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#divclass(infobox){{ #divclass(countryNameJa){&bold(){大宇宙の歴史}} #divclass(countryName){&bold(){Juia aie Gions:antveed&br()Closmol la-Skol-Hecagt}} |時代名|年代| |[[ラヴェルト時代>大宇宙の歴史/ラヴェルト時代]]|1378年 - 1425年| |[[帝国時代>大宇宙の歴史/帝国時代]]|1425年 - 1555年| |[[革命時代>大宇宙の歴史/革命時代]]|1555年 - 1623年| |連合会議時代|1623年 - 1641年| |[[ゴルギア時代>大宇宙の歴史/ゴルギア時代]]|1641年 - 1660年| |[[経済戦争時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1660年 - 1693年| |[[通信時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1693年 - 1726年| |[[アンドロイド時代>大宇宙の歴史/アンドロイド時代]]|1726年 - 1759年| |[[サイバー時代>大宇宙の歴史/サイバー時代]]|1759年 - 1779年| |[[反動時代>大宇宙の歴史/反動時代]]|1779年 - | }} &bold(){ゴルギア時代}}は1641年のゴルギア国の国家不承認を発端とする[[ゴルギアによるテロ事件の頻発>ゴルギア戦争]]から1660年の[[コンクーナ掃討戦]]によるゴルギアの壊滅までの期間を指す時代区分である。 [[エルミア帝国]]の成立以降奴隷として扱われ、[[エルミア革命]]以後も種族として団結できなかったことで被支配・被差別層としての地位を受け入れるしかなく、弱い立場に置かれ続けてきた[[ボルガード人]]は17世紀前半にようやく民族的団結を取り戻し、[[ゴルギア国]]を樹立する。一方でゴルギア国が[[大宇宙連合会議]]への加盟を要求すると[[国家承認委員会]]はゴルギア国を国として認めず、それどころかボルガード人の団結を恐れゴルギア国を反社会勢力として承認しなかった。これに反発したゴルギアの過激派勢力は大宇宙各地でテロ攻撃を行い、大宇宙各国は対応に追われることとなった。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *年表 **1628年 デナスパンティア作戦(エトラフェル星テラフォーミング実験) エルミア共和国の科学者エルラモ・デウモルト(Yillamo Dewmolt)はモンタク宙圏(旧ボルガード宙域)のボルガード人が多数居住している惑星エトラフェルで大規模なテラフォーミング実験を行った。このテラフォーミング実験は失敗し、エトラフェルの環境は不可逆的に居住不可能になるまで破壊され、数億人規模の死者を発生させた。被害はそれだけにとどまらず、モンタク宙圏で消費される食糧の大半を供給していたエトラフェルの食料生産が壊滅したことにより、モンタク宙圏全体で数千万人が餓死した。特に餓死者が多く発生したのはボルガード人のコミュニティだった。 この未曾有の食糧危機に対し、ウィケーウィシアを始めとするボルガード人コミュニティの代表者たちは大宇宙連合会議に国際的支援を呼びかけたが、連合会議と主要国は1723年に採択された「旧ボルガード宙域を中立地域と規定し、あらゆる国家の干渉を防止する改正憲章」を理由に支援を拒否し、国家規模での旧ボルガード宙域への支援を行わなかった。 食糧危機は飢餓による多数の死者を出すだけに留まらず、食糧不足やエトラフェルからの避難民が治安を悪化させた。モンタク宙圏外のボルガード人はモンタクのボルガード人への支援を求めて各国でデモ行進や抗議運動を行ったが、これらの活動は度々暴動や暴行事件に発展した。 **1641年 国家承認委員会によるゴルギア国の反社会勢力認定 ボルガード人コミュニティの代表者であったウィケーウィシアは「改正憲章に邪魔されずに外国の支援が受けられるようになるには、ボルガード人コミュニティによる国家を樹立し、外国と対等の立場に立つしかない」と考え、ボルガード人国家樹立運動をモンタク宙圏内で行った。ウィケーウィシアによる運動は大宇宙規模でボルガード人によるムーブメントを起こしたことで実を結び、モンタク宙圏のボルガード人コミュニティを中心とする広域連合国家「ゴルギア国」が樹立された。 