神国同盟(Keniazeva-y:ervam)とは1618年に締結された、ジエール帝国連邦天嶺皇国の同盟である。シンテーア帝国と天嶺皇国はどちらもケニアズが君臨する啓教神話でつながった神国であることからこの名称がとられた。


概要

ジエールの接触

 ジエール帝国連邦の前身であるシンテーア帝国は1589年に天嶺皇国に接触し、天嶺革命を支援し管理主義政権を樹立させた。シンテーア帝国は継続的な管理主義経済設立のためにウーナ主義の元無制限の支援を行った。
 天嶺経済はシンテーアの支援の下飛躍的な成長を遂げた。さらに天嶺革命後も継続的に続けられた思想教育により天嶺人のシンテーア帝国に対する感情は非常に良好なものとなった。
 シンテーアは1600年頃には管理主義国家を統合する連邦共同体を設立する草案をまとめており、天嶺皇国もその対象であったため調整が進められていた。しかし、天嶺政府は併合に一貫して反対しており、シンテーア国内で発生した天嶺ブームも天嶺の独立を支援し、武力行使に反対していた。

ジエール帝国連邦の成立

 1615年に惑星ヒェルニエがジエールに併合されたが、天嶺皇国が併合に反発し続けたため、結局天嶺は独立を維持し続けたまま、1617年にジエール帝国連邦が成立する。
 天嶺皇国を何としても取り込みたかったジエール帝国連邦は、併合の代わりとなる神国同盟を提案した。その内容はジエール帝国連邦が天嶺皇国を庇護するようなものであるが、ジエールからすると、天嶺とジエールを切っても切れない関係に仕立て上げ、天嶺を発展させたうえで支配領域の負担軽減を図ろうとする内容であった。

神国同盟の内容

(1)ジエール帝国連邦と天嶺皇国は神話から繋がる兄弟同胞であり、銀河での生存のため利害を無視して協力すべき関係である。
(2)いずれかが戦争状態になった際に、もう一国を援助し、戦時中は一つの国家として戦争を遂行する。
(3)外交戦略は両国の相談の上行う。

条約文ではジエールと天嶺は平等であるように書かれているが、事実上ジエールが天嶺を主導する関係が続き、特にジエールは(3)を利用し、独自の外交戦略を天嶺に強いていた。

神国同盟の歴史


関連項目

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最終更新:2020年01月03日 20:03