CHARACTER


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登場人物

一部の人物はweb版から姓名を変更された。()内に表記。
Wikipedia日本語版より引用(2016/02/18/23:00)
Web版・漫画版・書籍版等のアニメ化範囲外のネタバレ文は墨塗り。反転させてご覧ください。

主要人物




未整理



; ヤオ・ハー・デュッシ → ヤオ・ロゥ・デュッシ
声 - 日笠陽子 : 特地迷宮攻略編(10巻目前半、時系列的には3巻の序版に入る)のヒロインで、伊丹とともにミノタウロスと闘い倒すが、活躍と云うよりは空回りと云う感じである。ただ、それでも伊丹の[[奴隷]]であることを、必要に迫られてではなく自分の望みであることを、伊丹も苦笑しながらも理解した。 : シュワルツの森に住む、外見年齢30歳前後の肉感的な美人ダークエルフ。315歳→316歳 : 伊丹たちが手負いにした火龍に居住地を襲われ、集落の代表として緑の人(自衛隊)に炎龍退治を依頼しに来た。武人的な性格の持ち主で、自分のことを「此の身」、他者に対しての敬称として「御身」と表現する独特の口調で話す。貞操観念は薄く、ちゃんと手順を踏めば行きずりの人間と肌を重ねるのも厭わない。また、狭間に炎龍退治を断られると伊丹とテュカに目を付け、テュカに父親の真実を告げて精神的に追い詰めて伊丹を動かそうとするなど、必死になると目的のために手段を選ばなくなる。 : 親友に婚約者を寝取られ、次の婚約者とは結婚式直前に死別。その葬式で言い寄られた男も事故死、それなのに自分が取り仕切った友人の結婚式の余興のくじで1等を引くなど、とんでもなく薄幸。最初の婚約者はヤオが帰還した時点では生存していたが、親友は殺されていた。アルヌスにやって来た当初、なにも知らずにロゥリィを「ガキ」と呼んで本人の怒りを買い、周囲の顔色を失わせた他、ロゥリィの演技に騙されて探していた「緑の人」本人である伊丹に剣を向けて逃げられたり、冤罪で警務官に捕まったりと、初対面の人間にすら同情されるほどの不運ぶりを発揮する。加えて、彼女自身やる気が空回るタイプであり、結果的に自分の不幸を周囲に伝播させてしまうという非常に厄介な性質となっている。 : 炎龍討伐後、休眠期の炎龍を起こしたのがハーディの使徒のジゼルと知り、信仰する神をロゥリィに改宗し、'''ヤオ・ロゥ・デュッシ'''と改名した。この結果、ロゥリィを敬愛するロゥ・シタンのメンバーは誰も直信徒第一号になれずに終わり、ヤオは彼らに恨まれる、という不幸も発生している。 : ロゥリィからもらった5円玉をお守りとして大事にしており、本人曰く「5円玉をもらってから嫌なことが起きにくくなっている」らしい。後に伊丹に貰った50円玉・500円玉を用いたお守りも自作している。 : 炎龍討伐後、特地での書類上では伊丹の所有物になっており(日本国憲法が適用されるアルヌスでは無効)、そのことが他の女性陣に対して地位的余裕と思い込んでおり、伊丹に対してのみ自分の貞操に対してまったく躊躇がない。女性としての外見上の年齢も一番年上で伊丹と同年代であることから、他の女性陣と比してかなり大人の接近を幾度となく行うも、これが伊丹の嗜好ではないことをレレイに指摘され愕然としてしまう。その後は、「気配りのできる女」路線に方針転換し、点数を着実に稼ぐ路線に変更した。そして場の雰囲気に合わせ際どい発言を織り込む戦術を行うなど、なりふりかまわない伊丹へのアタックで、ロゥリィに目をつけられている。閉門騒動では、身動きの取れない自衛隊の状況をアルヌスの皆に説明して傭兵隊を指揮して怪異討伐に当たった。 : 戦闘時には特地でも一般的な弓や剣を使うが、炎龍討伐以降は110mm個人携帯対戦車弾(パンツァーファウスト3)を好んで使用する。 ---- ; ピニャ・コ・ラーダ : 声 - 戸松遥 :「帝国」の第三皇女。19歳→20歳。赤い髪を持つ美女。モルトの5番目の子供(姉二人は帝国の外の王国に嫁いでいる)で、第10位の皇位継承権(叔父や弟より低いのであろうが詳細は不明)を持つ。 : モルトに命じられたアルヌスへの偵察途上で出会ったデュランから自衛隊に関する情報を聞き出そうとするが、デュランからは「帝国」への恨み言をもって応じられる。イタリカ防衛戦で自衛隊の実力をいち早く認識させられ、和平交渉の仲介役を引き受ける。 : 趣味で同世代の貴族の子女を集め、自前の騎士団である「薔薇騎士団」を結成している。部下に残酷な命令を出すこともあるが、皇族としての義務感が強く慕われている。伊丹の軍人としての能力を信頼しており、また梨紗とのパイプとしても利用している。 : 性格は気位が高く帝国貴族以外を見下しがちだったが、自衛隊の戦力を見たことで帝国至上だった思想に亀裂が入り、以降は幾分柔軟になった。しかし、日本人奴隷の件が発覚した際に懇意にしていた菅原が凄まじい怒気で問い詰めてきたときは怒りの理由が理解できず困惑している。父親からは薔薇騎士団も含めて軽視されがちだったが、地震発生に際して戻ったときは「見違えた」と見直された。また、見違えたという意味で発した父の「一皮むけた」という言葉をかさぶたができるような傷を負ったと解釈するなど、発想はまだ固いところがある。また、炎龍討伐事件以前に他の貴族(特に男性)たちは10レン(1レンは約1.6m)以内に入ることはなかったそうだが、講和が順調で心の余裕が出てきたのに加えて気位の高さが和らいだためか、周囲からの印象は好意的になった。 : 来日時に梨紗の部屋で目撃した「ボーイズラブに傾倒して腐女子として目覚め、趣味で創作するまでになる(曰く「絶たれたら精神的破滅」)。ただし腕が悲劇的に追いついていない画伯レベル。彼女自身は日本語を読めないため、ボーゼスら語学研修生に翻訳して送ってもらっている。というより、語学研修を申請したのは半ばそのためで、梨紗との繋ぎ役として伊丹を籠絡せんと研修生の中にパナシュやシャンディーを始めとしたその為のメンバーを加えている。 : モルトが倒れ、ゾルザルがクーデターを起こした際に主戦派から吊るし上げを食ったことで政治に関わることを忌避するようになり、伊丹たちに救出され帝都を脱出した後、日本の梨紗の部屋に逃亡して引き籠っていた時期があったが、シェリーの説得で皇太女即位を承諾して復帰、イタリカに帝国正統政府を開府する。 : 正統政府軍本隊と自衛隊が帝都に向かう中、イタリカを攻めるゾルザル軍を釘付けにして本隊が戻ってくる時間を稼ぐため、篭城ではなく野戦を選択。ゾルザル軍に対して数で劣る状況ながらも最後まで粘り続けて勝利した。 : 外伝における婿取り騒動で、政治的にも性格的にもピニャの想定や妄想する理想の軍人像的にも、最も皇配にふさわしい相手が伊丹であることがわかり、伊丹に急接近することになる。ある騒動においてレンジャー・特戦群のサバイバル能力を見せつけた伊丹に対してピニャの想いは決定的になり、その後は今までになかった大胆な行動を起こすことになる。 : web版では伊丹の助けがなかったばかりに自分の困難の原因はすべて門にあるとし、「芸術の伝道者」である梨沙を特地に呼び寄せて拉致した上で、門を閉じ二度と開かないようレレイを害そうと企てるので、小説版のようにヒロインとしての立場ではない。 === 日本 === ==== 自衛隊関係者 ==== ===== 第3偵察隊 ===== 栗林、桑原、黒川の人物像は、作者が自衛隊に勤務していた頃の知人をモデルにしている<ref>文庫版『1.接触編 下』後書きより。</ref>。 ; 栗林 志乃(くりばやし しの) : 声 - 内田真礼 : 第3偵察隊所属。自衛隊体育学校から召集された。24歳→25歳。女性自衛官。二等陸曹。漫画版では伊丹や第三偵察隊のメンバーから「クリ」「クリボー」(アニメ版ではちゃん付け)などと呼ばれる。 : 女性ながら近接格闘が得意で、格闘徽章を持つ。その格闘戦能力は極めて高く、イタリカ防衛戦で超人的な戦闘能力を持つロゥリィと即興でコンビネーションを合わせたり、伊丹の命令でゾルザルを皇帝や大勢の護衛の前で半殺しの目に合わせたり、特地の怪異生物とナイフ一本で渡り合い勝利するなど、作中でも武勇伝を積み重ねている。それ故に好みの男性は、自分と同等の強い男性で、彼女とデートをする際は、デートコースに必ず設定される道場やジムにて「お'''突き'''合い」を要求される。身長が自衛隊合格基準の150cm未満だが、色々誤魔化して入隊した。同じ第三偵察隊の女性自衛官であり、対照的に長身の黒川と並べて「第三偵察隊の凸凹WAC(女性自衛官の略)」と呼ばれている。小柄な体格ながらB92cmの巨乳持ち。しかし周囲からは筋肉ではないかと疑われており、猪突猛進の性格も相まって、伊丹からは「脳筋爆乳馬鹿女」(漫画版では富田から「脳筋爆乳娘」)と呼ばれている。 : 学生時代、オタクに写真を勝手に撮影された挙句に自身のフィギュアをプレゼントされた経験から伊丹のオタク趣味を快く思っていないが、上司としては信頼している。が、怒って蹴りを入れたり、酔って叩いたり、銃を突き付けたりとかなり露骨な態度を取る。アニメ版、漫画版において、入浴中にロゥリィが「視線を感じる」と言った時も真っ先に伊丹を疑った。レンジャー徽章と特戦群に憧れているが、それ故にオタクで普段はやる気の欠片も見えない伊丹がレンジャー資格所持者で特戦群出身であることを知った時には、この世の不条理を嘆いている。 : 結婚願望が強く、伊丹に酔った勢いで特戦群の男性を紹介してくれるように頼み込んだこともあるが、前述の格闘能力から特戦群の猛者にすら敬遠された他、好意を抱いていた富田がボーゼスのことが好きだと知っても諦めず、ついにはボーゼスへの告白直前にボーゼス宅に乱入するが、ロゥリィの手であえなく鎮圧される等、ヤオと同じくらい男運が無い。 : 閉門時には「門」の封鎖にも構わず自らの自衛官としてのポリシーに従い、特地で最後まで戦い続ける事を選んだ。 : web版では伊丹と同様に爆発に巻き込まれ右目を失うなど怪我を負い、意識不明の伊丹に付き添う形で日本へ帰還した。帰還後は一等陸曹に昇進。伊丹のボディーガードも兼ねた秘書官をしている。 ; 富田 章(とみた あきら) : 声 - 安元洋貴 : 第3偵察隊所属。27歳→28歳。二等陸曹。レンジャーと空挺徽章両方を取得している。個性豊かな第3偵察隊面々の中では一般的な良識と規範を持つ自衛官。物語を通じて、伊丹の実質的な右腕として活躍する。後にボーゼスとの結婚の都合上、身分の違いを埋めるため、ピニャの配慮で帝国爵位貴族の地位を賜り、卿の称号を得る。 : ボーゼスのような女性が好みのタイプで、来日時に護衛に付いたことで互いに意識し合って後に交際に発展、結婚まで意識するようになる。 : 閉門騒動時は伊丹のバディとして、「門」の暴走状態を解除するために暴走を固定する魔方陣となった駐屯地外壁を崩す発破作業を行うために同行、「門」が閉じた後も特地に残る。 : 閉門騒動後、しばらくしてボーゼスとの間に長女の舞を授かる。大祭典にて(日本の入籍登録ができない代わりに)正式な結婚式を挙げることになるが、このことでまた一騒動起こる事となる。 : web版では、ゾルザル派に親族を人質にとられることで自衛隊に敵対しなければならなくなった村人に記者の一人が囲まれたのを助けるため殉職してしまう。富田の殉職は栗林の考える「強さ」というものを思い直す切っ掛けともなった。 ; 倉田 武雄(くらた たけお) : 声 - 石川界人 : 第3偵察隊所属。21歳→22歳。三等陸曹。高機動車ドライバーで高い技術を持つ。北海道名寄駐屯地から招集された。伊丹同様のオタクでケモナー(ケモノ娘萌え)であり、伊丹とはおたく話で盛り上がる仲。また、銀座事件日に同人誌即売会の会場にいたが、自衛官として何もできなかったことを気に病んでおり、伊丹のことは自衛官としても非常に尊敬している。帝都に開店したPXの支店で、出入りの商人を通じた情報収集を行うが、漫画版ではこの際、商人自身やその妻ではなく、子供たちへの贈り物を用意して相手の気を引いていた。また、皇族(ゾルザル)のお忍びパーティーの噂を聞きつけ、パーティーの厨房に古田を送り込むよう話を付ける。 : イタリカに連れ戻された伊丹を奪還する際にフォルマル家の猫耳亜人メイドのペルシアと出会い、一目惚れ。その後はイタリカでの任務を率先して引き受けながら交際を重ねていく。特地自衛隊に全面撤退命令が出された際、ペルシアを助けるために一人戦地へ飛び出そうとして仲間に力づくで制止されるが、伊丹が届けた新たな命令書によって待機命令は撤回。イタリカへの救援部隊に参加した。閉門後は特地に残留、恋仲となったペルシアとは熱々の状態。ただしケモナーは相変わらずであり、彼女以外の亜人女性に目移りして制裁を加えられることもある。 : web版ではペルシアと共に日本に帰還したが、モデルとして世界的なスターになった彼女に若干気後れしている。 ; 古田 均(ふるた ひとし) : 声 - 濱野大輝 : 第3偵察隊所属。陸士長。元板前。自分の店を持つのが夢で、開店資金を稼ぐために自衛官になった、という異色の経歴の持ち主。有名な料亭の料理長の元で修行していたという経歴を持ち、その料理の腕は一級品。特地においてはその技量を発揮して多くの人を喜ばせてきた。漫画版にて、本人としては自身の日本料理が特地で通用するか試したがっているが、取り寄せた新鮮な生魚などは特戦群を始めとした同僚や協力者として事務所に出入りしている悪所の娼婦たちに嗅ぎ付けられて集られ、特地人相手でも肉料理ばかり注文されるので残念がっている。ただし自衛官や調理師としては有能だが、男としてはテューレに惚れられていることに気付かないなど、かなりの朴念仁。 : 帝国での潜入活動中、彼が自衛官とは知らないゾルザルに気に入られて皇太子付きの料理人として雇われることになり、その立場を利用して諜報活動を行う。そこで巡り合ったテューレと心を通わせるも、その想いはテューレのあまりに重すぎる宿命のために叶うことはなかった。 : 閉門より4年後は自衛官を退官して念願の小料理店(Web版での屋号は「兎屋」)を開店、元特地派遣自衛官の溜まり場となっている。外伝では、彼の料理法を受け継いだ帝国やアルヌスの料理人による「料理革命」が起きている。 ; 桑原 惣一郎(くわばら そういちろう) : 声 - 山本兼平 : 第3偵察隊所属。50歳。陸曹長。伊丹や他の隊員からは「おやっさん」と呼ばれる偵察隊の副長であり、伊丹不在時には代理を務め、伊丹が第3偵察隊隊長の任を解かれてからは隊長を引き継いでいる。任官歴が長く経験豊富で、訓練教官の経験もあり、生徒であった倉田から「鬼軍曹」とも呼ばれているが、説明を求めるレレイに相貌を崩したり、炎龍と遭遇した際に「東怪獣と戦うのは自衛隊の伝統」と発言するなど、全くの堅物ではない。ただ、「ドラゴン」という単語を聞くとブルース・リーを連想する世代である為、炎龍を発見した際は「首一本のキングギドラ」と言って倉田(アニメでは、伊丹)から「古い」と突っ込まれた。さらに、外見は子供であるロゥリィが酒をあおっているのを見とがめた際に、齢961歳の彼女から散々「坊や」扱いされてへこんだこともある。 : 最近孫が生まれた。 : 閉門後、定年退職し、警備会社に務めている。 ; 黒川 茉莉(くろかわ まり) : 声 - 明坂聡美 : 第3偵察隊所属。23歳。女性。二等陸曹。自衛隊中央病院から召集された。看護資格を持っており、救出活動における主幹人員である。趣味は注射。銀座事件の際は大量に発生した怪我人の治療に忙殺されていた経験を持つ。伊丹や栗林からは「クロ」「クロちゃん」と呼ばれることもある。 : 真面目で気配りができるが、目の前で困っている人を助けたい衝動はあってもその先の展望がないため、理想が先行しがちな(悪く言うと無責任な)提案をしては伊丹に却下されている。そんな伊丹に反発していたが、自身の提案した内容と同様の事が行われてテュカの自我が崩壊した様を見てからは慎重になった。その後、つまらない冗談のせいで病院に強制収容された伊丹の監視役として異動となり、第3偵察隊メンバーとしては最初に日本に帰還する。 : 当初はお淑やかな口調に多少毒が混じる感じであったが、伊丹と行動を共にすることで何かを吹っ切って悟ってしまい、お淑やかな口調は変わらないが毒気がさらに増した。閉門後も変わらず自衛隊中央病院に勤務し、4年後には看護師長を任されている。 : Web連載版では、以前は一般の病院に勤めていたが、ストーカーの研修医から逃れるために自衛隊に入隊したという設定がある。書籍版では、本人の口から「不本意な事情があった」とだけ語られている。</ref>。また、閉門後には役者を志して夜勤専門の看護師をしながら活動している。 ; 仁科 哲也(にしな てつや) : 声 - 増田俊樹]] : 第3偵察隊所属。一等陸曹→陸曹長。階級的には伊丹、桑原に次ぐ№3。現場指揮を補佐する桑原に対して伊丹の苦手な書類仕事のサポートをしていた。 : 妻帯者だが、共働きの妻は大企業のキャリア幹部で尻に敷かれているらしい。 : 閉門後、北海道倶知安駐屯地に異動になっている。 ; 笹川 隼人(ささがわ はやと) : 声 - 鳴海崇志 : 第3偵察隊所属。陸士長。写真撮影が趣味で、倉田と一緒になって撮った亜人や特地生物の写真を「ある雑誌」に投稿したかったようだが、許可が下りなかったと漫画版番外編で語られている。ただし防衛省からは、参考人招致以降、特地の人々(主に女性)に対する関心が高まり、テレビ局、新聞社などの要求、圧力を躱すための材料として重宝されており、笹川の撮った写真が「特地の女の子特集」として週刊誌などで紹介されている。 : 閉門後、陸自を退官し、金沢で職人である父親の仕事(Web版では[[加賀友禅]]の絵付け師)を手伝っている。 ; 勝本 航(かつもと わたる) : 声 - 林大地 : 第3偵察隊所属。三等陸曹。少し軽薄で軽い性格だが、その気さくさで街の子供たちに慕われている。漫画版では何故か関西弁で喋っている。 : 110mm個人携帯対戦車弾(LAM)で炎龍の左腕を破壊したが、その際にLAMの形状が逸物に似ていたことから「鉄の逸物」として、さらに彼の発した発射時の安全点呼の言葉「後方の安全確認」が、炎龍を退けた魔法の呪文「コホウノ、アゼカクニ」として旧コダ村住民によって特地に広がることになる。 : Web版「商売繁盛編」では捕虜となったミューティの取り調べの際に何度か通訳を務めており、彼女が釈放された後、行き場の無かったミューティの引き取りをロゥリィに依頼して好意を抱かれた。 : ゾルザルの放ったダーの襲われた際、テュワルを守って手榴弾で自爆しようとしたが、ロゥリィに救われた。 : 閉門後、教育隊の助教をしている。栗林菜々美にアタックしたがフられたことを、柳田にバラされていた。 ; 戸津 大輔、東 大樹(とづ だいすけ、あずま だいき) : 声 - 古川慎 : 第3偵察隊所属。共に陸士長。 : 戸津は財テクが趣味で、後にアルヌス協同生活組合の経済顧問を始める。 : 東は陸曹課程の昇進試験を受けている。 : 閉門後、戸津は恋人との交際が進展中(Web版では陸自を退官し、銀行に再就職していた)。東は陸曹からさらに昇進を進め、久留米の幹部学校に進学した。 ===== 特殊作戦群 ===== ; 伊丹 耀司(いたみ ようじ) / アベンジャー ; 出雲 (いずも)/ キャスター : 特殊作戦群隊長。二等陸佐。色々あり伊丹を少し恨んでいるが、いくつかの作戦で伊丹が使った策を実行している。 : 家族持ちで息子もいるが、外伝四では帝都悪所に住む子供・リニエを引き取る発言をしている。 ; 剣崎 (けんざき)/ セイバー : 特殊作戦群隊員。三等陸尉。フランクだが職務には忠実。漫画版ではベッサーラの襲撃に対して屋敷を爆破する報復行動を指揮している(原作では誰が指揮したかは明記されていない)。 ; 的射(まとい) / アーチャー : 特殊作戦群隊員。三等陸尉。コードネームの通り、高い狙撃技術を持つ。 ;忍野 (おしの)/ アサシン : 特殊作戦群隊員。コードネーム通り帝国兵を一瞬で暗殺した。 ; ライダー : 特殊作戦群隊員。本名は不明。 ; 槍田(うつだ) / ランサー : 特殊作戦群隊員。剣崎たちと帝都に侵入した。 ; 赤井弓人 / アーチャー : 番外編『湯煙温泉編』に登場する特殊作戦群隊員。三等陸尉。あくまで任務の一環で温泉の監視をしていたが、ロゥリィと視線が合ったことに気づいて撤退するなど、勘が鋭い。 : 漫画版では飛行船型の無人航空機が代役となったために未登場。 ; 礼文(れぶん) : 外伝参より登場。 特殊作戦群の武器係。一等陸曹。 : 筋金入りの銃器愛好家で、管理している銃器を個人的にカスタマイズしたり、名前をつけたりしている。北の辺境へ向かう伊丹に、「シャーリーン」と名付けたMP7A1短機関銃と、「セレッサ」と名付けた散弾銃を渡す。 ===== 幹部その他 ===== ; 狭間 浩一郎(はざま こういちろう) : 声 - 家中宏 : 特地方面派遣部隊指揮官。アニメ版第4話の机上名札では特地派遣方面隊方面総監。</ref>。陸将。東京大学の哲学科を卒業後、自衛官候補生として入隊。一般兵である二等陸士から昇進を重ねた自衛官。座右の銘は「叩き上げ」。 : 帝国内に日本人が連れ去られ奴隷化されていたことが判明すると元老院への爆撃を命じたり、独断で炎龍退治に向かった伊丹を援護するために部隊を派遣するなど大胆な行動をとる。自分たちの規律や常識では出来ないことでも義侠心で平然とやってのけ、特地のキーパーソンに好意を持たれている伊丹を「絶対に死なせてはならないバカ」と位置づけ、日本人の中で特地における最重要人物であると認識している。そのため、日本政府が「門」の開閉をレレイを通して自由に行う事を要望した際、レレイたちが自衛隊に条件提示してきたその中の項目の一つ「伊丹耀司のアルヌス協同生活組合への引渡し」という普通なら到底容認できない条件に対しても、レレイたちの意図を見抜いた上で、苦笑しながらも悩むことなく要求を飲むことを予定に入れてしまう。 : 閉門騒動時には「撤退する時は一番最後」という己の信念に従い、最高責任者として特地に残る。 「門」再開通後は日本で経過した4年で定年に達していたため、労をねぎらう意味で[[陸上幕僚長
