エミュンス語の後動詞詞

 後動詞詞は後動とも呼ばれ、その名の通り、動詞の後ろに配置され、動詞を修飾する。エミュンス語の後動は前動と異なり、非常にその量が多いため、本文法書では時制後動のみ紹介する。
 時制後動はそれぞれ強母音であったが、1746年のエミュンス語改訂によりそれぞれ異なる言い方が許可された。

時制後動

過去を表す《ein/een》、《y:en》

《ein》は過去を表し、動作の完了や経験も表す。《een》は口語で、会話ではこれが使われる。発音は/en/である。
 1746年から《y:en》の使用が公式に許可された。

進行を表す《lnt》

 《lnt》は継続を表す。過去から現在へのプロセスに注目する場合は《elnt》を使用する。

未来を表す《y:un》

 《y:un》は未来を表す。数分後のことや、数時間後であっても確定していることについては用いない。予定や翌日以降に言及する場合に用いられる。

過去と未来の進行

 エミュンス語の過去と未来の進行には4種類ある。これらは時間の指定をせずに表すときや、時間の強調に使われ、具体的な時間の指定があるときは進行形の《lnt》で代用することができる。

過去進行過去終了の《lntein/lnteen》

 《lntein》は過去から動作が続いており、それが過去に終わっている場合に用いられる。例として「Lae bannh feon lnteen.(私は昨日絵を描いていた)」があげられる。
 1746年から《lnt:en》の使用が公式に許可された。

過去進行現在到達の《elnt》

 《elnt》は過去から現在に至るまで動作が続いていることを表す。強母音である。
 1746年から《y:elnt》の使用が公式に許可された。

現在進行未来到達の《y:ulnt》

 《y:ulnt》は現在から未来に至るまで動作が続いていることを表す。強母音である。

未来進行未来終了の《lnt:un》

 《lnt:un》は未来から動作が始まり、それが未来に終了する際に終わる場合に用いられる。強子音である。

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最終更新:2019年05月13日 21:45