ヴァルエルク共和国
Falelk Voceek
国の標語:自由、民主、平等
国歌:あの空より青い自由を
主要言語 現代ヴァルエルク語
首都 クレストル
最大の都市 ブロン
政府 大統領府
国家元首の称号 大統領
政治体制 ヴァルエルク式
民主主義
人口 約880億人
主な宗教 クラエン教
通貨 ウォス(Vos)
建国年 1341年
加盟年 1623年
(設立当初)
領 有
母星 ルエロス(レーウス)
首都星 トラドヴァ
その他の惑星 スィルトゥオク
ブルエノ
フィアネ
ウィガクロントス
ギプテ
フォルバ
イェダ
パグロス
領有星系 ルエロス(レーウス)
ヴォドルソス
ベデオソス
スコゼマ
ペゾノロス
ヴァエカヴォスコス
ラタモソス
ノスカ
ニルヴァエカヴォノス

「我々には希望がある!
それは、いつの日か、この大宇宙が立ち上がり、
『全ての種族が平等に生きていけるのは、明白な事実である』という
この国の信条を、真の意味で実現させるという希望である!」

――ロスオン・N・ウィノスコス(61代目大統領)

 ヴァルエルク共和国(現代ヴァルエルク語:Falelk Voceek)は首都を惑星トラドヴァのクレストルに置く議会制民主主義国家。自由解放連合の盟主であり8つの保護国を持つ。
 保護国を領域に含めると大宇宙連合会議加盟国の中で最も星系数・惑星数が多い国であり、実効支配宙域が最も広い国である。
 通時代的に民主主義と国民の権利と平等を国際社会に求めている。


政治


 政治体制は1330年頃に成立したヴァルエルク式民主主義を採用している。
 市民は権利を持ち、国家の秩序を破壊しない限りの自由が与えられ、市民の権利を守る護民官の役職が存在する。ヴァルエルク憲法は国民のみならず護民官の権力をも保障している。

  • ヴァルエルク憲法(1755年宣言)までに明記された内容
    • 国民の自由と平等
    • 国民の主体性
    • 男女平等
    • 言論の自由
    • 権力分立
    • 所有権
    • アンドロイドの権利

ヴァルエルク大統領

 大統領の任期は5年2期まで。
 上下院の議員でない政治家のみが候補者として出馬することができ、国民の直接投票によって選出される。

  • ヴァルエルク大統領が有する強権
    • 上院または下院を解散させる権限。
    • 議会で可決した法案に対する拒否権。
    • 議会の承認なしに法案・条約批准案・憲法改正案に関する国民投票をする権限。
    • 非常事態を宣言する権限。宣言されると議会は憲法改正案など一部の立法権が制限される。

議会(上院と下院)

 議会は上院と下院の2院制であり、上院はエリート主義的な傾向が、下院はポピュリズム的な傾向がある。上院と下院にはそれぞれ違う政党が存在し、それぞれの議員が選挙を通じて議席を獲得する。議員は上院と下院を兼任することはできない。
 上院と下院にはそれぞれ上院議長下院議長が議会の進行・調整役のみならず、大統領府への法案提出等や輔弼(行政的アドバイス)、大統領不信任動議の提案等も行う権限を持つ。そのため各議会の議長の権力は比較的強いと言える。
 下院には議長とは別に各少数民族の代弁者である民族代表が存在する。民族代表は立法に対して各民族の立場として意見することができ、決議では反対票のみ5票投じることができる。民族代表選挙は議会選挙とは別に行われ、多くの場合民族政党の代表者が当選する。
 それぞれの議員の任期は3年。議席に空白が生じた場合は上院選挙・下院選挙であらかじめ決定されている当該政党の補欠が議員になる。議員が問題を起こした場合、それぞれの議会で不信任投票を行う場合がある。