幕僚長]]への昇進を打診されたが、断って退官した。これには閉門から再開通までの間に独断で行ったこと。主に部隊の運営費として帝国から支払われた賠償金を転用したことなどに対する責任を取った一面もあった。
; 柳田 明(やなぎだ あきら)
声 - 遊佐浩二 : 特地方面派遣部隊幕僚。二等陸位→一等陸尉。防衛大学を優秀な成績で卒業し、日頃の言動にエリート意識が漂い鼻につく。ただ東大を落ちており、学歴・キャリア ・実務能力・兵士としての力量全てにおいて上である狭間陸将には妬みを抱きつつも頭が上がらない。 : 伊丹に対しては嫌味を言いつつも、彼の尻拭いに奔走する苦労人の実務家。真面目一徹でキャリアを重ねてきたストレスから、怠け者なのに評価される伊丹に嫉妬を爆発させる一幕もある。漫画版の番外編にてストレスで髪の毛が抜けやすくなっていることが発覚し、伊丹のロッカーに「ハゲロ」と書いた紙と藁人形を打ち付けていた(警備の隊員は見なかったことにした)。</ref>。とはいえ伊丹も柳田もお互いのことを口では「嫌いだ」と言いつつもなんだかんだと仲が良く、互いを認め合う仲である。狭間と共にピニャ、ボーゼスと対面した際はニヤニヤしながらボーゼスが伊丹を暴行したことを繰り返し問い詰め、ピニャから「蛇みたいで嫌な男」という印象を抱かれた。他にも、特地の資源確保の為、ヤオを伊丹にけしかけたり、デュランに対して脅迫じみた要求をしたため「食えない奴」と悪態を吐かれた。が、伊丹が炎龍退治に赴いた後、狭間を初め、佐官級の幹部に囲まれて問い詰められた際は緊張のあまり全身から脂汗を垂らしつつも最後まで口を割らずに約束を守り通すなど、義理を通す面もある。 : 元々事務職であるため決して戦闘能力は高くはないが、デリラに暗殺されかけた紀子を救おうとして高度な体術を持つデリラに命懸けで食い下がり、相討ちに持ち込む。その際に大怪我を負うが、デリラの介護のもと回復。人生の全てを柳田に捧げると誓ったデリラとコンビを組み、イタリカにおいて諜報指揮官として活躍する。 : 閉門騒動時、皇帝の密命を負ったシェリーを日本側へ脱出させるため、閉門寸前の「門」へ、デリラや他の自衛官とヘリで突入し、命からがら日本側への脱出を成功させる。4年後も変わらず自衛官を続けているが、古田の小料理店の常連となっており、元第3偵察隊メンバーとの付き合いも続いている。 ; 健軍 俊也(けんぐん しゅんや) : 声 - 小山力也 : 第4戦闘団隊長。一等陸佐。 :ピニャからの盗賊撃退の依頼を受けた伊丹の支援要請を受け、第4戦闘団のヘリ部隊を率いてイタリカに出撃。なかなか出撃の機会がなかったこと。特地派遣部隊には第1(混成連隊)、第4(空中機動)、第5(陣地防衛)の3戦闘団が編成されているが、この時点で実戦を行っているのは第5戦闘団のみだった。の鬱憤を晴らすかのように、「地獄の黙示録」よろしくヘリに搭載したスピーカーからリヒャルト・ワーグナーの『ワルキューレの騎行』を大音量で鳴らしながら、盗賊に対し容赦ない攻撃を行い、これを殲滅している。その後、盗賊殲滅戦の対価の交渉の際は、特地の常識としては異常に少ない要求と、捕虜を人道的に扱うよう求めてピニャたちを困惑させた。漫画版の番外編では、駐屯地で始まったラジオ放送番組にラジオネーム「キルゴアたん」でリクエストを入れている様子も描かれている。この時にリクエストしたのは映画作品「遠すぎた橋のテーマ曲」で、炎龍討伐時の行軍中、まさに戦車で川を渡っている最中だった柘植がこれを聴いて噴き出している。炎龍編では、炎龍退治を断られたヤオが食堂で泣いているのを目の当たりにしながら何もできない自分たちに憤っていた。 : 後に薔薇騎士団のヴィフィータに一方的に気に入られ、娘ほども歳の離れた健軍は困惑しているが、元々帝国では貴族間での婚姻において歳の差婚は珍しくはなく、むしろ年齢差の少ない夫婦の方が少数派。彼女ら自身同年代よりも年上の男性を理想としている面がある。</ref>ヴィフィータに押し切られるような形で交際するようになる。 : 閉門騒動後も特地に残り、ヴィフィータに戦術を教えている。 門再開通後は帝国への駐在武官就任を打診されているが、現場から離されると不満を漏らしている。 : 単行本では名前は不明だったが、外伝にてヴィフィータが「シュンヤ」と呼んだことで名が判明。その後、文庫版のキャラ紹介欄にて漢字を含む本名が判明した。 ; 加茂 直樹(かも なおき) : 声 - 武虎 : 第1戦闘団隊長。一等陸佐。 : 伊丹からの支援要請の際に第1戦闘団の出撃を具申したが、スピード重視との狭間の判断により出撃は第4戦闘団となり、副長の柘植二佐と共に歯噛みする。その後、資源調査の名目で炎龍討伐に出た伊丹たちを救援するべく、エルベ藩王国王・デュランの要請という形で出撃。炎龍はすでに倒されていたが、代わりに新生龍二匹を討伐した。 : 閉門騒動後も特地に残り、門再開通後は機甲教育隊隊長就任を打診されているが、健軍同様に現場から離されると不満を漏らしている。 ; 神子田 瑛(かみこだ あきら) : 声 - 竹本英史 : 航空自衛隊からの出向組。二等空佐→一等空佐。 神子田及び久里浜の両二名の階級の昇進は閉門騒動前であり、閉門直前に特地から脱出した者は昇進または退官及び定年退職している。 なお、特地残留者の昇進及び定期昇給は凍結されている。F-4ファントムIIを操る操縦士。 : 操縦経験1000時間を超える超ベテランで腕も確かだが、炎龍にチキンランを挑み、挙句に炎のブレスを吐かれて機体前部を焦がされる(内部の電子機器が破損寸前の危ない状態だった)と「チキンランで火を吹くとは男らしくない」と怒るなど(ちなみに炎龍はメスだった)、直情的で幼稚な面がある。 : パイロットとして空と飛行機を愛してやまないが、そのあまりの「濃さ」故に女性には縁がなく、未だ独身。 最終決戦の際、既にヴィフィータと交際している健軍に「(騎士団の女性を)紹介するまで飛び続ける」、つまり紹介しないと燃料切れで墜落すると自分と久里浜の命を材料に脅迫し、合コンをセッティングしてもらったが、結果は不明。 : 閉門騒動後も久里浜と共に空自高級幹部として特地に残留しているが、航空機の燃料不足のために暇を持て余している。外伝1巻では職務上、基地を離れることもないため、アルヌスの住人との接触も少なく、特地語が覚束ない旨の発言をしている。 ; 久里浜 純(くりはま じゅん) : 声 - 檜山修之 : 航空自衛隊からの出向組。二等空佐→大佐一等空佐。 神子田のコ・パイロット(副操縦士)であり、その精密な管制はコンピュータとも評される。サングラスがトレードマーク。 : いつでも冷静に物事を観察しており、熱くなりがちな神子田にブレーキを掛ける役割も持つ。 : 神子田と共に、二度と日本には戻さず最終的には特地で処分する予定で運び込まれたF-4ファントムを駆って炎龍とチキンランを繰り広げたり、新生龍を撃墜したりと、自分達以外は米軍も旅客機もいない空を満喫している。 しかし神子田共々パイロットを引退する時期が迫っており、日本に戻ったら別部署への異動が決定的だった。そのこともあり、閉門騒動時には「現状維持」を命じられた特地に残る。 ; 江田島 五郎(えだじま ごろう) : 外伝弐より登場。日本国外交使節団、海上自衛隊派遣駐在武官・二等海佐。 : 日本政府より、特地の海洋事情を調査するために派遣された駐在武官。閉門騒動時、特地に残った。しかし、アルヌスにはそもそも海洋が存在しないため、閉門騒動後も暇を持て余す日々を送っていた。その時に伊丹の企画した福利厚生のための基地祭改め大祭典の実行委員に名乗りを上げ、責任者となる。 : 一見すると海上幕僚的なインテリで紳士だが、その実は筋金入りの帆船模型オタク。特地で持て余していた暇を利用して凄まじい数のフルハンドメイドの帆船模型を作り上げ、伊丹を驚嘆させる。その腕は、伊丹遭難事件の状況報告を見聞しただけで、伊丹の乗っていた帝国製帆船の極めて忠実な模型を作り上げてしまうほど。伊丹に「艦長」と言わしめるほどに尊敬させてしまう。 : 緻密で頭脳明晰、かつ奇想天外な発想を繰り出す策士でもあり、大祭典開催時のさまざまな障害すらも催し物にして大祭典を成功に導き、ボーゼスの父親と富田の間のわだかまりを解消させている。 ; 新田原(にゅうたばる) : 声 - 三上哲 : 帝都「悪所街」事務所の責任者。三等陸佐]]。阪神・淡路大震災、新潟県中越地震と2度の震災を経験した古参の自衛官で、 特地で地震が起きた際にはハーピィ種の女性・テュワルの証言と自身の経験から、事前に関係各所への緊急連絡および帝都郊外への一時退避を命じた。 ; 檜垣 統(ひがき おさむ) : 声 - 綿貫竜之介 : 特地方面派遣部隊幕僚。三等陸佐。伊丹の直属の上官。 : 組織としての枠組みに囚われない伊丹に常に頭を悩ませつつも、彼に対して若干の劣等感を感じている。 閉門騒動時、日本へ帰還するため待機を命じられていたが、避難民が内部に紛れ込んでいた怪異・ダーに襲われた際、当初は、避難民を怪異から守るために命令を無視して助けに行こうとする桑原ら元第3偵察隊員を止めようとする。だが、最終的には元第3偵察隊と共に自身の責任で対処する命令を出した。その際、難民に紛れ込んでいたゾルザル軍の怪異使いに刺されて負傷し、行動を共にした元第3偵察隊員とともに日本に戻った。 ; 今津(いまづ) : 情報の収集・工作を行う「第二科」科長。一等陸佐。周囲からは「エセ関西弁」と言われる口調で話す。 : 柳田同様に「国益を考慮した意見」を持つが、デリラが偽の指令書で動かされて傷ついた際には怒りを露わにした。 : 政府から要求されている資源探査などのために幹部自衛官を融通しようとしたり、「(国防も含めて)日本人はもっとずるくケチになるべき」などとも発言している。 : ゾルザルによるクーデターが勃発した際は新田原の楽観的観測を「馬鹿は、そんな馬鹿なことをするはずがないということを選んでやる」と窘めている。また、漫画通なのか、伊丹らがゾルザルによるレレイ暗殺を阻止を試みた際、ゴルゴ13の内容を踏まえて「この手の暗殺者は依頼人が死んでも仕事をやめない」「ゾルザルを殺すよりも生かしたまま脅して撤回させた方が良い」「他人を暗殺しようなんて輩は、自分が狙われる側になると案外腰砕けになる」と的確なアドバイスを出し、見事成功に導いた。またこの際「実の兄を殺されたお姫様(ピニャ)も気分が悪いだろ」と、気配りの出来る一面も見せた。 ==== 政治家・官僚 ==== ; 菅原 浩治(すがわら こうじ) : 声 - 興津和幸 : 外務省官僚。帝国と交渉するために特地に派遣される。ピニャの紹介で元老院議員の有力者との顔繋ぎを進める。 : 礼儀正しく冷静なようで時間にルーズな相手には内心で毒吐いたり、ゾルザルに話の腰を折られた際には舌打ちしたこともある。 意外に熱血漢なところもあり、外交官として公私混同を避けようとするものの、 眼下で紀子を奴隷にして見せつけていた驚きと怒りから伊丹のゾルザルへの暴行を容認したり(直後に伊丹共々激しく後悔していた)、 オブリーチニキにシェリーが捕まりそうになった時にあまりの悲壮な状況を見かねて悩んだ末に規則を逸脱し、同僚の制止を振りきりシェリーを助けようと相手が未成年であるにもかかわらず婚約を大きな声で公言して日本国の庇護を得られるようにしてしまい、知らずに外交的正当性を持たせてしまうなど結果的に優秀な外交官の能力を見せる。 : 「門」が閉じた時に日本からの支援が当面望めない状況を憂慮し、政治権限のある政府中央官僚が必要であろうと考え、国益のために特地側に残る事を決める。web版ではシェリーと共に日本へ帰還。数年後には国連大使として諸外国からの要求に対処する日々だが、「若い嫁」を貰ったことでやっかまれている。 : 破天荒で自衛官らしくない伊丹を相応に評価しており、一緒に行動しているところが割と描かれているが、シェリーの利発さに「トラック転生」の疑惑を持つなど伊丹の発想に毒されていると自覚している場面もある。 ; 白百合 玲子(しらゆり れいこ) : 声 - 早水リサ : 本位内閣首相補佐官→森田内閣特地問題対策副大臣 : お忍びで日本を訪れたピニャ、ボーゼスと最初の交渉を行い、後に講和交渉団代表として特地に派遣される。この際、とある事情で貴族女性の間でコスプレじみた服装が流行していたことに驚愕している(本人は中世ローマ風を予想していた)。 ; 幸原 みずき(福岡 みずの)(こうはら みずき/ふくおか みずの) : 声 - ゆかな : 野党議員。炎龍襲来におけるコダ村避難民の犠牲から、与党を叩く材料にしようと参考人招致された伊丹たちに意地の悪い質問を繰り返す。伊丹やレレイからの想定外の回答の連続に混乱した末、ロゥリィを確認もせず炎龍の犠牲者の遺族だと決めつけて自衛隊の不祥事を聞こうとしたが、ロゥリィに「お馬鹿さん」「犠牲者より救われた人数を気にしろ」と言われ、年功序列を振りかざした挙げ句にロゥリィやテュカの実年齢を知らされ、質問を途中止し退散する。 ; 北条 重則(今泉 重則)(ほうじょう しげのり/いまいずみ しげのり) : 声 - 秋元羊介 : 本編開始時、「銀座事件」当時の日本国内閣総理大臣。 : 「門」の向こうの特地を日本国内で新たに見つかった未開未発見の土地と定義し、「門」の向こう側に統治機構がない場所があればそこは日本国領であることを宣言した。銀座事件時には政権終盤であったため、自衛隊の特地派遣後にほどなく本位政権と交代する。アニメ版では派遣以前に政権を終えている。 : 漫画版では自由民主党の小泉純一郎に似た容姿で描かれている。 ; 本位 慎三(安中 慎三)(もとい しんぞう/やすなか しんぞう) : 声 - 樫井笙人 : 銀座事件後、北条政権からほどなく交代した総理大臣。「門」という前代未聞の現象真っ只中に政権を託され翻弄される苦労人。直面した問題に対して即断即決出来ない官僚に対して呆れ果てており、寝床で密かに「辞めてやる」と愚痴っている。 : 特に同盟国である米国の要求に頭を悩ませ、伊丹たちが国会参考人招致された際にピニャが秘密裏に来日する事が漏えいし、閣僚の不祥事の情報を盾に取られて特地からの「賓客」を引き渡すようディレルの圧力を受け、密約を結ばされる。しかし直後に内閣総辞職することで自らの政治生命と引き換えに密約を反故にし、信頼する嘉納に後を託す。 : 漫画版では自由民主党の安倍晋三に似た容姿で描かれている。 ; 森田(もりた) : 声 - 掛川裕彦 : 辞任した本位の後を継いだ総理大臣。事なかれ主義で物事を深く考えていないように見えるため、周囲から不安視されている。自分自身を客観的に見る事ができるらしい。 : 自衛隊派遣当初の目的「帝国の撃破、銀座事件責任者の処罰と賠償」から「『門』の確保、特地側戦力に対しての防御」と方針を縮小した。 : 最終的には中国の術中にはまり、「門」の管理を諸外国に売り渡そうと目論むが、全閣僚と与党内各派閥幹部の同意を得た嘉納の手によって失脚する。 : 小説並びに漫画版では、自由民主党の福田康夫]に似た容姿と口調の描写で表現されている。 ; 嘉納 太郎(麻田 太郎)(かのう たろう/あさだ たろう) : 声 - 金尾哲夫 : 本位内閣防衛大臣兼務特地問題対策大臣→森田内閣外務大臣→内閣総理大臣。 : 漫画好きで「閣下」の通称を持ち、伊丹とも古くからの友人で世代を越えた理解者。べらんめぇ口調が特徴。 : 自らの職責に基づいて「命令」を下すことから防衛省制服組からの信頼も厚い。日本の国益のために尽力し、G8外相会議では各国からの「国連軍の派遣(という名目で特地に入れろ)」という要求を突っぱねる。 : 森田総理の失脚に伴い、総選挙直前の残務処理と承知の上で総理に就任。政府から特地派遣部隊への命令書を伊丹に託す。特地に向かう伊丹に無いよりはマシと自身が所有していた狩猟用の散弾銃を(表向きはロッカーごと盗まれたとして)持たせた。 : 閉門の4年後、日本のポップカルチャー発信拠点として内外古今東西の市販メディア、同人誌などの膨大な蔵書を擁す[国立メディア芸術総合センターを設立後、政治家を引退する。嘉納はこの施設を作った本音を「特地に残った伊丹が、いつ帰ってきてもいいようにしてやるためだ」と夏目に吐露している。 : 小説並びに漫画版では自由民主党の麻生太郎に似た容姿や口調の描写で表現されている。 ; 夏目(なつめ) : 声 - 野瀬育二 : 森田内閣防衛大臣。嘉納が引退した後、保守党の党首となる。嘉納の盟友。 : 帝国の日本人拉致及び奴隷化の報復として、狭間から航空自衛隊へ要請された帝国元老院爆撃に対しては森田への事後報告を引き受け、「大いにやってよろしい」と許可した。 : 閉門騒動後は門の再開通に備えて、銀座駐屯地のドームの強化と接点となるダイヤモンドの設置を進めていたが、銀座とは全く違う場所に門が開いてしまい、4年かけた準備と予算が無駄になったと頭を抱えて嘆いている。 : 小説並びに漫画版では、自由民主党の石破茂に似た口調や容姿の描写で表現されている。 ==== 公安 ==== ; 駒門 英世(こまかど ひでよ) : 声 - [桐本琢也 : 防衛省情報本部所属。警視庁公安部から防衛省・自衛隊に出向しており、後に公安部に復帰(警察関係者と自衛隊、防衛省との出向人事交流は現実でも普通に行われている)。 「門」を狙う勢力の排除や、それら勢力のマスコミを利用したプロパガンダ工作の対処・摘発など、伊丹ら自衛官の活動を影で援護。縁の下の力持ちのような活躍をする。 : ロゥリィ、テュカ、レレイの初来日時に護衛を務める。その最中に超重量のロゥリィのハルバードを迂闊にも持ち上げようとして腰を痛めてしまい、それ以降は杖が手放せなくなっている。「働きアリの中で怠け者を演じられる」伊丹を尊敬し、日本滞在中の伊丹たちのためにいろいろ便宜を図る。洞察力に優れ、不審人物の見極めには公安警察官らしい年季の入った能力を発揮する。また、日米の密約を盾にするCIA局員に対して「中国とロシアとアメリカの工作員の見分け方を知らない」とうそぶいてまとめて拘束するなど、非常にしたたか。 ==== マスコミ ==== ; 肥田木(ひだぎ) : テレビ局社長。森田総理と関係が深い。 : トゥーレン・ホゥナのハニートラップによる枕営業に手を染めており、森田の失脚に合わせて[[児童買春]]と薬物不法所持の現行犯で逮捕された。 ; 古村崎 哲朗(こむらざき てつろう) : ジャーナリスト。非常に無礼な男であり、広告代理店や各国に牛耳られるマスコミの中で自由に報道するために、ありとあらゆる事に対し否定的な偏向報道をする。学生時代は[[全学共闘会議
