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 拝金主義帝連語L:uinash)とは、資本としてのカネを第一に考え、人間本来の善、優しさ、ぬくもりを否定し物質的豊かさのみを求める思想。
 また、サーヴァリア企業連邦の提唱する競争進化論を非難する言い方。

ジエールにおいての拝金主義

提唱

 現代多くの反拝金主義国家が使用する「拝金主義」の定義を定めたのはジエール帝国連邦の盟主国シンテーア帝国の1500年代に存在した管理主義研究会である。同組織は主に反資本主義のプロパガンダとして拝金主義という言葉を多用した。また、すべての悪は人間の拝金主義から派生するものであるとし、絶対悪として定めた。しかし、同組織のリーダーであるアオン・シオンは人間の欲の感情が進化をもたらしていることを否定しておらず、完全な無欲を善としているわけではない。

現代ジエールにおいての定義

1.資本としてのカネを第一に考えること。
2.人間の善の感情より、カネを優先すること。
3.カネのために人をだますこと。
4.財力を以て人の上に立とうとしたり、人を支配すること。

拝金主義者

近代

 シンテーアの産業革命後の1350年代では資本主義が発達し、資本の集中が発生した。資本主義の発展により元々の貴族の他、それにより台頭した資本家貴族にみるみるうちに資本が集結。資本家はますます豊かに、労働者は過酷な労働を強いられ、富と労働力を搾取された。現代ジエールにおいて、これが拝金主義の覚醒であるとされ、この時代においての貴族、資本家貴族をまとめて拝金貴族と呼称する。

共和国政府時代

 シンテーアの管理主義革命である永帝革命が発生した後、革命の首謀者の一人であるルニアス・ジヴェジルスは拝金主義という言葉を乱用し、単に管理主義に反対する反動派を批判する言葉として使用した。また、彼は拝金主義に陥るものは異常な思考体系であるとして拝金障害を精神障害の一種として認めさせ、拝金主義者を治療する目的で病院にぶち込んだりした。それでも反対するものは処分された。

共和帝国~現代

 ルニアスが主席を辞し、アオン・シオンが台頭すると、過激な反拝金主義思想は終結し、反拝金主義思想は単なる人間的な道徳として現代的な姿へ回復した。しかし、ジエール憲法においても拝金主義思想は悪の根源として定められており、撲滅すべき存在であることは明記されている。

実例

カネのために犯罪行為を行う例

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 資本を第一に考え、法を犯してまで富を得ようとしているので拝金主義。

お客様は神様なので最高の笑顔でお迎えする

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 あなたは自分をだましてはいないか。それは強要されているものではないのか。あなたは友人でも何でもない人に対して本当に心の底から真の笑顔を向けているのか。いいや違う。本当の笑顔とは友情、愛情など善なる幸福のもとに発生するのであり、あなたは自分をだましている。また、それはあなたを支配するものが集金のためにあなたに強要しているのだ。だからあなたの支配者と、それの手先であるあなたは拝金主義だ。
 しかし、もし客が友人もしくは常連で、それが意図せず出た笑顔なら、それは人間的善であり、まさに余計なことは機械に任せて人間の善を追求する管理主義の理想的な笑顔なのである。

高級ブランドバッグを見せびらかす例

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 資本的価値のあるものを自身の財力を誇示するために使用するのは、財力を以て人の上に立とうとする負の優越欲、支配欲の根源であり拝金主義。

スマイル0円

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 本当にそうでしょうか。じゃあ、給料を時給を少し下げるから接客でニコニコしなくていいよ、丁寧にしなくていいよと言われて100人中100人が嫌だというでしょうか。いいえ、違うはずです。よってスマイルはサービスであることが証明されます。また、まったく笑顔のないぶっきらぼうの店よりも、店員が笑顔のお店に行きたいですよね。スマイルは商品価値なのです。うそつきは拝金主義の始まり。
 ちなみに「人民全員が友人」社会であるジエールではフレンドリーな店員がたくさんいます。しかしそれは強制されたものではなく、人間的な自然な笑顔なのです。よって管理主義。