  • 議会の有する権限
    • 大統領への法案・条約批准案・憲法改正案の提出。
    • ヴァルエルク大統領に対する不信任決議。可決しても法的拘束力はないが、影響力が低下する。
    • ヴァルエルク大統領に対する弾劾裁判決議。可決すれば大統領の拒否権なしに弾劾裁判を行う。

政党

 上院と下院にはそれぞれ違う政党が存在する。
 衛星政党の結党が禁じられており、議会の異なる政党同士では吸収・合併・連合等ができない。
 どちらか一方の議会に属する政党がもう一方に影響力を及ぼすには与党として連立政権を組む以外に方法がない。

上院政党

  • 大ヴァルエルク富国強兵民主党
  • 立憲主義国民解放党
  • 進歩党:自由保守主義。保守的エリート主義
  • 藍色同盟:管理主義、経済重視
  • 国民団結党:全体主義、植民地主義、有力国との友好
  • 社会党:社会民主主義、寡頭制復活、エルトリアとの連邦
  • トラドヴァ第一:極右政党、ナショナリズム、ヴァルエルク人至上主義、孤立主義、植民地主義
  • ヴァルエルク経済連合:研鑽主義、経済重視、反環境保全、サーヴァリアとの友好

下院政党

  • 星系調和党
  • トラドヴァの賢者達
  • 全土緑化運動/クレストル51
  • 市民党:保守的ポピュリズム。自由保守主義
  • 自由改革党:革新的ポピュリズム。中道左派
  • ヴァルエルク共産党:共産主義、資本主義経済の廃止、グロスクロイツとの友好
  • 全国全種族労働組合:シルア・サンディカリズム、全種族平等
  • エメルダ・ヴァルエルク労働者会議:エメルダ・サンディカリズム
  • 国際共和党:自由主義、平和主義、環境重視、穏健派、レーウス諸国との友好、エルミアとの友好

行政機関


FVCW開発省

 ヴァルエルク保護国圏(FVCW)の開発と保護を管轄する行政機関。

国民


文化


宗教


歴史


領域

星系 惑星 入植年 備 考
ルエロス星系
(レーウス星系)
ルエロス
(レーウス)
母星 母惑星。ジエール帝国連邦エルトリア王国サーヴァリア企業連合などの主要国や
その他複数の中小国が存在する。
自治領:エレメオン地区
ルエロス星系
(レーウス星系)
トラドヴァ 1609年 首都星。首都クレストルがある。
ヴァルエルクはレーウス諸国の中でも宇宙進出が早く、
レーウス星系内の惑星に一足先に植民できた。
レーウスにも劣らない経済力を持つ。
自治領:ブロントン・スムルトス
ニルヴァエカヴォノス星系 スィルトゥオク 1616年 比較的早い時代に植民された惑星。
全体的な産業のバランスが良く、経済力も高い。
保護国:ゼルクオス共和国
ノスカ星系 ブルエノ 1628年 まあまあ田舎。
突出した産業はないが、亜人の先住民族ブルアは戦士の文化を持ち、質の高い兵士として重宝されている。
保護国:ブルエン国
ベデオソス星系 フィアネ 1637年 エルトリア系が多いため妙に保守的な惑星。
それでも「自由、民主、平等」の精神は守られており、エルトリア人によくあるエリート主義が中和されて合理主義的な気風がある。
食料・資源には乏しいが、研究、経済、工業が高水準でまとまっている。
保護国:ゲオルドル王国
ヴァエカヴォスコス星系 ウィガクロントス 1666年 様々な種族のるつぼ。工業惑星であり、大宇宙諸国の政治犯の亡命先として有名。
中にはヴァルエルク本国が引き抜いた優秀な技術者たちもいる。
保護国:クロントス連邦共和国
ラタモソス星系 ギプテ 1705年 氷雪惑星をテラフォーミングした惑星。
それゆえに大小様々な氷河湖が点在しており、田舎は特に風光明媚。
あんまり観光業は強くないが、その代わり研究が盛ん。
保護国:ウォルカ・アルザトス・ラタモシオン民主共和国
スコゼマ星系 パグロス 1718年 ヴァルエルク随一の農業惑星。
大量の農作物・穀物が輸出されており、ヴァルエルク本国にも大量に輸入され、大量に加工され、大量のジャンクフードを生み出している。
南部のロドルは広大な砂漠が広がっているが、大量に資源が採れるためまあまあ裕福。まあ本国の方が裕福だけど。
保護国:パグラトス議会共和国ロドル共和国
ヴォドルソス星系 メクト 1738年 まあまあ田舎。まあまあ資源が採れる。産業は微妙。治安は悪い。
はっきり言って影が薄い。
自治領:ルストロン自治領
保護国:ファンクオン連邦
ペゾノロス星系 フォルバ 1766年 低濃度の塩水で形成される海が特徴の海洋型惑星。
海や川には知的水棲亜人種族が社会を形成しているため、水質汚染関係の規制が非常に厳しい。
開発があまり進んでおらず、ぶっちゃけ田舎。
自治領:フォルバ自治領
ペゾノロス星系 イェダ 1824年 非常に寒い惑星。
人口は非常に少なく、民間人よりも軍人の方が多い。
S合金が大量に採れるので地下に巨大採掘施設がいくつもあり、その中に作業員たちの宿舎もある。
採掘企業が施設の周辺に整備した商業施設以外それらしい経済拠点はなく、他に目立つものは軍の施設くらいしかない。
地下住居は案外暖かいらしい。