全共闘]]運動に参加していた。
自衛隊に対し無知と偏見をむき出しにする一方、危険だから退避しろと言われた取材現場に強引に居座った上、本格的に危険になると自衛隊に保護を求めるなどマスゴミという言葉を体現するような人物だが、自らがマスゴミであることは自覚しており、奈々美に対して助言を与えるなど一定の配慮を見せる面も併せ持つ。 ; 栗林 菜々美(くりばやし ななみ) : 声 - 久保ユリカ : ジャーナリスト。古村崎の後輩であり、栗林志乃の妹で、姉に劣らぬ巨乳の持ち主。要領が悪くて同期からは出遅れており、何とか挽回しようとしているが、夏場の取材で露出過多な服を着たりしてかえって先輩に睨まれるなど、努力が空回りしている。 : 銀座で起こったある騒動で姉の志乃と遭遇し、志乃との会話からタナボタで特ダネ報道を行なってしまうが、完全なイレギュラーだったためしばらく干されていた。その後、特地に直接赴く仕事に志願した結果、世界の行く末を左右する重大な特ダネを掴むが、局の圧力により握り潰されてしまう。 : 後に古村崎との会話や現在のマスコミ界への反発から、公平な報道のあり方について模索するようになり、閉門後は局を退職し「何も足さず、何も引かずにありのままを視聴者に伝える」を信条にネットテレビニュースのメインキャスターを務め、その報道姿勢から人気を得ている。 ; 砂川 : カメラマン。古村崎に対抗しようとする菜々美に対し「君も彼に対する反感から偏向している」と諭す。 : 閉門後は局を退職し、菜々美と同じネットテレビ局のカメラマンをしている。 : アニメ版では菜々美と行動するスタッフは全員女性となっている。 ==== 民間人 ==== ; 葵 梨紗(あおい りさ) : 声 - 南條愛乃 : 伊丹の元妻で同人作家。29歳。伊丹の中学・高校の後輩であり、ビスクドールのコレクターでもある。栗林からは「伊丹と同類」と言われる筋金入りの腐女子。 : 幼い頃からよく知っており、安定収入がある伊丹に酔った勢いで「養って下さい。代わりに結婚してあげます」と結婚を申し込み夫婦となったが、銀座事件を切っ掛けに互いの意識のズレを感じ、「仕切りなおしたい」と彼女の方から離婚を申し出た<ref group="注">特地に向かう彼の心配をした所、「何かあっても保険金などが支給されるから生活には問題ない」と返されており、彼が未だプロポーズの言葉を鵜呑みにして「彼女にとって自分は財布のようなもの」としか思っていないことが判明した。</ref>。伊丹とはそれ以降も友人以上の関係で付き合いを続けており、本人曰く「夫婦だった頃より上手くいっている」。離婚後は趣味に散財しては電気・ガス・水道・日々の食事もままならないほど生活に困窮しており、伊丹から借金をして凌いでいる。 : 部屋に陳列されたビスクドールを見たロゥリィに、ハーディの回し者と勘違いさせて震え上がらせたり、伊丹たち一行を安全に特地へ帰還させるために、ネットで「大きなお友達」を大動員するように情報操作を仕掛けて米国[[中央情報局
CIA]]コマンドを翻弄したり、現実逃避をして「特殊な芸術」の道を極めるために逃げてきたピニャを住み込みのアシスタントにするなど、かなりの大物っぷりを見せる。
web版では終盤にピニャの招待で特地を訪れている。駐屯地奪還戦で負傷した伊丹が手術後に回復するまで側に付いていた。閉門から数年後には伊丹との再婚を断られた結果、別の人物と結婚したことが記されている。 ; 望月 紀子(もちづき のりこ) : 声 - [[山村響]] : 帝国による日本人拉致被害者のひとり。銀座事件以前に帝国から秘密裏に派遣されていた偵察員に拉致され、ゾルザルの奴隷にされていたところを伊丹によって救出される。家族は拉致された娘を捜し続けて銀座事件で死亡、同時に拉致された恋人の裕樹(姓は「のがみ」)は奴隷として売られた鉱山の落盤事故で死亡、さらに実家は火事で焼失と天涯孤独になったことを知り、生きる希望を失う。テューレの策略によりデリラに命を狙われるが、柳田に助けられる。 : 奴隷という身の上から必死に覚えた特地の言葉に堪能で、外国語も複数習得している。そのため自衛官や外務官僚ではない「民間人の通訳」として、海外のマスコミから特に重宝される。その際、常に否定的な報道を行う古村崎に出会い、彼に対する反感から正しい情報を発信していこうと決意する。 : 日本に帰国後は、特地で保護されていた間に起こった楽しい思い出や、特地で友人になった亜人達との記念写真を掲載したブログを細々と開設し、特地の「本当の」状況や情報を発信していたが、いかんせん個人のブログレベルではマスコミの偏向報道に押されて人気も出ず、誰に知られるわけでもない状況であった。しかし古村崎に反発した(かつ助言を受けた)菜々美の協力で、大規模に特地の事実情報、特に菜々美が局に握り潰された特地のスクープを発信していく機会を得る。 : 閉門より4年後は、特地に関するコメンテーターとしてネット放送などで活躍している。 ; 松居 冬樹(まつい ふゆき) : 帝国による日本人拉致被害者のひとり。紀子の恋人の裕樹と共に鉱山奴隷として売り飛ばされていた。かろうじて生き残っていた所を主戦派によって自衛隊をおびき出すための囮にされるが、特戦群によって救出される。 : Web版ではゾルザルに殺され(ゾルザルは事故で死んだと強弁し)た上、首を交渉使節団に突き付けられた。 ; 漆畑教授(うるしばた -) : 宇宙生物学を研究している[[京都大学]]教授。[[マッドサイエンティスト]]気味で、テュカたち特地人を[[実験動物
モルモット]]のように見る悪癖がある。が、実験・研究を断られれば引き下がるだけの常識はある。
; 白位博士(しらい -)
国立天文台に勤める天文学者。初めて観測する特地の星空にかなり興奮していた。 ; 養鳴教授(ようめい -) : 物理学者。東大出身で、職歴もすべて東大というエリート。東大出身を鼻にかける東大至上主義的なところもあるが、基本的に気の良い優秀な学者である。 : ハーディより伝えられた特地での異変を調査すべく派遣され、クナップヌイで空間の歪みを観測したことで、「門」が世界に与える影響にいち早く気づいた。 : レレイの明晰な頭脳を大変気に入り、東大の自分の研究室に来るように強く薦めている。 : 漆畑・白位・養鳴の3人揃って個性的な上にノリが良く、クナップヌイでの最初の調査終了後、帰りに松居を救出した特戦群を回収すると伊丹から聞いた時には民間人でありながら参加する気満々で、負傷者の収容を手伝っていた。 : 閉門より4年後は、特地に関する名物学者として知られている。漆畑は東大名誉教授、白位も教授となったが、出演したwebテレビ番組で乱闘騒ぎを起こすなど、ノリの良さとはっちゃけぶりは相変わらず。だが、視聴者からは好意的に受け取られている。 ; 富田 舞(とみた まい) : 外伝弐より登場。富田とボーゼスとの間に生まれた長女。大祭典でのナッシダにおいて、メイベルを除く特地の亜神すべての祝福を受ける。 === 各国関係者 === ==== アメリカ ==== ; ディレル : 声 - [[星野充昭]] : [[アメリカ合衆国大統領]]。 : 国内の支持率が低迷しており、国民に成果を示す為に特地から得られる利益と資源を狙ってさまざまなな工作を仕掛ける。公式な場以外では「自衛隊」を「日本軍」と呼称し、特地での面倒事は日本に丸投げするなど傲慢な性格。 : 閣僚のスキャンダルをネタに本位に圧力を掛け、特地からの「来賓」を引き渡すように脅迫するが、直後の本位内閣の総辞職で密約を反故にされ、宿泊施設に差し向けた特殊工作員も全滅。その後、銀座で「来賓」を拉致するために差し向けたCIA局員も駒門に抑えられて失敗。さらに栗林姉妹がテレビカメラの前でアメリカが「特地の来賓」を狙っていることを生中継でしゃべってしまったために全てがご破算になり、癇癪を起こしていた。 ; グラハム・モーリス : 声 - [[竹内良太]] : [[中央情報局
CIA]]日本支局統括責任者で、駒門とも顔馴染み。
箱根の作戦ではハイデッガーたち実働部隊の壊滅という事態に陥るも、特地に帰還するため銀座にやってくる来賓(特地の人間)を確保するべく画策するが、梨紗が4万人以上の「大きいお友達」を銀座に呼び寄せたことに加え、駒門にも先手を打たれたことで失敗した。 ; クワイゼル・ハイデッガー : 声 - [[前田弘喜]] : 特殊工作員。 : 箱根に宿泊する伊丹たちを襲撃し特地の人間の拉致を試みるが、護衛の特戦群にことごとく阻止される。ディレルの裏取引で特戦群撤退後、今度はロゥリィ1人に中国とロシアの工作員共々一人残らず殲滅させられる。ハイデッガー自身も乱戦の最中にロゥリィに右腕を斬り落され、別の敵からも銃撃を受けて死亡した。 : web版では三つ巴の乱戦で自滅してしまう。 ; ジェイキンズ : 特殊工作員。 : 閉門騒動で中国側の工作員・劉と協力していたが、土壇場で立場を翻して一人勝ちを決めようとするも失敗する。 ==== 中国 ==== ; 董 徳愁(とう とくしゅう) : 声 - [[楠見尚己]] : [[中華人民共和国国家主席]]。膨れ上がった人口やエネルギー需要を解消するため、特地に[[移民]]を送りたがっている。 ; 劉(りゅう) : 董の命令で活動するエージェント。 : デモ隊を隠れ蓑にした工作員部隊を用いて「門」の独占及び破壊を目論んだが、偶然別世界に繋がった「門」を興味本位で覗き込んでしまい、蟲獣に食い殺される。 : web版では「共産党国家戦略企画局・局長」。日本国内のいわゆる「プロ市民」や、メディア放送局内の「同調者」を使った情報戦略を指示している。ディアボと共にガス兵器を使用して駐屯地を一時占拠するが、鹵獲した自衛隊の武器の使用に苦労している。 ; 鈴 芳華(りん ほうか) : 中国の女性工作員。正規の軍人ほど戦闘力はないが、語学力などに優れる。 : 劉の命令でデモ隊の暴動に巻き込まれた観光客を装い特地に潜入、アルヌスでワーウルフ族のウォルフと出会った際には初めて見る亜人種に何かを感じ取ったのか、彼の誘いを受ける返答をした。親しい者から呼ばれている「'''ファファ'''(フルネームはリン・ファンファとなる)」という愛称をウォルフに伝えて、メイアからは「物好き」と言われる。レレイの身柄奪取を企て、身柄を奪取後に劉と合流するが、日本側から門に飛び込んできた伊丹に跳ね飛ばされ気絶した所を捕らえられる。 ; トゥーレン・ホゥナ : 16歳。表向きは東アジアのスーパースターだが、実態はハニートラップ要員。肥田木相手の枕営業の最中に踏み込んできた公安に保護された。 ==== ロシア ==== ; ジェガノフ : [[ロシア連邦大統領]]。特地からの資源流入によるロシアの発言力低下を恐れている。だが、利権そのものには関心はあまりないようで、日本が米中露の工作を切り抜けたことに対しては賞賛している。 === 特別地域 === この地の人名は、その者が信仰する神に由来するミドルネームを持つという[[命名]]則がある。信仰する神を変えるとミドルネームも変える。種族を言及しない限りは基本的に「ヒト種」。 ==== アルヌス ==== ===== アルヌス協同生活組合関係者 ===== ; カトー・エル・アルテスタン : 声 - [[チョー (俳優)
チョー]]
コダ村の賢者で魔導師中の魔導師と呼ばれている戦闘魔法の大家であり、レレイの師匠。避難民とともにアルヌスに居住。組合の幹部だが、普段は自身の研究や日本・帝国双方から来た語学研修生に指導したり、子供たちに読み書きを教えている。 : 元々は学都ロンデルで研究に勤しむ身だったが、諸事情によりコダ村に移住した。すでにヒト種の老齢の域に達しているが、スケベオヤジな顔を覗かせるような事をしてはレレイの冷たい視線を浴びたり、圧縮した空気の弾をぶつけられたりしている。この行動は半分は「地」だが、感情表現に乏しいレレイに対する彼なりのスキンシップの手段である。導師号の持ち主だけあってその知性は本物であり、アルヌス協同生活組合で働く特地の人々向けの日本語教本(通称「赤本」)を著した。 : ロンデルの導師達と異なり、人を妬むこともなく良いものは良いと素直に言える人物であり、レレイが日本から持ち込んだ資料を基に新たな攻撃魔法を開発したことを評価し、伊丹らと共に炎龍討伐に成功した後は導師号挑戦の許可も出している。 : 帝国上層部で炎龍討伐退治にレレイの名が出てもどのような者か分からなかったが、あのカトー老師の弟子という事で納得された程、帝国では有名な導師号を持つ魔法師。専門は窮理(物理学)。 ; 旧コダ村の避難民 : 旧コダ村出身の避難民。炎龍の襲撃で身内を失い、伊丹たち第3偵察隊によってアルヌスに保護された。テュカ、レレイ、ロゥリィ、カトーを除いて総勢21名(老人2名、中年3名、子供16名)。村長含めた他の村人も自分とその身内だけで手一杯で、放置されてしまった者たち。アルヌスに来た当初は中年の3人を始め、数人が骨折などの怪我を負っていたため自活する方策が思い当たらず、テュカや年頃の少女らは「自分たちが自衛官に身体を売る」しかないかと考えていたが、自衛隊より丘に散乱する翼龍の死骸から鱗を採取する許可を得ることで経済的に自立する手段を得る。 : 子供たちはカトーに読み書きを習いながら、怪我から復帰した中年と共に翼龍の鱗・牙の採集や洗浄・選別の仕事をしており、特地人としては語学研修組を含めた組合員の中でも最も日本語に馴れ親しんでいる。子供たちは事実上は孤児だが、漫画版では後から組合に参加した職員から「坊っちゃん、嬢ちゃん」と呼ばれている。 : 老人たちは年少の子のお守りや、初期のPXで店番をしていた。語学研修の開始などで急に増えた客に対応できず、困惑していたところに研修生付きの従者が手伝いを申し出た結果、研修生目当ての自衛官が訪れるようになる。 : ゾルザル軍の焦土作戦で各地の村が荒らされた際には、旧コダ村村民を含めて生き残った者たちが新たな難民としてアルヌスに押し寄せた。帝国との講和が成立したことで旧コダ村のある地域はアルヌス州の一部となり、アルヌスの援助を受けて復興を開始した。 : web版では「世間を惑わす(帝国には都合の悪い)流言を流布した」という理由でゾルザル軍に皆殺しにされかかるが、事態を知って先回りした伊丹たちによって逃げることに成功。ロゥリィ直筆の巡礼札と「ベヘラン」という新しい村名を受け取って旅に出た。 : 外伝参ではホドリュー捜索に旅立つ伊丹とテュカに、取っておきの鱗や素材で作った装備を贈った。 ; デリラ : 声 - [[楠田亜衣奈]] : アルヌス協同生活組合の食堂で働くヴォーリアバニー。少々蓮っ葉な物言いだが、明るく面倒見も良いため給仕長も務める。漫画版では空薬莢から作った耳飾りをしている。 : 元々はヴォーリアバニーの女王であるテューレに仕える戦士だったが、ゾルザルの侵略とテューレの裏切りで故郷が滅亡。グリーネと共に行き倒れていたところをフォルマル伯爵家に保護された経緯から、フォルマル家に忠誠を誓う一方、テューレに対しては並々ならぬ憎しみと殺意を抱いていた。フォルマル伯爵家の紹介でアルヌスに来たが、実態はメイド長のカイネから情報収集を命じられた密偵。テューレの策略により送られた偽の命令書によって紀子殺害を実行しようする。当然本人が殺されるのを嫌がっても実行するつもりであったが、紀子が「死にたい」と呟くのを聞き、ホッとしつつ殺そうとするが、「痛いのはヤダな」と言われ痛くない殺し方など知らず困惑しているところを、柳田によって相打ち(柳田は車椅子、デリラは骨をチタンで補う事で復帰)のように阻止される。命令であった事から、日本の裁判で執行猶予を得られたものの、アルヌスは勿論イタリカにも戻れず、その後柳田に忠心を尽くすことを誓い、自衛隊の諜報作戦や特戦群と組んだ特殊作戦に率先して協力する。 : ヴォーリアバニー特有の身体能力の高さを有し、特に跳躍力のずば抜けた高さを利用した体術を得意とする。また、高性能[[集音器]]並みの聴覚の鋭さ、弓を銃器並みの速応性で扱う能力、そしてアルヌスで会得した敵の会話を同時通訳できるほどの日本語会話能力を持ち、特戦群をして「是非ウチの部隊にスカウトしたい」と言わしめる。ただ、自身の安全を考えずに独断専行するきらいがあり、その辺を何とかしなければと言われている。その後、憎悪の対象であったテューレと再会して殺そうとするも、柳田に制止された。 : 閉門騒動時に柳田らと共に命からがら日本側へ脱出、4年後は古田の経営する小料理店で看板娘として働いている。 ; メイア(メイヤ) : 声 - [[西明日香]] : キャットピープルの女性。アルヌス協同生活組合の直営店舗「PX」で働く。フォルマル伯爵家から斡旋されてアルヌスにやってきた。現地に比べて非常識とも言えるほど好待遇な「PX」での仕事やそれを紹介してくれたフォルマル伯爵家に感謝しつつ責任感を持って真面目に取り組んでいる。 : ヤオに頼まれて「赤本」の存在を教えるが、持ち出し厳禁の本であったため、炎竜退治の交渉のために譲ってほしいとせがむヤオに対して、本心では譲ってあげたいと思う一方、「もしこれで失職したら、自分の仕送りを頼みにしている家族や同族の事はどうなる」「この仕事を紹介してくれたフォルマル伯爵家に泥を塗ることになる」と思い、逡巡している。 : 「門」の閉鎖が噂された時期には、日本の産品を扱っているPXが閉店し、失業してしまうのではないかと落ち込んでいた。自衛官の一人に懸想している旨の話をガストンとしていたが、「門」の向こうからやってきたマスコミなどの一部が特地側のヒト種と同様に亜人を見下しているのを感じて「意中の人に告白してニホンに付いて行く」かどうか悩んでいた。ディアボが繋ぎをとった中国の工作員によるレレイの拉致作戦では最初に「PXからの返品」という形での地球側への送り出しに協力(これはディアボがレレイの杖のみを送った)。その後、鈴芳華に通訳を強制されたが負傷しつつも脱出、ディアボの正体を明らかにした。 : その後、閉門騒動の煽りで壊滅したアルヌスの再建・復興における人手不足から、ドーラやフォルテと共にレレイの秘書・助手をするようになる。 : 漫画版では子沢山な家庭の長女。現在はメイアの仕送りで平和に暮らしているが、一時は実家や一族が離散していたことがあるらしい。彼女がお土産として送った(メイア自身の写真も収録された)写真集の「袋とじページ」には悪所で撮影された娼婦たちの写真が収録されていたため父親が興奮しており、子供が増えるかも知れないと若干後悔している模様。 ; ドーラ : 声 - [[Lynn]] : 狐耳と狐尾をもつ亜人種の女性。 : フォルマル伯爵家のからの斡旋組で、デリラと共に食堂の接客係として働く。 : 閉門騒動の煽りで壊滅したアルヌスの再建・復興における人手不足から、メイアやフォルテと共にレレイの秘書・助手をするようになる。 ; {{Anchor
