終更新:2018年05月30日 16:17