Timetwister

Timetwister (2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。

評価

 マジック黎明期の強力カード達、パワー9の一角。
 なんと統率者戦では禁止推奨カードではない。(のこり8種は全て禁止推奨)

 いわゆる「7枚ドロー」系カードの元祖。最強の……ではないかもしれない。フリースペルの時のらせん(Time Spiral)の方が強いと思う人も居るだろう。

 わずか3マナで全員の手札をごっそりリニューアルしてしまう強力なソーサリー。シングルシンボルで唱えやすいのも嬉しい。
 基本的な使い方としては、手札を高速で使い切り、減った手札をこれで一気に補充するというもの。その性質上、軽いカードを多く積んだデッキで真価を発揮する。
 特に1~2ターン目に魔力の墓所(Mana Crypt)などの強力なマナ加速から使うことで、まるで対戦相手にマリガンを強制するかのような動きができる。運が良ければそのまま対戦相手がマナスクリューを起こして動かなくなることも。

 あくまで副次的な利用法ではあるが、墓地がライブラリーに混ざるため墓地対策にもなる。
 逆を言えば、墓地を利用するデッキでは墓地に触らない意外な授かり物(Windfall)の方が使い易い場合も。

 パワー9の中でも一番の小物扱いされることも多いTimetwisterだが、統率者戦需要もあり、決して小物と呼べるような価格ではない。具体的に言えば、2018年6月現在、安いものでも20万円ほどで取引されている。
 高額カードにつきものではあるが、偽造されたものも多い。誤って偽造カードを買うと大損なので、購入する際は細心の注意を。

 亜種として、一日のやり直し(Day's Undoing)意外な授かり物(Windfall)などがある。Timetwisterと比べるとかなり安価なので、予算に限りがある場合はこちらを使うと良いだろう。

 このような手札入れ替えカードは赤にもいくつか存在する。特にWheel of FortuneはTimetwisterと並ぶほどの性能だと言える。

類似カード

一日のやり直し(Day's Undoing) - 3マナ、使うとターンが終了するデメリット付き。
意外な授かり物(Windfall) - 3マナ、ドロー枚数不定、元の手札は捨てる。
ジェイスの文書管理人(Jace's Archivist) - クリーチャー版意外な授かり物。
先細りの収益(Diminishing Returns) - 4マナ、ライブラリーの上から10枚追放。
囁く狂気(Whispering Madness) - 4マナ青黒、意外な授かり物式。
時の逆転(Time Reversal) - 5マナ。
時のらせん(Time Spiral) - 6マナ、フリースペル。
暗記+記憶(Commit+Memory) - 6マナ、墓地からのみプレイ可能。
ゲームプラン(Game Plan) - 6マナ、助力付き。
時間の滝(Temporal Cascade) - 7+2マナ。双呪呪文。
Wheel of Fortune - 赤。元の手札は捨てる。

相性の良い統率者

最終更新:2018年06月20日 23:46