ディアボ|ディアボ}}
声 - 梅原裕一郎 : ゾルザルの弟・ピニャの兄に当たる、帝国の第二皇子で元老院議員。ゾルザルと違い、知性派を自認している。 : 実際に人並み以上の知性は持っているが、「自分が皇帝になれないなら、国も世界もどうでもいい」と言い放つなど、人としての器量は小さく、考えがすぐに顔や態度に出る。頭脳も本人が思っているほど切れるわけではない。ピニャ曰く「ゾルザル兄は考えなしだが、ディアボ兄は考えが過ぎる」。 : また、直面した問題に対して優先順位を決めて計画を立てることはできても、周囲の人間のモチベーションに対する配慮に欠けるなど、組織のトップに立つよりは補佐役向き。 : ゾルザルのクーデターにより帝都を脱出し、アルヌスに潜伏。中国の工作員と接触してレレイの拉致に共謀し、第三勢力として日本と帝国との間に立とうと暗躍する。が、詰めの甘さと小物ぶりから失態を犯し、レレイを誘拐していた事がばれ、アルヌスの人々から白眼視される。 : 閉門騒動後はロゥリィが課したレレイ拉致の罪の清算の試練として、「民意の代弁者(別の言い方では民意の傀儡)」という立場でアルヌスの人々のために働く事になる。外伝弐では皇位継承権を放棄してアルヌス州民自治会代表に就任しているが、富田とボーゼスの結婚式の際に空回りを起こして顰蹙を買うなど、小物ぶりに改善は見られない。 : 「門」の再開通後、日本国アルヌス州の知事となる。将来的には正式な日本国籍を得て、代議士選挙へ出馬することも視野に入れている。 : web版では、中国工作員と自身が集めた傭兵を使い駐屯地を一時占拠するも、自衛隊とピニャの募った義勇兵に追い詰められ、処刑されることを恐れた工作員とともに爆発に巻き込まれ死亡している。 ; メトメス : ディアボの忠実な従者。アルヌスではディアボの影武者にされる。が、レレイの隠し場所を鈴芳華に尋問されて白状してしまい、ディアボ曰く「保護していた」物置で代りに縛られていた。 ; ガストン・ノル・ボァ : 声 - [[相馬康一]] : アルヌス協同生活組合の食堂「あさぐも」の料理長を務める壮年の男性。腕は悪くないが、少々利己的。 : 別の街で食堂を切り盛りしていたが閉店してしまい、アルヌスにドワーフ大工集団の賄い係としてやってきたが、ドワーフたちが賄い係を見下すのに耐えられず、自ら売り込んで食堂の料理長となった(番外編『商売繁盛編』より)。 : 一度店を潰して苦労している経験の持ち主であり、現状を失う事を恐れている。デリラが問題を起こした際には[[連座]]によって自分が罰せられることを恐れて自衛隊に協力した(現代の日本では共犯や犯人隠避でもしない限り、連座で責任問題にはならない)。ディアボが中国と手を結ぼうとした際には、「門」の閉鎖によって自分たちの生活が立ち行かなくなってしまうことを恐れ、レレイの拉致に協力した。 外伝壱で、新規開発地となったコダ村に異動となったらしいことが語られている。 ; ウォルフ : ワーウルフの傭兵。アルヌスの街や隊商の警護を担当しており、漫画版では彼以外にも数名、女性も含めたワーウルフの傭兵が登場している。 : 強面だが気の良い男で、伊丹たち第3偵察隊をはじめとする面々に遊ばれても機嫌を損ねる事はあまりない。 : 女癖が悪いらしく、閉門騒動時に行きあった鈴芳華にコナをかけた際には通訳をしたメイアに「甘い顔を見せれば即行で押し倒されて妊娠させられる」などと滅茶苦茶扱き下ろされていたが、鈴からは親しい者にしか認めない愛称を伝えられるなど、色好い返事を貰っている。 : 漫画版では、街に出てきた同族の女性に声を掛けているが冷たくあしらわれている。また、番外編ではアルヌス温泉にて全身をくまなく洗われた際に大層な巨根であることが判明、目撃した自衛官は揃って敬語になったと語られている。その他にも栗林に毛並みを堪能されたりと、犬に近い扱いをされている。 ; フォルテ・ラ・メルル : 外伝壱に登場。アルヌスで学徒生活を送る18歳。幼少期より「天才」と呼ばれそのまま成長したがゆえに、自分以外の他人を見下している高慢な女性。 : 幼いころから頭脳明晰で天才と持て囃されて育ち、ロンデル在住時には同じ学生はおろか教師にも一目置かれるようになったことで「努力」というものを過度に見下すようになり、努力をせず、余裕を持って、それでいて史上最年少で導師称号を得て自分の力を世界に知らしめようと考えていた。しかし、その間に自分より年下のレレイが最年少で導師号を得てしまった為、挫折と敗北感に打ちひしがれていたところをメイベルに唆され、カトーの弟子になるためアルヌスへ向かう。当時のアルヌスの街では「居住するだけの在籍」というものが許可されておらず、アルヌスに居住する住民は全員アルヌス共同生活組合に関係する職に携わる必要があるため、カトーにアルヌスで仕事しなければ弟子にしないと言われて子供たちの教師をするか、テュカやレレイの助手をするかを提示されてレレイの助手をしながら研究もすることにした。 : ある時「『異世界への門』の取扱説明書」という本の存在を知りレレイに読ませてほしいと頼むが、ベルナーゴ神殿で禁書指定されているため見せることが出来ないと断られる。その後、ジターの口車に乗らされレレイが留守の間に「『異世界への門』の取扱説明書」を盗み出そうと画策する。レレイの部屋にジター共に忍び込み仕掛けられたトラップに悪戦苦闘しながらも本を盗み出したまでは良いが、ジターの手によって盗み出した本は「レレイの伊丹耀司観察日記」なる本にすり替えられており、後から失敗に気が付くことになった。 : 外伝四ではスマンソンの様子にも薄々気づいていたが結局暴走を止められないなど、作中の女性陣の中ではヤオと同じくらい男運がない。 ; ジター・ズフ・ランダー : 外伝壱に登場。24歳の男。フォルテと同じように、ロンデルに居る時にメイベルに唆され(もっとも名前で分かるとおり元々ズフムート教徒である)、カトーの弟子になるためアルヌスにやってくる。 : アルヌスでは教師の仕事をしており、語学研修に来ている日本人から地球の数学理論の知識を聞いたりしていたが、フォルテに近づいて契約を持ちかけ、お互いの知りえた情報を交換し合い、フォルテから聞いた「『異世界への門』の取扱説明書」を盗み出そうと共謀する。そして2人で本を盗み出した後にフォルテに気が付かれないように本をすり替え、そのまま本を持ち去りメイベルに届けるが、この本もダミーだった。 ; スマンソン・ホ・イール : 外伝壱に登場。18歳の男。魔道士としてレレイを尊敬しているが、レレイが異世界人である自衛官たち(厳密には伊丹)のために無理をすることへの嫉妬が高じて、レディやその配下であるブザムに協力する。「門」の開通式典の最中、偶然拾った血剣ディーバの切っ先を飛ばして伊丹を殺そうとしたところを客席側を監視していたヤオに阻止され、警備隊に逮捕される。 ; ミューティ・ルナ・サイレス : 声 - [[Lynn]] : web版番外編『商売繁盛編』に登場。セイレーン種の女性。姿はヒト種に似ているが、体毛が羽毛状になっているなど鳥の特徴が混じっており、精霊魔法が得意。他に弓を使う。少々ほれっぽい性格を自覚している。 : 元は遠く離れた小島で一族と暮らしていたが、知り合ったヒト種の(ロクでもない)男と故郷を飛び出した後、傭兵として連合諸王国軍に加わりアルヌス攻略戦に参加した。連合諸王国軍の壊滅離散後は盗賊団の一員となってイタリカを襲撃するが、自衛隊により盗賊団は壊滅し恋人も戦死。生け捕りになったところを情報収集のために伊丹が選んだ捕虜5名のひとりとしてアルヌス駐屯地に連行され、釈放後は勝本の計らいでロゥリィの部下としてアルヌスの治安維持任務に就いており、主に捕らえた犯罪者の護送や警務隊に引き渡した際の調書作りを丸投げされているが、自分を拾ってくれたロゥリィのことは慕っている。 : 小説本編には登場しないが、漫画版やアニメ版にはイタリカ攻防戦時に風の精霊魔法で味方(盗賊団)を援護したり、警務隊([[陸上自衛隊警務隊
MP]])の腕章を付けてアルヌスの治安任務に従事する姿が描かれている(革鎧の下にTシャツを着用。時間外にはジャージを着ている)。
Web版、アニメ版、漫画版によって人物像が大きく異なる。Web版では20代前半の女性で一人称は「ウチ」。アニメ版では10代半ばの少女で、背丈もロゥリィと同じくらい。頭部には緑色の羽毛が生えており、見た目はショートヘアだが1本だけ色の違う大きな羽が生えている。漫画版は20代半ばの長身の女性で、一人称は「あたい」。頭髪は青のロングで驚くと雉の羽のようにぱっと開く。セイレーンの伝説通り、歌が上手いがその声を聴くと引き寄せられてしまう。深夜の風呂場でうっかり歌ってしまった際には衝突事故を発生させている。 : また、鳥の亜人ゆえか、アニメ版、漫画版では無意識ながら地揺れの兆候を察知している描写がある。 ; トラウト・ローレンツ : web版番外編『商売繁盛編』に登場した商人。ワーウルフ族の妻がいて彼女には頭が上がらない。 : 商人としてはかなりのやり手で、自衛官や日本向けに特地の産品を売る提案をした。 : 漫画版でもエキストラ的な形で登場している。 ; グリーネ : 漫画版に登場。ヴォーリアバニー。デリラと比べて種族の血が濃く、身体全体に体毛がある。ゾルザルが率いる帝国軍に故郷が攻め落とされた際にデリラ、パルナと共に離脱。途中でパルナが逃亡を諦めて悪所に去ったのちに辿り着いたイタリカで保護を受けてメイドとなり、デリラと前後してアルヌスに赴任した。デリラ同様に密偵の役目を命じられていたかは不明。 ; リュドー、ベルライン、ケイネス : 組合傘下の商人を監督する地域支配人(ゼネラルマネージャー)。レレイたち、幹部の下で実質的な業務を行っている。「門」の再開通で起きた問題では組合の存続とレレイの健康を慮った結果とはいえ、造反を起こしてしまう。 : リュドーはフォルマル伯爵領とその周辺を商圏として預かる地域支配人。もともとイタリカにて独立した商会を営んでおり、龍の鱗から始まるアルヌス共同生活組合との取引に最初に関わった一人だった。最初に取引に応じたのは以前から親交のあるカトーの紹介だったからだが、その買い取り金の内「銀貨1,000枚分」を使って各地の相場情報の収集を依頼したレレイの商才に惚れこみ、自身の経験と合わせることでさらに発展することを夢見て自身の商会ごと組合に参加した。 : ベルラインは帝都を含めた帝国中央域に展開するPX支店群を束ねている。商売は堅実に進めていくタイプだが、損失を恐れる臆病な部分もあり、「門」の再開通で起きた問題ではレディに繋ぎを取ってしまう。商売一筋だったせいか独身。 : ケイネスは大陸南方地区を担当。商売に関しては野心的だが、成功率はそう高くはなく結構な損失も出している。ときおり、下品な物言いをしてレレイから転移魔法で屋外に放り出されるなど、軽いペナルティを受けている。 ==== 帝国関係者 ==== ===== 皇室 ===== ; {{Anchor
モルト|モルト・ソル・アウグスタス}}
声 - 斧アツシ : 帝国の皇帝。老獪かつ野心家。もともと急逝した前皇帝(兄・グレーン)の後継者の甥・カティが成長するまでの中継ぎ的立場だったが、プレッシャーに負けた甥を廃嫡し、皇帝の座に居座る。 : 帝国の領土拡大を狙ってアルヌスに開いた「門」を越えて日本に出兵、銀座事件を引き起こす。帝国が敗北し、逆に自衛隊が「門」を越えてくると、支配国の戦力をまとめ上げた「連合諸王国軍」を結成して自軍の敗戦を知らせずに自衛隊と戦わせて周辺諸国の戦力を削ぎ、帝国の優位を保とうとする。 : 当初は一方的に敗北したにも拘らずまだ争うつもりがあるなど好戦的なきらいがあるが、伊丹らと邂逅した際の地震、日本人拉致発覚時に垣間見た自衛隊の歩兵(栗林)の戦闘能力と元老院への報復爆撃を経て、日本と争う気は失せていった。ただし、ゾルザルを殴った伊丹に関しては思うところがある様子。日本人の何事にも仁義を重んじる気質には一目置くが、いずれその気質が足を引っ張るだろうと忠告している。 : テューレがボウロを通じて一服盛ったことで意識不明に陥り、続けて起きたゾルザルのクーデターによってそのまま幽閉されるが、伊丹たちがゾルザルに対してレレイへの暗殺指令の撤回を求めた際にピニャとともに救出され、その際に意識も取り戻す。その後はイタリカのフォルマル伯爵家に身を寄せ、正統政府を立ててピニャを皇太女に任命する。イタリカでは床から出られない生活だったが、父親を亡くしていたミュイに懐かれた折に「息子(ゾルザル)を立派な後継者として育てられなかったのは自身の不徳である」と漏らすなど、1人の人間としての一面も見せている。 : 日本との協定によって「門」の再開通を機に退位することになっているが、それでも実権を手放す気はないなど、既に己の野心や権力欲に憑りつかれている様子。 :漫画版番外編で貴族女性らが見につけるジオンのマントやら魔法少女的な大型リボンやらに対して好意的な反応を見せるなど、格式は重んじない様子。 ; ゾルザル・エル・カエサル {{Main
#ゾルザル
}}
; ディアボ
{{Main|#ディアボ}}
; ピニャ・コ・ラーダ
{{Main|#ピニャ}}
; レディ・フレ・ランドール→レディ・フレ・カエサル
外伝弐より登場。皇弟ブレンデッド・ソル・ランドール公爵の娘。裏工作に長けているが、その能力を自身の楽しみにしか使わない。実は前皇帝グレーンの孫(唯一の直系)で皇位継承権的には一位だが、モルトによって実父カティは廃嫡された。 : 義父を病で喪い、忌の際に自分の出自を知らされる。葬儀後、襲撃による火災とメイド等による持ち逃げで資産を失い、無一文になったところに追い打ちで秘密の恋の相手ディタ伯爵公子の戦死を伝えられ、そのショックで髪の色が白髪(但し母の髪の色と同じ)になる。皇位を望みそれを隠す為、片恋の相手ディタの復讐にだけを生き甲斐にしていると見せる。 : 「門」の再開通によるモルトのピニャへの帝位禅譲を阻止するべく、自衛隊庇護下の人間の殺傷(報復を恐れて)以外は何でもする。建設工事の妨害(職人の家族拉致監禁による脅迫)から完成間近の段階での破壊まで行うが、土壇場で降り出した雪を利用した雪造りの「門」により開通、特定世界への接続阻止の為、巨大金剛石を粉砕するも、伊丹の映像記憶により失敗。最後の手段でモルトに直接自身の出自を明かして譲位を迫るが、元老院抱き込みを担っていたヴェスパーの裏切りで議員の支持を得られず、これも失敗。結局、存在を危険視したモルトの手により、「門」再開通の妨害の責任と厄介払いを兼ねて、海を隔てた遠国へ輿入れすることになる。 ; ブレンデッド・ソル・ランドール : 外伝四より登場。皇弟で公爵。本来の皇位継承権はピニャより上。 : 甥であり当時皇位継承権一位のカティと同年代で仲が良かった。また、愛人(恋人)同士も仲が良く、カティの死後カティの娘を自分と愛人の娘と偽り育てたのがレディである。ただこの偽りはモルトには知られており、皇位継承権の高いレディの命を守るためにカティの死亡(殺害?)の秘密とその証拠を持ってモルトを脅迫していた。 : レディの権力や弁舌、その他のさまざまな力を駆使して他を心服させる生き方を見て、慈しみと諦念を持って「好きにやるが良い」と認めた。 : 長年患っていた心臓病で死亡する際に、レディにカティの娘であることを告げる。 ; ヘンリー、ピノ : ランドール公爵家に忠実な執事とメイド長。プレンデッドの葬儀中、邸にいたところを襲撃を受け死亡。 ; ヴェスパー・キナ・リレ : 外伝四に登場。男爵。黒髪の長身をもつ貴公子然とした男。 : 権力志向からレディに近付き取り入ったように見えるが、実は枢密院の密偵でモルト皇帝の意向で動いていたモルトの息子(庶子)。 : レディを利用したのも「門」の再開通に失敗したのなら「退位するまでの期間が延べになるだろう」程度。上手くいけば自衛隊を帝国の戦力として吸収できるかもという目算もあった。 ===== 薔薇騎士団 ===== ; ハミルトン・ウノ・ロー : 声 - [[葉山いくみ]] : 17歳。侍従武官・准騎士。仲が良好な婚約者がおり、性的には騎士団の中で一番進んでいた(逸物が何なのかを知っていた)が、騎士団側近はみんな相手がおり、ピニャ本人が例外。外伝漫画『ゲート 帝国の薔薇騎士団 ピニャ・コ・ラーダ14歳』では騎士団設立以前からよくピニャに同行しており、騎士団学校時代はどちらかというと「鈍くさい方」だった。 : イタリカにおいて自衛隊との交渉をまとめた手腕(実際はハミルトンの手腕は関係なく、自衛隊の要求が特地の感覚からすると異常なまでに軽微なものだった)をピニャに評価され、ピニャの秘書として働くようになる。ピニャに対する忠誠はボーゼスに負けず劣らずで、ゾルザルのクーデターによりピニャが幽閉されて主戦派元老院議員の槍玉に挙げられた際も、1人で元老院を相手に舌戦を行った。 : 優秀な秘書ではあるが、いささか思い込みが過ぎるきらいがあり、また物事を実行する際にも度を越した根回しで暴走するところがある。 : ピニャと伊丹をくっつけようとして[[サントリー角瓶
酒樽]]の中に激烈に効く媚薬を混ぜるが、出所不明なその薬を自分の両親で試して家族を一人増やしてみたり、それでも効能を信用できずに自分の婚約者に薬を飲ませ、自分の腰が抜けるほどの体験をして艶を出してみたりと、優秀なのか抜けているのかわからないところがある。なお、この媚薬が混ぜられた酒樽が、後にピニャとケミィたちを巻き込んで起きたちょっとした騒動の原因になった。
; ボーゼス・コ・パレスティー
声 - 内山夕実 : パレスティー侯爵家の次女。18歳。正式な騎士団結成前は第一部隊隊長。黄薔薇隊隊長。金髪縦巻きロールの髪型が特徴のお嬢様然とした女性。ピニャに対して忠誠を立てており、無謀な状況でも彼女を助けようと単騎敵地に乗り込んだ。 : イタリカ防衛戦へ薔薇騎士団本隊とともに駆けつける途中、イタリカからアルヌスに帰還する途中の第3偵察隊を発見し、パナシュとともにこれを臨検。自衛隊とピニャの間で結ばれた協定のことを知る由もなく、伊丹らがアルヌスへ帰ると知ると伊丹を捕らえてイタリカへ連行・暴行し、顛末を知ったピニャを激怒させる。さらにその件の隠蔽のためにピニャから伊丹を[[ハニートラップ
籠絡]]するよう命じられるが失敗、逆上してさらに伊丹に暴行する。その後、日本政府との仲介交渉のためにお忍びで来日したピニャのお供をした際に護衛として同伴した富田を異性として意識するようになり、交際へと発展。ゾルザル軍との最終決戦時には富田との子を身籠った状態で戦いに身を投じている。