客は店員に対して傲慢な態度を取ってもよい

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 管理主義社会では人民全員が友人であり、奉仕者と主人の関係ではないのです。あくまで、通貨とサービスを好感しているのであって両方が同じ国の人民であることを忘れてはいけません。また、「傲慢な態度をとってよいサービス」は俗悪であり、存在してはいけません。
 客に対して傲慢な態度をとるような輩は自分を支配者だと錯覚しています。よって拝金主義です。

仕事のためだけに生きる社蓄

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 そのやらなければいけないという切迫感は拝金貴族に植え付けられたものだ。拝金貴族どもを支えているのは他でもないあなた達だ。あなた達は勘違いしている。実際は拝金貴族どもが君たちの命の握っているのではない。君たちが拝金貴族どもの命を狙っているのだ。立ち上がれ。物質的な豊かさに目をくらませてはいけない。拝金主義に陥ってはいけない。

国際的影響力のために軍事力を行使する国家

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 自由解放連合は国際的な影響力のために武力を行使しています。それは保護国という大義名分において自分の支配者としての地位を確保しようとしているのです。彼らに騙されてはいけません。

協商連合

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 協商連合は拝金主義(議論不要)。

ファルトクノアにおける拝金主義

ファルトクノア社会主義の興隆

ファルトクノアはユエスレオネ共産党を起源とする社会主義を国是としていた。ファルトクノアにおける社会主義はラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイトを中心に、ユエスレオネ社会党の社会民主主義思想に賛同するのではなく、既に古いと思われていたユエスレオネ共産主義思想を継承した。結果的に古典的な共産主義思想である文章に沿って、伝統的な国家運営の方針に沿ってプロレタリアート独裁を行った。ファルトクノア内戦を経て、イプラジットリーヤ・アレス・レヴィアが先導して国家社会制管理主義段階的運用統合計画としてイサリア計画(Iccenreditierrgen Cesnertera Avirrgon Luso ad Ixfanto'd Arzarg)を策定、実行する際にシンテーアやニーネン・シャプチ、ロフィルナなどの政治的体制およびその精神を模索、参考とすることで国を復活させようとした。

現代ファルトクノアにおける定義

シンテーアにおける拝金主義者の概念を字面で直訳した際に、連邦影響圏の共産主義学ではまずファールリューディア宣言に沿い、以下の通りに定義された。

1. 個人が国民に寄与しないものである性質である場合
2. 国民が国家に寄与しない性質である場合
3. 国家が国民に寄与しない性質である場合
4. 最低限の生活を侵害し、経済的公平と公正を侵害し、民族とその共同体及び個人の文化を侵害し、尊重しない者
5. 信教の自由を侵害する者
6. 言語権利を侵害する者
7. 社会文化的地位や階級に対して特別の行政を行う者
8. 国民の同様な権利と義務を侵害する者
9. 反動的思想を持つ者
10. 傭兵部隊を構成する者
11. 報道、芸術、教育の自由を害する者

ニーネン=シャプチにおける拝金主義

 ニーネン=シャプチにおける拝金主義(檀語liu^nashリューナシ)とは、主に資本、金銭などの利益に関わる行為や対象に対してそれを社会的優位性の指標、あるいは、資本や金銭に関わらず名誉、面目などの功利的思考の追求や社会的弱者に対する排他的態度を礼讃または推奨するような制度、または国民性、社会的風習及び文化のことである。
 歴史的にはジエール帝国連邦との接触がもたらされた1620年代から大宇宙連合会議の時代である1630年代にかけてニーネン=シャプチの中産階級や貧困層に広まり、彼らの正当性を担保する根拠として機能した。以降、支配階級にも伝播し、様々な文化的文脈を伴い政治、宗教、民族及び文学などの幅広い分野に適用された。
 本稿ではジエール帝国連邦の拝金主義と区別するため、以下ニーネン=シャプチにおける拝金主義を「リューナシ」と呼称する。