次いでウィケーウィシアは大宇宙連合会議へと飛び、国家承認委員会に対しゴルギア国の国家承認を求める。しかし、国家承認委員会はこれを拒否した。その背景には、未だ根強いボルガード人差別と、相次ぐボルガード人暴行事件によるボルガード人に対する社会的恐怖、更にはゴルギア国がボルガード人の複数のコミュニティによって構成される広域連合国家であったために、ボルガード人を国民に抱える複数の国が、自国のボルガード人コミュニティが離反してゴルギア国に加わることを危惧したことによる国家承認委員会に対する圧力があったとされる。そのため、国家承認委員会はウィケーウィシアによる政府を一方的に糾弾し、「反社会的勢力」と認定。更に追い打ちをかけるように同政府をダクラーシュ民族評議会が「特定の反体制派勢力」に認定し、抗議声明を発表した。 **1641年 ゴルギア中央政府での政治動乱 ゴルギアの破滅主義者(ゴルギスト)が中央政府の実権を奪取。以後ゴルギア国は大宇宙各国のゴルギストに攻撃命令を送り続けるテロ組織の中枢になり果てる。 **1641年 ダクラーシュ民族評議会第一議長暗殺事件 ダクラーシュ民族評議会によるゴルギアの「特定の反体制派勢力」認定に対する報復。 **1641年 ドルムント政府中央庁舎攻撃事件 エドガー最高議長が負傷。これに激怒したミラ・フローレン元帥が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。 **1642年 ヴァルエルク共和国軍によるモンタク宙圏べリオン領域強襲作戦 ヴァルエルク共和国軍がゴルギアを殲滅するためにモンタク宙圏のべリオン領に強襲上陸。ボルガード人を虐殺するもゴルギアの敵愾心を煽り、ベリオンとの国交悪化を招くだけに終わった。 **1642年 在ドルムント共和国ヴァルエルク大使館爆破事件 モンタク宙圏べリオン領域強襲作戦に対するゴルギストの報復。 **1642年 第二次モンタク宙圏連合独立 **1643年 レーウス同時多発テロ事件 **1643年 相次ぐゴルギズム組織の設立 ニーネン=シャプチにおける「新世界」の誕生、ヴィッテンクレイルにおける「大邪神教会ダムラク」の誕生など。 **1643年 べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧 **1644年 対ゴルギア・レーウス条約機構軍発足 **1644年 ニーネン=シャプチ人大量拉致事件(拉致真似動画事件) ニーネン=シャプチ人民を拉致しナイフを頭に二本突き立てた「獣人(愚か者)の作り方」なる動画を公開。「ゴルギアに与しない愚か者はいずれ皆こうなるだろう」 これに対しニーネン=シャプチ星衛主席ツァニェーが公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」 **1644年 モンタク宙圏連合国家承認取り消し ゴルギストの根城とされて国家承認取り消し。 **1645年 グロスクロイツ籍貨客船ジャック事件(グロスクロイツの肉片騒動) ゴルギストがグロスクロイツ籍の貨客船をジャックする。食料が尽きていく中、ジャック犯は人質に別の人質を解体して均等に切り分けた肉片を食料として分け与えるよう強制。「これがお前たちの信奉する共産主義だ」一方で船内の保存食はジャック犯が独占。 貨客船はグロスクロイツ軍によって捕捉されその後船内のジャック犯は制圧される? **1645年 ジエール要人拉致事件(ジエールの人間押し花事件) シンテーア人の要人をゴルギストが拉致し、プレス機で殺害。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭にばら撒く。 **1645年 ゴルギストによるモンタク宙圏連合の実効支配 ゴルギストがモンタク宙圏連合のいくつかの惑星を実効支配しモンタク宙圏連合は機能停止。 **1645年 ハルゼイの連合会議加盟 べリオンとハルゼイがコンタクト。そのままべリオンと協力関係を結び大宇宙連合会議に加盟。初っ端から皇帝ボウイーヌス1世が「我々の皇帝に叩頭せず、あまつさえ刃を向けんとするものには間違いなく皇帝の威光によって破滅は避けられないものとなる」「暴虐の限りを尽くした革命連合諸国と、彼らに迎合する秩序は全宇宙において信用に値しない」と連合会議の議場で発言しドン引きされるがハルゼイはゴルギアに対する非難と鎮圧を行い一定の信頼を得る。 **1646年 マーカス連邦における立てこもり事件(マーカスワニワニパニック事件) マーカスの何らかの施設にゴルギストが立てこもる。暇を持て余した立てこもり犯はマーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。れにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。 その後マーカスの治安部隊の突入により鎮圧され人質は解放? **1646年 べリオンにおける学校占拠事件(べリオンの射撃訓練事件) べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧でべリオンに逮捕されたゴルギストの解放を求めて学校を占拠。「射撃訓練」と称して人質の学生に銃を渡し、的にされた学生を撃ち殺した者から食料を渡していった。 国家憲兵隊のレイドユニットによって鎮圧される。 **1647年 連合会議委任統治領モンタク代理政府成立 エルミアによる援助が行われ、モンタク代理政府の領域として大宇宙の委任統治領化。 **1652年 アクース連邦の連合会議加盟 ニーネンとコンタクト。1652年にはニョルカ条約で同国と正式に国交を樹立し、大宇宙連合総会に加盟。 **1654年 アクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズト拉致事件 ゴルギストがアクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズトを拉致・暴行した挙句殺害。ニーネン政府がゴルギストの犯行と決定付けたのに対しアクース国内では外国嫌悪派極右野党「黄金の剣」所属の若者、セギッサユク・チュグルゼコスの犯行説が与党によって流布され黄金の剣は強制解散を命じられる。 **1658年 ヴルスパク宇宙港シャトル駅爆破テロ未遂事件 ヴルスパク星の宇宙港をつなぐシャトルの惑星側の駅でゴルギストによる爆弾テロが発生。発見した擬個体の瞬時の判断により、周辺の擬個体へ放射線テレパシーを用いて危険を呼びかけたため死傷者を出さなかった。発見した擬個体は「歓迎してくれるのは嬉しいのですが、爆竹の火力が強すぎましたね」とコメントした。 **1660年 コンクーナ掃討戦 ゴルギアの最後の拠点となっていたツーンカ領コンクーナで各国軍が掃討作戦を展開。ゴルギアの幹部の殆どが殺害、もしくは逮捕され、以後ゴルギアは組織的行動ができなくなり、以後大宇宙各国はゴルギア残党の掃討に移る。 #region(改修前の記事)  &bold(){ゴルギアの時代}(-じだい、[[檀語>ダン=ラ=ハン語]]:&bold(){ile-spash kun-tasht i-tompli})とは、元ボルガード人武装勢力「&bold(){ゴルギア}」によるテロリズムが横行していたシンテーア暦1641年から1658年までの時期のことである。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *概要  &bold(){ゴルギアの時代}は&bold(){大宇宙連合会議}が発足してからシンテーア暦18年ほどで訪れた。当時は諸国同士による条約、協定などはあったが、大宇宙の国際情勢を動かすほどの派閥は存在していなかった。それぞれの国がまだ国際社会の上で手探り状態であったのである。 *主な出来事 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1547年}}}  &bold(){エルミア革命及びグロスクロイツ共産主義革命}によってエルミア帝国が崩壊しゲルデン宙圏やラヴェルト宙圏の各地で新たな政府が樹立されたが、一方で旧ボルガード宙域では&bold(){タプナパキ王国}を除いて国家は誕生しなかった。これは、エルミア帝国時代のボルガード人は奴隷身分だったこともあり、感染症の流行や飢餓によって人口が約37億人ほど減少したことと、エルミア帝国の政策によってゲルデン宙圏などをはじめとしたあらゆる惑星に強制移住させられたことが原因であると考えられる。このようにして民族的団結がスムーズに行われなかったため、ボルガード人国家の誕生がないまま旧ボルガード宙域は極度の混乱状態にあった。  一方の&bold(){革命連合}とその主導的立場にあった[[エルミア共和国]]はそれぞれの国の復興と経済成長を優先した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1550年代}}}  この頃、ようやく旧ボルガード領で革命戦災の復興が行われ始める。各地の指導者たちはインフラの立て直しに注力した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1556年}}}  1556年にエルミア共和国主導の下、革命連合各国首脳を集めて行われた「&bold(){ゾラック会談}」にて「&bold(){旧ボルガード領の保護、発展、経済的充実を各国協同で行う}」ことが決定された。