閉門騒動後、栗林の襲撃や他の嫉妬した貴族女性や新人亜神の妨害工作などの万難を乗り越え、無事に富田と結婚。一人娘の舞を授かる。web版では富田の殉職に衝撃を受けるも、富田の子を産んで「いつか彼の両親に紹介したい」と伊丹に伝えていた。 : アルヌスが日本国アルヌス州になった後、富田のそばで生活するために騎士団を退官し、「ピニャの信任を受けたアルヌス駐在武官」という肩書でアルヌスの自衛隊管理区域境界線近くに住居を構え、アルヌスの住人からは「坂の上の黄薔薇屋敷」と呼ばれている<ref group="注">アルヌス内に居を構えないのは、ボーゼスが帝国の名家出身かつ騎士団員であるためと、アルヌスでは共同生活組合関係の職を持ってない人間は居住を許可されていないため。</ref>。 : その後、富田より助言を受けてパレスティー家の総力を挙げ、特地にはない画期的な通信手段である「[[伝書鳩]]」通信網のインフラ整備に尽力している。 : 皇帝・皇族でも類をみない最大規模の結婚式を挙げる。 ; パナシュ・フレ・カルギー : 声 - [[澁谷梓希]] : カルギー男爵家令嬢。19歳。正式な騎士団結成前は第二部隊隊長。白薔薇隊隊長。見た目が男装の麗人。ボーゼスと比べれば落ち着いた性格だが、実はスピード狂の気があり倉田の高機動車に便乗してはしゃいだり、「飛行機は音より速く飛ぶ」と聞いて、空自組にF-4に乗せてくれるよう頼んでいた。 : アルヌスへの語学研修の際、ピニャからは伊丹を籠絡するよう命じられていたが、アルヌスに潜入したディアボと関係を持ち、以後は彼の補佐的活動をしている。 ; ヴィフィータ・エ・カティ : 18歳。正式な騎士団結成前は親衛隊隊長。父親は侯爵だが、庶子と少々複雑な立場。男勝りで情に厚く、地位・家格の上下など気にせずハミルトンと共にピニャの家(皇城)に最初に泊まり、それを簡単に口にしてしまうなど処世術などとは縁がない性格。体力バカで地味な訓練や座学を嫌う実践派。特殊な芸術に興味が無いため、パナシュの後任の白薔薇隊隊長になった。 : とある騒動で遠慮もなく自分を肩に担ぐ健軍に漢を感じてしまい、一方的に惚れてしまう。親子と言っても差支えない年齢差ながらもともと同年代の男性に興味がなかった事もあって、日本と帝国の和平締結の式典中に告白。健軍もその気になり、交際に至る。 : 閉門騒動後は健軍を「シュンヤ」と呼び合い、デートの際に行うイベントは、どういうわけか自衛隊式の[[兵棋演習]]である<ref group="注">彼女にしてみれば地球側の「最新の戦術理論」を学べることから、非常に有意義に感じている。</ref>など、騎士団の仲間をヤキモキさせていたが、やることはやっていると漏らしてしまい。ピニャから自分一人が未経験だと自覚させてしまう。 ; グレイ・コ・アルド : 声 - [[山本格]] : 41歳。侍従武官・騎士補。元筆頭百人隊長(兵卒の最上位)。スキンヘッドな男性(アニメ版では[[ロマンスグレー]]の短髪)。実戦でたたき上げた歴戦の騎士で、頭の回転が早く的確な助言でピニャを補佐する。 : 騎士団の中では数少ない男性であり、一兵卒出ながら騎士補という地位にあるが、出自の関係でここまでが昇進の限界らしい(騎士補に任ぜられたのも34歳とかなり遅い)。イタリカで盗賊と戦った際にも、ピニャに「無事なのは解りきっている」と言われるほどに信頼されている実力者で、実際に手傷を負ったり返り血を浴びることなく最初の戦闘を終えている。 : 学都ロンデルにて伊丹たちと一緒に行動した時にも的確な助言を行うなど、ベテランの風格を見せる頼れる存在である。 : web版ではピニャの命によりレレイを害そうとするが、レレイの爆撃魔法による致命傷が原因で死亡。 : 外伝+収録のエピソードでは、作中の7年ほど前に「騎士団設立」を決意したピニャに指導教官として引き抜かれた。当時は髪が生えていたが、ピニャの(個人としては好ましいが、皇族としては問題な)無茶ぶりから来る心労で禿げてしまった。 ; ノーマ・コ・イグルー : 声 - [[小林裕介]] : 21歳。侍従武官・騎士。正式な騎士団結成前は第四部隊隊長。調子の良さで男子団員にはそこそこ人望があったが、女性団員には皆無。貴族としての地位を小々鼻に掛けている風がある青年。元コダ村住人の炎龍撃退の話も全く信じなかった。 : イタリカで盗賊と戦った際、2度目の戦闘で戦死。元々「女の子が沢山いる」と聞いて入団したらしく、他の男性団員が正規軍に移って行ったにも関わらず騎士団に残っていた。 ; シャンディー・ガフ・マレア : 声 - [[大久保瑠美]] : 17歳。ミーハーな性格。伊丹を籠絡する任務を受け、当初は乗り気では無かったが、炎龍を退治して英雄になった伊丹に好意を持つ。後に笛吹男に操られレレイを暗殺しようとしたが、事前の策によって暗殺は失敗。パナシュと姉妹縁を結んでおり、白薔薇隊隊長の後任に選ばれたが断ってアルヌスへの語学研修に参加した。伊丹たちが炎龍討伐に出発するまでの経緯をピニャに報告したが、報告書は非常に演出過剰な文面で、テュカを男性に書き換えられており、内容は読んだピニャに「英雄物語の序章かと思った」と評された。漫画版ではテューレにも「あれ、報告書だったんだ」と言われていた。 :なお漫画版で、伊丹に本気になるようなら籠絡の任を解くと言われた際にアルヌスに行けなくなることを言及しているため、アルヌスにいる薔薇騎士団メンバーは同じように籠絡命令が出ているものがいると思われる。 : ゾルザル軍との最終決戦ではモルトの居室の守備を担当。ハリョ族の猛攻からモルトを最後まで死守し、戦死する。 ; スィッセス・コ・メイノ : 17歳。語学研修生としてアルヌスに赴任した一人。エルベ藩王国国王・デュランが自衛隊に身分を明かした際、面識のあった彼女に裏を取った。漫画版ではパナシュと共にボーゼスの恋路を冷やかしたりしているが、外伝漫画『ゲート 帝国の薔薇騎士団 ピニャ・コ・ラーダ14歳』では少々不思議系な面を描写されている。弓に長けており、騎士団の競技会では弓術部門で優勝している。周囲からは「人智を越えており、手加減がどうとかいうレベルではない」と評価されている。 : ゾルザル軍との最終決戦の際はシャンディーとともにモルトの居室の守備を担当。敵の自滅覚悟の突撃を受け、相討ちとなり戦死する。 ; ニコラシカ・レ・モン : 17歳。シャンディーと並んでミーハーなタイプでパナシュに憧れている。本編にも名前は出ているが、日本と帝国の和平締結の式典の先ぶれの使者役(web版では彼女が引き受けていた)をヴィフィータに取られるなど、外伝漫画『ゲート 帝国の薔薇騎士団 ピニャ・コ・ラーダ14歳』の方が目立っている。 : パナシュやボーゼスを慕うが故に、女性陣に対して軽口を叩くノーマをハルバートをもって追い回すなどギャグキャラ的な扱い。 ; ヘルム・フレ・マイオ {{Main
#ヘルム
}}
; ワルド
外伝 帝国の薔薇騎士団 グレイ・コ・アルド編のみに登場、ゲート 帝国の薔薇騎士団 ピニャ・コ・ラーダ14歳では登場もしない。 : 元 百人隊長で軍の不正経理を見つけた為、例え告発しても冤罪にされかねないと告発後逃亡し、戦友グレイを頼ってピニャの騎士団(まだ私塾のような存在)に助教として就任。騎士団としては恋愛も戦技の一つという事で、素人童貞を自ら暴露させられ、そういう面では辟易としている。 : 保護者を廃した露営訓練(泊りがけの演習)で、実際に大量のゴブリン相手にグレイと二人でピニャたちの前で「橋の上のホラティウス(何故か帝国でも逸話がある)」の様に活躍。ピニャやボーゼスたちは、このグレイとの男同士の友”愛”に、後のニホンの薄い本で感じる芸術の実践を垣間見ている。 ===== 講和派 ===== ; ピニャ・コ・ラーダ {{Main
#ピニャ
}}
; マルクス
声 - 杉崎亮 : 帝国の内務相である伯爵。モルトの腹心。帝国とモルトのためならば、ゾルザルなどの皇族すら道具として扱う冷徹な男。モルトの意向の下、独自の判断で行動するように命じられるほど信頼されている。ゾルザルのことを内心見下していた節を見せた一方で、当のゾルザルからも本心を見抜かれていたらしく、彼が実権を握った後は遠まわしに隠居を強いられてしまう。アニメではゾルザルから早い段階で若干の疑いを向けられており、内心では彼を恐れている節も見せている。 : 主戦派ではあったが、モルト、ピニャと共に伊丹たちの手で帝都を脱出しイタリカに正統政府を立ち上げている。 ; カーゼル : 声 - [[堀越富三郎]] : 帝国の名門貴族。侯爵。元老院の重鎮であり、開戦早々に帝国軍が大敗したことから講和のために動く。 : ゾルザルのクーデター後は粛清の対象になるが類縁のテュエリ家に匿われ、自衛隊に救出される。この際、シェリーの両親が自分たちを逃がすために亡くなったため、シェリーの後見人を引き受けることとなる。 : キケロと共に多くの亜人が働くイタリカを見て、これからは亜人たちとも手を取り合い生きて行かなくてはならないと感じる。比較的早い段階で日本側が帝国にどのような役割を期待しているかという事を察していた。 ; キケロ・ラー・マルトゥス : 声 - [[赤城進]] : 帝国の名門貴族。元老院の重鎮でありもともと主戦派だったが「理性的で話が通じるタイプ」と、ピニャから菅原に紹介された。出兵した身内(甥)が日本に拘留されていることを知らされ、園遊会を兼ねた会合では自衛隊の持つ武器の威力も眼にし、戦争を続けても勝ち目がないと悟り、講和派へ鞍替え。他の議員と共に講和のために動くようになる。ちなみに、菅原との会話の経験で、日本人の「謙遜から入る交渉術」には一目置いている様子。 : ゾルザルのクーデター後は粛清の対象になるが自衛隊に救出される。彼の妻は日本人にも馴染んでおり、栗林などとはかなり親しげな会話をするようになっている(救出された際にも「日本に連れて行ってもらえるのか」と聞いていた)。 : 監獄から救出された後、フォルマル家で亜人たちの優秀な働き振りを目の当たりにし、今までの考えを改めなければならないと感じる。イタリカに帝国正統政府が建った後は、国を取り戻してからいかに日本と関係を作っていくべきかを考えている。 ; シェリー・テュエリ : 声 - [[日高里菜]]<ref>{{Cite web
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 |title = スタッフ&キャスト | STAFF & CAST
 |publisher = TVアニメ公式サイト
 |accessdate = 2015-12-27 }}</ref>
カーゼル候の類縁・テュエリ家の令嬢。12歳。12歳の少女とは思えぬ程に知略に富み、精神面も非常に大人びている。 : 外交パーティの席で真珠のネックレスをプレゼントされ、日本語や地球側の礼儀作法を教えられて以来、菅原に対して好意を抱き婚約を迫る。実際は没落したティエリ家を興隆するための打算的アプローチだったが、日本使節が宿泊していた翡翠宮で絶体絶命の危機を救ってくれた菅原に対し、本物の好意を抱くようになる。 : 救出された後、イタリカに拠点を移したモルトの元で外交を学び、和平交渉の帝国側代表としてティエリ家の爵位を継承し、来日。日本側が強気に出たらあどけない少女のふりをし、自分たちが譲歩をねだるときはお子様のお願いのよう計算高く振舞って日本側を困惑させ、帝国にとって申し分のない条件を引き出す事に成功する。 : 閉門騒動時に日本政府に対する皇帝よりの密命を受け日本側に脱出し、特地に残る菅原と離れ離れになる。閉門より4年後は駐日帝国大使に就任、菅原の実家には「嫁」として世話になっている。 ===== 主戦派 ===== ; {{Anchor
ゾルザル|ゾルザル・エル・カエサル}}
声 - 小西克幸<ref>{{Cite web
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 |publisher = TVアニメ公式サイト
 |accessdate = 2015-12-30 }}</ref>
皇帝の第1子で、ピニャの腹違いの兄。物事は自分の思い通りになるのが当然と考え、そうならないことを理不尽と感じる傲慢かつ幼稚な性格。日本との主戦論者。 : 女性をさまざまなな手段で精神的・肉体的にいたぶる事で興奮するサディストの面を持ち、彼の奴隷にされた女は皆酷い扱いを受けるが、日本人女性(紀子)を奴隷にしていたため、伊丹の命令を受けた栗林から半殺しの目に遭わされる。騙して愛玩奴隷にしたテューレが何も知らぬまま自分に仕えていると思っているが、実際は全てを知って復讐を企てたテューレの傀儡となっている。ディアボ曰く「以前はただのバカだったが、本当の大バカになった」。 : 元来、劣等感が強く臆病な性格で、他人と正面から向き合うことが出来ず、それを隠す意味で暴君を装っている。さらに「自分は英雄だ」と思い込むが故に「(自分が考える)英雄ならこのように振舞うはずだ」という観念に振り回されているが、周囲にイエスマンしかいなかったため、それらを修正する機会に恵まれなかった面もある。そのため、純粋に冷酷という訳ではなく、配下に対しては配慮を見せる時もある。 : 皇帝になる自分に仕えるより自分の店を持つことを望む古田を気に入り、古田が用意したデスクワーク中に済ませられる手軽な食事・ハンバーガーを評価するなど、欠点を補い悪い部分をフォローする腹心がいれば「権力志向が薄いピニャ」や「考え過ぎて思惑が丸解かりになるディアボ」よりも権力者に向く。 : 次代の皇帝の座を狙い、父が手綱を取りやすい暗愚な皇子を演じて(本人は演じているつもりで)いたが、モルトが日本との戦争を避ける形に路線変更したことに納得できず、クーデターを実行。講和派を投獄・処刑し元老院を掌握する。 : イタリカでの最終決戦に敗北し、逃亡前から行方を眩ませていたテューレに再び出会うが、ゾルザルに対しての憎悪を表したテューレの手に因って殺された。web版では帝都に辿り着き、無人の皇宮で待ち構えていたテューレに刺し殺されるが、本人は「望んでいた玉座で皇帝として死ぬことができた」と満足げな最期だった。 ; ボルホス : 帝国の将軍。近衛軍団主席百人隊長。部下からの信頼が厚く真面目で愚直。 : 叛意が発覚し捕らえられていたテューレが古田に惚れていることに気付き、密かに逃がす。 : 最終決戦後はシーミストで警備隊長として身を立てている。 ; {{Anchor
ヘルム|ヘルム・フレ・マイオ}}
声 - 小林裕介 : 帝国の将軍。子爵。23歳。元・薔薇騎士団、第三部隊隊長。騎士団に入団したのは出世のためのコネ作りが目的だったらしく、騎士としての心構えよりも処世術を重視している。特に演習などでは、家格の上の者に綺麗に勝たせることを考えるが、能力評価は高く、騎士団卒業前に軍に(士官候補生として)入隊が決まった。 : 銀座での戦いに出兵した際に捕虜となり、そのことで屈辱を感じている。正統政府軍が補給に苦労するよう怪異や亜人を使って村々を焼き払う[[焦土作戦]]や自衛隊に偽装した兵による撹乱工作を行った。焦土作戦自体はモルトも命じているが、責任を他者や敵側に擦り付けるような行為はピニャや講和派に批判された。 : web版では「緑の人」の噂話を広める元コダ村住民や、自衛隊から依頼を受けた吟遊詩人の暗殺を行った。揚句の果てに、アルヌス周辺の村住民から人質を取り「返して欲しければ自衛官(日本人)を殺せ」と強制した。 : 最終決戦では自軍の勝利を確信していたが、粘り続けたピニャに戦局をひっくり返されて敗北。正統政府軍に協力した亜人部族部隊に捕らえられた。 ; カラスタ : 声 - [[山下誠一郎]] : 帝国の将軍。侯爵公子。門閥ゆえに必死に手柄を立てる必要もなく出世してきた。 : 立てた手柄を他人に譲ってしまうなど帝国貴族としてはかなりお人好しな部類。だが、それゆえに部下や同僚のまとめ役となっている。 ; ミュドラ : 帝国の将軍。勲爵士。元は商家の3男。兵站幕僚としては非常に優秀。癒着や裏取引の噂が絶えないが、実際に問題を起こしたことはない。 ; ポダワン : 声 - [[北村謙次]] : 帝国の将軍。伯爵。元老院議員でもあり、当初から主戦論を奉じていた。 : ピニャの騎士団(初期)の教授を務めたことがあり、イケイケタイプの将軍ではあるが、論理的な事を教える事が出来る知性は有している。 : 帝国が敗退した開戦直後に「隣国から兵をかき集めればよい」と提案。これが連合諸王国軍設立のきっかけとなり、後から噂でそのことを聞いたデュランに恨まれる。正統政府軍が攻勢に出た際にデュランと戦い、殺される。 ; ゴダセン : 声 - [[根本明宏]] : 元老院議員。遠征軍に参加し、日本からの反撃による帝国軍敗退を報告した。自衛隊の持つ戦力について最初の報告を行ったが、当時はさして重要視はされず、撤退時の負傷から議員を退いていた。 : ゾルザルのクーデター後にタンスカの長官として再登場するが、オブリーチニキが自衛隊を誘き寄せる囮として持ち込んだ拉致犠牲者を救出しに来た特戦群に人質にされる。この時の作戦は特戦群で行われた演習で伊丹が使った策を少々手直ししたもの。 : 魔導師でもあるが、レレイが発表した爆轟の魔法に必要な魔法式を2つまでしか展開できない(攻撃魔法として効果を発揮するには最低5つは展開しなければ威力が出ない。レレイは30個ほどの式を展開していた)。本人は古代龍などが相手ならともかく、人間同士の戦争で使うような魔法ではないと考えている。 ; アブサン : 帝権擁護委員部「オプリーチニナ」。自身が責任者に任じた者を失敗すれば処分し、兵には策もなく突撃を命じるため、周囲からはあまり快く思われていない。 : 最後はボウロと共にゾルザルの責任転嫁で殺された。 ; テューレ : 声 - [[小清水亜美]]<ref>{{Cite web