主要都市

  • ブロン
 惑星レーウスにあるヴァルエルク最大の都市。大宇宙有数の大都市。全ての種族が平等に暮らせる街として有名。

  • クレストル
 惑星トラドヴァにあるヴァルエルクの首都。各国大使館や政治施設が立ち並ぶ。ヴァルエルク革命が起きた都市であり、当時の歴史を語り継ぐ革命記念館がある。

  • ルスタ
 惑星レーウスにある。反重力自動車産業が有名でノスカ社やブレオン・ドロス社などの本社がある。大宇宙の権威ある反重力自動車レースNEA選手権が最初に行われた街。17世紀初頭までは共和国議事堂があり、NEAで最も古いサーキット「ルスタ・アルゼオン・サーキット」は旧議事堂公園跡地を利用して作られた。

  • ノスフォス
 惑星レーウスにある。サイバーパンクなネオン街で有名。サイバー戦争の時代からハッカーを追いかける電脳警察があちこちで見られるようになった。治安はあんまり良くないがスゲー楽しい。

保護国

 ヴァルエルクにはSint.2000年現在8ヶ国の保護国と5つの地域を支配下に置いている。

  • ゼルクオス共和国
 惑星スィルトゥオクの一部を統治する先住民の共和国。

  • ブルエン国
 惑星ブルエノの一部を統治する先住民の国。

  • ゲオルドル王国
 惑星フィアネの一部を統治する先住民の王国。

  • クロントス連邦共和国
 惑星ウィガクロントスの一部を統治する多民族共和国。

  • ウォルカ・アルザトス・ラタモシオン民主共和国
 惑星ギプテの一部を統治するヴァルエルク人(ラタモシオン)の共和国。
 管理主義に影響を受けており、「ウォルカ・アルザトス(新しい議会)」と呼ばれる学者評議会政府が統治している。

