ファイアーエムブレム 覚醒

このページの内容は本編のネタバレを多分に含みますのでご注意ください。

■世界観・設定・シナリオ

本作の特徴



世界観


問題点



シナリオ概略


問題点


シナリオ解説

  • 以下の編に分けて解説を行う。

+ 断章~11章「ペレジア編」
  • 断章「運命か、絆か」のあらすじ
    • 現実とも夢ともつかない記憶の断片。クロムとルフレは力を合わせ邪術師ファウダーを倒す。だが、直後にルフレはその手でクロムを刺し殺した。(作中あらすじ)
    • マイユニット(以下、ルフレ)がクロムと共にファウダーという男と戦っている。二人は何とかファウダーを撃破するもルフレの様子がおかしくなり、クロムにトロンを突き刺した。そしてルフレの高笑いが響くのであった。
  • 問題点

  • 序章「新たなる歴史」のあらすじ
    • 記憶喪失で倒れているルフレは自警団のクロムたちに救われる。街を襲う山賊を共に撃退した際、ルフレはその軍才を見出され、軍師として一行に加わることになる。(作中あらすじ)
    • イーリス聖王国の自警団長クロムとその妹リズによって草原で寝ていたルフレは起こされる。ルフレは記憶喪失だったが、クロムの名前だけは憶えていた。ルフレのことを怪しむ副長フレデリクだったが、その時突如町に火の手が上がる。3人はルフレを捨てて町に向かい、彼は慌てて後を追う。
      町では隣国ぺレジアから流れてきた賊が暴れていた。ルフレは戦ううちに相手を見ただけで強さが分かる能力を持っていることに気付く。戦いを終えたクロムはルフレのことを信用し有能な軍師として彼のことを認め、ともに来てほしいと言うのだった。
      人々の申し出を断り彼らは夜間行軍と野営の練習をしつつ王都に向かうのだった。

  • 問題点
    • クロムはルフレが数人の賊を蹴散らしただけで軍師の才があると持て囃す。軍師の才能がそんな簡単なことで分かるのだろうか。
    • 隣国ぺレジアから流れ込んできた賊が多く物騒になっているイーリス聖王国。なぜそんな状況なのに危険を冒してまで夜に行動するのだろうか。
    • 彼の手には邪教であるギムレー教の邪痕がある。ギムレー教は敵国ぺレジアの国教でもある。そんな怪しい人物のことを何故信用するのか。

  • 1章「砕かれた日常」のあらすじ
    • 夜の森で一行は天変地異に見舞われ、突如現れた異形の怪物に襲われるがマルスと名乗る剣士に助けられる。イーリス王都に着いたルフレはクロムの姉、エメリナと出会う。(作中あらすじ)
    • 夜も更けてきたためたき火の周りで休むことにした一行。食事を終えてひと眠りするがクロムとリズは何かの気配を感じ見回りに向かう。
      その時空に大きな魔方陣が浮かび化け物(以下、屍兵)が多数現れた。襲われる二人だが現れた謎の仮面の剣士(以下、マルス)に助けられ窮地を脱する。ルフレとフレデリクも一行に合流し屍兵を撃破する。
      マルスはこれは予兆だと警告し去っていった。
    • 王都にたどり着いたクロム達。そこでは聖王エメリナが民と接していた。クロムとリズが王族と知り驚くルフレ。だがクロムはそれでも気さくに接し、エメリナに彼のことを紹介した。クロムは会議に出るためリズとルフレは自警団の拠点に向かう。

  • 問題点
    • 屍兵についてはストーリーが進むと誰が動かしているのだか分かるが、支援会話や有料ダウンロードコンテンツで新しく出た情報と矛盾が多い。後述する予定。
    • 「王族が自警団をやって悪い法はない。」
      確かにそんな法律はないが警備は騎士にでも任せて王子としての職務に励むべきではないか。
    • 「今の騎士団の人数では王都の警備が手一杯だ。」
      エメリナは平和を愛し、平和の象徴だという。だが軍を無くしたせいで賊がはびこればそれは平和とはいえないのではないか。また、国民は税を納め、その対価として国に安全を保障してもらうがその役目は果たせていないようだ。
    • この章に限ったことではないがこの作品には地名がほとんど出てこない。そのためプレイヤーの没入感を妨げてしまっている。

  • 2章「小さな自警団」のあらすじ
    • ルフレは自警団の仲間と会う。異形の怪物「屍兵」から民を守るためクロムは北の軍事国家フェリアに救援要請に向かうことになる。自警団も同行し、一行は北へ。(作中あらすじ)
    • リズは自警団の面々にルフレを紹介する。クロムも合流し、屍兵やぺレジアに対抗するため北の軍事国家フェリアに助力を求めに行くことを伝える。
      北の街道で屍兵を撃破した。自警団員の一人スミアが怪我をしたペガサスを手なずける。

  • 問題点
    • この章はまるで属性キャラの博覧会。色々と問題のあるキャラ揃いだが、キャラクター関連については詳しくは後述(予定)。
    • 屍兵やぺレジアに対抗するため北の軍事国家フェリアに助力を要請することにしたイーリス国。独立国としての誇りはないのだろうか。まずは自国の軍を整備するべきではないだろうか。
    • 戦場に武器を忘れてくるヴェイク。戦場に何をしに来たのだろうか。
      バックグラウンドによると斧の刃の部分を忘れてきたようだが何のフォローにもなっていない。それならば耐久度の残り少ない武器を持たせていたほうが、武器についてのチュートリアルも兼ねて良かったのではないか。
    • 都合よく鞍や防具をつけたペガサスをスミアが手なずける。初めからペガサスを所持している設定では何がまずかったのだろうか。

  • 3章「戦士の王国」のあらすじ
    • イーリス=フェリア国境の長城で一行はフェリア国境警備兵に賊と疑われ、戦闘になる。力を示し、誤解を解くことで、一行はフェリア王のもとに案内される。(作中あらすじ)
    • クロム達はイーリスの使者であることを告げるも警備隊長ライミに賊と間違えられ手槍を投げつけられる。すんでのところでスミアに助けられたクロムはライミの言う通り力を見せフェリア兵を撃破する。実力を認めたライミはクロムを認め、王に取り次ぐのだった。

  • 問題点
    • イーリスの王子かつ使者であること明らかにして話をしようとするクロムに手槍を投げつけるライミ。王族騙りは死刑だそうだが他国の王族に攻撃を加えたらまず間違いなく処刑されるであろう。話を聞いてからどのように判断するべきか考えるのが普通ではないか。また、クロムの肩にある聖痕は見えなかったのだろうか。
    • 窮地のクロムをペガサスとともに救うスミア。ルフレはそれを見て「ダブル」を思いつくが、ふつうそれから連想されるのは従来の救出コマンドではないだろうか。

  • 4章「神剣闘技」のあらすじ
    • フェリア東の王フラヴィアの求めで一行は闘技大会でマルスと戦い、勝利。フェリアの協力をとりつける。だが、西の無法国家ぺレジアに自警団の少女マリアベルがさらわれる。(作中あらすじ)
    • フェリアは数年ごとに闘技大会で王を決める風習があり、大会は目前に迫っているという。東の王フラヴィアの誘いもあり、大会に出ることにしたクロム。西の王の戦士はマルスであった。クロムはマルスを倒すが、彼は会話する間もなく去っていった。東の王フラヴィアがフェリアの代表になり、西の王バジーリオもそれを認める。協力を取り付け王都に戻ってきた彼らのもとに、ぺレジアにマリアベルが捕まったという知らせが届く。

  • 問題点
    • 「戦い好きの王か…筋骨隆々の、ごつい人なんだろうな。」隣国の王の風体どころか性別、国家体制まで知らないクロム。自警団以外にすることがあるのではないか。
    • 敬語が使えないクロム。平民出身の主人公アイクでも敬語を使えるのに…。
    • 「だから大事なことは、お互い戦士を出して戦い、勝った方が主導する。負けた方はイヤでもそれに従う。そう決めておけば、問題も起こりにくいだろう?」(公式バックグラウンドより)
      数年ごとに戦いで王を決めるフェリア。数年ごとに戦いを起こすそれは安定しているといえるのか。そもそもそれは政治なのか。
    • 昔、王が闘技大会で死んだことによって内戦になってしまったフェリア。だから他国の者を使って後腐れなく試合を行うそうだが他国の王子を出すというのはおかしい。イーリスとフェリアの外交問題につながって後腐れが思いっきり起こってしまう。もっともイーリスには軍隊がないのでどんな要求でも通せそうだが…。
    • 闘技大会に挑むクロム。負ければ当然ロストし、死んでしまう。しかし、この戦いの相手マルスの正体は実の娘ルキナである。彼女はクロム達とともに滅びの運命を変えるために未来からやってくるのに、何故クロムを殺してしまうのか。
      また、破滅の未来を変えることと、この大会でクロムと戦うことは何の接点もない。おそらく闘技場で戦うシチュエーションが欲しかったのだろう。