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ヴォーリアバニーで、もとはヴォーリアバニーの国の女王。 : 国を滅ぼさない代償としてゾルザルの奴隷となるが、彼女の知らぬ所で約束は反故にされて国は滅亡し、部族は離散。そのためデリラなど同族の仲間からは国を売った裏切り者と言われ、命を狙われている。その事実を知ってからは言葉巧みにゾルザルを操り、自身をエサに従わせた密偵による裏工作を行い、帝国のみならずヒト種に対しての復讐を目論んでいる。 : 自分の目の前で自分と似た境遇の紀子が自衛隊に救出されたことに嫉妬し、帝国や日本を含めて人間を恨み、全員を不幸にしようと画策するが、その最中に出会った古田に惹かれる。唯一自分の不遇を黙って聞いてくれる古田に対し、古田の将来の夢と自分の幸せを重ねて古田に同行する選択肢があることに満足し、その想いを叶えることなく、自らがそれまでに犯した過ちの清算と復讐の為に最終決戦に敗れたゾルザルと刺し違える。 : web版ではゾルザルを仕留めた後、ボウロに襲われる所を助けた古田と共にアルヌスに移る。潜入中とは打って変わった古田の厳しい指導に泣きが入りつつも組合食堂で働く。だが、ディアボと中国工作員の計画に気付いたことで捕らえられて凌辱を受けた後、脱出するも自身を見張っていたデリラに危機を伝え、力尽きて死亡する。 ; ボウロ : 声 - [[小山剛志]] : テューレに従う密偵。ハリョを自称し、「豚犬」とも評される醜悪な容姿の男。 : ゾルザルのハーレムにハリョの女を送り込んで一族から皇帝を出すことを目論んでいたが、ゾルザルは奴隷しか相手にしなかったため、思惑は外れる。 : 最後は追い詰められたゾルザルがテューレに対して「自分を唆したのはこいつだ」と洗いざらいぶちまけてしまい、アブサンともども責任転嫁で殺された。 ; ディタ・コ・エファン : 外伝参に登場。帝国伯爵公子。 : クーデターでゾルザル派に与し、オブリーチニキとして活動していたが、ヤルン・ヴィエットに亡命。 : 政務顧問という立場にはいるが、女王の帝国好きと三族均等政策で各部族の将軍から筆頭的な立場を出したくない事から、全軍の指揮官として期待される。指揮をするための概念こそ正しいが、実際の指揮に反映されない事を、三将軍には見透かされていた。 : 自分が国を追われる原因となったピニャをダシにしてザンシアの名誉欲を煽り、それで得た手柄で出世しようとして、パルミア攻めの指揮官となったが、自分だけを守りたがりロクな指揮が出来ないことが露呈し、飛龍によって奇襲したティカの矢を受けて戦死する。 : 公爵令嬢レディの想い人で秘密裏(レディの親友アン以外は両親も知らない)に交際しており、手紙と指輪も贈っているが、本人はレディにそれほど想われているとは知らなかった。また、オブリーチニキとして活動していた内乱前にはボーゼスとの縁談が進められていたが、ボーゼスが富田の子を懐妊したため破談となっている。 ===== イタリカ ===== ; ミュイ・フォルマル : フォルマル伯爵家の当主で、イタリカの街とその周辺を統べる。11歳。3人姉妹の末娘だが、父・コルトが事故死し、姉2人は既に嫁いでいたことから、当主となる。 : 父の後を突然継ぐ事になったばかりか、姉2人が後見を巡って争った事もあってイタリカに不正がはびこり、自身では制御できなくなっていた。イタリカが盗賊団に襲われた際にイタリカに立ち寄ったピニャに軍の指揮権を委ね、自衛隊の協力で盗賊を退けた後は、荒廃したイタリカ復興のためにピニャに後見を頼んでいる。 : 年の近いシェリーと仲良くなるが、シェリーと比べると良くも悪くも普通の子供。物ごとを素直な観点から見極められるが、今はまだ他者に上手く説明できない。 : 外伝四ではレディに対して「'''ミュイ・ロゥ・フォルマル'''」と自己紹介している。 ; カイネ : 声 - [[安藤麻吹]] : フォルマル伯爵家メイド長で初老の女性。家内の一切を取り仕切り、裏向きの指令も出す女傑。30年ほど前に帝国に攻められた街の出身。当主であるミュイに対する忠誠心は高く、自衛隊が帝国を攻撃するならその味方をしてでも守ろうとする。敬虔なエムロイ信徒だが、ロゥリィに目通りした際には舞い上がってしまい、ロゥリィに引かれている。 : 礼儀作法に厳しく籠城戦の経験もあり、表・裏両面に長けた外交能力も備える女丈夫で、ミュイやメイドたちからの信頼も厚い。籠城戦で疲労したピニャが仮眠を取る際、悪戯心から「(自分が)起きるのを拒んだらどうする?」と問われた際「水をぶっかけてでも叩き起こして差し上げますとも」と豪語し、彼女からも気に入られる(本当にぶっかけた)。ヒト種・亜人種問わず一流のメイドとして鍛える他、キャットピープルやウォーリアーバニーといった戦闘を得意とする種族出身のメイドを戦闘メイドとしても鍛えている。 作中ではメイド長と呼ばれる事が多く、メイド長と言えば彼女の事で通じるが、本編で一度だけ、怯えるミュイに声をかけた際に名前が「ラム」である事が明示されている。 ; バーソロミュー : 声 - [[佐々健太]] : フォルマル伯爵家執事で初老の男性。 : 伯爵家の事務方を請け負っていたが、遊びで嵩んだ借金から信箋(貴族家の印を押した公文書扱いの便箋)を横流しし、デリラの紀子暗殺未遂事件の遠因を作る。発覚後はカイネらによって尋問され、指紋照合で犯人だと断定されてもなお自分は違うと言い張っていた。 ; ペルシア : 声 - [[潘めぐみ]] : フォルマル伯爵家のメイドで、キャットピープル。伊丹がイタリカに連行された際につけられたメイドの1人。同僚のマミーナと共に護衛や侵入工作者への対処(影戦)も行う戦闘メイドでもある。 : 伊丹奪還のために乗り込んで来たケモナーの倉田に一目惚れされる。彼女にとって興味本位や性的欲求以外の純粋な好意を受けるのは初めてのことで対処に悩むが、最終的には倉田の想いに応えて交際を始める。 : キャットピープルの特性を生かした体術が得意。他にも倉田が他の女性に目移りした時に炸裂する必殺の[[卍固め]]など、組技にも精通している。 : 体術以外にも武器としてダークと呼ばれる投擲用ダガーを愛用している。また、倉田からは[[日本刀]]の[[刀工]]が現代の技術を取り入れて鍛え上げた業物の短刀(価格は倉田の給料2年分)を贈られている。 : 最終決戦の際に、絶体絶命のピンチを倉田に救われて一気に恋仲となり、閉門騒動後も倉田との交際は続いている。イタリカでの一件があってからは倉田に対する独占欲を見せるようになり、倉田がケモナーとしてアクアス族の女性(人魚)を撮影していた際にヤキモチから関節技を極めていた。 : web版では倉田と共に日本へ渡り、モデルとしてデビュー。世界的にも有名なモデルとなっている。 : 文庫版の挿絵・漫画版では茶の混じった黒の短髪、TVアニメ版では長く伸ばした紫髪をポニーテールに束ねている。どちらの絵でも眼鏡を掛けているが、漫画版番外編によると裸眼では見えすぎて間合いが取れず手加減ができなくなるため、それを防ぐためとのこと。また、同じく番外編によると、彼女は家族で唯一の娘だったらしく、父親は伊丹と酒を飲んでいる際に「'''下心で手を出したら殺す'''」と語っている。 ; マミーナ : 声 - [[大西沙織]] : フォルマル伯爵家のメイドで、ヴォーリアバニー。伊丹がイタリカに連行された際につけられたメイドの1人で、ペルシア同様に戦闘メイドでもある。 : 戦闘メイドとしての能力も高く、イタリカに潜入してきた暗殺者の駆逐作業の際は、セックスアピールに長けるヴォーリアバニーの特性も利用している。 : フォルマル伯爵家に対する恩義の想いは強く、デリラがアルヌスで事件を起こした際は、その原因にもなったフォルマル家の執事バーソロミューに対して怒りを物理的にぶつけた(証拠隠滅と思われるからと途中でカイネに止められた)。 : 普段はどちらかというと愛嬌のあるタイプで、イタリカ戦での栗林の戦いに尊敬の念を抱き、素直に賞賛するなど明るい性格。 ; モーム : 声 - [[徳井青空]] : フォルマル伯爵家のメイドで、ヒト種。伊丹がイタリカに連行された際につけられたメイドの1人。メイドの中では先輩らしく、アウレアを窘めている。 ; アウレア : 声 - [[麻倉もも]] : フォルマル伯爵家のメイドで、[[メドゥーサ
メデュサ]]と呼ばれる希少な亜人種の少女。伊丹がイタリカに連行された際につけられたメイドの1人。
見た目は愛くるしさ満点の幼女だが、先が蛇の様になっている髪で相手の精気を吸う。その際の副次的効果で相手の記憶も覗きこむことができ、フォルマル伯爵家が裏の仕事で捕えたスパイから秘密を探るための重要な存在。ただし、その供述はアウレアの主観が入るため、証拠としては扱われない。 : カイネの教育により、普段は精気を吸う事を我慢する事を理解・実行している。 そのためか、彼女にとっては暗殺者が屋敷に侵入して自分の餌食になった事よりも、皇帝からの呼び出しの方が「タイヘン」な事らしい。 : イタリカに正統政府を建ててフォルマル伯爵邸に身を寄せるモルトに、精気を吸うのを調節できるなら試してみたいと思われるが、空気を読んだアウレアは、コルトが存命の頃は病気や事故で先が長くない人を死の恐怖からその力で救っていた事を話す。なお、コルトの愛人の立場だった女性の1人にメデュサがいるが、アウレアかどうかは明示されていない。 : 最終決戦の際にモルトの居室に突入した敵に首を切り落とされるが、首だけの状態で敵の精気を吸い尽くしてモルトの窮地を救う。その功と皇帝が自分の死が迫った時に精気を吸われる快楽を得たいと考えてか、後に皇帝付きメイドとなる。 : モルトを救った後、首から下を再生した際に見た目13~14歳くらいの体型にまで成長し、ミュイに羨ましがられている。 ; デリラ {{Main
#デリラ
}}
; メイア
{{Main|#メイア}}
; ガルフ・ス・トリーム
ミュイの後見となったピニャが代官として派遣した帝国政府の官僚。有能かつ法を順守する厳格な人物。レディに唆されたミュイの姉とローバッハにイタリカから追い出される。 ; アイリ、ルイ : ミュイの長姉と次姉。 : すでに他家に嫁いでいるが、父・コルトが亡くなった際にはどちらがミュイの後見になるかで散々もめた。嫁ぎ先の当主や夫が日本との戦いで戦死したと聞いたため(外伝では捕虜になっていたことが判明)引き上げて行ったが、そのために領内の治安が低下し盗賊の跳梁を許すこととなる。このことやローバッハを連れてきた件もあり、イタリカの領民たちからは「疫病神」として嫌われている。 : 外伝ではミュイの婚約者に仕立て上げた男・ローバッハに伯爵家の実権を握らせようとし、実家の支払いで贅沢をしていた。 ; ローバッハ・フレ・ローエン : 外伝四に登場。ミュイの長姉・アイリの嫁ぎ先であるローエン伯爵家の3男。ミュイの婚約者という名目でレディに送り込まれた男。悪い意味で典型的な帝国貴族。 : 仕えている亜人をそれまでの考課に関係なく下働きに降格、ミュイの周辺は実家から連れてきたメイドで固め、さらにヒト種のメイドには公然と手をつけようとする。ミュイに対しても当初は機嫌を取る態度だったが、自分の意に従わないと判断すると横柄な態度を取るようになる。 : さらに領民には領民の収入増の策を弄さぬままに過度な税を課して「税収を3倍にした」とうそぶくなど、領主としての才覚も疑わしい。 : アルヌスに逃亡したミュイたちを追うが、追い詰めたところを自衛隊と薔薇騎士団に捕らえられる。 ; メイフラワー : 外伝四に登場。単眼(一つ目)の巨人種・キュクロプス。見た目は怪異と見まごうばかりながら、朴訥で温和な性格。ローバッハの手を逃れ、アルヌスに向かった際にはカイネを抱えて懸命に走り続けた。 ; コルト・フォルマル : ミュイたちの父親で、先代のフォルマル伯爵。 : 種族間の摩擦は貧困が原因と考え、自身の領地に各地を放浪していた多くの亜人種を移住させ、希望する者は亜人種でもメイドとして雇い教育した開明的な人物と言われているが、実際にはケモナーであったことが動機のかなりの部分を占めており、ミュイが大人になった際にコルトの愛人だった亜人種の女性から聞かされた話は、笑い話的な意味合いでとても口外できる話ではなかった。アウレアは伊丹からコルトと同じ匂いを感じている。 : 動機はともかく、コルトの開明的な思想は現在でも多くの亜人種から尊敬と感謝を集めており、後にはイタリカ、ひいては帝国を救う一因ともなっている。 ===== その他 帝国貴族 ===== ; ラフロイグ・リーガー : 外伝四に登場。男爵。 : ブレンデッドの元学友で親友。 : 生前のカティ皇太子とも仲が良かった。カティの死の秘密をプレンデッドが握り、皇帝を脅すことでレディが生きていられたことを知っている。 : 側女であったメリザは、ブレンデッド、カティの恋人であったコロナ、クーとも友人。 : ブレンデッド亡き後、レディ望む生き方を親身になって手伝うつもりであるが、彼女の陰謀には加わっていない。 ; アン・リーガー : 外伝弐より登場。ラフロイグの娘、男爵令嬢。 : レディの友人であるが、穏健でレディの行動に溜め息を漏らすこともある。ピニャに対するハミルトンのような存在。 ===== 帝都悪所街 ===== ; ゴンゾーリ、メデュサ、パラマウンテ、ベッサーラ : 顔役として悪所を仕切るマフィアの頭目たち。自衛隊をよそ者として怪訝な目で見ていたが、礼儀をわきまえた態度と勇み足をして逆襲されたベッサーラの有様から、隣人として程々の付き合いをしていくことに決めた。漫画版ではメデュサとパラマウンテが亜人。 : ベッサーラは金目当てに自衛隊事務所に押し込みを仕掛けるが返り討ちに遭い、逃亡しようとしたところを日頃恨みを買っていた住民に殺される。住人曰く、「ベッサーラは顔役の中では最悪」で、死体は身ぐるみ剥がれた状態で家族や愛人共々路上に晒された。アニメ版では襲撃時に手榴弾で吹き飛ばされて死亡する。 : 外伝四ではゴンゾーリ家がブザムから依頼をうけて「門」を建てる技術を持つ上級石工であるドムやホッファの家族含めた村の住民を拉致した。 ; ミザリィ : 声 - [[斉藤佑圭]] : 翼人種の娼婦。周囲の娼婦たちからは姐さんと慕われている。妊娠管理などでよく顔を合わせる黒川とは悪態を吐きあうが仲は良い。 : 帝都で起きた地震をきっかけに娼婦たちのネットワークを使った情報収集力で自衛隊の協力者となる。特戦群の剣崎にコナを掛けている。悪所で生きる者としての自尊心は高く、自衛隊に協力して講和派貴族を帝都から脱出させる馬車を用立てた際にはその帰りに食料を購入、戒厳下で食料品が不足している帝都で売りさばく強かさもみせた。 ; テュワル : 声 - [[種崎敦美]] : ハーピィ種の娼婦。鋭敏な感覚を持っており、地揺れ(地震)の発生を感知した。元々、故郷に火山があり、特地では珍しい地震を知っていた。 : ゾルザルのクーデター後、自分を身受けしてくれた男と帝都を離れるが移住先の開拓地で主戦派の兵に襲われ、生き残っていた所を自衛隊に保護される。 : 閉門騒動でもアルヌスに紛れ込んだ怪異・ダーに襲われたりと災難が続いた。 ; レットー、エッド、シャープス : web版番外編『商売繁盛編』に登場。 : レットーは髭面が特徴のヒト種とワーウルフの混血(広義のハリョ族)でリーダー格。エッドは痩身のヒト種でサブリーダー。シャープスは犬耳が生えている男で、レットー同様広義のハリョ族と思われる一番の下っ端。 : アルヌスの噂を聞き、一儲けしようと商人を名乗って現れる。自衛隊が特地側からの食料品購入を始めた際に小規模な隊商を襲う。『商売繁盛編』自体は未完だが、漫画版4巻には彼ららしき3人組がロゥリィに捕らえられ、後をミューティに丸投げされているシーンがある。 ; ニキータ : web版番外編『商売繁盛編』に登場。キャットピープルの女性。レットーの義娘という立場(子分二人は義兄)で組合食堂で働く。 : 悪所では麻薬にも手を出していたが、数か月働くうちにカタギに染まっていた。 ; リニエ : 外伝四に登場。悪所にてスリやかっぱらいで生計を立てていた子供。実際は12歳だが、周囲には14歳と言っている。 : 見た目はヒト種だが、あらゆる種族の血が混ぜこぜになったハリョ。自分の意思で性別を変えることができる。 : 出雲・剣崎の懐を狙ったことをきっかけに、出雲に引き取られる。 ; パルナ : 漫画版に登場。ヴォーリアーバニーで、デリラ達と逃亡生活していた。 : 逃げるのに嫌気がさして顔役のベッサーラの妾になるが、ベッサーラの家族と一緒に逃亡しようとした際に、不満を抱いていた(むしろ落ち武者狩りを企てた)住民に殺される。 ==== エムロイ教団神官 ==== ; フラム・エム・ファム : 外伝壱より登場。老齢の白髪の女性司祭で、アルヌス分殿司祭を務めることになりアルヌスへやってきた。ニーナとモーイの上司。 : アルヌス到着早々、小さな神殿を建立したロゥリィに大きく荘厳な神殿こそが人に畏れ敬われるのだと苦言を呈している。 ; ニーナ・エム・マルガリータ : 外伝壱より登場。メーラ種。褐色の肌を持ち、栗毛色の髪をボブカットにした、年齢は18歳くらいの助祭。メーラ種は亜人だが、額に小さな感覚器官がある以外、外見はヒト種とほとんど変わらない。 : ロゥリィの事が大好きでたまらない熱狂的なファンであり秘密結社「ロゥ・シタン」のメンバーである。性格は自分の上司とロゥリィ以外には常に尊大で、ロゥリィ以外の人物は好意の対象にならないが、一旦自分が目をつけた標的の事象にはとことん食い下がるという粘着質(しかしこの場合も、ほとんどがロゥリィがらみの事由である)。 : 自分こそがロゥリィの直信徒に相応しい豪語し、結果としてロゥリィの直信徒第1号になったヤオに噛みついたり、いつもロゥリィの傍らにいる事が多く、またロゥリィの眷属でもある伊丹を非常に妬んでいる。また、先祖の縁で教団入りしたモーイもかなり扱かれている。 ; モーイ・エム・スワンリィ : 外伝壱より登場。髪を三つ編みにし、見た目は可愛らしい神官見習い。15歳。ロゥリィの親友でもあり、同志でもあったメグル・エム・スワンリィ大司教の58代目の子孫(ただし、本家は既に断絶しており、本人によると分家の分家)。普段はロゥリィと似たような口調で話す少女だが、実は「[[男の娘]]」で、伊丹は「絶対に萌えたら負け」だと脳内警鐘を鳴らしている。 : 神官見習いになる前は特にエムロイを信仰しているわけでもない普通の男の娘だったが、職についてもその容姿と男性に自然と甘える姿を見せる素の性格のせいで周囲から何かと誤解を受けてはすぐにクビになって定職に就けず、家族からも嫌味を言われる日々を過ごしていた。ある時、実家から見つかった先祖の子孫に当てた手紙を読んだのをきっかけに、自分の生い立ちを知る事になり、食べるためにエムロイ教団へ入信。当初は「男女どちらの修道院に入れたとしても問題の種になる」と、入信に難色を示していた教団も、モーイの素性を知ると入信させざるを得なかった。 : モーイを見たロゥリィは、古い親友と再会したような喜びと感激で、素人同然のモーイの教育を自ら行うと言い出し、さらには自分の部屋で寝泊りするようにとニーナやフラムを放置した態度を見せたため、ニーナやフラムからの嫉妬を買う事になる。 : 外伝弐では、亜神ワレハルン(の移し身状態である美人人型果実・後述)に気に入られて童貞を奪われてしまい、「ワレハ」「モーイ」の名で呼ぶような仲になってしまう。 ; ヴォトカ : 外伝弐に登場。大祭典の手伝いとしてエムロイ教団の本部であるフェブロン神殿から派遣されてきた神官たちを纏める司教。 : 次期大司教の座を狙っており、エムロイ教徒にとっては「畏敬の対象」であるロゥリィ対して毅然たる態度で渡り合ったという実績を欲し、大祭典での「棒倒し」ではユエル側の軍として参加した。 ==== 古の人物 ==== 外伝弐『黒神の大祭典編』作中の回想に登場した人物。 ; ロゥリィ・エム・マーキュリー {{Main
#ロゥリィ
(900年以上前)}}
; メグル・エム・スワンリィ
ロゥリィの同僚であり親友で、モーイの先祖にあたる人物。ボーイッシュで端麗な顔立ちの美少女で、エムロイ教団施設内の立ち入り禁止区域にある塔で女の子をたらしこんでは百合な行為に及んでいた。この性格は遺伝するだろうと冗談で語っていたが、後に正反対の形で、モーイが子孫として生まれてしまう事になる。 : 隠れズフムート教徒反乱事件をきっかけに、親友のベルティを悲しい宿命から解き放つためにロゥリィや仲間達とともに戦いの中へ身を投じる。 : その後、当時腐敗しきっていたエムロイ教団の謀略で五体をバラバラにして幽閉されたロゥリィの身体を集めて救い出し、中興の祖として名高いエムロイ教団大司教となる。 ; ビムリコ・エム・ジン : ロゥリィの同僚であり親友。元盗賊で、追っ手から逃れるためにエムロイ教団のフェブロン神殿に神官見習いとしてへ入信。 : 男勝りの性格で仲間思い。ベルティの正体と宿命を知る数少ない人物で、トラブルあるごとにベルティを庇っていた。彼女もまたベルティを救うために行動を起こすが、ズフムート教徒の策略で捕らえられてしまい、絶体絶命の危機に陥ってしまう。 ; ホロン・エム・ルーチェ : エデン王国有力貴族の娘で、ロゥリィの親友の一人。 : 生真面目な性格で、お嬢様言葉が特徴。しかし正義感が強く、他の友人のはっちゃけた行動を常に諌める役どころ。ビムリコからベルティの宿命を聞かされ、親友の危機を見過ごせずにビムリコとともに行動を起こすが、共に囚われの身になってしまう。 ; ベルティ・エム・フォーン : ロゥリィの親友であり、亜神メイベル・フォーンの先祖。後のロゥリィの運命に大きく関わる人物。 : フォーン家の血を引く者の例に漏れず、[[#特地側の特殊な武器
