沼(Swamp)

沼/Swamp
基本土地 — 沼(Swamp)
(黒)

評価

 黒の基本土地。
 黒単デッキでは殆どの土地をこれにすることになるだろう。

 基本沼を参照するカードとして、陰謀団の要塞(Cabal Stronghold)がある。基本沼はこれか冠雪の沼(Snow-Covered Swamp)しかないので、使うならばこれらを多く採用することになる。

基本土地タイプとしての沼について

 沼を参照するカードは多く、統率者戦でも他の基本土地タイプに比べて参照する機会が多い。
 また、全ての土地を沼にするヨーグモスの墳墓、アーボーグ(Urborg, Tomb of Yawgmoth)があるため、沼の数を参照するカードは他の基本土地を参照するものよりも使い易いと言える。

 沼を参照するカードとして、最もよく使われているのは殺し(Snuff Out)だろう。沼をコントロールしていればライフの支払いのみで唱えられるようになるインスタント除去であり、その利便性から様々なデッキで採用されている。

 沼を参照するマナ加速も多い。
 沼自体から出せるマナを増やすカードとしては、墓所の怪異(Crypt Ghast)ニルカーナの亡霊(Nirkana Revenant)沸き立つ汚泥(Bubbling Muck)がある。どれも黒単デッキでは採用される可能性のあるカード。一気に使えるマナが増えるため、重めの統率者や、マナの使い道を用意できる統率者では特に重宝する。
 また、沼タイプを参照するマナ加速としては陰謀団の貴重品室(Cabal Coffers)Lake of the Deadがある。どちらも沼を利用して大量のマナを出す土地。癖は強いものの強力であり、これらも黒単デッキでは時折見かけることだろう。ちなみに、やや重たいが陰謀団の貴重品室と同じ能力を持った貴重品室の大魔術師(Magus of the Coffers)というクリーチャーが居る。

 悪夢の鞭(Nightmare Lash)鞭打ち悶え(Lashwrithe)なども優秀。どちらも「自分がコントロールする沼の数だけ+1/+1」というすさまじい修整値を誇る装備品であり、統率者ダメージを狙うデッキでは採用されることがある。

 黒を含む2色土地のサイクルとして、汚れた土地がある。これは自分が沼をコントロールしている場合のみ色マナを生み出せるというものであり、色の合ったデッキではかなりの採用率を誇る。

 他にも、採用率は低くとも独特な能力を持ったカードは多い。
 自分の沼をティムにするあまたの生け贄(Hecatomb)
 全ての沼を1/1のクリーチャーにするコーマスの鐘(Kormus Bell)
 とにかく沼を参照するプレインズウォーカーである闇の領域のリリアナ(Liliana of the Dark Realms)
 沼を犠牲に何度もリアニメイトができる夜の断片(Strands of Night)
 統率者候補になる黒き剣の継承者コーラシュ(Korlash, Heir to Blackblade)などなど……。
 どれも他にはない使い方が出来るカード達なので、デッキにアクセントを加えたいときには候補になるかもしれない。

類似カード

他の色の基本土地
白:平地(Plains)
青:島(Island)
赤:山(Mountain)
緑:森(Forest)
無色:荒地(Wastes)



沼タイプを持つ基本でない土地
デュアルランド(4種)
ショックランド(4種)
バトルランド(2種)
サイクリングランド(2種)
ヒル溜りの沼(Leechridden Swamp) - タップイン、各対戦相手のライフを1点削る。

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土地 ☆☆☆
最終更新:2018年07月20日 11:28