森の知恵/Sylvan Library
(1)(緑)
エンチャント
あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたは追加のカードを2枚引いてもよい。そうした場合、あなたの手札にあるこのターン引いたカードを2枚選ぶ。それらのカードそれぞれについて、4点のライフを支払うか、そのカードをあなたのライブラリーの一番上に置く。
評価
非常に強力なエンチャント。ライフさえ払えば毎ターン追加で2枚もドローができる。
青や黒にも劣らない高効率のアドバンテージを見込むことができるカードとして緑のデッキでは高い採用率を誇る。
初期ライフが40点もある統率者戦ではライフの支払いが比較的容易なため、通常のフォーマット以上に性能を発揮しやすい。
ライフを払わなくても
ミリーの悪知恵(Mirri's Guile)と同程度のドロー操作が可能なので、ドローの質はかなり向上する。不要なカードをライブラリーに戻した後
フェッチランドなどでシャッフルするなどすれば、その性能を一層引き出すことができるだろう。
こういったシャッフルを組み合わせてライブラリーの一番上をリフレッシュするプレイングはライフの支払いを節約する上でも重要。いくら初期ライフが40点あるとはいっても、毎ターン8点の支払いは馬鹿にならないので、不要なカードは出来るだけライブラリーに混ぜてしまいたい。
ルールが少しややこしいので注意が必要。
- 森の知恵による追加ドローは吠えたける鉱山(Howling Mine)などの常在型能力とは違い、ドローステップに誘発して追加のドローをする誘発型能力である。
- ライブラリーに戻すカードは「このターンに引いたカード」ならば何でも良いので、アップキープなどに別の手段で引いたカードや、ドロー・ステップの通常のドローもライブラリーに戻すことができる。
- 「このターンに引いたカード」と「前のターンからあった手札」を対戦相手からも区別できるようにしなくてはならない。
特に、「このターンに引いたカード」と「元からあった手札」を混ぜてしまって対戦相手から判別がつかなくなってしまった、というミスはかなり多いので注意しよう。
奇跡呪文を使っている場合も注意。森の知恵の誘発によるドローの前に、ドロー・ステップの通常のドローで奇跡呪文を公開しなくてはならない。また、奇跡呪文の誘発型能力と森の知恵の誘発型能力は同じタイミングでスタックに置かれるので、どちらから解決しても良い。
このように「このターンに引いたカード」という指定はルール上面倒なものではあるが、それを悪用する方法もある。そのターンのドロー全てを他の何かに置換すると「このターンに引いたカード」が無くなるのでデメリットを回避できてしまうのだ。
具体的に言うと、
発掘や
言葉サイクルなどがよく使われる。こういった工夫をせずとも強力なカードなので無理にシナジーを意識する必要はあまりないが、覚えておくとプレイングの幅が広がるだろう。
類似カード
相性の良いカード
最終更新:2018年04月25日 19:36