血剣ディーヴァ]]をその心臓に宿しているためにカストーリに狙われ、追っ手から逃れるためにビムリコと一緒にエムロイ教団のフェブロン神殿に神官見習いとして入信。数々の策謀によりカストーリによって囚われの身となったが、ロゥリィとその親友達の決死の行動により、奇跡をもたらすことになる。
後にメグル・ビムリコ・ホロンらと共に900余年の時を越え、ジゼルの祈りとその祈りを受けた(かなり邪な思惑の)ハーディの死者の魂を召喚する力を借りて現世に降霊し、ロゥリィと歓喜の再会を果たし、子孫のメイベルに真実の歴史を語る。 ; メタノール・ズフ・カストーリ : 当時のエデン王国摂政。その実はエデンで禁教となった隠れズフムート信者で、血剣ディーヴァの秘密を知る人物。 : 有力貴族よりも更に権力のある新国王位を目指し血剣ディーヴァ獲得を考え、ズフムート教再興をネタに隠れ信者(エムロイ教団の神官)の協力を得ており、ズフムート信者としてはあまり敬虔ではない。 : ディーヴァは旧王家の縁者しか所有することができないと伝えられているため、旧王家の末裔ベルティがエムロイ教団に隠れている事を嗅ぎ付け、ディーヴァ奪取を企み、ベルティとの結婚を企てる。 ; ビスコ : 光神ズフムートの隠れ神官。エムロイ教団のフェブロン神殿で神官をしていた。事が露見した後はカストーリと共にエムロイの神官たちを道連れにしようとした、ある意味敬虔なズフムート信者。下位の隠れ神官に、ベンソン、オーリーなどがおり、フェブロン神殿にはかなりの数のズフムートの隠れ神官がいた。 ; ナムダ : 当時のエムロイ教団神官、フェブロン神殿侍従長で、新人指導官。 : 敬虔なエムロイ信徒で、非常に厳しいスパルタ教育でロゥリィとその仲間をシゴく。特にベルティ、ビムリコらエムロイ教徒として敬虔でない者は教団の神官のいるべきではないという発想から追い出すようにしむける。 : 年齢は高いが独身であり、見習い神官に混じって花嫁(ベルティ)の介添え役・ゼプリルをする(特地ではこれをすると婚期が早まると言われている)。 : その後カストーリの真実の姿を知り、エムロイ教徒としての責任を果たすため、そして自分の教え子を救うために隠れズフムート信者との戦いに身を投じる。 ==== シーミスト ==== ; ケーブル・クラム・ハイボール : 外伝壱に登場。シーミスト領主。息子アルバインの名声を利用し、グラス半島の王になろうと画策している。アルバインがピニャをロゼと間違えて捕えたのを隠し、ピニャを切り札に帝国を陥れようとしていた。 ; アルバイン : 外伝壱に登場。シーミスト領主ケーブルの息子。要領がいいとは言えないが、実直で正義感の強い好青年。国策勇者として父親に利用されているのを知りつつも、彼自身は本気で民草のために日夜活躍しており、国民からの人気も非常に高い。 ; カンフォート : 外伝壱に登場。黒髪のカンフォートと呼ばれている男。アルバインの部下。解放奴隷で、奴隷になる以前には貴族だったらしい。 ; グレイデル : 外伝壱に登場。灰狼のグレイデルと呼ばれ、狼系亜人。アルバインの部下。彼らは立てた手柄をすべてアルバインの功績とする契約を結んでいる。グレイデルは多少の不満があるが、借金があるために契約を切ることができない。 ; スニースト : 外伝壱に登場。知恵者スニーストと呼ばれている小男。少々スケベなのか、カモメ亭のメイドのお尻をさわろうとして尾ひれで叩かれている。アルバインの部下。 ; ズーズーズー : 外伝壱に登場。青錆のズーズーズーと呼ばれ、青い肌を持つ巨漢。アルバインの部下。気のいい男だが、舌足らずで吃音がある。カモメ亭で伊丹から日本の生魚の食べ方を聞いて興味を示していた。 ; ロゼ : 外伝壱に登場。ピニャ、伊丹、菅原たちが乗っていた船に襲撃を仕掛けてきた女海賊。逃亡奴隷で足に付けたままの枷がトレードマーク。 : 剣崎たちが撃ち放った[[グレネードランチャー]]の攻撃により船を沈められ、一人生き残って樽に掴まって海に浮いているところを助けられ、船倉最下層に収容される。 : 雰囲気が似ているというだけで行方不明になったピニャの影武者をさせられるが、政治交渉の場でなかなか進まない交渉に他人事ながら苛立ちが爆発し、「戦争をするならやりたいもの同士で勝手にやっていればよい」と言い放ったその言葉がエルベ藩王国とトゥマレン王国との戦争を回避させる結果になる。これらの騒動の中で相手側にバレないように立ち居振る舞いを指導した菅原に好意を抱く。 ==== ヤルン・ヴィエット ==== ; シルヴィア・ソル・シャルトリューズ : 外伝参に登場。ヤルン・ヴィエット王国の王女。 : 黒髪の美少女で権謀術数を好むが、その道具とされると内心忸怩たるものがある。伊丹からホドリューとかなり惚れっぽい性格。 : 紆余曲折を経てソノート族長の地位を母より奪い、ヤルン・ヴィエットを以前の通りの3部族鼎立の体制へと変更した。 ; ターニャ、エイラ : 外伝参に登場。シルヴィアの二人の侍女。 : シルヴィアを僅かな時間でも生き延びさせようとして、冒頭で黒妖犬(モーザ・ドゥーグ)に喰われる。彼女らの献身が無ければ伊丹も間に合わずにシルヴィアも喰われ、「門」の為のガラスも手に入らなかった。 ; ザンシア・コ・シャルトリューズ : 外伝参に登場。ヤルン・ヴィエット王国の女王。ソノート族長で、政略結婚を以て対立していた三部族を纏めた女傑。国の安定のため、三族均等を旨としているが、自属であるソノート族の多くは征服者である自分らが優遇されないのはおかしいと考え、他の二族は征服されたわけでもないのにソノートが威張っているのは気に食わないと、内情は分裂の方向にある。 : メイヴに関して、ゼノヴィアと互いが殺したと思い込んで、それまで良好だったパルミアン・ルルドとの関係を悪化させた。そのパルミアとの戦争の為、取引材料として娘のシルヴィアを騙しスマグラーの愛妾(子供が出来ないので妻の一人にもなれない)にする取引きをする。 ; ウーゾ : 外伝参に登場。フロート族長。ザンシアの3人目の夫(2人目はコノートの族長)でシルヴィアの義父にあたる人物。 : シルヴィアからは母親より肉親としての愛情を感じ慕われていた。 :ソノートとパルミアンの紛争の原因となった裁判の原告である妻・メイヴを幽閉していた。素朴で飾らない性格と言われていたが、実はそうする以外に取り柄が無かったためで、本人は英雄に憧れており、歴史に名を残さない「ただの良い人」より、悪名・汚名とどんな形であろうと名を残したいとずっと考えていた。 : 表向き温和に接していたシルヴィアも内心では嫌っており、メイヴを幽閉した際には言葉による責めで擬死を引き起こすほどの暴言を吐いたが、他人に手を挙げるにも牢の格子越しにペシペシと叩く程度しか出来ず、荒事に関してはまったく才能が無い。 ; メイヴ : 外伝参に登場。ウーゾの妻。 : ザンシアと見栄の張り合いで、相手より価値の高い物を持っている事に財産の半分を賭け、勝ち負けを繰り返す。最後の雄牛の比較でザンシアに敗れるが、その雄牛にゼノヴィアの焼き印があったため、無効を訴え裁判を起こす。ゼノヴィアに偽証を依頼し黒テンの毛皮のコートを渡すが、その裁判前に行方不明になり殺害されたと思われていたが、財産を減らしたことをウーゾに責められた際に、サムツァの血を引いていたため精神的ショックで擬死を起こし、そのまま幽閉されていた。 : ホドリューとシルヴィアに助けられ、ウーゾを廃して族長となり、3族鼎立と戦争終結に動いた。 ; ココモ : 外伝参に登場。シルヴィア付きのメイド。サムツァ族の血を引いており、小柄な身体ながら巨乳。 : シルヴィアがスマグラーの元から脱出する際に置いてけぼりになってしまい、スマグラーの妾奴にされてしまう。それでもシルヴィアに忠誠心を持ちつつも、愛妾の環境には喜んでいた。 ==== パルミアン・ルルド ==== ; ゼノヴィア : 外伝参に登場。ルルドの支族・遊牧民パルミアの女首長。占術(実際には精霊魔法)で民を導いている。 : ゼノヴィアがザンシアに贈った雄牛の所有権がザンシアに移っていることの証人。メイヴから偽証するように賄賂として黒テンの毛皮のコートを受け取るが、真実を証言すると宣言する。この賄賂のコートはお気に入りでそのまま頂いてしまうが、「偽証という違法行為の依頼のために渡されたものは、返却の必要がない」と理論武装しており、賄賂を受け取るような人間と思われることに腹を立てている。 : ホドリュー(パルミアでは訛って「ホドュー」と呼ばれている)に対して支族の女性たち同様に惹かれるが、彼のだらしないところも認めており、伊丹からは「典型的なダメンズ好き」と評された。 : 抑制魔法の終了時の魔薬の効果と危険性をホドリューより聞き、パルミアの為に騙して伊丹に魔薬(入りの飲み物)を与える。 ; ピムス : 外伝参に登場。ルルドの支族・遊牧民パルミアの副首長。醜男衆(青年団のようなもの)の代表的人物。 : 役職的には副首長だが、パルミアの民 特に醜男集の意見の受付窓口で露程も尊敬されていない存在。 : ヤルン・ヴィエット+アカバ族との交戦間近に隊し、首長ゼノヴィアが待ちの姿勢で具体策を示さないので彼女を排除して権限を握る。そこでパルミアの為に、伊丹を敵に回してシルヴィアとテュカを捕らえ、アカバ族の不参戦の取引に赴くが、族長スマグラーがヤルン・ヴィエットよりおまけの様にもらった愛妾ココモが気に入り、対パルミアとして参戦宣言され、その失敗を無能と醜男衆になじられる。 : ゼノヴィアが「大きな被害が出るが、足をすくえば勝てる」と占ったことでパルミアを纏めたのを見て、自分に首長は無理と自覚する。 : 対ヤルン・ヴィエット戦で戦闘指揮を採り、貴重な予備兵力を一時的に女子供を守る位置に動かし、その間に予備兵力が必要な事態に成ったら女子供を含めて一族が全滅する状態にしてしまう。魔法で感情抑制されている伊丹からは指揮官としては誤りと判断されるが、テュカには普段の伊丹がしそうな行為であり好感を持たれる。 ; セナン : パルミアン・ルルド少女(特地的には大人)でホドリューの妻の一人。伊丹は彼女がテュカの異母妹を生んでいることを知ったため、ルルドの民を守ろうと決意する。それまではヤオたちダークエルフの時と同様に見捨てる気であった。 ; セラン : ハーフエルフの赤ん坊。 : セナンとホドリューの娘。テュカの異母妹。 ==== その他の人物 ==== ; デュラン : 声 - [[天田益男]] : エルベ藩王国国王。 : 連合諸王国軍の一員としてアルヌスの丘に攻撃を仕掛けるが、自衛隊の火力の前に壊滅させられ自らも片腕片足を失う重傷を負い、生き残った部下を先に帰国させて自身は修道院で治療を受けていた。漫画版では黒髪、アニメ版では濃い茶髪だったが、敗れたショックで白髪になった。モルトが連合諸王国軍を自衛隊にけしかけた理由が諸王国の戦力を削ぐためであったことを悟り、自衛隊に関する情報を聞き出そうとするピニャに帝国への恨み言をもって応じる。左目が無く眼帯を付けている。 : 後に負傷者や避難民などが居ないか捜索にあたっていた第4偵察隊に半死半生のところを発見され、アルヌスの診療所へ搬送される。このとき付いていた者は(国へ)帰したとあるが、これらの者が貴族や王族と話せないような立場の者か、口止めをしたのかは不明だが、国として国王は戦闘中行方不明(実質戦死)扱い。 : アルヌスで治療を受けた後、義手・義足のリハビリを行いながら、度々診療所を抜け出しては駐屯地を見て回るが、出自を問われると「元は農民で、ただの一兵卒」だと言い続けて己の身分と名を隠していた。ある日、精神異常をきたすテュカと炎龍退治に行くか否か悩む伊丹と出会い、テュカの精神を助けるヒントを与え、医官に上官を呼ぶように伝えて自分の身分を明かす。同時に消息不明となった際に王太子に奪われた国政を取り戻すため、柳田二尉との交渉の結果、炎龍討伐時の国内通過の権利と、新規開発鉱山の金銀銅の貨幣に使う鉱物以外の地下資源の調査と採掘の権利と関税特権の交換条件で自衛隊に協力を要請した。 : ゾルザルのクーデター後は事態を静観していたが、帝国正統政府と日本の和平・講和が成ると正統政府側として参戦。義手・義足の身で前線に出て健軍と共に戦った。 ; アルグナ国王、モゥドワン国王、リィグゥ公王 : 声 - [[相馬康一]](アルグナ)、[[佐々健太]](モゥドワン) : 連合諸王国軍に加わった当主達。 : アルヌスの戦いでアルグナ国王とモゥドワン国王の軍は先鋒を務めてアルヌスに進軍するが、自衛隊の集中砲火を受けて戦死する。 : リィグゥ公王は小説版では戦死した描写は書かれていないが、漫画版ではリィグゥ公王の軍は先鋒の後続を務めるが、自衛隊の砲撃を受けて「こんなものは戦いではない」と叫んで吹き飛ばされて死亡した。 ; ハーマル : 声 - [[林大地]] : プッカ族。学都ロンデルの老舗旅亭「書海亭」の主人。訪れた客の身なりなどから身の上などを想像するのが趣味。最初は迷彩の野戦服姿から下男だと思っていた伊丹が制服に着替えて出てきた際には驚いていた。 ; アルペジオ・エル・レレーナ : 声 - [[高垣彩陽]] : レレイの義姉。愛称は「アルフェ」。レレイとは正反対の性格であり、体型もレレイとは対照的なナイスバディ。レレイとはよくケンカになるが、これはカトーと同じく感情表現に乏しいレレイとのコミュニケーションの一環。元来情に厚い性格で、再婚したレレイの母が死んだ際にも「病気してばかりで結婚したのは損だった」と言い放つ実父に三行半を突きつけている。 : ロンデルで魔法の研究に勤しんでるが、研究に多大な資金を要する鉱物魔法を専攻しているため常に金欠に苦しんでおり、資金稼ぎの内職として書籍の写本をしている。レレイが導師号の試験をうけると聞いて喜びはしたものの、自分よりも財力・知識・交友関係等のあらゆる面で勝るレレイに嫉妬して姉妹喧嘩を起こした(審判のロゥリィによると13回目の姉妹喧嘩)。 : 暗殺者の出現で姉妹対決はうやむやのうちに終わったものの、汚してしまったレレイの導師服の代わりに自分が着る予定で準備していた導師服の丈を徹夜で詰める等、根は妹思いの優しい姉。後述のエルフ・フラットとは良い仲。 : 外伝四ではレレイからの依頼でアルヌスに向かう途中、イタリカで拘束されるが、紆余曲折の末フォルマル家のお抱え魔道士となる。 ; ミモザ・ラ・メール : 声 - [[平野文]] : アルペジオの師匠。カトーの兄弟弟子にあたる。良い歳のとり方をしている可愛らしい老婦人。レレイのことは「リリィ」と呼ぶ。若い頃にはロゥリィと旅をしたこともあり、再会した際には、その時にロゥリィから出された「課題」の回答を伝えた。 ; ウクシ : ボウロが呼び寄せたハリョの戦士の一人。帝国内乱の裏で暗躍する。 : 最終決戦では決死隊としてフォルマル邸に突入し、ペルシアと激闘を繰り広げるが、今一歩のところで救援に駆け付けた倉田に射殺される。 ; 笛吹男(バイパー)/ノッラ : 暗殺者。自らは手を汚さず、一般人を言葉巧みにそそのかして標的を殺させるという特殊な手口を用いる。その言葉の巧みさは、正体を知っている者ですら丸め込んでしまうほど。 : 正体はハリョの一員で、ジヴォージョニーと呼ばれる種族の血を引く女性。ロンデルでの失敗後もイタリカなどで潜入工作を行うが、自衛隊が協力した監視体制や人物照合によって失敗、マミーナの手で付けられたナイフ型発信機(自衛隊から支給された物。突き刺さった先端部発信機が引き抜いた際に残留する)によってアジトを潰される。 : 最終決戦ではハリョの決死隊の一員としてフォルマル邸を襲撃、モルトの居室まで到達するが、菅原が隠し持っていた銃で撃たれる。 ; ロルド・フラ・パレスティ : ボーゼスの実父。ボーゼスがどこの馬の骨ともわからない、しかも敵国であった日本の兵隊と恋に落ち、あまつさえ子を儲けたと知って憤慨し、ボーゼスを勘当。このせいで帝国貴族社会からも爪弾き者同然になり、領民を養っていくにも相当な苦労をしていたが、本音は我が子を想う普通の父親である。 : 富田がもたらした伝書鳩式通信手段のインフラ事業で財を成し、ピニャの恩恵もあってなんとか帝国での地位を保っていたが、ボーゼスから届いた結婚式とナッシダへの招待状を見て驚愕。恐れおののきながらもピニャの助言により、パレスティ家創始以来の未知の出来事に立ち向かっていく決意をする。 ; ユエル・バーバレン : 外伝弐に登場。亜神グランハム・ホーテックの眷属。筋骨隆々の容姿の持ち主で、自身も認めるグランハムの愛人。 : 強いものと戦う事を喜びとする生粋の戦士で、数々の強者と戦い無敗を誇ってきた。伊丹がロゥリィの眷属で炎龍退治の英雄であると紹介を受け、伊丹が名のある豪傑であると誤解して腕試しを申し込むが、あっさりと断られる。その後メイベルと結託し、ボーゼスを半ば人質にとる形で勝負を強要するが、江田島の提案で知略・人間関係・腕力・体力と組織戦闘の要素が全て必要とされる「棒倒し」で勝負をする事になる。 : 過去に神に挑んで問題を起こしたらしく、そのことが原因でグランハムがロゥリィに頭が上がらなくなったことから、若干自重している。 ; ブザム・フレ・カレッサー : 外伝四に登場。勲爵士。栗色の髪をした軽薄そうな男。 : 帝都の警務隊に勤めているが、犯罪者を手下に使ったり、アルヌスに潜入する為に行商人を殺して入れ替わったりと非道な人物。悪所のマフィア・ゴンゾーリ家を通じてドムたちの家族を拉致するが、特戦群によって救出されたことで罪が明らかとなり、逮捕される。 ; ドム・ダン・ケルシュ、ホッファ : 外伝四に登場。「門」の再開通のために呼ばれた宮石工(メソン)と石工の棟梁。ブザムに家族を人質に取られて建設作業をボイコットする。 ==== 特地の種族たち ==== ===== アクアス族 ===== ; ケミィ : 外伝壱に登場。あま(海女/海男)で生計を立てながらグラス半島の入江近くに村・ピドを造って住んでいる[[人魚
マーメイド]]の女性で、話し口調は関西弁。
船が座礁し、カッターボート|短艇で漂流していた伊丹やピニャたちを助け、短艇に置かれていた酒樽(ハミルトンが大量の媚薬を混ぜたサントリー角瓶|ウィスキーの業務用アルミ製10リットル樽)と交換に水と食べ物を分け与えるが、その酒を呑んだことで男5人女7人が全員関係を持つ。 :ケミィが伊丹に酒(=媚薬)を飲ませなかった事が幸いして、伊丹とピニャは辛うじてこの騒動に巻き込まれずに済んだが、この騒動の最中に村が盗賊に襲われ、村にいた彼ら世代以外殺され、村人が17人まで減ってしまう。誰が誰の子を孕むか分からず悩むが、子供ら全員が兄弟姉妹になるという意味で「関係を持った12人全員が結婚する」という方法を選択する。 ; ミティ : 外伝壱に登場。ピド村のケミィと同世代の人魚。ケミィの家族(5夫7妻)の一人と良い仲であったが、ケミィ達と結婚されてしまい、自分一人と結婚してくれと願うが断られる。ケミィからも妻の一人にならないかと誘われるが、他の男に抱かれることや彼が他の女を抱くことに耐えられず断る。他の村に嫁に行くには、既に亡き親たちの根回しや持参金等の問題から絶望ししてしまい、同じ立場の10人の人魚たちはケミィの家族の女性たちと険悪になる。 : テュカに付いて来た7人のエルフ男性と仲良くなろうと食事を振る舞い、酒(媚薬)が入ることでケミィ達と同様のこと(全員関係→7夫10妻)が起こる。ちなみにケミィ一家には一度飲んでいるからと酒を飲ませなかったため、ケミィ達一家はこの関係に加わらなくて済んだ。 ; ヴィア : 外伝壱に登場。シーミストの街にある食堂「カモメ亭」のマーメイドのメイド。伊丹が刺身を注文した際に、ヒト種が生の魚を食べるのは珍しいと驚いている。 ===== ケンタウロス ===== ; スマグラー : 外伝参に登場。アカバ・ケンタウロスの族長。「手に入れたものは俺のもの」「手に入れたものに付いていたものも俺のもの」と言い放つ、種族を象徴するようなマッチョ主義者だが、反面強者との戦いや自身を守って死んだ部下の名を神聖視する一面も持つ。 ===== 精霊種エルフ ===== ここでは広義のエルフということでダークエルフも含む。 ; ホドリュー・レイ・マルソー : 声 - [[柳田淳一]] : 精霊種エルフ([[エルフ