  • 5章「聖王と暗愚王」のあらすじ
    • エメリナはぺレジア王ギャンレルと話し合うが、炎の台座を要求される。炎の台座は聖王の証、世界の滅亡を防ぐ秘宝。ギャンレルの挑発で双方は戦争状態に突入する。(作中あらすじ)
    • エメリナとギャンレルの話は平行線をたどり、挑発にクロムが乗ってしまったことから戦争に突入する。囚われていたマリアベルは自警団の魔導士リヒトが救出し、クロム達もぺレジア軍を撃破。エメリナは王都に戻り対応を考えることにした。

  • 問題点
    • ぺレジア王ギャンレル。ただのチンピラにしか見えない。
    • ギャンレル「前の聖王…あんたの親父が昔俺たちにしたことを忘れてねえよなぁ?邪教の国ペレジアを倒す聖戦だと称して、ペレジアに攻め込んだよなぁ?」
      エメリナ「…イーリスの過去の過ちは認めます。その過ちを繰り返さぬため、イーリスは平和の国になることを誓ったのです。」
      エメリナの言葉を見る限り、謝罪は行われず自己満足のために武装解除したようにしか見えない。
    • ああ。姉のエメリナが徹底した平和主義を唱えているからな。そういった国が軍備を強化するのは、なかなか難しいだろう?なので、クロムが非公式に軍隊的なものを組織しているんだ。(公式バックグラウンドより)
      エメリナが武装解除を宣言したのに弟クロムは自警団という私兵を持っている。これではぺレジアに信用されないのも当然だろう。
    • ぺレジアの挑発に容易くのるクロム。自警団を楽しむ前に王族としての教育を受けるべきではないか。
    • 炎の台座はかつてマルスが所持したこともあるファイアーエムブレムである。このことをよく覚えておいてほしい。
    • 「最初にインバースと出会うシーンで、インバースがずいぶんとリヒトの風魔法に驚くわね。リヒトの風魔法ってそんなにスゴいわけ?」
      「いや、そういうわけではない。インバースは元々ダークペガサスという空を飛ぶ兵種だからだ。だから風魔法への苦手意識が残っているんだ。」(公式バックグラウンドより)
      そんなところを理由付けする前にもっと別のところを補強してほしい。単純に風魔法で木を倒したすきに脱出するなどではいけなかったのだろうか。

  • 6章「未来を知る者」のあらすじ
    • クロムのもとにマルスが現れ、エメリナに迫る暗殺の危機を告げる。自分は未来を知る者だというマルス。一行はマルスとともにエメリナを守り、暗殺者を撃退する。(作中あらすじ)
    • 明日フェリアに援軍を求めに行くとルフレに語るクロム。クロムは父である先代聖王が引き起こした戦と平和を貫くエメリナについても話した。その時クロムが城壁に空けた穴からマルスが入ってきて、彼はエメリナが今日暗殺されてしまうと告げる。暗殺者との戦闘でマルスが女性であることが分かった。城内から爆発音が響き三人は急ぎ向かうのであった。
      暗殺犯ファウダーは重傷を負い撤退する。暗殺を免れたエメリナは東の離宮に身を隠すことにする。

  • 問題点
    • クロム達の父である先代聖王の話が少し出るが、民家や支援会話でそれについて語られることはないのでよく分からない。
    • 城壁に穴が開いていたというマルスに、「じつは、剣の稽古をしていて壊してしまった壁があってな。隠していたつもりだったんだが…そうか。バレていたのか…」と告白するクロム。隣国と緊張状態にある現状や王都の城壁の意味、王族としての行いが分からないのだろうか。
    • 城内に横穴が多いことについて「クロムは昔、訓練中に誤って城のそこらじゅうの壁に穴をあけていたらしい。そういうことも、影響してるのかもしれん。あくまでも可能性の話だがな。」(公式バックグラウンドより)
      なぜ外や庭で訓練をしないのか。
    • マルスが自分のことを男性と偽っていた理由は不明である。
    • マルスのファルシオンが急に光りだすが、特に伏線ではない。
    • 作中で分かるタグエルの歴史は「1000年前に当時の聖王に助けられたこと」「近年虐殺され、生き残りがベルベットしかいないこと」の二つだけ。
      初代聖王からの恩義を返すため参戦したようだが、おかしいと感じるのは私だけだろうか。

  • 7章「侵略」のあらすじ
    • エメリナを護衛し離宮に向かう道中、一行はぺレジア軍に待ち伏せされる。王都の民を守るため、エメリナは炎の台座をクロムに託し、ぺレジア軍の待つ王都に戻った。(作中あらすじ)
    • 炎の台座を持ち避難するエメリナ一行。しかし、情報はぺレジアに漏れており待ち伏せを食らう。
      伏兵を撃破したものの、王都は壊滅状態というと知らせが来る。エメリナはクロムに炎の台座を預け王都に戻るのであった。フェリアに着いたクロムはスミアにぶん殴られ、気を立て直す。

  • 問題点
    • 王族なのに徒歩で移動するエメリナ。馬や乗り物に乗らないのか。過去作でも似た描写はあったものの、今作ではポリゴンによる人形劇で話が進むため従来より違和感が強くなっている。
    • 壊滅した王都に戻るエメリナ。それでは王都で死んだ民や天馬騎士団が無駄死にになってしまう。
      また、民を思うのならなぜ初めから避難したのか。
    • 王子をぶん殴るスミアとそれを称賛するフラヴィア。他国の王であるフラヴィアは置いといてもスミアは普通なら死罪になるだろう。

  • 8章「邪竜のしもべ」のあらすじ
    • フェリアに逃れた一行は、エメリナが処刑されるとの報を聞き、少数でエメリナ救出に向かう。その途中邪竜ギムレーを報じるギムレー教団との戦闘になる。(作中あらすじ)
    • フラヴィアとバジーリオを連れたクロム一行はぺレジア領内に潜入する。ギャンレルの狙いは警備を薄くしわざとクロム達を引き込むことのようだ。
      ぺレジア王都に向かう途中マムクートの少女を襲うギムレー教団を撃破、彼女らを仲間に加える。

  • 問題点
    • 王都に少数で忍び込もうとするクロム達。仮にエメリナを救出できたとしてぺレジアの軍隊からどう逃げるつもりだったのだろうか。
    • ギムレー教団の初登場だが、今作では世界観を教えてくれる村や民家、情報がほとんどないためどのような組織や教義なのかは不明。
    • 店売りされている竜石や獣石について、「実は、売っている側も、竜石や獣石だとは知らないんだ。宝石の一種として考えているということだな。」(公式バックグラウンドより)
      竜族の力を封じた竜石はそんなにごろごろ落ちているのだろうか。

  • 9章「聖王エメリナ」のあらすじ
    • 一行はエメリナ救出作戦を行うが、策は失敗、窮地に陥る。エメリナを人質にされ、動けないクロム。エメリナは一行の命を救うため、みずから身を投げる。(作中あらすじ)
    • ルフレの立てた策は城の長城にいる処刑人をフラヴィアの手斧で撃ち落とし、さらに地上戦でドラゴンナイトを撃破。あらかじめ救出しておいたペガサスナイトでエメリナを救出するというものだった。
      策は上手くいったと思われたが突如現れた屍兵によって天馬騎士団は全滅、クロム達も追い詰められる。エメリナは彼らを救うべく演説を行った後、身を投げるのであった。
      「――ペレジアのみなさん、どうか私の声を聞いて下さい。戦争は、何も生みません。多くの罪なき人々が悲しむ事になるだけです。憎しみに心を支配されてはなりません。悲しみに縛られてはなりません。たった一欠片の思いやりが…世界の人々を平和へと導くのです。心の片隅にでもいい、どうかそれを忘れないで下さい……」
      バジーリオとフラヴィアが活路を切り開き辛くも突破する。マルスは運命を変えられなかったことにショックを受けるのだった。

  • 問題点
    • エメリナの側にいる処刑人を手斧で撃ち落とすという策。せっかくロストしても撤退扱いになるヴィオールがいるのだから彼を使うほうが自然ではないだろうか。
    • 敵将の名前はポモドーロ。もう少しましな名前はないのか。
    • この章で加入するサーリャはルフレのことが好きで好きで仕方がないという属性を持っている。しかし、説得はクロムでなくては行えない。これでは好きになるきっかけがないのでは…?
    • あらかじめ救出されている天馬騎士団。「あなた」のはずのマイユニットがプレイヤーの知らないところで行動していた。
    • 屍兵が現れたことが当然であるかのように笑うギャンレル。彼に屍兵を呼び出す力がないため完全に偶然である。
    • 追い詰められるクロム。「エメリナを見捨てる?」の選択肢も現れプレイヤーの緊張も高まる。…だが、どちらの選択肢を選んでも話に影響は一切ない。
    • 今回の戦争は先代聖王が起こした戦の恨みから起こったものである。だがエメリナの演説にそれを詫びる発言はなくただ自分に酔っているようにしか思えない。
      普通ならこれでぺレジア人が考えを変えるはずはないが…。
    • 作中で死亡した主要キャラクターは敵味方問わず外伝で仲間になるが、フィレインは加入しない。