しかし、このゾラック会談の内容は事実上の分割統治であり、福祉的人道的「保護」とはかけ離れたものであった。ベリオン共和国やエルミア共和国、グロスクロイツ社会主義共和国連邦はボルガード人を徴用し、旧ボルガード領惑星の各地で資源採掘や加工品工場での強制労働が行われた。過酷な労働の中でボルガード人は労働災害や過労、安全とはいえない職場での事故で彼らの2割が命を落とした。質素な食事や不衛生な環境下で労働させられていたことから、革命連合の人々からボルガード人は&bold(){不潔で卑しいイメージ}を持たれ、不条理な侮辱や虐待が横行するなどボルガード人差別が深刻化していた。ボルガード人蔑視の風潮は更に高まり、革命連合各国にかつて強制移住させられたボルガード人に対してもそのように扱った。  旧ボルガード領では、自然環境を無視した資源採掘が進められたために、鉱山プラントでの落盤や鉱毒などでボルガード人は更に追い打ちをかけられた。17世紀になるまでに革命連合の分割統治によって旧ボルガード領の資源は採り尽くされ、ほぼ枯渇状態となった。そのため、革命連合諸国は&bold(){ベリオン=リーエス戦争}が勃発する1606年までに旧ボルガード領から撤退していった。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1641年}}} ・武装勢力「&bold(){ゴルギア}」による大宇宙連合会議への国家承認要請。大宇宙連合会議国家認定委員会はこれを拒否し、反社会的勢力と認定。 ・ダクラーシュ民族評議会、「特定の反体制派勢力」に認定。毅然と抗議する。 ・ゴルギア、ダクラーシュ民族評議会第一議長を暗殺 ・ゴルギア、ドルムント公官庁にテロ。エドガー最高議長が負傷するなどの惨事に見舞われる。これに激怒したミラ・フローレン元帥が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。なお、このハンドサインの意図がよくわからなかったゴルギアは以降犯行声明にこのハンドサインを多用する。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1642年}}} ・ヴァルエルクの軍事的介入。ベリオン領ボルガードに強襲上陸。ボルガード人を虐殺する。しかし、ゴルギアの敵愾心を煽ったのみで、ベリオンと国交悪化を招く結果に終わる。 ・ゴルギア、報復行為としてドルムント共和国ヴァルエルク大使館を爆破。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1643年}}} ・ゴルギアによるレーウス星同時多発テロ。 ・[[ニーネン=シャプチ]]のゴルギア勢力「新世界」誕生。破滅主義者。 ・ヴィッテンクレイルのゴルギア勢力「大邪神教会ダムラク」誕生。ヴィッテンクレイルの信者を洗脳し、国内の分裂を招く。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1644年}}} ・拉致真似動画事件。人民を拉致してナイフを頭に二本突き立てて「獣人を作ったよ!」。人質は死亡。国民は激怒。[[ナプトー>ソプゲン=ナプトー]]は卒倒。 ・この事件を受けて、&bold(){ニーネン=シャプチ}星衛主席&bold(){ツァニェー}が公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1645年}}} ・グロスクロイツの肉片騒動。グロスクロイツ人国民を人質に取って、解体。均等に切り分けた肉片を人民に分け与え、「これが共産主義だよ」。 ・ジエールの人間押し花事件。[[シンテーア>シンテーア帝国]]人が拉致され、プレス機でぺしゃんこにされた。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭に掲示した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1646年}}} ・マーカスワニワニパニック事件。マーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。これにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。 #endregion() *関連項目 ・[[大宇宙の歴史]] ・[[ゴルギア戦争]]