リューナシの定義

 現代ニーネン=シャプチにおけるリューナシの定義はニーネン=シャプチに拝金主義として持ち込まれたものとしては多少の変化が見られる。リューナシとして精神学者アイナヴァンニ=ユルターが定義した後は、時代を通してリューナシの性質はそれほど変化していない。
 リューナシは一般的にユルターの定義が用いられている。それは以下の通りである。
  • リューナシとは、元々の定義では「自分の得た、得る、または得るであろう金銭のためにエシュトを迫害すること」である。
  • リューナシは、エシュトを欺瞞、嫉妬、殺人、劣情、躁鬱、不安に陥れて不幸にする。
  • このようになるわけは、リューナシが塩の水を飲み続けた時のように底知れぬ渇望に苦しめられるからである。
  • リューナシとして引き起こされるものは、資本(金銭、資本、あるいはその他のあらゆる利益)と社会的虚無(名誉、面目、エシュトによる賞賛、あるいはその他の過度の信頼)が挙げられる。
  • 総じて、リューナシとはエシュトが己がために引き起こす限度を失った射幸心である。
  • また、リューナシは往々にしてエシュトが予定する手段と目的を取り違えて思わせる特徴を持つ。
  • リューナシの際立った性質として、「エシュトを不幸にするにも関わらず、エシュトが一度リューナシに魅入られるとそれが魅力的に見える」といったものが挙げられる。そのため、以下のように根絶することが難しい。
  • リューナシを見逃すような社会は、無秩序を呼び込むためにエシュトの間でリューナシが伝染し、犯罪と悪徳が横行する。
  • 秩序が保たれた状態であっても、リューナシはエシュトの射幸心を掻き立てる。そのため、一人のエシュトがリューナシに基づいて他のエシュトに何らかの働きかけをする場合においてもリューナシが伝染しやすい。

リューナシの歴史

 リューナシの原型となる考え方は古く、古代スモラヌンプラエ朝時代にまで遡る。古代スモラヌンプラエ教始祖神話の再来者がこれに該当する。再来者は始祖神が生み出したとされる善良な人々エシュトに詐欺や殺人や姦淫の快楽を吹聴する存在として記述されており、悪徳の象徴とされた。特筆すべき点は「再来者は自身の利益のためにエシュトを迫害する」という記述である。
 中世の戦乱を経て、近世のダン=ラ=ハン帝国による全球統一があると、厳密なヒエラルキーによって階級は細分化された。貴族と内紛により力をつけた豪商上がりの貴族らによる技術革新の時代を迎えると、富や利益のための競争社会が展開されるようになった。ここで正式に再来者が否定されるようになると、技術レベルや経済レベルの著しい進歩と共に深刻な貧富の格差がもたらされるようになった。シャプチ革命は、この貧富の格差に対する不満の結果生じたものでもある。
 ニーネン=シャプチが成立し、その後信教統一が達成されるとスワーシャカーチェ集約神教が誕生し、ここで再び再来者の存在が肯定された。また、この時代の中流階級や貧困層の発言力の拡大によって反貴族主義が芽生え、リューナシの基礎となる考え方が生まれた。
 17世紀に入り、大宇宙連合会議の時代に突入すると、ジエール帝国連邦より拝金主義(L:uinash)の語が輸入されて定着した。当時の拝金主義の概念は曖昧であり、時には軍国主義批判や極右政党批判の文脈にも利用された。
 1645年に精神学者のアイナヴァンニ=ユルターによってユルターの定義が発表され、リューナシとして定着した。当時ゴルギアの国際テロが頻発していた時代、ユルターの定義は当初ゴルギアの犯罪心理についての論文で通常の犯罪とゴルギアの犯罪の相違点を説明するために用いられたものであるが、これがメディアに取り上げられ中産階級に受け入れられた。まもなくして招民院でも同じ定義でリューナシの用語を使用することが決められ、星衛評議会、星衛参事会、各院でも同様に採用された。

関連項目