  • パグラトス議会共和国
 惑星パグロスの一部を統治する先住民の共和国。

  • ロドル共和国
 惑星パグロスの一部を統治する先住民の共和国。

  • ファンクオン連邦
 惑星メクトの一部を統治する多民族共和国。

  • ブロントン・スムルトス
 惑星トラドヴァにある自治度の高い都市。

  • ブルガディオン・ウォルストル政府
 惑星ボルガードにある民主主義政府。

  • フォルバ自治領
 惑星フォルバにある水棲亜人種族の政府。

  • ルストロン自治領
 惑星メクトにあるルストロンという自治度の高い都市。

  • エレメオン地区
 惑星レーウスにある元エルトリア領の都市。ヴァルエルク共和国の正式な領土だが自治度が高く、結構権限がある感じ。

経済


国際関係


 ヴァルエルクの外交は多少強引なところがあるが、基本的には友好的態度を取る。
 「自由・民主・平等」を重んじるヴァルエルクの国家方針ゆえに、共和制国家や自由主義国家に対しては特に友好的である。君主制国家であっても憲法が制定されており、国民の自由や権利が比較的保障されている国家に対しても悪い態度を取ることがない。
 一方、厳しい統制を敷く権威主義国家に対しては、君主の存在に関わらず非友好的である。

 自由解放連合の盟主という立場上、自由解放連合加盟国との国際関係は基本的に友好的・保護的である。

FVCW諸国

友好度:◆◆◆◆◇
 ヴァルエルクの庭。とはいえヴァルエルクはそこまでこまめな手入れをしないため、案外適当にやっている場所もある。
 彼らは基本的には盟主ヴァルエルクに従順であるが、その気になれば外国の支援を受けて独立するかもしれない。
 もしそんなことがあればヴァルエルクは本気を出してくるだろう。

自由解放連合諸国

 一度でも加盟したことある国を記載。

友好度:◆◆◆◆◇
 ヴァルエルクの右腕だった国家。
 メロアは南の権威主義国家メレンノ帝国とは宿敵関係であり、ゲルデン宙圏のヴァルエルク式民主主義のトップバッター的存在だった。
 共和制民主主義国家であり、農業生産力こそ低いものの豊かな経済力を持っているため重宝されていた。
 ジェンダー平等に関しては、「女性のみの国であり男性の永住は歴史的経緯によって禁止されている」という特殊な事情によりヴァルエルクもあまり何か言ってくることはない。
 女性だけの惑星になったのもウイルス災害っていう不可抗力のせいだからねえ。
 一応メレンノとは異なり男性入国者にもちゃんとした権利が与えられている。
 しかし、リカルネ独立戦争からマーカス内戦までの連続出兵要請で国内が疲弊しきったメロアは自由解放連合に愛想を尽かしてしまい、1788年に通商連合(後の協商連合)をガイエンと共に設立。自由解放連合を脱退してしまった。

友好度:◆◆◆◆◇
 ヴァルエルクの左腕。
 ファーストコンタクトはエルミア共和国だったが、土着の民主主義をベースにヴァルエルク式民主主義を導入した変則タイプ。
 ヴァルエルクはエルミアとスレフィエの主導権争いをして、距離的に離れているスレフィエに頑張って開発支援をし続けた。
 宇宙進出もまだだった小さな国家をちゃんと育てて星間国家にしたので、ヴァルエルクにとってはかなり思い入れがあるはず。
 植物種族スレフィのほぼ全てを構成種族として擁するスレフィエ政府としてはヒューマノイドがたくさんいる連合会議の中で差別されにくそうな自由解放連合を選んだようだ。
 リカルネ独立戦争からマーカス内戦までの連続出兵要請で国内はボロボロになり、メロアと違って経済力も高くなかったため、マーカス内戦中に経済危機を起こしてエルミアに助けてもらった。
 本当ならヴァルエルクを見限ってどこかの陣営に行こうとも考えたが、現体制を維持したまま庇護してくれる国がヴァルエルクくらいしかいなかったので我慢してヴァルエルクについていくことにした。
 ちょっと不遇な感じなので、どこかで「自由解放連合で良かった~!」ってイベントもあったらいいわね。

