シンテーア暦2000年現時点における解説。

厳粛なる統制に祝福を。

富める者も、貧しき者も手を取り合い文明の進歩を促すのだ。
我が国家の厳粛なる統制に祝福を。連邦共同体に栄光あれ!
いざ進まん!富国共栄!鉄血の意思を以て国家の存立を成せ!



国家概要

 ロフィルナ連邦共同体は、貴族と平民、双方が協力して統治を行う保革共立の権威主義国家です。我が国の貴族階級には、三種類のタイプがあり、共同体構成国を治める上級貴族と資産家階級、その他の一代貴族によって構成されます。上級貴族は基本的に強権を振るうことなく象徴君主としての努めに徹しますが、その他の貴族は共同体の政治に深く関わっており、個々人の手腕が常に問われる厳しい競争環境下におかれていると言えるでしょう。一方の平民階級は手厚い社会保障を享受していることから、大多数が無職。

 高度に効率化された今日の共同体社会に生半可な労働者は必要とされず、殆どが趣味と娯楽に興じる微温湯の如き生活に甘んじています。このように福祉と競争原理を両立したイデオロチックな体制であるため、高度な自治権を持つ惑星ツォルマールを除いては報道の自由もなく人権に関する考え方も独特です。それでも我が国に対して内政不干渉の原則を確約し、友好的に手を取り合うことを望むのであれば、共同体政府は貴方の国家に対し最大限の敬意を以て接することでしょう。

首都星:エールミトナ太陽系圏・第三惑星ロヴィンエルナ
第一首都:学術研究都市ルドラトリア
最大都市:航空宇宙都市ツェイク・メルバ

国旗の意味:流血の赤、不屈の黒、平和の緑
貴族と平民階級の共栄を表す希望と団結の光

宗教:源ロフィールナ・エルドラーム新約聖教
政治体制:貴族連邦制

公用語:ロフィルナ語、ツォルマ語
ヴェフィス語ファルトクノア方言

国家間関係



 極東宙域南東部に位置する星系間国家であり、かねてからの鎖国中立路線に甘んじて孤立していたところ、隣国ニーネン=シャプチの来航を受け、開国。大宇宙連合会議に加盟した連邦共同体はニーネンとの同盟関係を構築し、国際社会の荒波に抗った。後に成立するニーネン=シャプチ、ロフィルナ、ビブルニアの三国からなる亜人盟約では、更なる連携と防衛抑止力の向上を担うべく鉄血の意思をもって各種の研究開発を推し進めたのである。開国以前と戦後の流れで体制もイデオロギーも全く異なる方向へと突き進んだ連邦共同体は、更なる安寧を手にするべく精力的に親善外交の強化に取り組んだ。マーカス連邦のアイローム社とは特に密接な取引を行い連邦共同体の文明開化を促した。

 シャグマ=ラゴン戦争に敗戦して関係を結ぶに至ったファルトクノアに対しては、長年に渡るツォルマール租借についての恨みつらみと国益(ウェールフープ関連技術の輸入)が絶妙に絡み合う複雑な感情を燻らせていたが、同国内戦終結後の関係改善を経て交易関係を強化する流れとなり、今では容易に切り離すことのできない重要な友好国のひとつとなっている。ジエール帝国連邦に対しては彼ら独自のイデオロギーである管理主義に着目し、連邦共同体における保革共立体制に組み込む余地を見出している。彼らジエールとの取引関係は長年に渡る調整の積み重ねで徐々に深まってきており、民間交流も活発化。文化面でも多大な影響を受ける流れとなった。

 科学大国アクースとの交流にも積極的で至って平和的な関係を維持している。独自の虚体技術を持ち成長の著しいクレデリアに対しては、彼らの獣人差別政策を危惧し、国交は持つものの長年に渡って様子を伺うことを余儀なくされていた。しかし、同国の第二次ティクト防衛戦に参戦して以降は徐々に交流も深まり、今ではそれなりに平和的な関係を構築している。また、ドルムントを始め、グロスクロイツとも積極的な交易を行っており、平和協力関係の強化に取り組んできた。加えて、ヒューヴル、エルトリアとの互恵関係を構築し、文化交流も促進。我が国の安寧を確固たるものとすべく親善外交の強化に努めている。

