古えの遺恨(Ancient Grudge)

古えの遺恨/Ancient Grudge (1)(赤)
インスタント
アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
フラッシュバック(緑)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

評価

 粉砕(Shatter)に緑のフラッシュバックがついた優秀な呪文。インスタントで取り回しも良い。

 赤緑の固有色を持つアーティファクト対策カード。手札からは2マナ、墓地からは1マナとかなりマナ・コストが軽く、小回りの利くアーティファクト対策として様々な環境・デッキで活躍している。

 特に統率者戦では魔力の墓所(Mana Crypt)太陽の指輪(Sol Ring)などの強力なマナ・アーティファクトが跋扈しており、アーティファクト対策が全く役に立たないという場面はかなり少ない。
 また、マナ・アーティファクト以外にもパラドックス装置(Paradox Engine)のようなコンボ用アーティファクトもよく見られることからアーティファクト対策はかなり重視されており、そういった環境に古えの遺恨は合致していると言える。

 ただし、赤緑という色はアーティファクトへの対策が得意な色なので、他にも優秀な選択肢が多数存在する。汚損破(Vandalblast)無垢への回帰(Seeds of Innocence)刻み角(Manglehorn)自然の要求(Nature's Claim)などなど……。
 それらの競合するカード達と見比べた上で自分のデッキにあったカードを選択したい。

 フラッシュバック呪文の常として、直接墓地に落としても利用できるため、墓地を肥やすデッキとの相性が良い。

 アーティファクトではなくエンチャントを破壊する亜種として、天啓の光(Ray of Revelation)がある。ただしそちらは固有色が緑白。

類似カード

外殻貫通(Hull Breach) - 同じく赤緑の優秀なアーティファクト対策。エンチャントも破壊できる。
荒残(Rack and Ruin) - 1枚で2枚のアーティファクトを破壊できるインスタント仲間。
天啓の光(Ray of Revelation) - エンチャント破壊版。緑白。

タグ:

赤緑 妨害 ☆☆
最終更新:2018年06月07日 00:33