小妖精

■小妖精

家の守りを担うと言われいる。 小妖精は戦争によって絶滅に瀕しているという。 


小妖精は人間よりも少食で済むらしい・・。まあ小さい妖精なので当然だと思うけども。
小妖精は、紙代わりの木簡や資料の代わりにもなるようだ。

小妖精は双子で生まれてくるという。
距離に関係なく片方の考えを片方が受け取れるのでよく通信に用いられた。
小妖精もそれを種族的産業にしている。

スルガさん曰く、生き残っているとは思っていなかったらしい。
小妖精には、小妖精用の椅子が必要になるようだ。
希望世界では、小妖精についてはあまりうるさく言わないのが世の習いになっている。

希望世界において小妖精に説教するとは、細かい事をくどくど言うという慣用表現である。
通信は痛みなど感覚的な者も伝わるらしい。

飛行技術については、透明な羽根で飛び、空中静止も行うが、ラコー姉妹のラコは幼い為かうまくいっていないらしい。

 


■根拠ログ
希望世界の駿河湾沼津では、新しい家が完成式を迎えていた。
花束を置いて歌を歌い、家の守りを担う小妖精を呼び寄せるのである。
小妖精は戦争によって絶滅に瀕して、このあたりまでやって来るようなことはなかったが、今でも伝統的に行われていた。
(スルガ編 第二十七話)

希望世界において、女というのはともかく人間という種族はそれだけで大変な不利を意味した。
巨人は言うに及ばずとも半巨人に体力体格で越えられない差があり、大妖精に戦闘力で決定的に劣り、そのくせ
小妖精よりも食い扶持が必要だった。
(スルガ編 第四十五話)

スルガさんは執務室に入って報告を聞く。
資料を読む。小妖精や紙代わりの木簡を読む姿は真面目そのものだ。
(スルガ編 第四十五話)


相手は小妖精で大きさは猫より小さかった。透明な羽根をつけて空中にて礼を取った。
空中静止がうまくいってないのは、まだ幼いためだろう。

「エンシュウのラコー姉妹の片割れラコと申します。尊貴な大妖精さま」
「スルガでいいわ。どうしたの? この娘」
「エビナからの使者だよ。使者の往来では時間が掛かり過ぎるだろうってさ」

小妖精は双子で生まれ、距離に関係なく片方の考えを片方が受け取れるのでよく通信に用いられた。
小妖精もそれを種族的産業にしていた部分もある。
エビナにはこんなものまで生き残っていたのかと、スルガさんは驚いた。

リプダが苦労して小妖精用の椅子を探し出して来た。処分していなくて良かったですとは、本人の談。
よいしょと小妖精のラコは椅子に座り込んだ。足をぶらぶらさせているが、小妖精についてはあまり
うるさく言わないのが世の習いになっている。スルガさんも気にしなかった。
希望世界において小妖精に説教するとは、細かい事をくどくど言うという慣用表現である。

「そ、そうですね。我が主も俄かに大慌てで大変デス! あいた。あ、今姉が小突かれました」
(スルガ編 第五十話)

 

最終更新:2017年02月18日 10:50