友好度:◆◇◇◇◇
 敵対的。
 本当なら親密な同盟国になるはずだった国。実は自由解放連合の原加盟国だった。
 ヴァルエルク的にはメロア・スレフィエと比べて一番民主主義っぽい体制だったのでアポラは連合会議加盟当初からお気に入りだった。
 1705年にアポラ最大の都市イヴェルロークでイヴェルローク友好条約が締結される。これはヴァルエルク的には異例のもてなしだった。
 ヴァルエルクがここまでアポラと友好関係でいたがった理由は、アポラがラヴェルト宙圏を代表するヴァルエルク式民主主義の灯台にすることで自由解放連合の影響力拡大を狙っていたからだった。ラヴェルト・ゲルデンへ大きく睨みを効かせることができれば、国際社会で非常に有利に立ち回れると思ったのだろう。

 しかしアポラ動乱以降は本格的に敵対化し、ついにヴァルエルクはブチギレて「こんなの民主主義政府じゃない!」としびれを切らしてアポラの除名決議を行ったのだった。

友好度:◆◆◆◇◇
 イェスタ紛争で成立した連邦国家。
 「やっぱ連邦の方が安定感あるわ~防御力も高そうだし近いし」とヴァルエルクが密かに重要視していた。成立後は自由解放連合に所属し親密関係を構築した。アポラと同様にかなり期待を寄せることになるだろう。
 ベリオンやゲルデン諸国によるレーウス侵攻等の有事の際にはレーウスを守る防波堤として「防衛要塞ドクトリン」が構想され、軍事的にも緊密な関係が保たれていたが、第二次宇宙大戦でベリオンに侵攻され戦後は自由解放脱退派がレセスティア国内で政権を握ったことで脱退してしまった。
 その後は直接的対立もなく当時の貿易体制のまま経済的な連携は継続されていた。でもアポラ帝国の時代には……。
 ……ヴァルエルクの頭痛の種がまた一つ増えそうだ。

レーウス諸国

 惑星レーウスが母星であるヴァルエルクにとってレーウスの国々とは長い付き合いがあるので、上記の国家方針の他に歴史的経緯が国家間関係に影響を及ぼしている。

友好度:◆◇◇◇◇
 敵対的。
 元々ヴァルエルクは「エルトリアからヴァルエルク革命によって独立した国家である」という歴史的経緯から、かつての支配者であるエルトリアを嫌っている。
 もちろんエルトリアも革命で独立したヴァルエルクのことを蛇蝎の如く嫌っている。ヴァルエルクはエルトリアと違って宇宙進出に成功して広大な領域と同盟国に恵まれたのでなおさらである。
 ヴァルエルクの軍事力とエルトリアの文化力が組み合わさればかなり有力な主権国家となりうるが、両国の国民は「絶対無理!」と思っている。
 関係は最悪ではあるが、なんだかんだ同じレーウスの出身。付き合いも長いため、何かしらの絶望的な状況下に置かれた場合、ひょっとしたら結託するかもしれない。

友好度:◆◆◇◇◇
 あんまり仲良くない。
 ジエールがそもそもエルトリアに接近することが多いことや、統制・管理を重視する体制が多いからだろう。
 しかし、管理主義体制下では(一部の階級に限定されるかもしれないが)言論の自由が保障されている側面もあることから、思想面では通じ合える可能性がある。
 技術力の高さやレーウス特有の付き合いの長さが理由で関係改善することもある。

友好度:◆◆◆◇◇
 レーウス諸国の中では唯一マトモに話が通じる相手。
 研鑽主義(資本主義)との相性は一見良さそうに見えるが、実際は賛否両論である。自由な競争という点では高評価があるものの、経営者を頂点とした権威主義と捉えることもできるからである。
 サーヴァリアと友好関係にある時代においても、その関係は安全保障や国益の観点から結託している場合が多く、総じて「ドライな関係」である。
 とはいえ、サーヴァリアの豊かな資本力・経済力はヴァルエルクにとっては魅力的であり、多少のイデオロギーの軋轢に甘んじてでもその恵沢に与りたいという気持ちは分からんでもない。

