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エミュンス語の態 - (2020/07/10 (金) 21:54:27) のソース

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目次
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*エミュンス語の態
 エミュンス語には以下の3つの態が認められる。

**能動態
 能動態は動作の主体に注目している状態であり、動詞に他の態を付与しないことによって表される。
 
**受動態
 受動態は対象が何らかの動作を受けていることを表す。エミュンス語には直接受動のみが認められ、動作主が対象に意図せず影響を及ぼす間接受動は認められない。
 一方で罵倒表現などに《Drexd laafion !(死なせられろ)》のような命令受動態が存在する。(直接表現では脅迫罪に問われる可能性があるため)


***《dol》を用いた受動態
《dol》は「~される」を表す前動/後動である。受動している状態を表し、理由や原因を表す前置詞 《ou》や《ix》と共起する。
《dol》は前動であるが、動作主を表す名詞が《lm》など短い単語(2音節程度)なら、前置詞のように用いられることがある。(例:Ves dol lm Luunaalnt.「彼/彼女は人に愛されている」)

***《drexd》を用いた受動態
 《drexd》は「被害を受ける」を表す動詞であり、「~される」を表す前動/後動である。受動している状態を表し、望まぬことや被害を受けていることに注目する。用法は《dool》と同様である。更なる強調系に《zdrexd》がある。

***《spdleed》を用いた受動態
 《spdleed》は「利益を受ける」を表す動詞であり、「~される」を表す前動/後動である。受動している状態を表し利益を受けていることに注目する。日本語でいう「~していただく」に当たる用法である。用法は《dol》と同様である。

**使役態
 使役態は対象が使役されていることを表す。
***《on/onoe》を用いた使役態
 《on》は「~させる」を表す前動で一般的な使役態を表す。

***《vion》を用いた使役態
 《vion》は「脅迫する」を表す動詞で「~させる」を表す後動である。使役態を表すが、「むりやり~させる」というネガティブな表現に用いる。

***《voe》を用いた使役態
 《voe》は「手で握る」を表す動詞で、「~させる」を表す後動である。使役態を表すが、「悪い目的に利用する」というネガティブな表現に用いる。

*関連項目
[[エミュンス語]]