リーエス連邦
Leeis Loptroen
国の標語:孤高であり、至高である
国歌:悠々と舞え、我らリーエスよ
地図的なもの
公用語 共通リーエス語
首都 エメル・スラメオン
最大の都市 ???
政府 ???
国家元首の称号 代表協議会
国家元首の名前 ???
面積
総計 【面積総計】km2
水面積率 --
人口
総計 ???人
人口密度 ???人/km2
建国 エルミア帝国から独立:1555年
国教 スロマト教
アイサ正教(一部)
通貨 ???

「過去、そして歴史は書き換えることはできない。
そして、我ら連邦は何人たりとも破壊することは出来ない。」

――代表協議会 協議員Ⅷ

 リーエス連邦(トロアン語:Leeis Loptroen)はラヴェルト宙圏に存在する寡頭制の国家である。リーエス連邦の構成国であるリーエス、トロアン、サルルフィアはそれぞれ、かつてラヴェルトの宇宙開発競争で第一共和政エルミアに敗れ、やがてエルミア帝国に吸収され一時は消滅した。
その後、三か国はそれぞれSint.1555年に結成された革命連合に参加してエルミア帝国を打倒し、再び独立を果たした。この時、独立した三か国は技術的に大きく水をあけられたエルミアに追いつくため、リーエス連邦を結成した。
しかし独立後の1556年のゾラック会談では活躍の割に領域を獲得することができず、その影響でベリオン共和国と対立。1606年から1613年にかけてその領域問題をめぐりベリオン・リーエス戦争を起こしたものの、これに敗戦。リーエス側はこの敗戦でさらに領土を失い、周辺国の助けも得られなかったことから鎖国を敢行。その後長きに渡り大宇宙の国家としては珍しく鎖国体制を続けていた。
シンテーア暦18世紀の後半に差し掛かりようやく鎖国体制が解かれたものの、国家の実態としては他国に理解しがたいものとなっている。


歴史

政府・統治機構

ベリオン・リーエス戦争以後、リーエス連邦の元首は大統領制から体制が変わり「代表協議会」となっている。
代表協議会は11人の協議員と1人の議事の計12人で構成されており、それらにより国家が運営されている。
議事には0として「ラヴェルト」と名がついており、それぞれの協議員には1から11までの番号が割り振られており、ラヴェルトから見える一等星の名が割り振られている。代表協議会は上記の通り、一切の個人情報が秘匿されている。

不可解な「代表協議会」

 リーエスの国家運営は鎖国しても成り立つほど安定しているものであり、それを実現しているのは他でもない「代表協議会」なのだが、不可解な点が多い。まず、代表協議会の決議は国営放送で放映されるのだが、映像はなく音声と字幕だけである。そして代表協議会による寡頭制になって以降、各競技員の音声は今日まで同じものが使用され、一切の交代が確認されていない
 また、協議員の個人情報及びその関連情報は今までの評議で一切触れられることはなく、協議員の不祥事も過去に一切存在しない。まるで協議員は人間ではない何かのような清廉潔白さを持っているのだ。
 また過去、ジエール帝国連邦などの多くの外国諜報機関が何度も調査を試みたものの、代表協議会の実態は一切掴むことができず、そもそも存在するかの把握もできなかったのである。

ただ一つ言えることは、「リーエス連邦は代表協議会に統治されている」という事実だ。

外交

 中立、不干渉を重きに置き、自国第一主義的な側面を基本とした外交関係を持っている。多くの関係性は儀礼的な範囲を逸脱することはない。また他国との貿易は一切封鎖されており、金銭の動きも他国とは存在しない。
 原則不干渉のリーエス連邦でも、歴史的観点からベリオンとは永遠に関係が険悪状態であり、同様にアイサ教の歴史的な観点でヴィッテンクレイル神国とも関係は良いものではない。
 ただし、それらの国家に対しても代表協議員は過去、「大宇宙文明圏全体に危機が訪れれば、この関係に一時的な例外を課すだろう」としており、自分ともども文明を滅ぼす銀河規模の危機に関しては何か協力の余地があるようだ。

軍事

 エルミア帝国時代や、ボルガード文明の系譜を引き継いだオーパーツ的な軍艦を数多く所持し、一部には蠢く生体反応のある軍艦も存在するとされている。マーカス内戦の末期に一部がマーカス連邦領土で確認されているという事実だけは残っている。しかし、発見者の多くが記憶が曖昧なうえ、観測できていたであろう他国による記録データは、すべて何らかの形で破損し残っていない。そう、なぜか記録が残らないのだ。その後数度にわたり他国はこれらの不気味な軍隊および軍艦を分析しようとしたが、それらの試みはすべて失敗している。

地理・領域

連邦首都エメル・スラメオン
 まずリーエス連邦全体のこととして、原則非リーエス人が入ることのできるエリアは制限されている。外国人は禁止エリアに入れば即治安維持隊に拘束されるなどして、元のエリアに返される。なお、多くの者がエリア外に出ると激しい睡魔と記憶混濁に侵され、気が付けば元のエリアに戻っているケースが報告されているが実態は不明。リーエス側は「拘束時に国家の機密漏洩防止のため睡眠剤を打っているためだ」と説明している。
 連邦の首都はエメル・スラメオンに置かれている。過去、帝国時代にはセンペル・スラメオンと改称されエルミア帝国の首都になっていた。このころの建造物は今のエメル・スラメオンに隣接する形で「旧市街」として残されている。多くの歴史的建造物は破壊されることなく保全されており、外国人向けの博物館や資料館としての役割を果たしている。
 一方で、革命を成し遂げて独立した後に再開発された「新市街」は連邦の独立の象徴としての首都となっている。新市街中央部には天高くレーザーを発するビーコンのような巨大タワー「禊約の塔(共通リーエス語:)」が鎮座し、爛々と紫に光るこのメガロポリスの象徴となっている。禊約の塔は政府機関や国営放送などが含まれる複合施設であり、放送電波塔としての役割も担っている。大宇宙の都市伝説で禊約の塔からは何か怪しい信号が出ていると噂がなされているが、これをリーエス政府は公式に否定している。

経済

 経済は銀河屈指の高内需国家であり、国内で完結する形となっている。

文化

 不可解な技術、詳細不明な政府の統治機構に支えられたこの国の文化も奇妙な点であふれている。もともと惑星ラヴェルトの国家により形成されているため、根本的な部分はエルミアに近い。国教とされているスロマト教は、エルミア共和国のアルラン教よりも原義に近いもので制約がやや強いとされる。しかし時代を追うにつれてスロマト教も徐々に軟化しており、世俗化が進行しつつあるようだ。またエルミア革命時代に逃げ延びた旧エノン神国のアイサ教をアイサ正教として受容しており、一部地域での公認宗教として認識されている。
 公用語は共通リーエス語となっているが、各構成国の古来からの言語であるリーエン語、トロアン語、サルルフィア語も残っている。

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最終更新:2023年08月06日 23:49
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