  • 10章「再起」のあらすじ
    • エメリナの死に絶望し、フェリアに帰還後も消沈するクロム。が、ルフレの言葉で立ち直り、クロムは仲間とともにギャンレルとの決戦を決意する。(作中あらすじ)
    • エメリナの話に浮き足立つムスタファ―の部隊を撃破し、フェリアに落ち延びる一行。クロムはエメリナの理想を継ぐと決意、仲間の励ましを得てギャンレルとの決戦に臨む。
  • 問題点
    • 上述のエメリナの演説に動揺するぺレジア兵。15年来の積年の恨みがあるのにちょろいもんである。
    • 仲間たちが次々にクロムへ声をかけて励ます。だが、ミリエル、ティアモ、ドニの励ましの言葉はない。外伝加入のドニは仕方ないにしても2人は何故…。

  • 11章「暗愚王ギャンレル」のあらすじ
    • ギャンレルを倒し、戦争は終結。2年後…クロムは結婚し、小さな赤ん坊ルキナも生まれていた。ヴァルム大陸の軍が攻め寄せるとの報を受け、一行はフェリアに向かう。(作中あらすじ)
    • ギャンレルとの決戦に挑むクロム。ぺレジア軍はエメリナの演説を受けて浮き足立っていた。ギャンレルを倒し戦は終わり、クロムは愛する女性と結婚するのであった。

  • 問題点
    • あらすじ一行未満で片付く最終決戦。前章で決意してからいきなり最終決戦なのでプレイヤーは置いてきぼりになりやすい。
    • 決戦の舞台は国境の荒野。なぜ国王がそんな前線に出てきているのか。
      • 推定だが、この時すでにギャンレルは国内での権力を失っており、後に実権を握ることになるギムレー教団によって国力に余裕を残したまま戦争の早期決着を図るための捨て駒とされていたのではないだろうか。細かい考察は詮無き事だが・・・
    • 上述のエメリナの演説に動揺するぺレジア兵。15年来の積年の恨みがあるのにちょろいもんである。
    • クロムがエメリナの平和の理想を継ぐと決めて初めてやったことは結婚。先にするべきことがあるのではないか。
    • フラヴィア「ペレジアは金のある国だ。たっぷり賠償金を要求してやるさ。」
      ペレジアからの多額の補償とフェリアの支援もあって、イーリスはゆっくりと、かつてのような平和を取り戻しつつあった。

      エメリナの理想主義を継ぐのではなかったのか。なぜ恨みや戦争の種を残す賠償金を要求するのか。
  • 総括

+ 12章~20章「ヴァルム帝国編」
  • 12章「海より来る者」のあらすじ
    • ヴァルム帝国先発隊が港へ侵攻、一行は激戦の末に撃破する。ヴァルムに対抗するためには船が必要となり、一行は確執あるぺレジアに助力を求めに向かう。(作中あらすじ)
    • フェリアからヴァルム軍襲来の知らせが届き、クロムはフラヴィア達のもとに向かう。小国に過ぎなかったヴァルム帝国が急激に力をつけ大陸を支配し、数日のうちにこの大陸にも攻めてくるという。
      クロム達は激戦の末、帝国先発隊を破るが大きな犠牲が出てしまう。ルフレは騎馬兵が主体のヴァルム兵に陸地での戦いは不利と判断し、海戦を挑むことを考える。
      クロム達は自前の軍船を持っていないため、船を借りるべくぺレジアに向かうのだった。

  • 問題点
    • 先王エメリナが死んで2年も経つがクロムはまだ王子のままである。つまり空位の状態が2年も続いていることになる。
    • 唐突に出てくるヴァルム帝国。それまで何の伏線もない。
    • 「ヴァルム大陸から敵が攻め寄せてくるそうだが…」「大陸の一小国にすぎなかったヴァルム帝国が急に力をつけてきてね。」
      なぜ小国の名前と一大陸の名前が同じなのだろうか。全土を支配してから大陸名を変えたのならば、帝国と戦っていたヴィオール達がヴァルム大陸と言うのはおかしい。
    • セルジュは主のヴィオールのことをヴィオール公爵と紹介する。ロザンヌと言う領地を治めていたならロザンヌ公ヴィオールが自然ではないだろうか。
    • 騎馬主体の敵に対して海上戦を展開しようというルフレ。だが元寇のように、侵略者と戦うには地の利がある陸上で戦い水際で食い止めることが鉄則である。
      港で戦い、相手が船から降りる隙を与えず守り抜くのが上策ではないだろうか。
    • 前回のぺレジアとの戦争ではフェリアに全面的に支援してもらい、今回のヴァルムとの戦争ではぺレジアに船を要求するクロム。薩摩守じゃあるまいし…。

  • 13章「古き血脈」のあらすじ
    • ぺレジア新王ファウダーとの会談で出会った最高司祭は、ルフレと同じ顔をしていた。一行はぺレジアの支援を得るが、その夜ルフレは自分がファウダーの子であると知らされる。(作中あらすじ)
    • ぺレジアの新王ファウダーはかつてエメリナを暗殺しようとした者と同じ顔をしていた。ぺレジアは船を1000隻、軍費をすべて出すという。その申し出に驚くクロム達の前にギムレー教の最高司祭が現れる。司祭はルフレと同じ顔、同じ名前だった。
    • ぺレジアとの会談を終えた夜ルフレの前にファウダーが現れ、彼がルフレの父であること、ギムレーに共に忠誠を誓おうと声をかける。クロムが現れたことでファウダーは姿を消したが、その時には屍兵に完全に囲まれていた。
    • 戦闘が終わり一息ついたクロムを、背後から屍兵が奇襲する。それを防いだのはマルスだった。
      マルスは自分の本当の名前はルキナといい、ギムレーに滅ぼされた未来からやってきたと語る。だからルキナは聖痕を持ち、一振りしかないはずのファルシオンを持っていたのだった。ルキナは両親と対面し、言葉を交わすのだった。

  • 問題点
    • クロム「(インバースに対し)…あんたが、ペレジアの新国王なのか?」
      フレデリク「新国王にはギムレーを信奉する司祭が即位したと聞いていますが。」
      何故戦争を行った国の王を2年も知らないという事態が起こるのだろうか。ぺレジアに役人を置いたりはしなかったのだろうか。手抜かりのせいでクロム達にとって都合の悪いギムレー教の司祭が即位している。
    • そもそもペレジアを制圧したというのがダウトの可能性もある。前述と重複する内容になるが、ギャンレルとの決戦の舞台が王都ではなく国境の荒野であり、わずか数年の間にイーリス・フェリアと戦えるだけの再軍備ができているなど、敗戦国の割にかなり国力に余裕を残した様子がうかがえるからだ。
    • ぺレジアの多額の援助に喜ぶクロム。賠償金をふんだくった後に戦費をすべて出させるとは、エメリナが理想とした平和な未来のことは忘れてしまったようだ。
    • マップクリア後奇襲を受けるクロム。だが普通に育てていたら0ダメージなので緊迫感が全然感じられない。
    • ルキナが正体を明かし、それを優しく迎え入れるクロムとその妻。普通なら戸惑い疑うのが筋ではないか。あまりにも信用しすぎである。
    • ルキナは未来を変えるため仲間たちとともにやってきたがはぐれてしまったという。単身裏から未来を変えるため動いていたと語るが、それならばこの2年間でファウダー関連について動くべきではないか。ファウダーの暗殺以外にもクロムとファウダーを早期に合わせるだけで未来は変わりそうだが…。
    • ルキナは仲間たちについて語ったが、彼らの仲間は未来を変えるための行動を一切起こしていない。


  • 14章「蒼海に舞う炎」のあらすじ
    • マルスの正体は、滅びの未来からやってきたクロムの娘ルキナだった。彼女は未来を救うため戦いに加わる。一行は外洋でヴァルム軍を撃破し、西のヴァルム大陸へ進撃する。(作中あらすじ)
    • ルキナは未来の世界でクロムは仲間の一人に殺されたと語る。そしてかつて世界を救った英雄マルスに願をかけて同じ名前、姿で戦っていたという。
    • ヴァルムの艦隊とイーリスの船の数はほぼ互角、だがこちらの人数は半分の船の数で足りるほどの少勢であった。ルフレ達はぺレジアから贈られた積み荷の油を見て考える。クロム達が少数で敵の指揮官を撃破し、残りの船に火計をしかけヴァルム艦隊を全滅させた。一行はヴァルム大陸に進撃する。

