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惑星ヒェルニエ - (2018/04/02 (月) 12:01:03) のソース

 惑星ヒェルニエ(ゼアトロット語:ヘリネル)は[[ジエール帝国連邦]]の領土の一つ。行政区分はヒェルニエに属する。[[惑星ヴェオン・レギト]]の中央エリア大観測センターにより生存可能領域かつ人類生存の可能性ありと示唆されていた惑星である。
 1596年には実際に帝国の調査団が出向き、人類の生存を確認している。

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目次
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*歴史
**調査から影響力拡大
 同年の調査により惑星ヘリネルは7つの大国により支配されているということが分かり、またどの国も産業時代前の技術水準でありながら国民国家の観念を持っており、それらの国がよく連携していることが分かった。
 連邦議会は再三たる調査の上惑星ヘリネルの統治を議決。[[シンテーア帝国]]の傘下に入ることで他の宇宙大国からの侵略を回避できると各国に打診した。
 シンテーア帝国による再三たる警告と打診にもかかわらず、7大国は強固な態度で拒否し続けた。
帝国議会は彼らの技術水準では我々にはむかう術はなく、強行的な態度をとり、当惑星を占領すべきだという議論が持ち上がってくる。ヴェオン・レギトとは異なり、シンテーアにとって初めての人類居住惑星の併合のもくろみは慎重な議論の下進められた。
 そんな中、7大国の中の最も軍事の劣る国家であった[[ヅェアトロット共和国]]が一定の地位を条件にシンテーア参入を決意する。シンテーア帝国はヅェアトロット共和国の方針を大歓迎。ヅェアトロット共和国は偉大な決断を下したと他国にアピールした。その後ヅェアトロット共和国は他の6国から猛烈な非難を浴びることとなる。

**ヅェアトロット、エルトゥン併合
 シンテーア帝国のヅェアトロット支配は1605年13月から開始される。それまではシンテーア帝国による綿密なヅェアトロット調査が行われた。
 まずヅェアトロット共和国の君主にシンテーア皇帝を即位させ国号をヅェアトロット共和帝国に改めさせた。基本的にヅェアトロット人に自治を認めさせ、医療やインフラ整備だけでなく技術面においても協力を行った。労働環境においても改善が施され、危険な開発作業はすべてシンテーア製のロボットがこなした。
 ヅェアトロット統治の方針はシンテーア化であり、エミュンス語の教育やシンテーア文化財の受け入れが進められる一方、ヅェアトロット文化を絶やさぬようヅェアトロット中央文化美術館を設立するなど文化の保護も務めた。反体制派はとらえ次第処刑ではなく国外追放し、シンテーアの統治の正当性を示した。
 ヅェアトロット人がシンテーアの支配を歓迎し、シンテーアに後押しされシンテーア統治の正当性を対外的にアピールしだすと南の大陸にあるエルトゥン共和国が帝国への加盟を表明。これを機に他の5国は連携を強め、シンテーア帝国への対抗的態度を強めた。
 エルトゥン共和国の統治は1607年から始まり、またエルトゥン共和国は自然が豊かな国家であったため、シンテーア人のための保養地としての開発がすすめられた。しかし、エルトゥン人の要望により、ヅェアトロット同様な近代化も都市部においては進められた。エルトゥン共和国も国家元首としてのシンテーア皇帝を受け入れ国名を[[エルトゥン・ユルント]]とシンテーア風に変えられ統治された。
 同年中央シンテーアはシンテーア帝国傘下の国を独立させ。ジエール帝国連邦発足を発表、連邦加盟国の自治をアピールした。

**ヒェルニエ戦争
 1613年になるとヘリネル星の対シンテーア同盟が動き出す。ヅェアトロット共和帝国の隣国であるカラスヴァや、エルトゥン・ユルントの隣国であったクソーサが同盟の援助を得て侵攻。ここまでシンテーア側が武力を持ち出していなかったため、実力を知らず大戦争を仕掛ける。
 シンテーアは対シンテーア同盟を陥落させ、1615年ヒェルニエ星を完全に併合。シンテーア人の都であるヴェオンレーオントレイオネンデンクト(レーオントレイオン)を建設し、シンテーア人も多く移民した。また、他の国家を[[ヴェルゼン共和国]]としてまとめ、インフラ整備を行った。
 ヒェルニエ星の開発が一定段階に達すると、1617年[[ウーナ・ヴェーデイン・フォスドーレウ]]はジエール帝国連邦の設立を宣言した。

*現代のヒェルニエ星
**ジエールの首都星
 惑星ヒェルニエはジエール帝国連邦の首都星で、大型の惑星である。惑星ヒェルニエはレーオントレイオン地区(シンテーア帝国)(レベル5)、ヅェアトロット共和帝国(レベル4)、エルトゥンユルント帝国(レベル4)、ヴェルゼン管理主義共和帝国(レベル3)によって形成されている。
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**職業と労働
 レーオントレイオン地域では労働は自由制、レベル4地区では一日4時間制限、ヴェルゼンでは一日6時間制限となっている。レベル4,5地区では生産過程が自動化されていて、労働施設が少なく、生活に十分な生活給付金を受けられるため、基本的に労働は自由制といえる。比べるとレベル4地区の方が若干労働施設が多い。レーオントレイオンは政治の都と呼ばれ、政治家が多く活動している。
 一方ヴェルゼンでは労働はほぼ義務といえる。なぜなら生活給付金が生活に必要なぎりぎりのラインしかもらえないからである。しかし、ヴェルゼンでは労働施設が豊富であり、努力次第(労力と賃金の比率は基本同じに設定されている)ではレベル5地区の生活給付金を超える額を稼ぐことができる。

**軍事
 徴兵は自由制。申請し、半年の訓練を受け、年間に2週間の研修に参加することにより生活給付金を増額することができる。
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**政治
 自由選挙が行われており、その結果もしっかり連邦中央に反映される。レーオントレイオンには連邦中央会議堂があり、中央会議が開催される際には多くの政治家がレーオントレイオンを訪れる。しかし、政治データを処理するのはヴェオンレギトのスーパーコンピュータのため現代の政治は実質ヴェオンレギト人が牛耳っているといえる。

**生活
 非常に自由で消費も活発。給付金と賃金は有効期間があるものの、貯金申請制を実施しており、先に買いたいもの(最新版が発売された場合は更新できる)を申請して貯金を実施することができる。
​ レベル3以上では物資が滞ることなく流通している。特にレベル4,5地区では贅沢品も豊富であり、余剰分は輸出に回されるため、基本的には余剰生産気味である。
 レベル4,5地区は情報的格差が少なく、階級制情報管理主義の本質もわかっている。レベル4の人間からしたら、レベル5はシンテーア人の名誉称号のようなもので、実質的な格差はないと思っているが、実際にそうである。
​ レベル3地区は一定の情報検閲と思想検閲が設けられている。

*関連項目
[[ジエールの領土一覧]]