レーウス連合とは惑星レーウス内に存在する国家の同盟である。


概要

 レーウス連合はレーウス諸国家による同盟関係であり、その始まりは、惑星レーウスを母国とした人類の同盟であった。

第一次レーウス連合

1601年~1623年

 第一次レーウス連合は1601年に発足した。当時シンテーア帝国ヴァルエルク共和国が宇宙進出競争を進めており、当時レーウス協定国が存在した。しかし、シンテーア帝国が原住民居住惑星である惑星エルナー・ゲリテーンを併合すると、各国はこれを非難。当時無用の長物と化していたレーウス協定国は解体され、より緩やかな連合体であるレーウス連合へと姿を変えた。第一次レーウス連合は主にジエールとヴァルエルク、サーヴァリア、次いでエルトリア王国らのレーウス大国間の軍事バランスを整えるための制限色の強い物であった。
 第一次レーウス連合では惑星レーウスの永久的非武装、相互不可侵、自由貿易に関する協定が合意された。1618年に発生したシ=ギーラム事変を機に、外星人類の脅威が取りざたされ、軍事同盟色が少し強まった。文化や基盤も知れない外星人よりかは、国家の歴史や文化を知り合っているレーウス諸国同士で団結すべきという考え方である。
 1623年になると大宇宙連合会議が設立された。大宇宙連合会議の設立により、レーウス諸国と外星人の平等な外交関係の樹立が可能となり、レーウス連合は解散となった。

第二次レーウス連合

1641年~1682年

 ゴルギア戦争勃発の一年前から、惑星レーウス内や、レーウス諸国領内でゴルギアに対する脅威が高まっていた。ゴルギズムやゴルギストは宇宙規模の脅威でありながら、レーウス諸国に壊滅的な被害をもたらす可能性があるとされた。
 このため、レーウス諸国が再度緊密に連携し、対処することでゴルギストの撲滅を目指と言うことで、レーウス四大国が一致。第二次レーウス連合が発足した。
 第二次レーウス連合では、四大国が自国の軍事予算の規模から一定の比率でそれぞれ資金を出し合い、レーウス条約機構軍が編成された。レーウス条約機構軍は非常時の惑星レーウスの防衛や、ゴルギアへの対処を任務としており、ゴルギア戦争時にはレーウス連合加盟国以外の軍隊も加えられた。
 ゴルギア戦争終結後も第二次レーウス連合体勢は保持されたものの、1679年にダーフケオス危機が発生すると、レーウス経済戦争が起こった。
 経済戦争の結果、ジエール帝国連邦がレーウス連合追放を宣告され、秩序を維持していた大国の一つが脱退したことにより、第二次レーウス連合は事実上崩壊となった。

第三次レーウス連合

1697年~1719年

 甚大な被害をもたらしたジエール・サーヴァリア戦争後、レーウス連合が再び発足した。ジサ戦争では、大規模のパンデミックが発生したため、第二次レーウス連合時の半軍事同盟体勢の他、パンデミック対策の研究協力協定も組み込まれた。
 さらに、ディガイナのラジオ放送を受け、レーウス四大国は防諜体勢を強化することにも合意した。そのため第三次レーウス連合は、半軍事同盟、研究協定、防諜協定というかなり規模の大きいものとなった。
 1710年にサーヴァリア革命が発生したが、第三次レーウス連合体勢のレーウス条約機構軍は中立を保持した。1719年に新体制のサーヴァリア企業連合が建国されると、サーヴァリア革命で王国連合側に協力したヴァルエルク共和国が発言力を強めた。これに反発したサーヴァリア企業連合は、革命中のヴァルエルクに対する不信感も相まって、ジエール帝国連邦と急接近した。
 これに対してヴァルエルク共和国は猛反発し、第三次レーウス連合は解散となった。

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最終更新:2020年03月26日 01:59