各国のハンドサイン・敬礼では、大宇宙連合会議の加盟国各国の文化におけるハンドサインの意味と敬礼の方式をまとめる。




ニーネン=シャプチ

 ニーネン=シャプチではハンドサインは人差し指と中指を立てたいわゆる「ピースサイン」が非常に多くの場面で用いられている。
 これは、ニーネン獣耳(Niinenlafiik)を象ったものであるという由来が定説となっているが、ダン=ラ=ハン帝国時代から見られている伝統的なものもあり、一概にこの説が正しいとは言えない。
 なお、中指を立てずに人差し指一本だけを立てると、「お前の耳を切り落とす」という脅しの意味へと変わり、強い侮辱の意味とされる。

普通のピースサイン

 手の平を相手側に向け、人差し指と中指をやや開いたピースサインである。日常で最もよく見られるハンドサインの一種。
 軽い挨拶やここにいることを軽く主張する時によく使われる。バッタリ会った時にもこれをする。

人差し指と中指を閉じたピースサイン

 主に軍隊の敬礼で用いられる。人差し指と中指を閉じているのは、動物が耳を立てて音をよく聞こうとすることから転じて、傾聴の意思を表すとされている。
 軍隊の敬礼の名残で、日常生活でも気が引き締まっている時や傾聴の意思を伝える時にも行うことがある。
 最敬礼は背筋をピンと伸ばし、右または左手をピースサインにし斜め上に掲げる。手の平は相手側に向ける。この際、一度だけ人差し指と中指を曲げたり伸ばしたりする。指の隙間を広げたピースサインが一般的である。
 答礼は胸の前でピースサインを作る。手の甲は相手に向ける。

相手を出迎える時

 ピースサインをしたまま手の平を相手に向け、数度人差し指と中指を曲げたり伸ばしたりする。
 これは、獣人の耳を動かしているものと同様とされ、自分が相手の訪問に喜んでいる様子や、こちら側に招き入れようとする様子を表している。

相手を送り出す時

 ピースサインをしたまま手の甲を相手に向ける。この時普通人差し指と中指を曲げたりはしない。
 これは別れを意味しており、自分がもうすぐ帰るということの意思表明をも表している。

ジエール帝国連邦

 ジエール帝国連邦のハンドサインはシンテーア文化が発展し帝国連邦全土に広がったものである。

挨拶

 手のひらを相手に向けて顔の側面まで上げて下す。このポーズは自分が手に何も持っていないことを相手に知らせるという意味で発達した。主に「こんにちは」と「さようなら」挨拶の場面で使われる。

感謝

 手のひらを自分の頭の側面に向け上げ、手のひらを相手の方に向けながら下す。一説によると、刃を相手からそらすというジェスチャーがもとであるとされる。

侮辱

 左手の中指と親指をくっつけ、人差し指を親指の第2関節につけ、ローマ字でいう「A」のような形を作り、それを相手に見せるようにする。
 これは、エミュンス語でおおよそ「ファック/性器」を意味する「siuc/siucae」の「s」をかたどったものが元だとされる。

敬礼・敬意の表明

 右手の人差し指を立て、その指の先を額に着ける。「考えている」のジェスチャーでもあるが、啓教において「考えること」は尊いこととされており、これで敬意を表せるようにしたのだとか。

ジエールにおけるピースサイン

 ジエールにおいて、ピースサインはいい意味を持たない。これは「股を開く」という意味で、冗談では頻繁に用いられるが、冗談が使えない相手に対して使うとキレられる危険性がある。

ガイエン宗教社会主義人民共和国

 ガイエン宗教社会主義人民共和国でのハンドサインは需要と供給の精神、そして身を挺しての誠意の意味を持つハンドサインが多い。
「私はあなたを騙すことは絶対にない」という意味を込めることで、騙したり裏切った暁には自害もいとわないという誓いを立てることにも繋がる。
古代の一道教の宗派が使用した儀式がそのまま広がったものと考えられる。

敬礼・信頼

 足を肩幅に開き、右手もしくは利き手の手首をもう片方の手でつかみ、「私があなたを騙した際にはこの手を切り落とします」という意思を示す。

感謝

 胸の前、中心から拳二個分のところに握りこぶしを立てる。ガッツにも見えるハンドサインである。握りこぶしを高く掲げるポーズも亜種として存在する。

挨拶・会釈

 指を閉じて手を開き前方に伸ばし、左足を少し前に出すポーズをとる。某炭酸飲料のオリジナルキャラクターがとった「NOOOO」のポーズを模したものである。

ナレーンテァトー連邦帝国

対等な相手や自分の立場が相手より上である場合の挨拶

左手を頭の上に持ってきて、そのまま左耳を押さえて「寝かせる」。フォーマルな場合はさらにその状態で目を合わせて会釈し、右手は顔の横で手のひらを相手に向ける。
このように耳を寝かせるというのは、マウサナ人にとって聴覚は視覚と並んで重要であるため、それを片方塞ぐことで戦闘の意思がないことを示し、同時にもう片方の耳ではちゃんと聴いているということで服従ではないことを示している。フォーマルな場合には両手が相手に見える状態になるため、何も持っていないことを相手に知らせる意味もある。

目上の相手に対する挨拶

左手だけでなく右手でも右耳を押さえて寝かせ、フォーマルな場合はその状態で目を合わせて会釈する。耳を両方塞ぐ行為は「相手に従う」ということを意味している。また、何も持っていないことを相手に知らせる意味もある。

敬礼

前方を向いて「気を付け」の姿勢となり、手のひらを下に向け、腕と指を完全に伸ばす。答礼は右手を顔の横で手のひらを相手に向ける。主に軍隊で用いられるが、日常生活においても敬意を表明する場合に用いられる。

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最終更新:2023年09月10日 10:56