#divclass(infobox){{ #divclass(countryNameJa){&bold(){大宇宙の歴史}} #divclass(countryName){&bold(){Juia aie Gions:antveed&br()Closmol la-Skol-Hecagt}} |時代名|年代| |[[ラヴェルト時代>大宇宙の歴史/ラヴェルト時代]]|1378年 - 1425年| |[[帝国時代>大宇宙の歴史/帝国時代]]|1425年 - 1555年| |[[革命時代>大宇宙の歴史/革命時代]]|1555年 - 1623年| |連合会議時代|1623年 - 1641年| |[[ゴルギア時代>大宇宙の歴史/ゴルギア時代]]|1641年 - 1660年| |[[経済戦争時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1660年 - 1693年| |[[通信時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1693年 - 1726年| |[[アンドロイド時代>大宇宙の歴史/アンドロイド時代]]|1726年 - 1759年| |[[サイバー時代>大宇宙の歴史/サイバー時代]]|1759年 - 1779年| |[[反動時代>大宇宙の歴史/反動時代]]|1779年 - | }} &bold(){ゴルギア時代}}は1641年のゴルギア国の国家不承認を発端とする[[ゴルギアによるテロ事件の頻発>ゴルギア戦争]]から1660年の[[コンクーナ掃討戦]]によるゴルギアの壊滅までの期間を指す時代区分である。 [[エルミア帝国]]の成立以降奴隷として扱われ、[[エルミア革命]]以後も種族として団結できなかったことで被支配・被差別層としての地位を受け入れるしかなく、弱い立場に置かれ続けてきた[[ボルガード人]]は17世紀前半にようやく民族的団結を取り戻し、[[ゴルギア国]]を樹立する。一方でゴルギア国が[[大宇宙連合会議]]への加盟を要求すると[[国家承認委員会]]はゴルギア国を国として認めず、それどころかボルガード人の団結を恐れゴルギア国を反社会勢力として承認しなかった。これに反発したゴルギアの過激派勢力は大宇宙各地でテロ攻撃を行い、大宇宙各国は対応に追われることとなった。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *年表 **1628年 デナスパンティア作戦(エトラフェル星テラフォーミング実験) [[エルミア共和国]]の科学者[[エルラモ・デウモルト]](Yillamo Dewmolt)はモンタク宙圏(旧ボルガード宙域)のボルガード人が多数居住している惑星エトラフェルで大規模なテラフォーミング実験を行った。このテラフォーミング実験は失敗し、エトラフェルの環境は不可逆的に居住不可能になるまで破壊され、数億人規模の死者を発生させた。被害はそれだけにとどまらず、モンタク宙圏で消費される食糧の大半を供給していたエトラフェルの食料生産が壊滅したことにより、モンタク宙圏全体で数千万人が餓死した。特に餓死者が多く発生したのはボルガード人のコミュニティだった。 この未曾有の食糧危機に対し、[[ウィケーウィシア]]を始めとするボルガード人コミュニティの代表者たちは大宇宙連合会議に国際的支援を呼びかけたが、連合会議と主要国は1723年に採択された「旧ボルガード宙域を中立地域と規定し、あらゆる国家の干渉を防止する改正憲章」を理由に支援を拒否し、国家規模での旧ボルガード宙域への支援を行わなかった。 食糧危機は飢餓による多数の死者を出すだけに留まらず、食糧不足やエトラフェルからの避難民が治安を悪化させた。モンタク宙圏外のボルガード人はモンタクのボルガード人への支援を求めて各国でデモ行進や抗議運動を行ったが、これらの活動は度々暴動や暴行事件に発展した。 **1641年 国家承認委員会によるゴルギア国の反社会勢力認定 ボルガード人コミュニティの代表者であったウィケーウィシアは「改正憲章に邪魔されずに外国の支援が受けられるようになるには、ボルガード人コミュニティによる国家を樹立し、外国と対等の立場に立つしかない」と考え、ボルガード人国家樹立運動をモンタク宙圏内で行った。ウィケーウィシアによる運動は大宇宙規模でボルガード人によるムーブメントを起こしたことで実を結び、モンタク宙圏のボルガード人コミュニティを中心とする広域連合国家「[[ゴルギア国]]」が樹立された。 次いでウィケーウィシアは大宇宙連合会議へと飛び、国家承認委員会に対しゴルギア国の国家承認を求める。しかし、国家承認委員会はこれを拒否した。