ヒューヴル語
Lhiiverandaa Naasakaran
話される国 ヒューヴル女王国エルトリア王国
話者数 約27万人
言語系統 ラフィル超語族
ヒューヴル語族
表記体系 ヒューヴル文字エミュンス文字
公的地位
話される国 ヒューヴル女王国・エルトリア王国・ジエール帝国連邦
統制機関 シロッカンマル宮廷
神事座方
 ヒューヴル語(飛:Lhiiverandaa Naasakaran)はヒューヴル女王国の主要言語。ヒューヴル女王国はヒューヴル語を法令等で公用語であると定めていないが、事実上の公用語として扱われている。


概要

 ヒューヴル語はラフィル超語族に属すると考えられており、ダン=ラ=ハン語などのラフィル超文明に由来すると考えられているいくつかの大宇宙連合会議加盟国の在来言語と遠縁の関係にある。しかしながら、アヴァイトラールの古代には既にラフィル人は元来の文化をほとんど失っており、言語に関しても再構は困難を極めている。
 大宇宙の他の言語に比べてヒューヴル語は話者数が少ない部類に含まれ、銀河国際社会的には影響力のある言語とは見なされていないが、ヒューヴル女王国以外にもエルトリア人の一部が使っている。ジエール占領時代に直接統治に携わっていた一部のシンテーア人が現在でもヒューヴル語を喋ることができるかは不明である。
 文字体系は一般的にはヒューヴル文字が使われる。ジエール帝国連邦ヒューヴル女王国を保護国として置いていたジエール占領時代にはエミュンス文字による教育が行われ、比較的よく定着したものの、エルトリア王国の保護下に入ってからはヒューヴル文字の文化性が再評価され、定着することとなった。ジエール帝国連邦ではヒューヴル語をエミュンス文字転写する際、占領時代に生み出された表記体系で行っている可能性がある。
 ヒューヴル語はヒューヴル人の土着言語であり、いくつかの方言が存在する。

文法


音韻


母音

 ヒューヴル語には母音の長短の区別を持つ。基本的な短母音は、/a/ , /e/ , /i/ , /u/ , /o/の五つである。
前舌 中舌 後舌
/i/ [i] /o/ [u]
- /u/ [o]
/e/ [ə]
-
/a/ [ä]

 また、母音/e/は純粋語に現れるのはまれで、大抵は外来語に現れる。/e/以外の全ての母音はコーダに来ることができる。

子音

 ヒューヴル語では有声音と無声音の対立が存在する。
 また、/m/ , /n/ , /r/以外はコーダに来ることができない。/r/コーダはしばしば中舌中央母音[ə]を伴う。

唇音
/p/ [p]
/f/ [f] 現時点では純粋語にない
/v/ [v]
/w/ [w]
舌頂音
/t/ [t] /d/と対立
/d/ [d] /t/と対立
/n/ [n]
/ny/ [ɲ]
/s/ [s]
/x/ [ɕ]
/c/ [t͡ɕ]
/dy/ [d͡ʑ]
/r/ [ɾ]
/lh/ [ɬ]
二重子音
/lhr/ [ɬɾ]
/kr/ [t͡ɬɾ̝]
/tr/ [t͡ɕɾ]
/sr/ [ɕɾ]
舌背音・咽頭音
/k/ [k],[t͡ɕ] /ki/のみ[t͡ɕi]
/g/ [g],[ʑ] /gi/のみ[ʑi]
/kh/ [k] 古語では[kʰ]
/q/ [ŋ]
/h/ [h]
/y/ [j]

語順



時制


疑問文


関連項目

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最終更新:2020年03月30日 17:23