  • 問題点
    • 古くからのファンが宣伝で注目した仮面マルスの正体。それはただの願賭けだった。あんまりな理由であるし、その後着替えることもない。
      願賭けならメディウスと戦ったマルスではなく、ギムレーと戦った初代聖王の姿を借りるのが自然ではないか。
    • 軍師が衝撃的(笑)な火攻めを行う章。
      「船の半数に油をたっぷり載せてヴァルムの軍に突っ込ませた後、船に火を放って炎上させ、乗ってたやつは泳いで戻ってくる。」
      おそらく三国志演義の赤壁の戦いのオマージュを書きたかったのだろうがあまりにも雑である。
    • まず、油だがぺレジアから偶然送られてきたものである。ルフレは海戦で火攻めを仕掛けようとあらかじめ考えていた訳ではない。あまりにも行き当たりばったりであり、責任ある軍師とは思えない。
    • イーリス軍はヴァルム軍と船の数こそほぼ互角なものの、人数は半数以下だという。ではなぜそんなに不必要な船まで連れてきたのか。船の数が多すぎると艦隊の速度や動きは当然鈍ってしまう。ましてやクロム達に海戦の経験はないため、指揮の混乱のもとである。
    • 三国志演義で火計が上手くいったのは風向きと連環の計(敵軍の船を鎖でつなぎ、動けなくする計略)のおかげである。もし行き当たりばったりに燃えた船を突っ込ませても上手く燃え渡らない。
      仮に燃え移ったとしても艦隊はバラバラに行動することもできるため、燃えた船を捨てて散開し回避するだろう。艦隊が一隻残らず燃えることはまずありえない。
    • 「ぶ、ぶつかる…!」イーリス軍の兵士が船をぶつける直前に怯え顔で叫んでいる。つまり船をぶつけて火攻めを仕掛けるという作戦は兵士に知らせていないことになる。
    • 船をぶつけた後泳いで残りの船に戻ってくるイーリス軍。鎧を着ているのに泳げるのだろうか。馬はどうするのだろうか。
    • 一行はヴァルム大陸に進撃する。
      ここでなぜ海戦を仕掛けたのか思い出してほしい。陸上で騎馬隊と戦うと不利だからである。ならば敵に地の利がある地に上陸する必要はないのではないか。
    • 特にビジョンもなく侵略戦争を仕掛ける主人公はファイアーエムブレム初である。イーリスは平和を愛する国ではなかったのか。

  • 15章「解放の狼煙」のあらすじ
    • ヴァルム大陸に着いた一行は、ヴァルム帝国に対抗する解放軍の長サイリを救出、共闘することになる。一行は信仰の象徴「神竜の巫女」を救出するため、ミラの大樹に向かう。(作中あらすじ)
    • 港にたどり着いたクロムはヴァルム軍に追われている女性を救出する。彼女は解放軍の長サイリであり、共に行動することになる。

  • 問題点
    • ソンシンの王女と名乗るサイリ。だがソンシン出身の者は作中でレンハとサイリ(公式バックグラウンドでロンクーの出身がソンシンであることが分かるが作中だけだと分からない)のみ、どんな国だったか語る人すらいない。無料ダウンロードコンテンツでわずかにソンシン王家の墓が出たのみである。
    • クロムがヴァルム艦隊を倒した情報を得ていたサイリ。だが、ヴァルム軍は特に防衛網を張っているわけでもなくサイリを追いかけていただけである。
    • 100万の大軍と恐れられるヴァルム軍。だが、戦うマップはそこまで多くないためプレイヤーには実感がわかない。
    • 作中に出てくる解放軍はサイリと寝返る台詞なしのモブのみである。どんな人たちが集まって戦っていたのかも分からない。
    • ヴァルム編のマップで民家や市民がでてくるのはここだけである。

  • 16章「神竜の巫女」のあらすじ
    • 一行は神竜の巫女チキを救出し、ヴァルムの民意を味方にする。迫るヴァルム皇帝ヴァルハルト軍に追いつかれる前に、一行は要衝シュヴァイン要塞攻略を目指す。(作中あらすじ)
    • ミラの大樹の神殿の長城に捕まっている神竜の巫女。ヴァルム軍を突破し彼女を救出する。
    • 神竜の巫女はチキだった。彼女は炎の台座についての話を始める。かつて炎の紋章と呼ばれたそれを使い、初代聖王はギムレーを倒した。
      台座には五つの宝玉がはめられており、覚醒の儀を行うとナーガから力が借りられるという。だが、それは人知を超えた力のため宝玉は取り外されたという。元々はまっていた物とチキの持っていた宝玉を合わせて二つ。チキは宝玉をすべて集めて世界を破滅から救ってほしいと頼む。
    • チキの呼びかけもあり、解放軍は増えていった。ルフレはヴァルハルトとレンハの部隊を陽動部隊で牽制し、その隙に要衝シュヴァイン要塞を落とす策を立てる。

  • 問題点
    • 過去作ファンにはなじみの深い言葉が出てくるが…。
    • チキはナーガの実の娘である。「巫女」とは神に仕える女性のためこれはおかしい。そもそも何故彼女がかつてのバレンシアであるヴァルムに来ているのか。
    • アカネイア大陸のファイアーエムブレムは五つのオーブをはめることで封印の盾となり、強大な力を持つ地竜を封印するものだった。オーブを外すと地竜が復活することを知っているチキが盾からオーブを取り外すのはおかしい。
    • 解放軍が日増しに増えていくようだが、それについては会話で語られるのみで全く実感が湧かない。旧作なら情報コマンドや訪問で情報を得られたのだが今作ではゼロである。チキを味方につけたことで民意も傾いたようだが、それが分かる描写は本編では一切ない。
    • 帝国軍は北、中央、南に部隊を分けて置いているらしい。北はヴァルハルト本隊の管轄で騎馬隊中心のはずだがなぜか動きが遅く、イーリス軍の上陸を許しチキまで奪われている。

// 外伝関連の項目についてはエコーズのネタバレにならないよう一応伏せておきます。配慮が不要だと思ったら追記修正をお願いいたします。

  • 17章「死の運命」のあらすじ
    • シュヴァイン要塞を攻略した一行。が、解放軍の寝返りで窮地に陥る。バジーリオは死の危険を承知でヴァルハルトの足止めへ。その隙に一行はもう一方の敵レンハ軍に挑む。(作中あらすじ)
    • 解放軍をヴァルハルトとレンハの部隊、にぶつけ、その隙にヴァルム屈指の要衝シュヴァイン要塞を落とす策を立てるルフレ。解放軍の一部が敵方に寝返ることがあったものの敵将フェルスを討ち、要塞を陥落させる。
    • だがイーリス軍が要塞を攻略している間に、ヴァルハルトとレンハは解放軍を撃破。生き残りも帝国に下ってしまった。ルフレはシュヴァイン要塞を捨て、ヴァルハルトとレンハを各個撃破する策を立てた。バジーリオが少数の兵でヴァルハルトを食い止める隙に、一行は南下しレンハ軍と戦う。
    • 戦地に向かおうとするバジーリオをルキナが止める。彼女のいた未来ではバジーリオはヴァルハルトに討たれたという。だが彼は制止を振り切りフラヴィアと共に戦場に向かう。
    • フェリア軍は帝国軍の圧倒的な攻勢に押されていく。その時フェリア兵をなぎ倒しヴァルハルトがただ一騎で現れた。その圧倒的な力を前にバジーリオは重傷を受けた。彼はフラヴィアに台座にはめる宝玉の一つを託し、最期の力を振り絞りヴァルハルトを食い止める。

  • 問題点
    • このあたりから左右がほぼ対称で、大量の敵が突っ込んでくるだけのSRPGとは呼べないマップが増えてくる。
    • この章で敵将フェルスとクロムの行う会話は世界観を説明してくれる唯一の戦闘会話である。過去作ならたくさんあったのに…。
    • 前章で集合した解放軍が寝返ったようだが、すべて会話だけで説明されているので実感が湧きづらい。
    • ヴァルム屈指の要衝を捨て、さらに兵をさらに二つに分ける策を立てるルフレ。ヴァルハルトとレンハが分かれているとはいえ、部隊片方だけでもイーリス軍の数を超えている。要塞の防衛か撤退こそ軍師の立てる策ではないだろうか。
    • 圧倒的な騎馬隊に押されるフェリア軍。だが人形劇には騎馬隊の「き」の字も出てこない。ヴァルハルトも2,3人倒すだけなので覇王と言われるほどの強さがよく分からない。
    • 宝玉を隠していたバジーリオ。何故隠していたか語られることはない。

  • 18章「双剣の兄妹」のあらすじ
    • 一行は溶岩洞窟でレンハを討つ。だが、レンハは最愛の妹サイリを守るため、その命を捨てていた。バジーリオ戦死の報を受け、一行はヴァルハルトとの決戦を決意する。(作中あらすじ)
    • ルフレは溶岩洞窟の奥に陣取りレンハを迎え撃つ策を立てる。そうすれば日和見の諸侯は手を出せず、レンハのみが向かってくると考えた。ルフレの策は的中しレンハは攻め込んできた。彼はクロムやサイリの説得二も耳を貸さず散っていった。
    • 悲しむ一行の前にヴァルムの軍師エクセライがワープで現れる。彼はレンハが帝国に服属していた理由を語った。それは彼がいつでもサイリを殺せるとレンハを脅迫していたからだった。サイリは事実を知り悲しみ、怒る。
    • そこにバジーリオ戦死とヴァルハルト軍が帝都に撤退したとの報が入る。元解放軍や諸侯は再び日和見の態勢に入った。イーリス軍は決着をつけるため帝都に向かう。

  • 問題点
    • 大陸を制覇したはずのヴァルハルトだが、日和見の諸侯も多いようだ。
    • 溶岩洞窟内に布陣する策を立てるルフレ。レンハは洞窟に入らず周りを囲み、彼らを干上がらせるべきだった。ルフレもアホだがそれ以上に敵がアホだった。
    • マップは溶岩に浮かぶ島のようになっている。両者ともどうやって布陣したのだろうか。
    • エクセライがいつでもワープしてサイリを殺せるとレンハを脅していた。サイリとエクセライの実力差がそれほど開いているような描写はないが・・・(実際それほど時を経ない20章の時点でサイリで簡単にエクセライを切り捨てることもできる)。仮にそうだったとしてもそのように脅されるなら猶更レンハは妹のそばに居て彼女を守るべきではないか。
    • サイリとレンハが合流できた今、二人が戦う理由はないのではないだろうか。レンハの願いはサイリを守ることなのだから。
    • フェリア軍を倒したヴァルハルトは勢いに乗っているはずなのになぜか撤退する。その理由が語られることはない。


