ダブルクロス紹介

世界観
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉
『ダブルクロス THE 3rd EDITION』(以下DX3rd)の世界観は今これを見ている貴方が生きている世界とそう変わりません
"レネゲイドウィルス"と呼ばれるウィルス……それに感染、覚醒し超常の力を得た『オーヴァード』と呼ばれる覚醒者となり
「非日常の中で日常を守りぬく」TRPGです
なお、レネゲイドウィルスは世間には公表されておりません。これは各国が社会の混乱を恐れたためです

DX3rdはシナリオやサプリによって様々な立ち位置のキャラクターを演じることが出来ますが、基本的に「UGN」という組織に所属します
ここでは通常ステージで最も多く使われるUGNと、それに敵対するFHについて後述します


  • レネゲイドウィルス、シンドロームについて
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レネゲイドウィルス
人間や動物は勿論、生命体では無い道具や機械にも感染する
時には噂話等の概念を実体化させることも有り、自我を持たせることもある
ちなみに、感染しただけでは発症はしないが、「覚醒」と呼ばれる発症をすることで『オーヴァード』に目覚める
しかし、レネゲイドウィルスは感染者に強い衝動(破壊や殺戮等)を与え、大半の者は湧き上がる衝動を全くコントロールできなくなった『ジャーム』と呼ばれる存在になってしまう
この『オーヴァード』『ジャーム』は例外なく超常の力を得て、「エフェクト」と呼ばれるその力は様々だが、主に13種類に別けられている
13種類に別けられた超常の力を「シンドローム」と呼んでいる

ジャーム
レネゲイドウィルスの侵蝕によって、人としての心を失ったオーヴァードの事
衝動に身を任せ超常の力を使う為に、人間社会が破壊されてしまう危険性が非常に高い
その為、UGNではジャームは討伐、または捕縛し治療法が見つかるまで冷凍保存している
ジャームの治療方法は現時点でのDX3rdまでには存在しない
PCキャラクターは超常の力を使い過ぎるとシナリオ終了後に"ジャーム"になってしまう可能性がある

シンドローム① 「ブリード」
『オーヴァード』は、この13種類のシンドロームを最大3種類まで扱うことが出来る
一種類、扱える者は『ピュアブリード』
二種類、扱える者は『クロスブリード』
三種類、扱える者は『トライブリード』

しかし、ブリードは増えれば増える程、一つ一つのシンドロームのエフェクトの力は弱体化していく
『トライブリード』は能力の幅が広いが『ピュアブリード』と同じシンドロームを持っていても、その能力の強さには敵わないのだ
だが『ピュアブリード』では出来ない芸当を『トライブリード』では行える、一長一短なのだ
この「ブリード」が大きく影響する要因として「エフェクトの組み合わせ」が存在する
DX3rdのシステムでは組み合わせによる コンボ攻撃 を行うことが出来る
このコンボ攻撃はシンドローム③で紹介する。まずは、13種類のシンドロームについて説明しよう


シンドローム② 13種類の力について
この13種類のシンドロームだが、それぞれに個性が有る
長い為一応ボックス内に
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  • エンジェルハィロゥ
光を友とし、敵を滅ぼす
光を操り、五感の強化のシンドローム
周囲を闇で閉ざし姿を隠したり、光を生み出し目を眩ませたり、集束させることでビームを放つことも出来る
なお、強化された五感は数キロ先を見渡す視力、長距離の狙った音を拾うことも出来る

名前の由来
エフェクトを発動する時に、使用者がほのかに光を放つことが多数確認されているため、天使の輪というシンドローム名が付けられた

  • バロール
暗黒の力
重力を操るシンドローム
エフェクトを発動させる時、必ず体外に"魔眼""宝玉"などと呼ばれる球体を生み出し、浮遊させる
この球体をコントロールすることによって重力を自在に変化させる

名前の由来
死を司る魔眼を持つ、ケルト神話の神から来ている

  • ブラックドッグ
雷撃の王、鋼の使徒
雷を操るシンドローム
生体電流を始めとし、雷を増幅し、意志のままに操ることが出来る
また、機械を操ることにも長け、身体の一部分に機械を埋め込んで意志だけで作動させることも可能だ
最も現代の科学を取り入れたシンドロームとも言えるだろう

名前の由来
イギリスの伝説にある、雷と共に現れる犬、黒妖犬に因んで名付けられている

  • ブラム=ストーカー
我が血こそ、命の源
自分の血液をコントロールするシンドローム
血液を弾丸としたり、血液を形状変化させ武器や防具に変化させる能力を有する
また、従者と呼ばれる使い魔を操るものたちも確認されていおり、その形は様々だが殆どは自らの意思はなく人形に近い
しかし、中には意思を持ち、人間のように振る舞う従者もいる