その背景には、未だ根強いボルガード人差別と、相次ぐボルガード人暴行事件によるボルガード人に対する社会的恐怖、更にはゴルギア国がボルガード人の複数のコミュニティによって構成される広域連合国家であったために、ボルガード人を国民に抱える複数の国が、自国のボルガード人コミュニティが離反してゴルギア国に加わることを危惧したことによる国家承認委員会に対する圧力があったとされる。そのため、国家承認委員会はウィケーウィシアによる政府を一方的に糾弾し、「反社会的勢力」と認定。更に追い打ちをかけるように同政府を[[ダクラーシュ民族評議会]]が「特定の反体制派勢力」に認定し、抗議声明を発表した。 **1641年 ゴルギア中央政府での政治動乱 ゴルギアの破滅主義者(ゴルギスト)が中央政府の実権を奪取。以後ゴルギア国は大宇宙各国のゴルギストに攻撃命令を送り続けるテロ組織の中枢になり果てる。 **1641年 ダクラーシュ民族評議会第一議長暗殺事件 ダクラーシュ民族評議会によるゴルギアの「特定の反体制派勢力」認定に対する報復。 **1641年 ドルムント政府中央庁舎攻撃事件 [[エドガー最高議長]]が負傷。これに激怒した[[ミラ・フローレン元帥]]が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。 **1642年 ヴァルエルク共和国軍によるモンタク宙圏べリオン領域強襲作戦 [[ヴァルエルク共和国]]軍がゴルギアを殲滅するためにモンタク宙圏の[[べリオン]]領に強襲上陸。ボルガード人を虐殺するもゴルギアの敵愾心を煽り、ベリオンとの国交悪化を招くだけに終わった。 **1642年 在ドルムント共和国ヴァルエルク大使館爆破事件 モンタク宙圏べリオン領域強襲作戦に対するゴルギストの報復。 **1642年 第二次モンタク宙圏連合独立 **1643年 レーウス同時多発テロ事件 **1643年 相次ぐゴルギズム組織の設立 [[ニーネン=シャプチ]]における「新世界」の誕生、[[ヴィッテンクレイル]]における「大邪神教会ダムラク」の誕生など。 **1643年 べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧 **1644年 対ゴルギア・レーウス条約機構軍発足 **1644年 ニーネン=シャプチ人大量拉致事件(拉致真似動画事件) ニーネン=シャプチ人民を拉致しナイフを頭に二本突き立てた「獣人(愚か者)の作り方」なる動画を公開。「ゴルギアに与しない愚か者はいずれ皆こうなるだろう」 これに対しニーネン=シャプチ星衛主席ツァニェーが公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」 **1644年 モンタク宙圏連合国家承認取り消し ゴルギストの根城とされて国家承認取り消し。 **1645年 グロスクロイツ籍貨客船ジャック事件(グロスクロイツの肉片騒動) ゴルギストが[[グロスクロイツ]]籍の貨客船をジャックする。食料が尽きていく中、ジャック犯は人質に別の人質を解体して均等に切り分けた肉片を食料として分け与えるよう強制。「これがお前たちの信奉する共産主義だ」一方で船内の保存食はジャック犯が独占。 貨客船はグロスクロイツ軍によって捕捉されその後船内のジャック犯は制圧される? **1645年 ジエール要人拉致事件(ジエールの人間押し花事件) シンテーア人の要人をゴルギストが拉致し、プレス機で殺害。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭にばら撒く。 **1645年 ゴルギストによるモンタク宙圏連合の実効支配 ゴルギストがモンタク宙圏連合のいくつかの惑星を実効支配しモンタク宙圏連合は機能停止。 **1645年 ハルゼイの連合会議加盟 べリオンと[[ハルゼイ]]がコンタクト。そのままべリオンと協力関係を結び大宇宙連合会議に加盟。初っ端から皇帝ボウイーヌス1世が「我々の皇帝に叩頭せず、あまつさえ刃を向けんとするものには間違いなく皇帝の威光によって破滅は避けられないものとなる」「暴虐の限りを尽くした革命連合諸国と、彼らに迎合する秩序は全宇宙において信用に値しない」と連合会議の議場で発言しドン引きされるがハルゼイはゴルギアに対する非難と鎮圧を行い一定の信頼を得る。 **1646年 マーカス連邦における立てこもり事件(マーカスワニワニパニック事件) [[マーカス]]の何らかの施設にゴルギストが立てこもる。暇を持て余した立てこもり犯はマーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。れにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。 その後マーカスの治安部隊の突入により鎮圧され人質は解放? **1646年 べリオンにおける学校占拠事件(べリオンの射撃訓練事件) べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧でべリオンに逮捕されたゴルギストの解放を求めて学校を占拠。「射撃訓練」と称して人質の学生に銃を渡し、的にされた学生を撃ち殺した者から食料を渡していった。 国家憲兵隊のレイドユニットによって鎮圧される。 **1647年 連合会議委任統治領モンタク代理政府成立 エルミアによる援助が行われ、モンタク代理政府の領域として大宇宙の委任統治領化。 **1652年 [[アクース連邦]]の連合会議加盟 ニーネンとコンタクト。1652年にはニョルカ条約で同国と正式に国交を樹立し、大宇宙連合総会に加盟。 **1654年 アクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズト拉致事件 ゴルギストがアクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズトを拉致・暴行した挙句殺害。ニーネン政府がゴルギストの犯行と決定付けたのに対しアクース国内では外国嫌悪派極右野党「黄金の剣」所属の若者、セギッサユク・チュグルゼコスの犯行説が与党によって流布され黄金の剣は強制解散を命じられる。 **1658年 ヴルスパク宇宙港シャトル駅爆破テロ未遂事件 ヴルスパク星の宇宙港をつなぐシャトルの惑星側の駅でゴルギストによる爆弾テロが発生。発見した擬個体の瞬時の判断により、周辺の擬個体へ放射線テレパシーを用いて危険を呼びかけたため死傷者を出さなかった。発見した擬個体は「歓迎してくれるのは嬉しいのですが、爆竹の火力が強すぎましたね」とコメントした。 **1660年 コンクーナ掃討戦 ゴルギアの最後の拠点となっていたツーンカ領コンクーナで各国軍が掃討作戦を展開。ゴルギアの幹部の殆どが殺害、もしくは逮捕され、以後ゴルギアは組織的行動ができなくなり、以後大宇宙各国はゴルギア残党の掃討に移る。 #region(改修前の記事)  &bold(){ゴルギアの時代}(-じだい、[[檀語>ダン=ラ=ハン語]]:&bold(){ile-spash kun-tasht i-tompli})とは、元ボルガード人武装勢力「&bold(){ゴルギア}」によるテロリズムが横行していたシンテーア暦1641年から1658年までの時期のことである。 #divclass(indexbox){ 目次 #contents() } *概要  &bold(){ゴルギアの時代}は&bold(){大宇宙連合会議}が発足してからシンテーア暦18年ほどで訪れた。当時は諸国同士による条約、協定などはあったが、大宇宙の国際情勢を動かすほどの派閥は存在していなかった。それぞれの国がまだ国際社会の上で手探り状態であったのである。 *主な出来事 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1547年}}}  &bold(){エルミア革命及びグロスクロイツ共産主義革命}によってエルミア帝国が崩壊しゲルデン宙圏やラヴェルト宙圏の各地で新たな政府が樹立されたが、一方で旧ボルガード宙域では&bold(){タプナパキ王国}を除いて国家は誕生しなかった。これは、エルミア帝国時代のボルガード人は奴隷身分だったこともあり、感染症の流行や飢餓によって人口が約37億人ほど減少したことと、エルミア帝国の政策によってゲルデン宙圏などをはじめとしたあらゆる惑星に強制移住させられたことが原因であると考えられる。このようにして民族的団結がスムーズに行われなかったため、ボルガード人国家の誕生がないまま旧ボルガード宙域は極度の混乱状態にあった。  一方の&bold(){革命連合}とその主導的立場にあった[[エルミア共和国]]はそれぞれの国の復興と経済成長を優先した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1550年代}}}  この頃、ようやく旧ボルガード領で革命戦災の復興が行われ始める。各地の指導者たちはインフラの立て直しに注力した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1556年}}}  1556年にエルミア共和国主導の下、革命連合各国首脳を集めて行われた「&bold(){ゾラック会談}」にて「&bold(){旧ボルガード領の保護、発展、経済的充実を各国協同で行う}」ことが決定された。