森(Forest)

森/Forest
基本土地 — 森(Forest)
(緑)

評価

 緑の基本土地。
 緑単デッキでは殆どの土地をこれにすることになるだろう。

 基本である森を参照するカードとしては、Gaea's Touchニッサの巡礼(Nissa's Pilgrimage)巨森の予見者、ニッサ(Nissa, Vastwood Seer)などがある。

基本土地タイプとしての森について

 統率者戦で使われている森を参照するカードは、強力で「一線級」と呼べるのものが多い。
 まずは何といっても東屋のエルフ(Arbor Elf)楽園の拡散(Utopia Sprawl)だろう。どちらも森が無ければ機能しないカードだが、森を用意できるならば非常に優秀なマナ加速。
 また、森をサーチするカードとして自然の知識(Nature's Lore)と、その同型再版である三顧の礼(Three Visits)も優秀。2マナのソーサリーであり、ライブラリーの中から森をアンタップ状態で持ってくることができる。森タイプさえ持っていればデュアルランドショックランド(4種)なども持って来られるため、色の安定にも役に立つ優良カードである。

 タップ能力持ち全般と強いシナジーを持つクウィリーオン・レインジャー(Quirion Ranger)スクリブのレインジャー(Scryb Ranger)も優秀。森を手札に戻すたびにクリーチャーをアンタップすることができる。
 タップ能力との組み合わせ以外にも様々な場面で役に立つ柔軟性も魅力。

 赤緑の固有色を持つため緑単デッキでは使えないが、オークの木こり(Orcish Lumberjack)も優秀なマナ加速。森を伐採することで3点のマナを得られる。

余談

 他に森を参照する強力なカードとしてラノワールの使者ロフェロス(Rofellos, Llanowar Emissary)森林の始源体(Sylvan Primordial)がある。しかし、この2枚はどちらもあまりに強力すぎるため禁止推奨カードに指定されている。
 ロフェロスは統率者に指定したときに、あまりに安定性が高い高速マナ加速を保証してしまうため。禁止されていない頃は強統率者の一人として猛威を振るっていた。
 森林の始源体は多人数戦向けにデザインされたカードなのだが、対戦相手のマナ基盤を壊した上に複数枚の森をサーチして自分はマナ加速できるとあって、強力すぎたようだ。リアニメイトやコピー手段などで何度も戦場に出し、ソフトロックのような盤面になってしまうことさえあった。

 森を参照するカードではないが、ドライアドの歌(Song of the Dryads)はエンチャントされたパーマネントを森に変えてしまう。対戦相手の統率者を統率領域に戻さずに無力化できることや、緑単で対処しづらいクリーチャーに対処できる点が評価されて採用されることがある。

類似カード

他の色の基本土地
白:平地(Plains)
青:島(Island)
黒:沼(Swamp)
赤:山(Mountain)
無色:荒地(Wastes)



森タイプを持つ基本でない土地
デュアルランド(4種)
ショックランド(4種)
バトルランド(2種)
サイクリングランド(2種)
ドライアドの東屋(Dryad Arbor) - 世にも珍しい土地・クリーチャー。アンタップインだが、召喚酔いするためすぐにはマナが出せない。
つぶやき林(Murmuring Bosk) - タップイン。緑以外にも黒と白のマナも生み出すことができる。
樹液染みの森(Sapseep Forest) - タップイン。自分のライブラリーを切り直せる。

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土地 ☆☆☆
最終更新:2018年07月20日 11:32