// 外伝関連の項目についてはエコーズのネタバレにならないよう一応伏せておきます。配慮が不要だと思ったら追記修正をお願いいたします。

  • 19章「覇王ヴァルハルト」のあらすじ
    • 帝都前で一行はヴァルハルト軍と対決、死闘の末に勝利する。敗れたヴァルハルトは帝都に撤退、一行はかつて寝返った解放軍の支援も受け、帝都に攻め込む。(作中あらすじ)
    • エクセライは「帝都で籠城し、浮足立った解放軍とイーリス軍の同士討ちを狙う」という策を立てる。しかしヴァルハルトはそれを退け出陣する。

「勝利とは!後に言い訳さえ許さず完膚無きまでに叩き潰すことを言う!圧倒的な力を見せつけよ!勝てる道など無いことを教えよ!それ以外を我は勝利と認めぬ!」
エクセライは渋々従うが、裏で何かを企んでいた。
    • 城外で決戦を挑んだヴァルハルトは敗北、城内に敗走する。そして解放軍や南部の諸侯もクロムのもとにはせ参じ、サイリは喜ぶ。
      「これは……皆がついに、我らの言葉に耳を傾けてくれた……!そういうことなのか!?」
      フラヴィアは死んだレンハやバジーリオも力を貸してくれていると励まし、ついに帝都内に突入する。

  • 問題点
    • 圧倒的な兵力差があったはずなのに特に理由もなくイーリス同盟軍がヴァルム軍に勝ててしまっている。それほど火山に身投げした兵が多かったのか?
    • 軍師の献策を退け、無様に敗北し逃げ帰るヴァルハルト。負けるのは仕方ないがなぜ逃げ帰ったのか。
    • 南部の諸侯や解放軍がクロム側に着いた理由をエクセライは「まさか……まさか……レンハが死んで……真実が明らかになった……?」と考えた。日和見を決め込む諸侯がレンハが服属していた理由を知ったとしても動くはずはないのだが…。
    • サイリはこれを声が届いたからだと喜ぶ。しかしどう見ても優勢な側に日和見の諸侯が付いただけだ。

  • 20章「真の王」のあらすじ
    • 帝都の戦いに勝利し、戦争は終わる。イーリスに戻ったクロムは、ルキナが予言する滅びを防ぐ力を得るため、聖王継承の儀を行おうとする。必要な「黒炎の宝玉」はぺレジアにあった。(作中あらすじ)
    • 退却したヴァルハルトは、エクセライが陰で動き回っていたことを知りつつ受け入れていた。
      「我はすべてを受け入れる。身体に忍び入る毒であろうとな。受け入れたうえで、我はすべての上に君臨する。」
    • ヴァルハルトは降伏や逃げるものを許さず、最終決戦に臨み敗北、戦死する。
    • 戦いが終わり、サイリはヴァルハルトの持っていた宝玉を差し出す。クロム達は意気揚々と祖国に帰る。
      五つの宝玉を集めて「覚醒の儀」を行いたいクロムのもとに、ぺレジア王ファウダーから宝玉を差し出す旨の知らせが届く。一行はいぶかしがりながらもぺレジアに向かう。

  • 問題点
    • あらすじ一行で片付く最終決戦。デジャヴ。
    • ヴァルハルト「戦わずして逃亡する者を我は許さぬ。戦わずして降伏する者を我は許さぬ。」
      ルフレ「この状況でも、配下の兵が誰ひとり降参しようとしない。みな、ヴァルハルトを心の底から信じているみたいだ。」
      クロム「すべての争いに自らの力で勝利を収め、人を導こうとしたヴァルハルト…やり方は正反対だが、多くの人に光を見せた。ヴァルム帝国の兵が最後まで誰ひとり降伏しなかったのがそれを証明している気がする。」
      ギャグかな?
    • 戦が終わったクロム達は乱れたヴァルム大陸を放って帰還する。特に誰かに後を任せるわけでもない。なんとソンシンの王女のサイリまでイーリスについてくる。

  • 総括
    • 戦記物として見てもガバガバ。ストーリー的にも本筋から離れて不要。ヴァルム編要る?
+ 21章~終章「ギムレー編」
  • 21章「五つの宝玉」のあらすじ
    • ファウダーとの会談で、クロムは炎の台座を渡すよう要求される。一行はぺレジア城を脱出するが、ルフレはファウダーに操られ、炎の台座を奪われてしまう。(作中あらすじ)
    • ファウダーと会見する一行。ファウダーはルキナが異なる場所から来たことを知っており、炎の台座を要求した。
    • ぺレジアの追跡を振り切る一行。だが彼らの前にワープしたファウダーが現れ、ルフレに術をかける。洗脳された彼はクロムを攻撃し、ファウダーに台座を渡してしまった。
    • ルキナは未来でクロムを殺したのはルフレだと言い、彼を切ろうとするがクロムに止められる。

  • 問題点
    • 律儀にもクロムが帰還するまで待っていたファウダー。ろくな脅しのネタも用意せず(ヴァルム遠征の資金援助という格好のネタがあったにもかかわらず)一方的に要求を突きつければこじれるのも当然だろう。どうせ武力行使に走るならクロムが留守の間にイーリスを制圧してしまえばよかったのでは? そして仮想敵国にみすみす再軍備を許すクロムは何なんだ。
    • 未来を告げたルキナに剣を突き付けられるルフレ。「抵抗する?」のコマンドと選択肢が表示される。重要な選択のように思わせるがどちらの選択肢を選んでも話に影響は一切ない。
    • ルフレ本人の意思と関係なくいつ操られるかわからないなら、身体の自由を奪ってほとぼりが冷めるまで入牢するなどといった処置が妥当であろう。これではルキナが無用な味方殺しの悲劇に酔っているようにしか見えないし、クロムも敵の手が分かっているのにみすみす対策を打たずに罠にはまる間抜けにしか見えない。

  • 22章「滅びの予兆」のあらすじ
    • 奪われた炎の台座を取り戻すため、一行はぺレジアの竜の祭壇前へ。そこでは邪竜ギムレー復活の儀式が始められていた。儀式を阻止すべく一行は祭壇内部に突入する。(作中あらすじ)
    • 竜の祭壇に向かう一行。そこには祭壇に向かうギムレー教信者も集結しているという。
    • 祭壇の入り口ではインバースが待っていた。彼女はぺレジアやヴァルムの戦乱もすべてファウダーの掌の上だと語る。祭壇にはたくさんの生贄が捧げられギムレー復活も近いという。
    • 彼女は12人の魔将と呼ばれる屈強な屍兵を呼び戦うも敗北、どこかへと姿を消す。一行は急いで祭壇内に突入した。

  • 問題点
    • ギムレーについてわかっていることはただ「邪悪な竜であること」のみ。なぜ信者ができるのだろうか。迫害されていた人々の心のよりどころだったなどの設定があれば話に深みが出るのだが…。
    • 前章で操られてしまったルフレだが、クロムはそれに何ら対策しない。せめてルフレが申し出て何処かに籠っておくべきではないか?
    • 敵は12魔将とインバースのわずか13人。しかも魔将たちは誰か一人の攻撃範囲に入ると全員突撃してくる。SRPGなのか…?
    • ヴァルム軍師エクセライの狙いは台座、宝玉と引き換えにぺレジア王になることだったようだ。だが伏線もほとんどないので唐突。そもそも海を挟んだ大陸のさらに一国の王になりたい人物などいるのだろうか。
    • ぽっと出12魔将。彼らは「聖戦の系譜」に登場したロプト配下の12魔将と同じ名前で、さらにティルフィング、ファラフレイムなどの聖戦士の直系のみが扱える神器を持っている。
      本作はアカネイア大陸でのマルスの活躍から2000年後の世界である。グラディウスなどのアカネイア三種の神器が登場するならまだ分かるが、なぜ関係のないユグドラル大陸の武器が出てくるのだろうか。一応ユグドラルとアカネイア、バレンシアが地続きという裏設定はあるがあまりにも唐突すぎるし、神器がこの後ストーリーに絡むこともない。

