師範の占い独楽(Sensei's Divining Top)

師範の占い独楽/Sensei's Divining Top (1)
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。

評価

 大変強力なライブラリー操作アーティファクト。
 ライブラリーの上から3枚見て並べ替える能力と、ドローしてこれ自身をライブラリーの一番上に置く能力の2つを持っており、ドローの質を大幅に向上させてくれる。
 無色のアーティファクトなので固有色を問わずに採用できるため、統率者戦ではかなりの採用率を誇っている。

 このカード単体で使用してもライブラリー操作として強力だが、その真価を発揮するのはライブラリーをサーチするカードと組み合わせた時。
 ライブラリーの上から3枚見る能力は継続して使っているとだんだんライブラリーの上に不要なカードが溜まってくるが、フェッチランドなどでライブラリーを切り直せば、ライブラリーの上に溜まっていた不要なカードを混ぜてしまえる。
 サーチカードの中でも各種教示者とは特に相性が良い。ライブラリーの一番上に置かれたカードをドローの能力ですぐに手札に加えることができる。

 当然ながらライブラリーの一番上を参照するカードとは相性が良い。たとえば闇の腹心(Dark Confidant)の能力ではライブラリーの一番上をマナ・コストの小さなカードにすることで被害を最小限に出来る。もし上から3枚にマナ・コストが大きなカードしかなくても、師範の占い独楽自身をライブラリーの一番上に置く能力でライフの損失を1点にまで減らすことが出来てしまう。

 ライブラリーの一番上を参照するカードの中でも、特に未来予知(Future Sight)との組み合わせは強烈。ドローの能力で自身がライブラリーの一番上に置かれることを利用して、実質1マナ払うごとに1枚ドローするような挙動が可能。ここにエーテリウムの彫刻家(Etherium Sculptor)雲の鍵(Cloud Key)のようなコスト軽減カードを組み合わせればなんと0マナ1ドロー。ライブラリーを引き切ってしまえる。
 未来予知も師範の占い独楽も単体で十分強力なカードなので、デッキをあまり歪めずに採用できるコンボとして人気がある。

 師範の占い独楽をインスタント・タイミングでアンタップできる手段(通電式キー(Voltaic Key)前兆の時計(Clock of Omens)など)を用意してやると、2つ目の能力を複数回起動してアドバンテージを稼ぐこともできる。アーティファクト中心のデッキを組むとそれらと同居することもあるので、小技として覚えておくと便利。

 注意点として、プレイングに慣れていないとライブラリーの操作に時間がかかってしまいがち。ただでさえ統率者戦は長引きやすいので手早いプレイングを心掛けたい。

類似カード


相性の良いカード

最終更新:2018年04月25日 19:33