思考掃き(Thought Scour)

思考掃き/Thought Scour (青)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。
カードを1枚引く。

評価

 対象のプレイヤーのライブラリーを削り、そのあとでドローするインスタント。
 効果はごく小さいものではあるが、それが有効に働く場面は想像以上に多い。

 まず自分を対象とした場合の使い方としては、単純に墓地肥やしとして。墓地を積極的に利用するデッキで、自身の手札を減らさずに墓地を肥やせるのはうれしい。
 また、師範の占い独楽(Sensei's Divining Top)森の知恵(Sylvan Library)などでライブラリーの上に溜まった不要なカードを墓地に落とすためにも使用できる。

 対戦相手を対象とした場合、吸血の教示者(Vampiric Tutor)をはじめとした教示者サイクルや、リム=ドゥールの櫃(Lim-Dul's Vault)有毒の蘇生(Noxious Revival)などへの対策カードとして利用できる。これらのカードはどれも統率者戦での採用率も高く、思考掃きが有効に働く場面も多いだろう。
 他にも、ライブラリーの一番上に逃げた師範の占い独楽(Sensei's Divining Top)を墓地に叩き落すために使ったりも出来る。

 軽さとキャントリップのおかげで腐ることもほぼないのも嬉しい。

 当然だが、墓地を利用する統率者と相性が良い。特に黄金牙、タシグル(Tasigur, the Golden Fang)を統率者にした場合の相性の良さは顕著。自分を対象に思考掃きを唱えると、ライブラリーの上から2枚+思考掃き自身=計3枚のカードが墓地に落ちるので、探査を持つタシグル専用の暗黒の儀式(Dark Ritual)のように利用できる。

 類似カードとして留意(Mental Note)がある。そちらは対象をとらず、自分のライブラリーを削ってドローする。

類似カード


相性の良い統率者

最終更新:2018年07月16日 02:08