  • 23章「運命か、絆か」のあらすじ
    • 一行はファウダーに挑み、敗れる。が、バジーリオとルフレの策により、逆転。ファウダーを倒す。だがルフレと同じ顔の司祭がギムレーを復活させてしまう。(作中あらすじ)
    • ルフレはもし再びファウダーに操られたら殺してほしいとクロムに頼む。
      ファウダーの狙いは竜の祭壇で炎の台座を使うことでギムレーを復活させることだった。ギムレーの器にはファウダーの子どもであるルフレが必要であるという。だがルフレが生まれたときに母親が隠して教団から逃げてしまったのだという。
    • クロムとルフレはファウダーと戦い、勝利する。だが、急にルフレの視界が赤くなりクロムを刺し殺してしまった(断章の再現)。絶望するルキナと蘇ったファウダー。
      だが二人の前に死んだはずのバジーリオが現れる。彼はヴァルハルトと戦わずに逃げたおかげで生き延びたという。さらに彼は続ける。ルフレは以前この状況の夢を見たことがあったので用心し、宝玉を偽物にすり替えていた。ルフレが寸前で魔法を弱めていたおかげでクロムも無事だった。思惑が外れ怒るファウダーとの決戦が始まる。
    • ファウダーを倒し喜ぶ一行。その前にルフレと同じ顔の司祭が現れる。彼はギムレーであり、元の歴史からルキナを追ってやってきたという。ギムレーが過去にやってきた衝撃でルフレは記憶を失ったのだという。ギムレーは竜の祭壇と炎の台座の力を使い復活する。
    • 竜の力を取り戻したギムレーに追われ、一行は撤退する。クロムは虹の降る山に向かい「覚醒の儀」を行うことを決意する。

  • 問題点
    • ルフレはプレイヤーの知らないところで策を立て、行動していた。ルフレは「あなた」であるマイユニットなのにどうしてプレイヤーの知らないところで行動するのか。
    • ヴァルハルトから逃げたと語るバジーリオ。だが、彼は17章で思いっきりヴァルハルトと戦いHPが0になっている。フラヴィアもそれを目撃している。
    • 竜の祭壇は「紋章の謎」で地竜が封印されていたところと同じ場所である。地竜を封印する封印の紋章と竜が封印されている竜の祭壇をどう使えばギムレーが蘇るのだろうか。
    • ルフレがすり替えた偽物の宝玉の力で覚醒するギムレー。意外と適当で優しい神様かもしれない。

  • 24章「聖王継承」のあらすじ
    • ルフレと同じ顔の司祭は未来のルフレ自身だった。復活したギムレーに対抗するため、、クロムは虹の降る山で聖王継承の儀式を受け、ナーガの加護を授かる。(作中あらすじ)
    • 屍兵を蹴散らし、山に着いた一行。クロムは祭壇で試練を受けてナーガに認められる。
    • クロムはファルシオンの真の力を引き出せるようになった。だがナーガとギムレーは同じ存在であり、ナーガの力でできるのは封印することのみである。初代聖王はファルシオンでギムレーを1000年封じ込めたという。ギムレーが滅びを迎える時は自分自身の手による、つまり自殺しかないという。クロム達は始まりの山にいるギムレーに最後の決戦を挑む。

  • 問題点
    • 追いかけてこないギムレー。力を蓄えているかららしいが、先にクロム達を撃破してからゆっくり力を溜めるべきではないだろうか。
    • クロムの覚醒の儀はクロム「う…っ。」ルキナ「お父様!!」クロム「だい、じょうぶだ…」だけで終わる。どんな試練なのかもよく分からないし、苦労して神器を獲ったという実感も湧かない。

  • 25章「神殺しの法」のあらすじ
    • 一行は邪竜ギムレーのもとへ向かう。ギムレーを封じるにはクロムの剣、完全に滅ぼすにはルフレの命。クロムとルフレ、絆で結ばれた二人は最後の戦いに挑む。(作中あらすじ)
    • ナーガは語る。ファルシオンでもギムレーを滅ぼすことは出来ない。だが、ギムレーと同じ存在であるルフレが倒せば、邪竜は完全に滅びるだろうと。それはクロムとルフレにとって難しい選択だった。インバースを倒し最終決戦に向かう。

  • 問題点
    • 自らの命と引き換えにギムレーを消滅させるかどうかの難しい決断を迫られるルフレ。「自らを犠牲にしない?」のコマンドも現れプレイヤーは悩む。…お察しの通りどちらを選んでもストーリーに変化はない。
    • インバースは倒れた時、やっと頭痛から解放されると呟く。洗脳されていたようだがそんな伏線は全く存在しないし殺しを楽しんでいる節もあり、全く同情は湧かない。

  • 終章「邪竜ギムレー」のあらすじ
    • ナーガの力でギムレーの背中に転移した一行。だがギムレーの攻撃を食らい追い詰められルフレも取り込まれてしまう。一同の声援とナーガの力で回復した一行はギムレーを撃破する。エンディングは選択肢によって分岐する。
    • クロムがファルシオンでとどめを刺した場合、ギムレーは封印される。クロムは1000年先の人々を信じ、ルフレを励ます。
    • ルフレがとどめを刺した場合、ルフレも消滅する。クロムは何年かかろうがルフレを見つけると語る。エンディング後、序章と同じムービーが流れる。だがルフレの手からはギムレーの邪痕は消えており、クロムは「おかえり、友よ」と声をかけるのだった。

  • 問題点
    • ギムレーの背中で戦う一行。何故ギムレーは回転して振り落とさないのだろうか。
    • ギムレーの力に追い詰められた一行。邪竜はルフレに「我に従うなら仲間の命は助ける。」と誘惑する。「ギムレーに従う?」のコマンドも現れる。もちろんどちらを選んでもストーリーに変化はない。
    • クロムがとどめを刺した場合、ナーガは落胆しため息をつく。自分で決めろって言ったのに…。
    • 逆にルフレがとどめを刺した場合その後ナーガはいっさい現れない。薄情者。

+ 外伝1~4
  • 外伝1「弱き者、それは」のあらすじ
  • 問題点


  • 総括

+ 外伝5~17「子世代、チキ加入マップ」
  • 外伝5「伝説の継承者」のあらすじ
  • 問題点

  • 総括
+ 外伝18~23「無料ダウンロードコンテンツ」
  • 外伝18「死せる愚者」のあらすじ
  • 問題点

  • 総括

キャラクター解説

親世代

+ クロム
  • クロム
    • 特徴~
    • 問題点~
+ マイユニット(ルフレ)
  • マイユニット(ルフレ)
    • 特徴~
    • 問題点~
+ リズ
  • リズ
    • 特徴~クロムの妹で、イーリス聖王国の王女。クロムが率いる自警団に参加している。お姫さまらしく、世間知らずでワガママなところもあるが、心根は優しい。兵種は、治療の杖を駆使するシスター。(公式ページより)
    • 問題点~
+ フレデリク
  • フレデリク
    • 特徴~イーリス聖王国の騎士。自警団の副長として、クロムたちを支える。冷静沈着な、戦の指南役でもある。兵種はグレートナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ソワレ
  • ソワレ
    • 特徴~クロムの自警団に所属する女性騎士。武芸を尊び、勇猛で男勝りな性格。兵種はソシアルナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ヴィオール
  • ヴィオール
    • 特徴~どこかの国から流れてきた貴族。くだけた態度ながら、言葉や振る舞いの節々に、気品めいた何かを感じさせる。兵種はアーチャー。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ヴェイク
  • ヴェイク
    • 特徴~自警団に所属する戦士。クロムの幼馴染でもあり、何かと張り合っている。兵種は戦士。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ソール
  • ソール
    • 特徴~クロムの自警団に所属する騎士。優しく、人が良い性格。兵種はソシアルナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ミリエル
  • ミリエル
    • 特徴~自警団の一員。神経質で几帳面な性格で、うっかり者には厳しい。兵種は魔道士。(公式ページより)
    • 問題点~
+ カラム
  • カラム
    • 特徴~自警団に所属する重騎士。自警団の守備の要だが、いまいち存在感が薄いらしい。兵種はアーマーナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ スミア
  • スミア
    • 特徴~自警団の一員。ドジが多く、自分のことを落ちこぼれだと思っている。動物と心を通わせる不思議な一面も。兵種はペガサスナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ロンクー
  • ロンクー
    • 特徴~イーリス聖王国の北、フェリア国の剣士。剣の腕は確かだが、とある理由から女性が苦手。兵種は剣士。(公式ページより)
    • 問題点~
+ リヒト
  • リヒト
    • 特徴~自警団の最年少で、マスコット的存在。言動も幼いが、本人は子ども扱いを不満に感じている。クロムに懐いている。兵種は魔道士。(公式ページより)
    • 問題点~
+ マリアベル
  • マリアベル
    • 特徴~自警団の一員で、リズの親友。イーリス聖王国屈指の名門貴族の娘。プライドが高く、高飛車な性格だが、友だちには甘い。兵種はトルバドール。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ガイア
  • ガイア
    • 特徴~イーリスに暮らす盗賊。冷静な切れ者で、報酬さえ支払えば、基本的にはどんな仕事でも受ける。無類の甘いもの好きで、全身に菓子を隠し持っている。兵種は盗賊。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ベルベット
  • ベルベット
    • 特徴~どの国にも所属しない獣戦士。兎に変化する種族「タグエル」の最後の生き残り。常識的で芯のある、クールな女性。兵種はタグエル。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ティアモ
  • ティアモ
    • 特徴~イーリス天馬騎士団の一員。スミアとは幼い頃からの親友で、大抵のことはそつなくこなす天才肌。ある人物に、叶わぬ想いを抱いている。兵種はペガサスナイト。(公式ページより)
    • 問題点~
+ グレゴ
  • グレゴ
    • 特徴~各国を渡り歩いてきた傭兵。呑気な言動が多いが、腕は確か。おじさん呼ばわりされるのを嫌う。
    • 問題点~
+ ノノ
  • ノノ
    • 特徴~どこの国にも所属しないマムクートの少女。外見も言動も子どもっぽいが、1000年以上生きている。
    • 問題点~DLC絆の収穫祭ではサーリャが嫌がっているにも拘らず眠りの粉で眠らせてバインバインを触りまくるというセクハラ行為をする。
      サーリャが疲れているように見えたから・寝ている間は傍で守ってるから大丈夫だと思ってた、と理由を語るものの
      聞いてもいないのに触った感想を長々と語った後では何一つ説得力が無い。
      ライターは女同士であればギャグになるとでも思ったのだろうか
+ リベラ
  • リベラ
    • 特徴~イーリス聖王国の僧侶。神頼みが多い。よく女性と間違われる。
    • 問題点~
+ サーリャ
  • サーリャ
    • 特徴~ペレジアの呪術師。ペレジアとイーリスの因縁にはあまり興味がなく、よく一人で怪しいまじないをしている。兵種はダークマージ。(公式ページより)
    • 問題点~
+ オリヴィエ
  • オリヴィエ
    • 特徴~各地を回るキャラバンの踊り子。仲間を元気づける踊りが得意。恥ずかしがり屋で引っ込み思案。
    • 問題点~
+ セルジュ
  • セルジュ
    • 特徴~ヴィオールに仕える竜騎士兼メイド。相棒の竜「ミネルヴァ」を溺愛している。
    • 問題点~
+ ヘンリー
  • ヘンリー
    • 特徴~ペレジアの呪術師。常に笑顔で陽気な性格だが、人を殺すことに一切抵抗がない。
    • 問題点~
+ ドニ
  • ドニ
    • 特徴~イーリスの村人。畑仕事が好きな、普通の青年。村の外に出たことがなかったため、色んなことに興味津々。兵種は村人。(公式ページより)
    • 問題点~