ハイエルフ]])の男性で、テュカの父親。年齢不詳。
物語初頭、ホドリューやテュカ達が住む村に炎龍が襲来した際、炎龍との戦闘でテュカを守るために戦死したとされていた。元来、非常に保守的かつ閉鎖的な精霊種エルフにあって、一族の中でも進歩的な考えの持ち主で、結界に守られた閉鎖的な一族の集落を飛び出し、多種族との交流を積極的に図ろうと帝国内の一般的な村落(コダ村)に近い「コアンの森」に居を構え生活していたが、炎龍の襲来によって奮闘むなしく村は全滅。唯一の生存者が父に井戸に投げ込まれたテュカであった。 : 死んだと思われていたが、外伝弐で生きていたことが判明。外伝参ではメインキャラクターの一人として登場する。かつて十二英傑と呼ばれていた弓使いで、精霊魔法で強化した矢を用いて炎龍の左眼を射抜く腕前。炎龍の眼に突き立った矢を見たダークエルフは神業と称賛したほどだが、大変な好色家であり、女性を口説くために嘘をついたとしても最後まで欺き信じさせることが男の誠意であると考えている(英雄視された行いもそれが理由)。伊丹に自分と同類の気配を感じ取っている。 : 炎龍の襲撃から生き延びた際にルルドの支族・パルミアに保護される。パルミアの女性の多くに手を出し、その内の一人セナンとの間に娘・セランを儲ける。後に「黄昏の龍騎士伝説」という物語を執筆した。 ; リュカ : 故人・テュカの母親。 : ヒト種よりは長生きしているが、エルフとしてはまだ少女と呼べる歳で死去。 : 死ぬ間際までホドリューの浮気を心配し、娘テュカにホドリューの事を託していた。 ; テュカ・ルナ・マルソー {{Main
#テュカ
}}
; ユノ
コアンの森に住んでいたエルフ(女性)で、テュカの幼馴染。炎龍が襲来した際にテュカの目前でその牙にかかって亡くなった。彼女の死もテュカのトラウマの一部となっている。スピンオフ作品『ゲート featuring The Starry Heavens』では、炎龍に襲われた際にはぐれただけで、テュカたちがアルヌスに帰還した際に再会している。 ; バール・ルナ・マルソー : 外伝壱に登場。ホドリューの従兄弟。名目上はテュカを探してアルヌスへ旅をしてきた事になっているが、実はテュカを嫁として村へ連れ帰りにきた7人のうちの一人。 : 最終的には、ハミルトンが用意していた媚薬混入の酒をミティたちと飲み交わして乱交になってしまい、責任を取る形で7人全員が彼女達と7夫10妻の所帯を持つ羽目になった。 ; アダム : 外伝壱に登場。ヒト種でいえば20代後半くらいに見え、理知的な雰囲気をもっている。 ; ベータ : 外伝壱に登場。背が低く、テュカと同じくらいの年齢にみえる少年。 : 村を出たことで見聞きした他種族の生活やファマスの失言から、エルフの生き方は閉鎖的な風習の弊害かと評している。 ; シーダ : ヒト種でみると25歳くらいでがっちりした体格をもち、闘士のような風格をもった青年。 : ベータの言から考えることがあったのか、後に故郷の村の長老になった際には他種族との交流を進めた。 ; デオ : 外伝壱に登場。だいたい20歳くらいに見え、キザな雰囲気をもった青年。精霊種エルフとしてのプライドから他の種族を文化や風習含めて見下しがち。 ; エウロ、ファマス : 外伝壱に登場。エウロは口数が少なく、作中ではあまり目立っていない。 : ファマスは悪い意味であけすけな性格で、身も蓋もないことを言ってはバールに殴られている。 ===== ダークエルフ ===== ; ヤオ・ロゥ・デュッシ {{Main
#ヤオ
}}

; クロウ、メト、バン、フェン、ノッコ、コム、セィミィ、ナユ
声 - 武内駿輔、山下誠一郎、岩澤俊樹村中知永塚拓馬藤原夏海田澤茉純木村珠莉 : 伊丹たちと共に炎竜討伐に参加したダークエルフ。ヤオと同じシュワルツの森の出身。 : クロウ、メト、バン、フェン、ノッコ、コムは男性で、最年少のコムは154歳(ヒト種ならミドルティーン)。 セィミィとナユは女性で外見はヤオと同じくらいかやや若い。 炎竜の巣に向かう伊丹の爆薬や武器の輸送を手助けし、炎竜に勇敢に立ち向かったが全滅した。 : 伊丹たちにとっては共に炎龍と戦った仲間であり、炎龍討伐が自分たちの功績だと囃し立てられると伊丹たちは彼らの名前を挙げる。 ===== エルフ(詳細は不明) ===== ; フラット・エル・コーダ : 「動乱編」に登場。「自修が基本」のエルフとしては大変珍しいタイプで、ロンデルで学徒生活を送っている。専門は天文学。魔法の研究もしているが、自分でやると精霊魔法になってしまうため、魔法を使えない理論のみを研究する「研究賢者」と呼ばれている部類。アルペジオにプロポーズしている。 ===== 特地の神 ===== ここでは作中で登場、ないし名前を挙げられた者を述べる。神(正神、亜神)という「存在」に関しては後述の用語を参照。 ; ロゥリィ・マーキュリー {{Main
#ロゥリィ
}}
; ジゼル
声 - 佐倉綾音 : 冥府の王ハーディに仕える亜神。龍人族出身。敬称は「猊下」(げいか)。[[大鎌]]が武器。ハーディのことは「主上さん」と呼ぶ。見た目は20代だが実年齢は400歳を超えている美女。ボロボロの白いゴスロリを着崩しているため[[臍]]や[[肩]]が隠せていない。文庫版挿絵では元々サイズが合っていないのか、前の部分を紐で括っているだけで、漫画版では下着も丸見え。 : 普段の口調は不良少年のようで、敬語を使おうとすると舌を噛みそうになってしまう。性格もある意味男性的で、血が上ると周りが見えなくなる傾向があり、非常に端麗な美女ではあるが粗雑な性格が災いして、女性として色々と残念になってしまっている。そもそも頭で考えるよりも行動する方が得意というタイプ。一方で非常に律儀な性格でまめなところもあり、その粗雑な言動とは裏腹に物分りもよく真面目。ロゥリィのことは「お姉様」と呼んでおり、彼女に対しては一対一では敵わないこともあって頭が上がらない。ハーディの特殊性癖も、彼女なりに理解しようとはしている。伊丹が初対面で感じた印象は「居酒屋の新人バイト」。伊丹を「おっさん」と呼んで無自覚に精神的ダメージを与えた。 : ハーディにロゥリィ捕縛を命じられた際、休眠期で眠っていた炎龍を起こし、水龍とつがいにして生まれた新生龍2匹を手懐けてロゥリィに挑むも、[[75式自走155mmりゅう弾砲]]と[[F-4 (戦闘機)#海外の採用国と派生型一覧
F-4]]、AH-1 コブラ|AH-1によって新生龍が一瞬にして倒されたのを目撃し、勝機なしと判断し逃走。これを伊丹の「力」であると勝手に誤解し、それ以降伊丹に対し一目置くようになる。その後クナップヌイで異常事態を見張っていた際、空腹で飢えていたところ、伊丹に自衛隊のレーションカレーライス)を好きなだけ食べさせてもらい、その旨さに感動し、伊丹に少しだけ好意を抱くようになる。
龍を失った後はハーディの意思をロゥリィたちに伝えるメッセンジャーとして立ち回るが、アルヌス協同生活組合で知らずに無銭飲食をして借金をこしらえてしまい、亜神の身でありながらメイドとして働かされる羽目になる。ハーディの神官で龍人族 = 亜神ジゼルは特地では有名だが、まさか神官姿の亜神が給仕をしているとは思われず(神官姿はジゼルのコスプレだと思われ)、勤務態度は実に真面目で、組合員には好評であった。ただし、賄いの限度を超えて喰いまくり、高い酒(自腹)も好んで飲んだため、借金は中々減らなかった。 : 閉門騒動時は、暴走した「門」の弊害で湧き出たおぞましい数の蟲獣に対して配下の飛龍の大軍を率いて援軍に駆けつけて状況を一気に好転させる活躍を見せ、ロゥリィに頼んで借金を帳消しにしてもらっている。 : 閉門後はアルヌスに建立するハーディ神殿の責任者として滞在。ロゥリィから神殿用地として連合諸王国軍兵士の墓地を譲られたが、その整備費用に頭を悩ませる。テュカから自衛隊が兵士の遺体を金品含めた所持品ごと埋葬していたことを聞き、再び弔うことを条件に遺体の所持金を利用する事とする。 : 外伝参では、テュカの父・ホドリュー捜索に赴く伊丹たちに、配下の飛龍・イフリとエフリを貸す。その際、精霊魔法で感情を抑えた伊丹を見て、寝ころび「踏んでくれ」と言って、ロゥリィたちを呆れさす。 : web版では駐屯地奪還戦の最中に水龍を引き連れて現れ、「門」を力づくで破壊しようとする。だが自衛隊と義勇軍に水龍を倒され、自身はロゥリィに解体される。 ; メイベル・フォーン : 外伝から登場。 : レレイと同年代程で、最も最近ヒト種から陞進した亜神。光神ズフムートの使徒。敬称は「台下」(だいか)。かつてのロゥリィの親友、ベルティ・エム・フォーンの子孫で、外見はロゥリィ曰く「ベルティそっくり」。一人称は「躬(み)」。 : 亜神になってから日が浅く、ハーディまたは「門」に関係して事を構える様な発言をしており、シーミスト領主のケーブルと何かしらの関係性を匂わせている他、ジターもレレイの元から盗み出した本を持ってメイベルの前に姿を現している。 : 外伝弐で具体的に登場。ズフムート教徒は過去にエムロイ教団に迫害を受けたという被害意識を持っており、エムロイ教団と事実上敵対状態にある。メイベルはそのズフムート教団に育てられたため、史実とは違う故意に改竄されたフォーン家の歴史を植え付けられ、ロゥリィたちエムロイ教団に敵対するように育てられた。そのあまりに酷い歴史改竄を正神ズフムートもさすがに憂慮して「実際の世間を見て学べ」と神託して亜神へ昇神させるが、それすらも自分の良いように解釈してしまい、ロゥリィにかかったズフムートの呪い成呪のためにアルヌスへ向かう。 : メイベルもフォーン家の人間であり、[[#特地側の特殊な武器
血剣ディーヴァ]]を体内で生成することができる。普通なら一度生成すればその者は死ぬが、亜神となって不変不死の肉体を得たことで、死ぬことなく何度も生成させることが可能となった。この剣を使ってロゥリィに戦いを挑むが、親友ベルティの子孫とはいえ、そのあまりの未熟さゆえ、ロゥリィの怒りを買う。
最終的にはレディと共謀して「門」再建計画の阻止を目論むが、ロゥリィの奇策により血剣ディーヴァをロゥリィに奪われ、未来永劫「心臓なし」のまま放逐されることとなった。 ; 樹神ワレハルン : もともとはただの森であったが、地下茎で根が繋がり、森が樹海になり、その存在自体が一つの不死の生命体となり、神々の祝福を受けて樹海自体が亜神に陞神した存在。従って特定の主神を持たない。逆に言えば、全神が主神の非常に珍しい陞神経緯を持つ亜神。敬称は「樹下」(じゅか)。本体が樹海のために移動することは事実上不可能で、移動する際は自らの樹海に人間と容姿・質感が変わらない果実を実らせ、その果実を依り代にし、特地各地に自らの意識を移動させる。この依り代果実は緑色をしていること以外は裸身の絶世の美女。さすがにまずいと感じた伊丹に服を着るように促されるが、気に入った服は狙撃手などが着用する[[ギリースーツ]]であった。 : [[光合成]]で栄養を賄っているが、服を着た状態だと光合成ができなくなるので、果実の栄養状態が保てず萎びてしまう。従ってそういう場合はヒト・亜人の男性と[[性行為]]をすることで養分を得る必要がある。また、果実は熟すときれいな桃のような色になり、食べると10年寿命が延びるといわれている。 ; モーター・マブチス : 元はドワーフ種で、その鍛冶技術で「匠精マブチス」として特地では有名であった老亜神。鍛冶神ダンカンの使徒。敬称は「鎚下」(ついか)。 : 亜神としてはロゥリィより後輩に当たるが、実年齢は優に1000歳を超える。年齢的にはモーターの方がずっと年長なこともあって、ロゥリィの事を自分の孫のように可愛がっている。ロゥリィのハルバートを神鉄を使って作成したことが主神より認められ、昇神した経緯を持つ。 : 外伝参では、旅立つ伊丹に自作の兜と竜槍(龍騎兵用の馬上槍の一種)を渡した。 ; グランハム・ホーテック : 太陽神フレアの使徒。敬称は「輝下」(きか)。元はエルフで、亜神としてはロゥリィの後輩になるが、年齢は1000歳を超える。しかしエルフ故に見た目は若く、さらに七色の髪を持ち、その容姿は特地に並ぶものがいないといわれる程の美男子。特地女性に絶大という言葉では足りないほどの人気を誇り、彼の通るところはその人だかりで誰が来たのか遠目からでも分かるといわれているが、本人は同性愛者であり、筋肉質なマッチョ男が好み。 ; ハーディ : 冥府の神。冥府とは一種の死後世界であり、大部分の死者はそこへ赴くとされている(とはいえ、唯一の死後世界というわけではない。例えば戦死者はエムロイの元へ赴く)。また、冥府は地下にあるとされており、転じて地下を司る神という権能も持っている。それ故、鉱物などの地下資源もハーディの恩寵とされている。特殊な[[同性愛
性癖]]を持っていてロゥリィに求愛している。銀座と特地を結ぶ「門」を作り出した。使徒はジゼル。
: 非常に気さくではあるが、「神とは世の調和を守る存在ゆえに俗人の自分勝手な願い事をかなえる存在ではない」と言い切る神ゆえの俗人から見ればある意味非情な倫理観を持っている。例えば自身の信者であるダークエルフたちが、自身の放った炎龍によって殺されたことを糾弾された際にも「弱肉強食は世の習い」「死後の幸福は自分が約束するから、生き物の生殺与奪は自分の自由」と発言しており、俗人から見ればかなり自分勝手な性格。自分の意に適った魂をコレクションしており、コレクションされた魂は幸福な死後を送れるようだが、ロゥリィは麻薬で幸福を感じるようなものであると批判しているほか、この行いによって強い魂を持つ者が転生しないため、現世の魂のレベルが低下しているとのこと。
: 伊丹と言葉の会話を行うためにレレイに勝手に憑依し、久方ぶりに食事などの肉体の感覚を堪能させてもらったお礼として、レレイに「門」を作り出すアイテム<ref group="注">正確には、どんなに難しく困難な神聖術レベルの魔法でも、たった一つだけ簡単に使えるようにするアイテムであり、レレイはそれを「門」をいつでもどこでも簡単に開閉させることができるアイテムにした。</ref>を与えるが、これが原因でレレイは帝国のみならず各方面から狙われる存在となってしまう。
: 精神体としての容姿はヒト種の美しい女性。正神の見た目上の姿は自由自在であるため、伊丹に「整形美人ではないか?」と疑われた際にはロゥリィを通じて涙目になってネイティブであると主張していた。ヒト種が特地にまだいない頃からの正神であり、非常に謎の多い神である。
: 前述の通り、魂は死後ハーディ(やエムロイ)の元へと自動で運ばれるため、特地においては反魂は確実に不可能となっている。なお、魂と対になる「魄」というものもあり、こちらは土に還るという。特地におけるアンデッドとは、何らかの異常現象で魄が肉体に残ったままとなって発生するらしく、肉体を完全に抹消しなければ救われないとのこと。
: web版では、自身を憑依させても無事だったレレイに使徒にならないかと勧誘している。
; エムロイ
: 死と断罪と狂気と戦いを司る神。使徒はロゥリィ。
: 戦死者や戦功著しい者は死後エムロイに召されるため、同じく死後を司る権能を持つハーディとは死者の魂を奪い合うライバルのような関係にある。
: 日本人的な視点で見ると非常に物騒な神だが、ロゥリィの説明によれば「己の心を偽ることなく、且つその責任も投げださず、人生を全うすること」を教義としている。逆に自決などは戦死と認められない。
; ホボロウ
: 何を司る神かは不明。傷ついたデュランが厄介になっていた修道院の主神。
; ダンカン
: 鍛冶の神。使徒はモーター。
; フレア
: 太陽神。使徒はグランハム。
; パラパン
: 復讐の神。デリラは紀子暗殺に赴く際、この神とデルトード、エムロイ、ハーディに祈りを捧げている。
; デルトード
: 盟約の神。
; エルランとラー
: ともに学問の神。亜神の頃にロンデルを作った。レレイ、カトー、アルペジオが信仰している。明言されないが、おそらくはゾルザルも信者である。あくまでも「学問の徒を見守る神」であり、信仰したからといって物覚えが良くなったり、頭の回転が速くなるわけではない。
; ルナリュー
: 音楽の神。テュカやミューティはこの神を信仰している。
; ミリッタ
: 出産と子育ての神。作中ではジゼルの発言を補足する説明で登場。
: 一般庶民レベルでは決して医療水準の高くない特地で、子供の流産や死産、妊婦・産婦の中毒症や産辱による死亡率をコンマパーセント以下まで低下させるご利益を持つ神だが、女性の神官は神殿で娼婦として働かなければならない義務があり、信徒でも女性は生涯の内に一度は務めを果たさなければならない。もっとも、実際には神官や婚約者などと示し合わせて「仕事」を行い、その翌日には神殿で結婚式を挙げてしまう裏技が一般化している。
; ズフムート
: 光と秩序を司る神。使徒はメイベル。
: この世の秩序を司るが自身を絶対視させるわけではなく、特地に生きる者全てが滅びるような混乱が起きないようにする引き締め役といったところ。だが、その権能を拡大解釈した信徒が暴走することで迫害され、過去には禁教とされたこともある。メイベルのように歪めて伝えられた歴史に固執する信徒に困っている。

=== 異世界の生物 ===
; 蟲獣(ちゅうじゅう)
: 地球や特地とはまた別の「門」により繋がった異世界に棲む、人間の背丈ほどの蟲の姿をした怪物。カマキリ型、ゴキブリ型など、さまざまな種類が存在する。数が多い上に個々の戦闘力も高く、虫だけに一撃で粉砕するか、動きを止めないと攻撃を止めない。体液は特徴的な悪臭を放ち、作中において怪異使いが怪異寄せのマーキング剤として蟲獣の体液を使用している。また、甲殻は加工することでガラスのような質感になり、「蟲甲」と呼ばれる希少品となっている(作中に登場したものと同種かは不明)。
: レレイが日本の防衛省技術研究本部下にあるとある研究施設にて、ハーディから貰ったアイテムで「門」を開く実験の最中に偶然繋がった世界の生物である。この世界を覗いた伊丹がレレイに対して絶対にこの世界に繋げてはならないと厳命したため、研究施設内では隔壁を閉める程のA級の警戒態勢状態となってしまい、伊丹は自衛隊中央病院に隔離されることになる。
: 閉門騒動時、中国の工作員が「門」を半壊させたために魔力が暴走し、再度この世界に接続。工作員たちを食い殺してそのまま特地へと湧き出てしまい、特地の全種族とアルヌス駐留自衛隊の総力を結集した掃討作戦に発展する。この際、駐屯地を囲む六角形の外壁と堀が「門」の暴走を助長する魔方陣として作用したため、伊丹が発破作業で外壁の形を崩す作業を行った。
: 閉門後は翼龍の鱗や牙同様、アルヌス協同生活組合により、屍骸から採取した甲殻が商品として用いられている。
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