(国旗) |
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国の標語: |
国歌: |
主要言語 |
ベリオン語 |
首都 |
プローシュ |
最大の都市 |
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政府 |
軍事委員会 |
国家元首の称号 |
首相 |
政治体制 |
軍事政権一党独裁制 |
人口 |
319億6000万人 |
主な宗教 |
ワリオット教 |
通貨 |
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建国年 |
1537年 |
加盟年 |
1623年(設立時) |
領 有 |
母星 |
ゲルデン |
首都星 |
ダクラシェート・ベリオット |
その他惑星 |
ベルネーグ パルンザント ラグラシュレード ガンスバルト エムディヒ ゼドーレン ダルベート デアヴェン カーネン アンデルム |
領有星系 |
ゲルデン(共有) ユラーシュ バーラム ゼディアス ダスタニア メヒテオン ブラーメル |
べリオン共和国(
べリオン語:Belion Gzlavool)はゲルデン宙圏に存在する国家である。軍事政権制、一党独裁制をもつ。
1555年のエルミア革命で独立した国家の1つであり、以前はエルミア帝国の支配を受けていた。
1606年に勃発したベリオン=リーエス戦争を機に軍事力を増大させ、現在は大宇宙最高位の軍事大国とされている。
一方で、その軍事力故に
リーエスや
グロスクロイツといった周辺国や、エルミアやヴァルエルクのような秩序を重要視する国家と対立しており、外交的には孤立する傾向にある。
歴史
エルミア帝国時代
151X年、惑星ゲルデンでいち早く宇宙に進出した国際機関、べリオン同盟は
ラヴェルト各地を編入したばかりの
エルミア帝国と接触、お互いの使者が話し合う場が設けられたが、エルミア側の使者が傲慢な態度をとったために関係が悪化し、両国の間で軍拡競争が始まった。(
扇騒動)
これを重く見たドルムント共和国は1515年に
ゲルデン連合の結成を呼びかけ、べリオンもこれに参加する。
しかし1521年に勃発した
エルミア=ゲルデン戦争でゲルデン連合は敗北を重ね、最終的にべリオンはゲルデン連合共々エルミア帝国に併合された。
革命時代
1555年の
エルミア革命においてベリオンは打倒エルミアを掲げて革命連合に参加し、エルミア帝国の崩壊と共に独立を勝ち取る。革命後のゾラック会談で旧エルミア帝国の多くの領土を得るが、対照的に領土を殆ど得ることができなかったリーエスとの関係が悪化していくこととなる。
また、1557年には
タプナパキ国に進駐し自国領土に組み込むなど、拡張主義、軍国主義的な面を強めていった。
1606年、リーエスとの外交関係はもはや修復不可能な段階まで悪化し、ベリオン=リーエス戦争が勃発する。ベリオンは航空機を重用した戦術でリーエス軍を圧倒し、更にエルミア・マーカスなどの周辺国の不介入を引き出させることに成功し、戦争に勝利した。この戦争でベリオンはリーエスの領域の多くを手に入れた一方で、周辺国の不介入に失望したリーエスは鎖国を行い、べリオンへの復讐のため国力の増強を始めた。
また、グロスクロイツはベリオン=リーエス戦争中一貫してベリオンに圧力をかけ続けたため、グロスクロイツとの関係も悪化した。
連合会議時代
「エルミア皇帝の怨念」
度重なる軍事的行動、領土の拡大、そしてベリオン=リーエス戦争。拡張主義的行動を続けるベリオンを革命連合諸国は「エルミア皇帝の怨念」という強い表現で批判した。
大宇宙連合設立
ベリオン=リーエス戦争によって悪化した国際秩序を取り戻すため、ドルムント共和国最高議長エドガー・フィッツジェラルドとゲルデン・リーエス宙域の均衡を望む
ジエール帝国連邦の
ジヒラート8世の発案により国際機関「
大宇宙連合会議」が設立された。べリオンはベリオン=リーエス戦争に勝利した一方で国際的には孤立しており、建前だけでも国際協調の姿勢を見せる必要に駆られ、大宇宙連合会議の原加盟国の一つとなった。
領土紛争
建艦競争
- 建艦競争発生。ベリオンは大型戦艦の建造を進めこれに応える一方で空母にも活路を見出していた。
ゴルギアの時代
新たな同盟
対テロ戦争
- ゴルギア戦争勃発、べリオン国内でもゴルギアによるテロ事件が多発、ゲルデン条約機構軍に加盟しゴルギア掃討に参加。
