CPUで処理するデータを一時的に保存しておくところ。
メインメモリ、RAM、主記憶装置とも言う。
作業机みたいなもの。
同じ容量でもメーカーによって性能・信頼性が「微妙に」異なる。
メーカーとチップメーカーは異なる。
定格運用ならば大手メモリチップメーカーの刻印が入っているものを買えば問題ない。
主流なのはDDR4という規格である、さらにその中で速度別で数種類ある。
M/Bによっては対応していない速度もあるが、M/Bのサポートメモリーリストを確認しながら選べば間違いない。
違うモデルのごちゃ混ぜはトラブルの元。
もちろん安物もトラブルの元。
「ノーブランド」は嘘を嘘と見抜けるようになってからにしよう。
またOCに強いヒートスプレッダ付きのものや、ピカピカ光るLED付きのものも。
大型CPUクーラーと干渉することもあるので高さには注意。
スペックの見方
容量
メモリの容量。
メモリは容量が足りるかどうかが最も重要。
3Dゲーム用なら8GB、配信もするなら16GBは入れておこう。(PUBGは16GBが安定)
ただし、32bitのOSだと4GB未満しか認識されない。
また、マザボによって一枚あたりの容量や最大容量に制限があるので注意。
速度
データ転送レート(MT/秒)や帯域幅(MHz)で表される。
データ転送レートと帯域幅は同等の価値を持つ数値と考えてよい。
帯域幅が大きいほど性能が高い。
ただし帯域幅が大きいものは発熱も大きくなる傾向にある。
PC4-「帯域幅」(DDR4-「データ転送レート」)のようにスペックシートには書かれている。
その他
レイテンシ
待ち時間のこと。
少ない方が高速。
人間の感覚では判別不能だけど、微妙にフレームレートに効いてくる。
FPSプロゲーマー目指すなら妥協はするな。
電圧
高電圧でないとうまく動作しないようなものもある。
DDR4の場合は標準がコア部1.2V、入出力部1.2Vで、これより高いと発熱などが問題になることがある。
とはいってもOCしないなら大して関係ない。
メモリの「規格」
(参考)知っておきたい知識
デュアルチャンネル
2枚のメモリに同時にアクセスすることで2倍の速度(帯域)にしようという技術。
製品ごとの微妙な違いが問題につながるため、組み合わせるメモリのメーカーや製造条件を揃えたほうが良い。
そのために最初から2枚組になったメモリが販売されている。
特にこだわりがないならデュアルチャンネルが安定。
クアッドチャンネル
デュアルチャンネルの4枚版。
4枚組のメモリも販売されている。
オーバクロック
規定以上の速さで動かせる。
OC対応のマザボ上の機能で行う。
メモリ電圧やメモリタイミングを変更することでより大きな帯域幅を得られる。
一方で発熱量も大きくなるため、ヒートスプレッダなど冷却についても考える必要がある。
Intel CPUの性能には現状大きな影響を与えないが、AMD Ryzenシリーズは結構変わってくる。
最終更新:2017年10月24日 10:40