 アース連邦とは開国直後に友好国となり、特に同惑星内にて絶大な影響力を誇るアメリカやルーシ連邦、中華共和国とは積極的な互恵関係の構築に取り組んできた。アース連邦内で生じる様々な紛争や政治的対立などには干渉せず、静観する構えを維持している。彼らの多種多様な文化と娯楽に魅了されたロフィルナ人の多くが渡航し、本国に帰還して広めるので政府も神経質になって検閲を行うことはあるものの、基本的には殆ど受け入れる傾向にあり、年々自由化の一途を辿る流れとなった。(なお、インターネットは厳重に規制されてる模様)

 他国による内政干渉には強い危機感を抱いているため、近年はエルミア共和国を標的にして遺憾の意を連呼している。また、ヴァルエルクを始めとする、熱狂的な民主国家に対しても一定の警戒感は持つものの、自国の存立や思想、体制を脅かされない分には一向に構わないといった様子で、柔軟な外交関係の構築に血道を上げてる。しかし、ロフィルナ国内における情報統制や、人権問題、国家安全保障(特にロフィルナ側の戦略兵器)を巡る言葉の応酬が続いていることもあり、仮想敵国に指定しているのが現状である。また、極度の資本主義路線に傾倒し、自由競争を主張するサーヴァリアとの間でも慢性的な通商、税制問題を抱えている。

 極度に閉鎖的で、予測不能な軍事大国リーエスに対しても強い危機感を抱いているため、隣国との同盟関係を維持しつつ警戒を強めているのが現状である。海賊艦隊ゴルヴェドーラによる略奪から謎理論(文明の進歩のために闘争しよう)の飽くなき欲求をぶつけられ激怒。建国から数百年にも及ぶ泥沼の抗争に明け暮れており、度々、外惑星艦隊の派遣を強いられるなど深宇宙において散発的な戦闘が続いている。一方、海賊組織を受け入れているツーンカに対しては、深い懸念を抱きつつも同国との交易関係(特に資源の輸出に係る国益)を考慮して表立った対立を避けている。ただし、工作員は送り込むので、ゴルヴェドーラの構成員を拉致したり彼らの利権を掠めたりしている模様。世紀末である。

所属連合:亜人盟約

友好関係:ニーネン=シャプチ、ビブルニア、ジエール
ユエスレオネ連邦ファルトクノア、アース、マーカス、
ドルムント、グロスクロイツ

接近したい国家:アクース、クレデリア
ロフィルナに接近したい国家:ベリオン
嫌いな相手:ヴァルエルク、エルミア、サーヴァリア
ロフィルナを嫌いな国:ヴァルエルク、エルミア、サーヴァリア

その他の情報

 開国以前のロフィルナは、アース連邦もびっくりな後進国で内紛ばかり繰り返すどうしようもない劣悪社会であった。ニーネンの電撃的訪問を受けてからは多少の文明開化を成し遂げたものの、その後のシャグマ=ラゴン戦争で敗戦し、挙句の果てには内戦状態へと陥って大きく国力を減退させた。価値観の違いというものを血が滲む勢いで思い知らされた連邦共同体政府は、反動勢力穏健派と協議し保革共立体制を成立させたのである。以降は同体制下で統制を強めつつ、親善外交と防衛抑止力の向上に血道を上げて一定の成果を得た。

 まず、各種ワープ航法関連分野の革新的な発明を促し最低限の即応体制を整える。高度な知性を持つマーカス・アンドロイドを貴族として遇し、彼らの協力を得て便利な奴隷を大量生産。人件費削減。内需依存型の産業を可能な限り保護。ただし、有益なテクノロジーが得られるなら別で競合する敗者にマウントを取って彼らの退場を促す。そして彼らの生活を保障する。

 対外向けに投資と観光業、賭博、性産業、エネルギー産業の5本柱を経済成長の要として推進し、福祉と軍備の両立を確固たるものにすべく尽力した。資源が豊富な共同体の強みを生かして余剰エネルギーを積極的に諸外国へと輸出。国家ではない流浪の船団にも売る。得られた利益は軍の増強と社会保障に充てて、愛国教育を強化。強化、強化、強化!数ある主要国の中でも平均値、可能であれば上の下を目指して今日も血反吐を吐くような勢いで国力増強に取り組んでいる。