歪める嘆き/Warping Wail
(1)(◇)
インスタント
((◇)は無色マナを表す。)
以下から1つを選ぶ。
・パワーかタフネスが1以下のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
・ソーサリー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・無色の1/1のエルドラージ(Eldrazi)・末裔(Scion)クリーチャー・トークンを1体生成する。それは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(◇)を加える。」を持つ。
評価
魔除けを彷彿とさせる器用なインスタント。
範囲は狭いものの除去と打ち消しのモードを持ち、マナ加速やチャンプブロックにも使える用途の広さが自慢の1枚。
そして何より無色であるため、どんな色のデッキにも採用できることが強み。
色を問わず使える除去・打ち消しというのは大変貴重。青単以外の単色デッキではそこそこの採用実績を持つ。
特に除去も打ち消しも少ない緑単デッキでは重宝される。
もちろん、無色のデッキを組む場合にも重宝する。カードの選択肢が少ない無色デッキでは、ほぼ確実に採用されていると言ってもいいほど。
無色のマナの調達は
太陽の指輪(Sol Ring)などのマナ・アーティファクトや、
ペインランドから行うことが多い。しかし、単色のデッキではペインランドも採用できないため、意外と調達が難しい。無色マナを生み出せる土地を意図的に多めに採用するなどして、構築の段階から気を払いたい。
かつては「自分の統率者の固有色に含まれない色マナを生み出すと無色のマナに置き換えられる」というルールが有ったが、現在は無くなっている。無色のマナが欲しい場合はきちんと無色のマナを生み出そう。
同じように無色マナを要求する2マナインスタント除去として
次元の歪曲(Spatial Contortion)がある。タフネス3まで除去できたり、パワーの強化にも使えたりとそちらもなかなかの芸達者。ただ、やはり汎用性という意味では歪める嘆きの方が優秀であり、採用率は歪める嘆きよりやや低め。
類似カード
最終更新:2018年06月11日 22:19