壊死のウーズ(Necrotic Ooze)

壊死のウーズ/Necrotic Ooze (2)(黒)(黒)
クリーチャー — ウーズ(Ooze)
壊死のウーズが戦場に出ているかぎり、それはすべての墓地にあるすべてのクリーチャー・カードの起動型能力を持つ。
4/3

評価

 非常に優秀なコンボ用クリーチャー。
 墓地にあるクリーチャー・カードの起動型能力をすべて持てるため、いろいろなコンボの心臓となれるカード。

 生き埋め(Buried Alive)隠遁ドルイド(Hermit Druid)など、コンボの相方となるクリーチャーと壊死のウーズを一緒に墓地に置ける手段と相性がいい。何らかのリアニメイト手段で壊死のウーズを戦場に出せば、それでもうコンボ成立となる。
 そしてなんといっても、適者生存(Survival of the Fittest)との相性が飛びぬけて良い。数回起動すれば墓地の相方と壊死のウーズ、その両方を調達できる。かつてレガシーに、その名を冠するウーズ・サバイバルというデッキがあったほど。

 生き埋めからコンボを成立させる場合は、Phyrexian Devourerと、歩行バリスタ(Walking Ballista)トリスケリオン(Triskelion)を壊死のウーズと共に墓地に置く場合が多い。壊死のウーズがそれらの起動型能力を持つと、ライブラリーの中のカードの点数で見たマナ・コスト分だけダメージを飛ばすことができる。いくら統率者戦が初期ライフが多い多人数戦だとは言っても、ライフゲインが無ければたったの120点。よほど低コストに寄せた構築でなければ対戦相手のライフを消し飛ばせるだろう。
 このルートの嬉しい点として、黒単色で完結していることが挙げられる。もし黒単デッキで勝ち手段を悩んでいるのならば、選択肢の一つになるだろう。
 因みにややマイナーなカードだが、歩行バリスタやトリスケリオンの代わりに死を運ぶソクター(Deathbringer Thoctar)でも可。ただし、その場合固有色が黒赤を含むデッキでないと使えない。

 隠遁ドルイドからコンボを成立させる場合は、ライブラリーが全て墓地に落ちるだけあってかなり多くのルートがある。
 生き埋めと違って戦慄の復活(Dread Return)も一緒に墓地に落とすことでリアニメイト手段も一緒に調達できるのが強み。実質隠遁ドルイドさえ起動できればいいので、1枚で始動できる大変強力なコンボ。
 詳しくは隠遁ドルイドの記事を参照。

 適者生存からコンボパーツを揃える場合は生き埋め同様、コンボパーツの少なさからPhyrexian Devourerを使ったコンボを採用することが多い。とはいえ多少コンボパーツが増えても適者生存に数マナ余分に払うだけなので、理由があるならば別のルートを用いることもある。

 他にも様々なコンボが考えられるカードなので、オリジナルなコンボを開発してみるのもいいだろう。

類似カード

偽善者、メアシル(Mairsil, the Pretender) - ルール的には色々と異なるが、壊死のウーズのような統率者を使いたいならば。

相性の良いカード


相性の良い統率者

墓地を利用する統率者全般。
最終更新:2018年12月18日 21:33