初摘みの儀

暖かな日が続き、冬の気配は次第に遠ざかっていく。
鳥のさえずりは日に日に賑やかになっていき、雪溶け水を弾いて木々の緑も増していく。
山と森に囲まれた田舎町ロアールにも、ゆっくりと春は近付いてきているようだった。

『初摘みの儀』……それは古くから続く、ロアールの伝統行事。
山奥にある大樹の、一番高いところにある枝。
『告げ枝』と呼ばれるその枝が花をつけると春が来たとされ、町の人々は雪溶け水で洗った白い衣と新しい刃物で山菜を摘みにいく。
そうすることで春の訪れを喜び、新たな年の山の恵みへ感謝を捧げるのだ。

しかし時代は流れ、風習も少しずつ変わる。
町には新たな人々が訪れ、古い人々はいなくなっていく。
雪溶けの水で清めた白い衣と新しい刃物を持って行事に臨むものはすっかり少なくなった。
今では初摘みの儀も、告げ枝に花が咲いた翌日に山菜を摘む程度の行事。
それでも行事が忘れられることなく、毎年告げ枝を見に行く者がいるのは……皆が春を待ち望んでいるからなのだろう。

「ーー咲いたよう!昨日までツボミだったけど!」
「咲いた!咲いたよう!!」

「花が……花が咲いた!告げ枝に、花が咲いた!」

「ーーーー春が、きたんだ!」

今年もまた、春が来る。
初摘みの季節が、やってくる。



【概要】

寒さが和らぎ暖かい日が続くようになれば、山の植物も芽吹き始める。
初摘みの儀とは、冬が明けて春になる季節に山に入り、その春一番の山菜や新芽を少し山から頂いて春を祝うささやかな伝統行事のことである。
本来は白い衣装に身を包み、新品の刃物で山菜を狩るのが正式な作法なのだが今は形骸化し、山に山菜摘みにいく行事となっている。

【参加条件等】

3月13日・14日開催予定
リアル時間では2日間開催するが、スレ内時間では1日で終わるイベント
誰でも参加OK!

【補足】

参加者が主体となって自由に行動する採取イベント。
名前欄に!randomと入力し、出た数値で採取物が決まる。
!randomの結果は0~100まで。採取出来るものは以下のリストに従うものとする。


【0~9:サンゴ樹】
見た目は完全に枯れてしまった白い低木
このままだと採取出来るものは何もないが、10年に1度、春先にだけ色とりどりの宝石のような実をつける
サンゴ樹の実は高価で取引され、味も美味
【10~19:タキの芽】
シダ科の植物。若芽が食用となる
生で食べるとものすご~く苦いぞ!
摘んだ若芽はあく抜きしてから、汁物や揚げ物、肉料理の添え物として楽しもう
【20~29:浮草】
強靭な根とぷくっと膨らんだ葉を持つ、地面にへばりつくように生えている草
一度地面から抜くとぷかぷかと浮いて空にいってしまう
浮草を入れた袋が空に消えたという事件もよく聞くので注意
茹でれば浮遊する性質は消え、美味しく食べられる
【30~39:アラウド】
白くて太いアスパラガスのような見た目
酢漬けにしてピクルスのようにして食べる
シャキシャキしているため、サラダにもどうぞ
【40~49:シロネ草】
根が白いからシロネ草。この時期にしか取れない
スープに入れたり、燕麦の粥に混ぜたりして食べる
【50~59:シロネモドキ】
おっと毒草だ。地上部はシロネ草そっくりだが根が黒いからそこで判別しよう
食べてしまうと中毒症状が出て、1週間頭がツルッツルになる
毒が抜けるとちゃんと髪の毛は生えてくる
【60~69:植物型モンスター】
採取……しようとしたら植物のふりをしていたモンスターだった!
大きなツボミに似た頭部に太い茎を持つ
長いツタのような触手を伸ばして拘束しようとしてくるぞ
ただし触手は刃物で簡単に切断出来るし、ツボミ部分を破壊すれば動きを止める
【70~79:ムシカサ草】
大きな葉が虫の傘みたいに見えたからムシカサ草。
太い茎の部分が食用。あく抜きしてから食べないとエグ味がある
アスパラガスのような食感
【80~89:ワライタケ】
赤いカサに白く大きな水玉模様があるキノコ
人が近付くといきなり大きな声で笑い出す。放置しておくと口汚く罵ってくるぞ!
水につけると黙る
【90~99:モリハラタケ】
白い一口サイズのキノコ
山菜にカウントされるかは際どいところだが、食用だから採取しておこう
クセもなく取り扱いが容易な食材。煮てもよしソテーしてもよしと厨房の優等生だ
【100:マンドレイク】
引っこぬくとものすごい悲鳴をあげる
マンドレイクの悲鳴を聞いても死ぬことはないが、気絶する可能性も
抜かれると悲鳴をあげながら土の中に戻ろうとする
貴重な薬の材料らしいが……?


【追加効果!】

0:ラッキー!実をつけたサンゴ樹を発見!
11:5cmほどのヤスデが現れた!ムカデと違い毒はないが見た目は気持ち悪い
22:大量の浮草ゲット。……あれ、なんか身体が浮いているような?
33:ナメクジ発見。触るとぐにゃっとぬめっとしている
44:猿の悪戯!シロネモドキが採取物に紛れ込む
51、55、59:猿の悪戯!急にシロネモドキを口に突っ込まれる
66:モンスターから粘性の液体を吐き出された!毒はないが心が痛い
77:これは……小人!?手のひらサイズの小人がくっついてきた
88:ワライタケは仲間を呼んだ。10個くらいのワライタケが現れ笑い出す!
99:またお前か!10cmほどの『魔物化したG』の幼体だ!