しかし、このゾラック会談の内容は事実上の分割統治であり、福祉的人道的「保護」とはかけ離れたものであった。ベリオン共和国やエルミア共和国、グロスクロイツ社会主義共和国連邦はボルガード人を徴用し、旧ボルガード領惑星の各地で資源採掘や加工品工場での強制労働が行われた。過酷な労働の中でボルガード人は労働災害や過労、安全とはいえない職場での事故で彼らの2割が命を落とした。質素な食事や不衛生な環境下で労働させられていたことから、革命連合の人々からボルガード人は&bold(){不潔で卑しいイメージ}を持たれ、不条理な侮辱や虐待が横行するなどボルガード人差別が深刻化していた。ボルガード人蔑視の風潮は更に高まり、革命連合各国にかつて強制移住させられたボルガード人に対してもそのように扱った。  旧ボルガード領では、自然環境を無視した資源採掘が進められたために、鉱山プラントでの落盤や鉱毒などでボルガード人は更に追い打ちをかけられた。17世紀になるまでに革命連合の分割統治によって旧ボルガード領の資源は採り尽くされ、ほぼ枯渇状態となった。そのため、革命連合諸国は&bold(){ベリオン=リーエス戦争}が勃発する1606年までに旧ボルガード領から撤退していった。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1641年}}} ・武装勢力「&bold(){ゴルギア}」による大宇宙連合会議への国家承認要請。大宇宙連合会議国家認定委員会はこれを拒否し、反社会的勢力と認定。 ・ダクラーシュ民族評議会、「特定の反体制派勢力」に認定。毅然と抗議する。 ・ゴルギア、ダクラーシュ民族評議会第一議長を暗殺 ・ゴルギア、ドルムント公官庁にテロ。エドガー最高議長が負傷するなどの惨事に見舞われる。これに激怒したミラ・フローレン元帥が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。なお、このハンドサインの意図がよくわからなかったゴルギアは以降犯行声明にこのハンドサインを多用する。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1642年}}} ・ヴァルエルクの軍事的介入。ベリオン領ボルガードに強襲上陸。ボルガード人を虐殺する。しかし、ゴルギアの敵愾心を煽ったのみで、ベリオンと国交悪化を招く結果に終わる。 ・ゴルギア、報復行為としてドルムント共和国ヴァルエルク大使館を爆破。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1643年}}} ・ゴルギアによるレーウス星同時多発テロ。 ・[[ニーネン=シャプチ]]のゴルギア勢力「新世界」誕生。破滅主義者。 ・ヴィッテンクレイルのゴルギア勢力「大邪神教会ダムラク」誕生。ヴィッテンクレイルの信者を洗脳し、国内の分裂を招く。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1644年}}} ・拉致真似動画事件。人民を拉致してナイフを頭に二本突き立てて「獣人を作ったよ!」。人質は死亡。国民は激怒。[[ナプトー>ソプゲン=ナプトー]]は卒倒。 ・この事件を受けて、&bold(){ニーネン=シャプチ}星衛主席&bold(){ツァニェー}が公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1645年}}} ・グロスクロイツの肉片騒動。グロスクロイツ人国民を人質に取って、解体。均等に切り分けた肉片を人民に分け与え、「これが共産主義だよ」。 ・ジエールの人間押し花事件。[[シンテーア>シンテーア帝国]]人が拉致され、プレス機でぺしゃんこにされた。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭に掲示した。 >&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1646年}}} ・マーカスワニワニパニック事件。マーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。これにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。 #endregion() *関連項目 ・[[大宇宙の歴史]] ・[[ゴルギア戦争]]

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