荒地(Wastes)

荒地/Wastes
基本土地
(T):(◇)を加える。

評価

 無色のマナを出せる基本土地。
 勘違いされやすいが「荒地」という基本土地タイプがあるわけではなく、無色のマナを生み出す能力は荒地自身が持つルール文章である。

 基本的な用法は2つ。
 1つ目は、緑単デッキに歪める嘆き(Warping Wail)のような無色マナを要求するカードを採用する際に、不屈の自然(Rampant Growth)などからサーチするために少数採用する使い方。緑には基本土地をサーチする手段が多くあるので、安定した無色マナ供給手段として採用される場合がある。
 2つ目は、無色のカードを統率者にしてデッキを組む際に、特殊土地対策に引っかからない唯一の基本土地として採用するという使い方。あまり強力でない能力を持った無色土地を採用するよりも破滅(Ruination)基本へ帰れ(Back to Basics)の影響を受けない荒地の方が良い場合がある。また、流刑への道(Path to Exile)などで基本土地を探させられる場合にサーチできるのも重要。

余談

 この荒地が登場したエキスパンション、『ゲートウォッチの誓い』は無色の統率者を使いたいプレイヤーにとって画期的なセットだった。
 固有色が無色の基本土地である荒地の登場は勿論、無色の中では強力な統率者候補である大いなる歪み、コジレック(Kozilek, the Great Distortion)も登場した。

 現在でも無色の統率者デッキは茨の道ではあるのだが、荒地の登場以前は今にも増して難しかった。
 というのも、荒地の登場までは固有色が無色の土地といえば特殊土地のみだったため、それを30枚以上も集めるのはかなり大変だったのだ。

類似カード

他の色の基本土地
白:平地(Plains)
青:島(Island)
黒:沼(Swamp)
赤:山(Mountain)
緑:森(Forest)

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無色 土地 ☆☆
最終更新:2018年07月20日 18:26