グリードトード



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暴喰蛙(ぼうがけい)グリードトード 

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概要

森林の暴君」、「暴食の化身」などの異名を持つ、陸棲の巨大カエル。
泳ぎは得意でなく、水辺の陸上で活動していることが多い。主に沼地や森林での目撃が多いという。
反り返ったような大きな角をしたツノガエルのような外見で、個体差はあるが、成体は概ね全長3m以上。
ごく稀に5mにも及ぶ超巨大な個体も発見される。
身体は深い緑茶色の皮に覆われ、それは柔軟で伸縮性に優れる上に破れにくく頑丈。
なめすことによって、一級品の革素材として扱うことができる。
口の中は宛ら血の海めいて真っ赤であり、その色合いは哀れな犠牲者を最期に戦慄させるという。
また、その赤みはより多くの獲物を喰らうことによって深みが増すとも言われる。

暴食」の名の通り、巨体の半分近くを占める大口と、桁違いの食欲こそがこの種最大の特徴である。
その様はまさに暴食の化身の異名通りであり、自分より小さな動くものは最早捕食対象としか認識していない模様
無論、それは同種の仲間であっても例外でなく、共食いもまた珍しくないという。
一度食われれば強力な消化液で満たされた伸縮自在の胃袋に詰め込まれ、それは自分とほぼ同じ大きさの獲物すら収めることすら可能
しかし極稀にあまりに巨大な獲物を呑み込み、胃袋を損傷して絶命した個体が見つかる。それ程に彼らの食欲は恐ろしいものである。

また、筋肉の塊である身体は力も強く、自分の体長とほぼ同じ高さまで跳躍することすら出来る
しかし動きは比較的鈍い部類に入り、走って逃げればまず追いつかれることはない。
だがその弱点をカバーするように、自分と同じぐらいの長さの長大な舌を持っていて、これで獲物を絡め取ることもままある。

このように尋常ならざる貪欲さ故に、ひとたび現れれば生態系に極めて甚大な影響を齎しかねない危険な存在。
それ故に、ギルドは時折彼らの討伐依頼を出すことがある。

生息地域の被るマッドラーケンとは敵対関係にあるようで、時折両者が争う様が見られるという。

素材

最終更新:2016年03月06日 03:20