子世代

+ ルキナ
  • ルキナ
    • 特徴~
    • 問題点~
+ ウード
  • ウード
    • 特徴~未来から来た、リズの息子。目立ちたがりの格好付けたがりで、何かを演じているような口調で話す。
    • 問題点~いわゆる厨二病で、自分を伝説の英雄だと思い込み必殺技や口上を考えているらしい。しかし、そもそもFE自体がファンタジーの世界観であり、ウード本人も王家の血を引き、腕に聖痕を持ち、運命を変えるため未来からやって来ている。設定が十分に英雄的であるのにこのキャラ付けは少々違和感があるのではないか。
      なお、続編「If」にも登場している。そちらは「オーディン」の項目で。
+ アズール
  • アズール
    • 特徴~未来から来た、オリヴィエの息子。無類の女好きで、暇さえあればナンパをしている。ダンスが好き。
    • 問題点~ナンパを成功させるためにブレディやジェロームなどの友人を引き立て役として同行させている。ブレディを連れて行く際は「泣いていたことを皆にバラす」と脅している。同行させた男の方が女にモテることが発覚するとヒステリーを起こして泣き喚く。
      筋金入りの女好きであり、結婚してもナンパを継続すると堂々と宣言。マイユニット女と結婚した場合、息子のマーク(男)の目の前で「女の子がよかった。お父様と呼ばれたかった」と漏らすほど。
      父親との支援ではチャラチャラするなと叱られているが、「父さんに何が分かる」と逆ギレ。母親と同じ「恥ずかしがり屋」という属性を持っているが、前述のように堂々とナンパをしている上に自己主張も激しいため設定に無理がある。
      これらの批判を受けたのか、収穫祭や秘湯、絶望の未来編では唐突に良い子ちゃん路線になっている。ちなみにキャラ原案である小室氏の一番お気に入りのキャラらしい。
      続編「If」にも登場している。そちらは「ラズワルド」の項目で。
+ ブレディ
  • ブレディ
    • 特徴~未来から来た、マリアベルの息子。賊と間違われるほどの強面だが、身体が弱く運動音痴。
    • 問題点~
+ デジェル
  • デジェル
    • 特徴~未来から来た、ソワレの娘。正々堂々とした戦いを望む。女だからと舐められるのを嫌う。
    • 問題点~ルキナとの支援会話。要約すると「弱者は足手まといだから不要」。そもそも弱者を守るために未来から来たのではなかったのか?登場章では世話になった師匠の仇を討つため戦っており、とても「弱者は不要」と言うようなキャラクターには見えない。
      媒体によってキャラがブレまくっているのも特徴のひとつ。収穫祭ではセレナに欲情するレズビアンになり、絶望の未来編では素直になれないツンデレ風のキャラになっている。
+ シンシア
  • シンシア
    • 特徴~未来から来た、スミアの娘。テンションが高く勢いのある性格。格好良いヒーローに憧れている。
    • 問題点~登場章では略奪・暴行をはたらく賊の頭をクロムと勘違いして仕えているという間抜けっぷりを見せる。
      また、明らかに戦場を遊び場と勘違いしている。ルキナ支援やセレナ支援などでは戦場での登場シーンや口上を考えている。ンン支援や温泉でのノワールとの会話では相手を悪者にして自分だけ目立とうとしている。
      ペガサスナイトだが、母親に指摘されるまで自分のペガサスの羽の汚れにも頓着しない。
+ セレナ
  • セレナ
    • 特徴~未来から来た、ティアモの娘。秀才な母親と比べられてきたため、わがままで生意気な性格になった。
    • 問題点~常に不機嫌で誰との会話でもヒステリックに応答している。母親やマイユニットの才能に嫉妬し喧嘩を売ったり、秘湯のルキナとの会話等では「どうせあたしは…」とウジウジと誘い受け。
      一方で自分の容姿を鼻にかけており、父親との支援では健気な娘のふりをして装飾品や化粧品などを大量に買わせ、裏では「チョロい」と馬鹿にしている。また、誰かと結婚していても母親とのキラキラマス会話では欲しいものを訊かれ「かっこよくて便利な男が欲しい」と言う。
      ロランとの支援では軍資金で私物を購入していることが発覚。注意されても「女は理屈だけで納得するような生き物じゃない」と屁理屈をこねて逆ギレ。
      周囲は妙に彼女に甘く、支援を進めても彼女の暴言や態度を叱る人物はおらず「素直じゃないだけなんだね」「本当は優しいんだね」と甘やかすことが多い。ちなみにキャラ原案の小室氏のお気に入りのキャラクターらしい。
      続編「If」にも登場している。そちらは「ルーナ」の項目で。
+ ジェローム
  • ジェローム
    • 特徴~未来から来た、セルジュの息子。他人に興味が無い。唯一心を開くのは相棒のミネルヴァだけ。
    • 問題点~登場章で賊に追われている村人に助けを求められるがばっさりと断り見捨てる。その理由は自分にはもう戦う力がないとのことだが、その後クロムかセルジュで話しかけると仲間になり戦うことができるため矛盾している。
+ マーク(男・女)
  • マーク(男・女)
    • 特徴~未来から来た、マイユニットの息子or娘。マイユニットのような軍師に憧れている。
    • 問題点~
+ シャンブレー
  • シャンブレー
    • 特徴~未来から来た、ベルベットの息子。タグエルの生き残りであるため絶滅することを恐れている。
    • 問題点~彼の支援会話は全て「絶滅したくないから戦いたくない」→「相手に叱咤される」→「勇気を出そう」というもので、内容があまりにもワンパターン。また、本作の支援会話の仕様上、キャラAとの支援でやる気を出したかと思いきやキャラBとの支援ではまたウジウジとしているなど整合性も無い。
      プロフィールには「仲間のためなら身体を張ることも」と書かれているがそのようなシーンは一切ない。何かにつけて「絶滅したくない」と叫んで逃げ腰なため説得力がない。
+ ロラン
  • ロラン
    • 特徴~未来から来た、ミリエルの息子。母と同じく冷静で几帳面な性格。
    • 問題点~
+ ノワール
  • ノワール
    • 特徴~未来から来た、サーリャの娘。普段は気弱だが、キレると別人のように変化する。
    • 問題点~セレナとの支援会話では相手に叱られてもついつい甘えてしまうと言っているが、ロランとの支援会話では世話を焼く彼に「うるさい」と激怒し罵っている。
+ ンン
  • ンン
    • 特徴~未来から来た、ノノの娘。幼いがしっかり者で、大人の顔色を窺うことも多い。
    • 問題点~父親との支援では相手が断っているのにしつこく「母親のノノを選んだ理由」を聞き出そうとしている。この時言い放った「お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?」は悪い意味で本作を象徴する台詞として有名。
      ロランとの支援では「私が可愛いからロランがストーカーしてくる」と思い込み相手を変態扱い。

