蒸気の連鎖/Chain of Vapor
(青)
インスタント
土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。そのパーマネントのコントローラーは土地を1つ、生け贄に捧げてもよい。そうした場合、そのプレイヤーはこの呪文をコピーし、そのコピーの新たな対象を選んでもよい。
評価
軽量で使い易いバウンス。
たった1マナで土地以外のパーマネントをバウンスできるのは強力。ただし、対象となったパーマネントのコントローラーが土地を生け贄にするとコピーされてしまうという特徴がある。
バウンスなので直接的な除去と比べるとやや確実性に欠けるものの、殆どのパーマネントに対処できるため柔軟性は抜群。コンボの妨害から戦闘中のクリーチャー除去まで様々な場面に対応できる。
自分のパーマネントも対象にとれるので、戦場に出た時に誘発する能力を持ったパーマネントの使いまわしにも使える。
なんといってもその特徴は、バウンスしたパーマネントのコントローラーが土地を生け贄に捧げるとコピーできること。1マナという軽さの代わりに、対戦相手にコピーされて自分のパーマネントをバウンスし返されるリスクを抱えていると言える。
自分がバウンスされたくないパーマネントをコントロールしている場合は、本当に蒸気の連鎖を唱えていいのかしっかり考えてプレイしよう。
ちなみに、コピーされた蒸気の連鎖もコピーできる。そのため、土地が続く限りお互いにバウンスを繰り返すことができる。
とはいえ土地を生け贄にするというのはあまり軽いデメリットでもなく、2人の間で交互に土地を生け贄にしていると他のプレイヤーが得をするだけなので、実際はあまりバウンスの応酬になることは少ない。
土地を含めた全体除去(
ジョークルホープス(Jokulhaups)など)を対戦相手に唱えられたときに、破壊されそうな自分のパーマネントをバウンスして自分の土地を生け贄にするということを繰り返してアドバンテージを守るというプレイングもある。しかし、自分の土地を生け贄にしたはいいものの、そのあとで全体除去が打ち消されると目も当てられない。リスクを取ってまでそのプレイングをする価値があるかどうか、よく考えて使おう。
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最終更新:2018年07月13日 16:16