経済戦争時代
恐慌対策
コンクーナ掃討戦の成功によるゴルギア戦争の終結により訪れたツーンカとヴァルエルクでの好景気は大宇宙全体に波及したが、ダーケフオス危機でのバブル崩壊によって経済不況が発生した。ゲルデン宙圏も例外ではなくグロスクロイツはゲルデン宙圏の地域的国際企業、ゲルデン航宙公社を国有化したが、そのあおりを受けてべリオンの失業率は増加、不況が加速した。
経済の立て直しを迫られたべリオン共和国首相、
パチェ・ダムラクはハルゼイと協力し、ゾラック星系の自国経済圏への組込みを進めたが、これによりグロスクロイツとの対立が決定的なものとなった。
双星相打つ
1683年、ゾラックのハルゼイ派将校がクーデターを起こし、ゾラックの実権を握って軍政ゾラックを樹立する(
8月クーデター)。実際はベリオン及びハルゼイがグロスクロイツとゾラック星代表政府との結びつきを断つための謀略であり、軍政ゾラックの指導者もハルゼイから派遣されたボルガード人だった。
一方でグロスクロイツ社会主義共和国セント・カディーン・イェッジガワード書記長は大宇宙連合臨時総会内で8月クーデターとベリオン・ハルゼイ両政府を公然と非難する演説を行い、14月には再三の非難、改善要求等に関わらずベリオンがゾラックの開発を進めたとしてべリオンに対する食料輸出を全面的に禁止すると発表した(
14月禁輸)。
通信時代
迷走
第一次グロスクロイツ=ベリオン戦争はベリオンに新たな繁栄期をもたらした。一方で、この戦争は対外的にはベリオンを孤立させた。このことを反省したべリオンは外交に注力し始め、直接的な侵略よりも支援戦争という手段をとるようになった。
メレンノ成立
アンドロイド時代
政治的対立
サイバー時代
マーデンクロッツ内閣成立
ベルニオン計画完成
反動時代
地理
領域
ゲルデン星系
ユラーシュ星系
バーラム星系
かつてのグロスクロイツ領バデラム星系
メヒテオン星系
かつてのグロスクロイツ領メヒテオン星系
ブラーメル星系
ダスタニア星系
政治
べリオン共和国の国家元首かつ行政府の長は首相であり、軍事評議会の委員から選出される。任期は11シンテーア年であり、内閣の首長としての役割と、軍事評議会の調整の役割を担う。慣例として3選は禁止されている。
軍事評議会は1院制のベリオンの議会としての役割を担い、評議員選挙によって選出された軍事評議員によって組織される。軍事評議員の任期は11シンテーア年だが、評議員選挙は5シンテーア年毎に行われ、軍事委員会の半数の委員が選出される。
社会
べリオンでは兵役の有無を基準とした階級社会が取り入れられており、兵役経験のある者は市民権を持つ「市民」として参政権が与えられて社会的に認められ、社会保障制度上での扱いも有利になるが、兵役経験の無い「文民」は参政権や有効な社会保障制度へのアクセス権が与えられないどころか、良い職に就くこともままならず、低い生活水準のまま一生を終えることになる。
また、市民の子は自動的に「準市民」の階級が与えられ、AP18歳になると徴兵され兵役を経て市民権を与えられるが、文民は志願しなければ兵役を経て市民権を与えられる機会が無い。その志願制度も準市民の徴兵によって定員の多くが埋まるために枠が少なく、適性試験に合格した優秀な志願者でなければ軍人になることが出来ず、固定的な格差社会を助長する原因となっている。
また、ゲルデン起源のゲルデン系べリオン人の大半が市民階級なのに対し、戦争などで後からべリオンに組み入れられた属領をルーツとする人々の多くは文民であり、社会構造による種族差別を生んでいる。
特に都市部では市民と文民の生活する区域も分けられており、整った市民区画では兵役を経験した高い忠誠心と勇猛さで知られる市民によって軍を中心にした高度な市民生活が営まれる一方で、文民の多く暮らす文民区画では生活水準の低さや差別が原因で犯罪や暴動が多発し、文民による反政府組織も存在している。
軍事
べリオン共和国軍はエルミア帝国統治下のべリオン大陸における抵抗組織、べリオン条約機構軍を基礎として成立しており、べリオン共和国成立以降の軍軸政策によって拡大を続けてきた共和国軍は大宇宙でも最大規模の軍隊として知られている。
軍軸政策では兵役の有無によって市民階級と文民階級を区別しており、ベリオンの政治・経済・文化等あらゆる側面に軍の存在が浸透している。
経済
産業
最終更新:2023年05月15日 23:52