その他

+ アンナ
  • アンナ
    • 特徴~謎の行商人。商売人だけあって、明るくて愛想が良い。お金と羽振りの良いお客様が大好き。兵種はトリックスター。(公式ページより)
    • 問題点~
+ サイリ
  • サイリ
    • 特徴~ヴァルム大陸にある小国の王女。イーリス大陸の者とはどこか違う、凛とした古風な雰囲気を持つ。兄を慕っているが、現在はとある理由から敵対関係にある。兵種はソードマスター。(公式ページより)
    • 問題点~
+ バジーリオ
  • バジーリオ
    • 特徴~武を重んじる軍事国家フェリアの西の王。いい加減な言動が多いが、相当の実力を持つ武人。(公式ページより)
    • 問題点~
+ フラヴィア
  • フラヴィア
    • 特徴~バジーリオと並ぶ、フェリアの東の王。豪快で男勝りな性格の女傑。バジーリオとはライバル。(公式ページより)
    • 問題点~
+ チキ
  • チキ
    • 特徴~神話の時代から生き続ける、神竜族の一員。神竜信仰の盛んなヴァルム大陸で、神竜の巫女として祀られている。落ち着いた性格だが、ごくまれに幼い少女のような一面を覗かせる。(公式ページより)
    • 問題点~
+ エメリナ
  • エメリナ
    • 特徴~
    • 問題点~
+ ギャンレル
  • ギャンレル
    • 特徴~ペレジアの国王。散漫で冷酷な性格。他人を欺くことに喜びを感じる。(公式ページより)
    • 問題点~
+ インバース
  • インバース
    • 特徴~ギャンレルの部下。スタイル抜群で、大人の色気漂う美女。男を手玉にとり、破滅させるのが得意。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ヴァルハルト
  • ヴァルハルト
    • 特徴~ヴァルム帝国の皇帝。ヴァルム大陸の諸国を武力で圧倒し、勢力を拡大した覇王。負けること、敵に背を向けることが、何より嫌いな人物。(公式ページより)
    • 問題点~
+ レンハ
  • レンハ
    • 特徴~
    • 問題点~
+ パリス
  • パリス
    • 特徴~
    • 問題点~
+ フィレイン
  • フィレイン
    • 特徴~
    • 問題点~
+ ファウダー
  • ファウダー
    • 特徴~ペレジアで勢力を伸ばしている、邪竜を崇めるギムレー教団の教主。闇の魔法を操る呪術師でもある。(公式ページより)
    • 問題点~
+ ナーガ
  • ナーガ
    • 特徴~
    • 問題点~
+ ギムレー
  • ギムレー
    • 特徴~
    • 問題点~

DLC関連

  • 有料DLC 異界の魔符における過去作キャラの扱い
本来過去作ファンへのサービスを目的として配信されたものだが、中には本編を無視した形でキャラが極端な属性付けかつ改変、覚醒側に合わせて職種等変更されたキャラが多い。
内容も所謂ネットのネタに乗っかったと思わせるものが多く見られ、ここでは例として三人を挙げる。


その1:リーフ(聖戦の系譜の自軍ユニット、トラキア776の主人公)
初期兵種はプリンス、ロードとれっきとした王子キャラだが、盗賊職である「トリックスター」という職で登場。
ファンの間でネタにされているリーフ盗賊団ネタに公式側が乗っかった形で「受け狙い」で入れたと思われる。
また、このDLCでトラキア776に登場するエーヴェルというキャラクターが本編では「リーフ王子」と呼んでいるのに本作のDLCでは「リーフ」と呼び捨てになっている。

その2:エイリーク(聖魔の光石の主人公)
初期兵種はロードだが、何故か花嫁という職で登場。
やたら騙されやすい系のキャラを強調された。

その3:エリウッド(烈火の剣の主人公)
元作品ではリキア一の騎士と言われていたのが、やたら弱気なキャラクターになっており、このキャラはヒーローズでも似た改悪が見られる。
尚、本編の支援会話では強気な一面も見せていた。

他にも元が光魔導士だったミカヤや、セイジだったアルヴィスが、覚醒に合わせて闇魔法系の職にさせられた等がある。
これらの改変は批判もされていたがほぼ同じ改変がファイアーエムブレムヒーローズでも見られるのが現状である。


  • 覚醒キャラによる過去作キャラへの問題発言
同DLCでは覚醒キャラクターと過去作キャラクターの戦闘会話が存在するが、中には「覚醒キャラ」が「過去作キャラ」に対してマウントポジションを取る形となっているものが複数存在する。
とくに目立つギャンレルとマークについて以下の会話文を例として載せる。

ギャンレル
対ハーディン(紋章の謎の敵)
ギャンレル「ギャハハハハ!なんだぁ、その面はよォ!」
ハーディン「・・・だまれ。貴様に語る言葉など持たぬ!」
ギャンレル「正しいと思っていた道からわきをそれたか?それとも惚れた女にでも振られたか?ん?」

対漆黒の騎士(蒼炎の軌跡の敵)
漆黒の騎士「…人には、『漆黒の騎士』と呼ばれている。」
ギャンレル「漆黒の騎士ィ?ギャハハハハハハハ!なんだそのご大層な呼び名は。呼ばれてて恥ずかしくないのかよ。」
漆黒の騎士「…なんだと!」
ギャンレル「おいおい怒ったのか?俺は素直に感想を言っただけだぜ。それとも、こっちの世界じゃ、思った事を正直に言わないほうがいいのか?」
漆黒の騎士「…貴様!!」

マーク
対ライナス(烈火の剣の敵)
ライナス「祈りな、そのくらいの時間はやる。これまでの悪事を悔い改めて、眠れ。」
マーク「悪事をしてきた覚えはないですが、せっかくなので祈らせてもらいます。・・・はい、祈りました。では、はじめましょうか!」

対ロイド(烈火の剣の敵)
ロイド「「牙」の名において…裁きを下す。悪く思うな。」
マーク「えぇっ!?悪く思うな、なんて言われても無理ですよ!!あなたたちの価値観で世の中をはかるのは間違っていると思います!…これは一度、思い知っていただいた方か良さそうですね!」

対アルム(外伝の主人公)
アルム「馬鹿なことを。倒されるのはお前たちの方だ!」
マーク「一応念のためにお聞きします。…素直に倒されてくれませんか?]



■ゲームシステム


マップについて

  • 勝利条件の少なさ
    • 過去作では敵の全滅や敵将撃破、制圧の外にも一定ターン生存や防衛など多彩な勝利条件があった。特に前作「暁の女神」では糧秣に火をつけたり敵味方含む全ユニットのうち一定数のロストが条件になっていたりと特に多かった。
      しかし覚醒では敵の全滅と敵将撃破の二つのみであり、制圧がないためロードのクロムの存在感が低下している。
  • 味方の加入
    • 今までのシリーズでは同兵種のユニットが複数加入し、もし既存のユニットがロストしても最後まで遊べるよう配慮がなされていた。
      しかし覚醒ではユニットの三分の一ほどが子世代であり、親世代のペアを支援Sにまで組ませないと加入できない。つまり、ユニットのロストへの救済策であったはずの新キャラ加入なのに既存ユニットを十分に育てていないと加入できないため、ゲームの駒を増やすという本来の目的から外れてしまっている。。
      また、ユニット加入についてもほとんどは最初から味方で登場するかクロムで話しかけるかの二通りであり、従来と比べると遊びの幅が少ない。章内でレベルを上げると加入するドニのような面白い条件のキャラもいたのに勿体ない…。
  • 単調なマップ
    • 序盤から特定のエリアに入ると全ての敵が一斉の突撃してくるマップが多い。確かに多くの敵が一斉に攻めてくると難易度は高くなるがもう少し工夫は出来なかったのだろうか。
    • それに加えて中盤からは左右対称のマップが増えてくる。そんなマップで敵が一斉突撃してきても何の面白みもない。
    • 過去作ではクリア自体はそこまで難しくはないが村の訪問やユニットの加入、宝箱などを意識すると一気に難易度の上がるマップも多かった。だが、覚醒ではこれらの工夫が凝らされたマップはほとんどない。

システムについて

  • デュアル
    • 上のページで紹介されている覚醒の目玉のうち一つ。仲間が隣にいる状態で戦うと支援効果が得られるとともに敵に追加攻撃(デュアルアタック)してくれたり攻撃をガード(デュアルガード)してくれたりするシステム。
      通常の戦闘の命中率に加えデュアルという確率が乗ってしまうためより予測がしにくくなっている。これにより所謂やっつけ負けを起こしてしまうこともある。
    • またユニット一つは決して一人ではなくその人が率いている人のかたまりを指す。これは覚醒公式バックグラウンドでも明言されているが、デュアルの戦闘アニメと比べると違和感を覚える。
    • デュアルガードでペガサスナイトが敵の矢を受け止めるなどおかしなシーンも見られる。
  • ダブル
    • ユニットを組ませてニコイチにする代わりに能力を上昇させるシステム。ダブルだと常にデュアル状態である。
    • 能力の上昇量がゲームバランスを壊す程に凄まじく、中盤辺りで育成や支援が進んだキャラだと全ステータスが5~9程も上昇するようになる。
      この頃にはデュアルの発動率もアタックが90%近く、ガードは30%近くとインフレし、育てたユニットをダブルしてからターンスキップを繰り返すだけでマップクリアできてしまう程
    • 一応操作できるユニットが減るというデメリットはあるが、上記の通り大量の敵が突っ込んでくるだけのマップ構成が多いためダブルして困ることはほぼない。

魔府について




■販売方法・宣伝


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最終更新:2024年01月26日 22:47