コーヒー
 コーヒーエミュンス語koxfi, ダン=ラ=ハン語kallhu^me, リパライン語kutyv)は、コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎し挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料。大宇宙ではアース連邦の代表的な嗜好飲料の一つとして知られている。


概要

 コーヒーはアース連邦のアフリカ大陸で古くから利用されていたとされる。中東地域からエウロパ地域に伝来し、広く普及した。カフェインによる覚醒作用のためか、朝や夜更かししたい時、眠い時などに利用される。一般家庭から仕事場、あるいは社交の一部として広く浸透している。

大宇宙各国への影響

コーヒーのもたらした脅威

 ジエール帝国連邦によるアース調査団が派遣された際に、調査団は多くのアース人が飲んでいる黒い液体に関して興味を持った。調査団の様子を見て、アースの外交官はコーヒーを振舞ったが、シンテーア人は苦いものが苦手であり、毒を飲まされたと勘違いし、外交官に銃を向け騒然とした。
 この際、アース連邦とジエールの関係は破綻したと思われたが、アースの外交官が砂糖とミルクをそれぞれ通常の2倍入れ、提供したところ調査団もニッコリした。そして、「まず苦くまずいものを飲ませ、感覚を鋭くさせたうえで、それを甘くし、さらに美味さを感じさせる君たちなりの配慮だったのか、誤解して済まない」と詫びた。

黒くて甘い液体

 調査団は、コーヒーではない黒い液体をアース人が飲んでいるのを発見し、それを口にしたがそれはコーラだった。調査団はそれに感動してアース連邦から製法を買い取った。その後コーラはジエールにて普遍的に流通することとなる。

ニーネン人とコーヒー

 存在が認知された18世紀にはカフェインによる覚醒作用があることから一時麻薬として指定され、植物学者など一部の人民を除いて取扱が禁止されていた。その後、1760年頃にカフェインがニーネン人類(イェシュート)にとって有害な物質でないことが明らかとなり、珍しい嗜好品としての一定の地位を得た。
 ニーネン人にとってはコーヒー特有の焦げ臭い匂いが敬遠されがちではあるが、一部のコーヒー愛好家には受け入れられている。ダン=ラ=ハン語ではkallhu^meと呼ばれ、これは「煙の水」という意味である。ニーネン=シャプチでは一般的にホットコーヒーにケムー(ダプラグミント)とハニ(樹蜜)を加えたニーネン風コーヒーが好まれる。

クテュヴ

 ファルトクノア共和国においては、マツリマメ(lirnixkedznorr)の種子を焙煎して、煮出したクテュヴ(kutyv)という苦味のあるコーヒー様飲料が一般的に飲まれている。コーヒーよりも赤みが少し強い色の液体が特徴的であり、独特な喫茶店(kutyval)の文化が存在する。

シルアーシャとコーヒー

 通常のヒューマノイドよりもカフェインやニコチンに脆弱なシルアーシャにとって、コーヒーはそのカフェイン含有量から薬の一種と認識された。用途は目覚ましや脳活性化であり、一部の学者や政治家などが好んでいる程度である。中央リドスウニファ福利厚生部は「トハの葉巻と同じく、1日3カップ以上は控えるべし」と布告している。「実の中の種子を使う」ことからナリア豆茶(sarhanaria hare)と呼ばれている。

関連項目

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最終更新:2022年10月26日 07:56
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