18/12/09 June
以下に、非公式ルールとして「事件簿式」の草案を記載します。
まだ未完成ですので、プレイしてみての感想や要改善点などお待ちしております。
事件簿式とは?
としあきの聖杯戦争TRPG様における魔術師戦ルールに、協力要素を追加する非公式ルールです。
本来の魔術師戦と同じくサーヴァントとのタッグではありませんが、FGO式のようにPC同士の協力で進みます。
また、本来であればあまり深く関わらない探索・推理周りにも力を入れる事が出来る判定ルールも追加されます。
基本的なルールは元ルール及び魔術師戦に準じます。
キャラシート作成
基本的には魔術師戦と変わりませんが、変更点として『探索点』という数値を追加します。
探索点の初期値は7であり、これを5つのステータスのうちどれかに振り分けます。
各ステータスに振り分けられる探索点の上限は5で、振り分けないステータスがあっても構いません。
(例:【筋力】+3、【敏捷】+2、【魔力】+1、【幸運】+1)
これらはステータスとは別に管理し、「探索判定」以外では基本的に参照されません。
魔術基盤を1つ使うことで、振り分けられる探索点を7点分増やす事が出来ます(上限は変わりません)。
探索判定
セッション中に何らかの問題が起こったとき、GMはPCに目標値を提示したうえで探索判定を指示します。
判定は「(指定された【ステータス】)D6+固定値」で行い、その達成値が目標値以上で成功です。
固定値は基本的に、各ステータスに振り分けられた探索点と同値ですが、状況により固定値の上下も有り得ます(GM判断)。
PLから判定を提案することも出来ますが、GMの許可が必要になります。
魔術の使用
大抵の魔術師は、自身の扱う魔術について失敗することは稀です。
各PCはセッションに1度、「魔術の使用」を宣言することで判定を自動成功にする事が出来ます。
「魔術の使用」は判定直前か判定直後に宣言でき、それ以外のタイミングや時間を遡って成功させることはできません。
また、宣言が出来るのはPCの使う魔術・能力で解決可能な判定のみとします(宣言時、どのように魔術を使うかをGMに説明すること)。
その他
各ステータスの判定例や基本的な目標値、判定における補正値は以下の通りです。
なお、【魔力】判定における魔術の行使は「魔術の使用」とは別になります。
各ステータスの判定例
ステータス |
概要 |
判定の例 |
【肉体】 |
力の強さ、或いは身体能力による判定。 |
重いものを持ち上げる、高いところから飛び降りるetc |
【耐久】 |
我慢強さ、或いは抵抗力による判定。 |
長時間の集中を要する行動をする、毒物に対して抵抗するetc |
【敏捷】 |
俊敏さ、或いは直感による判定。 |
追跡者から逃げる、一瞬で通り過ぎるものを視認するetc |
【魔力】 |
魔術の行使、或いは専門知識による判定。 |
魔術を行使する、魔導書や専門書を読み解くetc |
【幸運】 |
運の良さ、或いは一般知識による判定。 |
偶然必要なものを持っている、PCや電化製品を使いこなすetc |
基本的な目標値
目標値 |
判定の難易度 |
05 |
失敗の可能性が殆どない簡単な判定。 |
08 |
失敗の可能性が少ない平易な判定。 |
12 |
油断により失敗するかもしれない判定。 |
15 |
素人には少し難しい判定。 |
18 |
素人には難しい専門的な判定。 |
21 |
専門家でも五分の判定。 |
24 |
専門家でも難しい判定。 |
判定に対する補正値
これらの判断はGMが行ってください。
補正値 |
状況の例 |
+2 |
設備や道具が整っている、専門家のサポートがあるなど、判定に集中できる状況。 |
+1 |
殆ど無音の室内、落下先に大きなクッションがあるなど、判定に集中しやすい状況。 |
±0 |
通常の状態で判定する状況。 |
-1 |
騒音がする、片手が塞がっているなど、判定に集中しにくい状況。 |
-2 |
極端に足場が悪い、両手が塞がっているなど、判定に集中できない状況。 |
最終更新:2018年12月09日 20:29