牛タン生物(帝連語:maowoidael:uudae)とは管理主義ジエールが生み出した、全身が複数の牛タンで覆われた生物である。


誕生の経緯

牛タン生物の開発

 管理主義ジエールのユートピア思想の中に「希少なものをより安く」というものがある。牛タンは1匹の牛から1つしか取れないため、必然的に高額になる。
 アオン・シオンが何とかして好物の牛タンを安く供給できないかと考えた時、プロアイス・ガヴァマオナは全身が牛タンで覆われた「牛タン生物」を誕生させれば牛タンが安く供給できるのではないかと進言した。
 1700年から行われていた試作生物創造技術を応用して、牛タン生物は秘密組織リェニュト6の1つのプロジェクトとして開発がすすめられ、1754年に試作品が完成した。すべての牛タンに必要な養分を賄う臓器の配置設定は困難を極め、また試作品は生殖機能を持たなかった。
 しかし、1756年には生殖機能を持った牛タン生物が完成し、養殖が始まった。その後、市場に牛タンが安く供給されるようになり、国民は不審に思ったが、やはり安く購入できることに不満を持つものはおらず、「成長の早い新種のクローン牛が完成したのかなぁ」ぐらいに思っていた。牛タン生物は現在でもジエールのトップシークレットである。

試食

 牛タンが大好物のアオン・シオンとルニアス・ジヴェジルスは、その完成を楽しみにしており、安価に牛タンが食べれることは人民の幸福度を大いに高めると考えていた。
 プロアイス・ガヴァマオナは自身が主導したプロジェクトの成果である牛タン生物を自慢げに彼らに披露したが、アオンとルニアスはその悍ましくグロテスクな外見を露呈する牛タン生物を目にすると、食欲が減退。以降牛タンを見るたびに"アレ"を思い出してしまう羽目になった。

経済的な効果

 ジエール産の革新的な、安価で質の高い牛タンは国内のみでなく、海外にも輸出され、外貨獲得の大きな手段となりジエール経済に貢献している。
 ジエールはそのほかにも希少部位や希少生物を養殖しており、その一部の存在は公開されているが、牛タン生物はその見た目の悍ましさから隠蔽され、その存在を知るものはいない。

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最終更新:2018年10月06日 19:07