友好度:◆◆◆◇◇
 惑星レーウス出身の星間国家ではないが、下手したらレーウス諸国よりは仲良しかもしれない。
 アクース内戦時に新政府側をヴァルエルクが支援したためアクースからの心象は良い。ただヴァルエルクとしては「確かに平等なんだけどもっとヴァルエルク民主主義的な国家が良かったなぁ……」と内心思っている。
 まあそこら辺に口出ししなかったので比較的良好(中立~疎遠程度)な関係が築けているので、これ以上アクースに何かしてくるという見込みはあまりなさそう。
 ニーネンが天秤外交をやめた1750年代以降はラノー条約諸国との重要な窓口になった。
 アクースは潜在的な友好国として見なされ、サーヴァリアや協商連合をヴァルエルクが敵に回した時には国際関係上重要なパートナーにさえなりえる。

スラーン諸国

 ヴァルエルクはスラーン諸国に対して大概やらかしているので基本的に嫌われている。

友好度:◆◇◇◇◇
 アクース内戦時にヴァルエルク軍が誤射したことがきっかけで関係が悪化。
 当時誤射した兵士(リヴァダーアンドロイド)の指揮官(ウィノスコス将軍)はファルトクノアで恨まれてそうだが、その指揮官はマーカス内戦のクライマックス「運命の6時間」においてファルトクノアの619部隊に引導を渡してアクースでの出来事を謝罪するという粋な図らいをしたため、もしかしたら恨まれていないかもしれない。

 ファルトクノアはラノー条約機構という新しい陣営に加わり、反内政干渉の立場を確立したため、その溝は決定的なものとなった。
 反ヴァルエルク的立場を取る国家との結びつきが強い。ファルトクノアが自分の立場と近い国家と接近したのか、ファルトクノアがそういう立場の国の影響を受けたのか。卵が先か鶏が先か……。

友好度:◆◆◇◇◇
 あれって本当に民主主義なんすかね?(疑いの目)
 ……という風にヴァルエルクには思われているが、ニーネンは1750年代頃までなんとか友好関係を築こうと外交努力してきたので、それなりには信頼があった。
 でもニーネンもマーカス内戦後のヴァルエルクがアイローム社に固執するようになってからは見限ってラノー条約を優先するようになってしまったため疎遠に。1785年以降の第二次宇宙大戦シャグマ=ラゴン戦争ではシャグマ=ラゴンの反乱軍をヴァルエルクが支援したため敵国として相まみえることになった。

ラヴェルト諸国

 連合会議の原加盟国とはレーウス諸国の次くらいに関わりが長い。
 結構距離が遠いので時期が長い割にはそれほどイベントが多くないかもしれない。

友好度:◆◆◆◇◇
 政治体制やイデオロギーが近く共和制民主主義なので話が通じる相手だと思っているが、技術倫理にうるさかったり、介入より平和を選ぶ姿勢があまり合わない。イデオロギーは合うが行動が合わないタイプ。
 最も親密だった時期はマーカス内戦の時期で、同じアイローム派に所属していた。普段からアクティブな行動を好むヴァルエルクと一緒になって出兵するくらいエルミアにとってアンドロイドの人権保障は重要なものだったようだ。
 それ以外の時期ではそれほど仲が良いというわけではない。同じ民主制でありながら自分の言う事を聞いてくれない国家というのはヴァルエルクにとって歯がゆいものだろう。

ゲルデン諸国

 連合会議の原加盟国とはレーウス諸国の次くらいに関わりが長い。
 結構距離が遠いので時期が長い割にはそれほどイベントが多くないかもしれない。

友好度:◆◆◆◇◇
 武力を用いた現状変更を好み、国益や安全保障のためにしっかり行動する点がヴァルエルクでは評価されている。しかし思想面では全然ダメで軍事を優先し過ぎていることをよく批判している。行動は合うがイデオロギーが合わないタイプ。
 ヴァルエルクとベリオンが結託すると相当強いが、お互いの本拠地が遠いためチャンスがあってもあまり連携できない様子。最後に外交関係が接近していたのはゴルギア時代まで遡ることになりそうだ。

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最終更新:2023年06月16日 18:32