名前の由来
"吸血鬼ドラキュラ"を生み出した作家に由来する

  • キュマイラ
目覚めし獣
腕や足、目など身体の一部を昆虫や獣のものに変化させるシンドローム
翼や尾、三本目の腕など、本来人間にはない器官を増やすことも可能だ
変身能力が目立つキュマイラだが、常人離れした筋力を持っている特徴もある

名前の由来
ギリシャ神話に出てくる多数の獣を混ぜあわせた幻獣が名前の由来

  • エグザイル
その肉体は変幻自在
身体を自在に変化、操ることが出来るシンドローム
髪の毛や爪すらもエグザイルに目覚めた者ならば武器となる
キュマイラを"剛"の変化とするならばエグザイルは"柔"の変化を見せるのだ

名前の由来
古事記に登場する神、ヒルコに由来する。ヒルコは全身に骨がないことから追放された。そこから追放者(エグザイル)と名前が付いた

  • ハヌマーン
最速の覇者、振動の王
振動操作、反射神経強化のシンドローム
速度そのものの概念を操ることで超スピードでの行動が出来る
また、振動を操作することで衝撃を発生させたり遮ったり……音や風を操る者も確認されている

名前の由来
インドの叙事詩"ラーマヤーナ"に登場する猿面の神獣に由来する

  • モルフェウス
錬成の理を極めし者
砂の操作、物質変化のシンドローム
小枝を剣に、バラを銃に等といった元となった物質の素材,質量すらも無視して変化させることが出来る
また、砂を操り、対象を磨り潰したり、攻撃の威力を削ぐ盾として利用するオーヴァードも確認されている

名前の由来
ギリシャ神話の神モルフェウスに由来する

  • ノイマン
すべての才能をこの手に
"万能の天才"のシンドローム
発症者の脳に"脳内回路"とでも言うべき特殊な神経ネットワークが発生する
その結果、常人ではありえない程の超高速思考、並列思考等が確認されている
また、優れた理解能力を持ち、様々な分野に置いて技術の習得が早い

名前の由来
コンピューター演算の基本形となった論理構造を造った数学者が由来する

  • オルクス
"領域"の王
因子を用いて領域を操るシンドローム
因子と呼ばれる謎の物質を生み出し、取り付かせたものを自在に操ることが出来る
最も謎に包まれたシンドロームであり、大地も空気も幸運さえも操作可能なことが確認されている

名前の由来
ローマ神話における冥府の王からきている

  • サラマンダー
熱を支配する
超高熱と超低音を操るシンドローム
熱を操作することで炎や氷を生み出すことも出来る
また、熱エネルギーを運動能力に転化させ、爆発的な身体能力を得る、体内温度を調節することで判断力を向上させるなども確認されている

名前の由来
架空上の生物が由来
プリニウスの博物誌に、非常に冷たい生き物で触れると火が消えてしまうという記述があるため、このシンドローム名となった

  • ソラリス
幻惑の泉
様々な薬品を体内で生成できるシンドローム
自分や仲間の身体能力を向上させたり治癒能力を促進する効果
痛覚を刺激したり幻覚を見せつける効果など、薬品によって様々な効果を及ぼすことが出来る

名前の由来
意志を持つ惑星が人間たちに幻覚を見せていたというSF小説が由来

  • ウロボロス
同族喰らいの蛇
他者の能力を取り込む特殊な力を持ったシンドローム
奪った力を自分の能力に昇華したり、模倣することが可能だ
また、他人の力を奪わずとも影を操り攻撃に転化出来ることも確認されている
DX3rdの世界観では僅か半年前に確認されたシンドロームであり深い謎を持つ

名前の由来
ギリシア語の「尾を飲み込む蛇」を意味する言葉が由来



シンドローム③ エフェクトの組み合わせ
DX3rdのシステムの特徴とも言える、エフェクトの組み合わせ
エフェクトを組み合わせる事で個性を出していくことが出来る
例えばモルフェウスとエンジェルハィロゥを組み合わせたシンドロームによるエフェクトで
モルフェウスで創りだした銃から、エンジェルハィロゥの光を放つ……なども出来る

つまり 他のシステムで言う所のスキルや特技などを複数同時に使用する事が出来るのだ



UGNとFH
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主なキャラクターの立ち位置
作成したキャラクターはオーヴァードの社会的支援組織「ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク」(以下UGN)に所属することが多いでしょう
時々黒い部分もありますが、ハンドアウトでUGNと記されているならば大抵は日常を護る守護者の立場です

逆に敵対することが多いのはファルスハーツ(以下FH)と呼ばれる、オーヴァードによる世界的テロ組織となります
UGNに所属するPCは日常を守る為にレネゲイドウィルスの力をあえて振るう決意をした者となり
FHに所属したPCは自分の欲望を叶える事を第一としてその力を使う者となるでしょう
なお、FHに所属できるシナリオは少ないです。FH所属が良い!ってことでも余りGMには無理を言わないように

基本的にはこれらの設定、ハンドアウトを尊重することでセッションはより良い方向へと向かうでしょう