虚体空間(きょたいくうかん)とは、天体ティクトを取り囲んでいる特殊な空間のことである。ティクトには、クレデリア共和国等の国がある。虚体空間の中では、通常の空間と違った物理法則が働いている。
また虚体空間と区別するため、虚体空間の外側にある、我々が生活しているのと同じような普通の空間を、通常空間と呼ぶ。

虚体空間の性質を簡単に表すと「原理は違えど結果は同じ」 ということになる。
通常空間は分子や原子、さらに細かく見れば電子や素粒子などでできている。それに対して、虚体空間は虚子という、全く違った粒子でできている。しかしそういった原理を無視し、人の普通の視点で世界を見ると、ほとんど通常空間と同じように見えるのだ。これが、「原理は違えど結果は同じ」ということである。
ただし唯一の例外が《魔法》である。魔法は人の視点で見ても、通常空間の物理法則を超越した技術である。


虚体

虚体空間の中では、全ての物は虚体(きょたい)と呼ばれる。全ての虚体は、虚子(きょし)という粒子で構成されている。
つまり、虚体空間の中では、虚子しか存在しない。通常空間に存在するような、原子や電子といったものは存在しないのである。

下層虚体《物質》

《物質》は、通常の物質と同じようなものである。固体・液体・気体など、さまざまなものがある。
《物質》は素粒子からできてるわけではないので、通常空間の物質とは厳密には違う。しかし、虚体空間では、通常空間の物理法則を高度に再現し、エミュレートしているため、同じように振る舞うと考えていい。

下層準有形虚体《準物質》

《準物質》は、通常の《物質》にくらべて虚子の密度が低い物質である。ほぼ《物質》と同じ性質ももつが、非常にもろい。一部分に少しダメージを受けるだけで《準物質》全体が連鎖的に崩壊してしまう。

上層虚体

上層虚体は、通常の物質に相当するものがない存在である。上層虚体の存在こそが、虚体空間の最大の特徴といえる。

上層無形虚体《魔力》

《魔力》は、直接目で見ることができないエネルギーのようなものである。《魔力》は必ず何かの《物質》に宿り、その《物質》の性質を決めたり、時にはその《物質》に干渉したりする。
大気も《物質》の一種であるため、《魔力》は大気にも宿る。

上層有形虚体《魂》

《魂》もまた、直接目で見ることはできない。《魂》は意志と感情を持ち、《物質》である肉体に宿り、生命体を支配する。虚体空間では、全ての生命体は《魂》を持つ。
なお、《魂》は感情と意志を持つが、記憶を持たない。生命体の記憶は、肉体に蓄えられる。

虚体空間での「3」という数字

虚体空間において、数ある数字でも3は最も安定した均衡を示す。
これらは虚体空間ならばどこにでも言えることであり、ティクト人も上層生命体どちらも3や3の倍数に物事を揃える事が多い。
ティクト、ホルセ、ゼラムの三つの世界に始まり12大聖神、六賢者、三大竜、三大魔女など現代にも多く残る。
多くの国で安定を祈願するために多少不釣り合いでも「三大」と称したりするものここに起因するとされる。
また、クレデリアの四大トップとは均衡の3つと、一つのおまけという暗喩なども陰謀論が根強くある

虚体空間の生物

下層の種族

人間種
最も繁栄しているティクト人とも呼ばれる二足歩行の四肢と頭部を持つ種族。
エスレード系人種の中でクレデリアに住む者は青い髪、青い目、小柄などの特徴を持つ。
プロルド系人種は金髪、金眼で、身長平均が1.9mと高身長の特徴を持つ。

竜種
ティクト内で最強の生命、人の数倍の年月を生き強靭な鱗と体内器官、翔翼機構を持つ力の象徴としてティクト人からエンブレムなどのイメージに使われてきた。
対竜闘争時代にその数を大きく減らし、クレデリア歴150年代には竜型の種は絶滅した。
竜の持つ特殊な体組織の構造から物理や魔法に耐性を持つが、構造の弱点となる亜銀タウリム鉱が作られて以降一方的な狩りが行われ、竜骨や竜皮は高値で現在も取引されている。

上層の種族

上層生命体/神
ティクト人より主に神と呼ばれる高位存在。
虚体空間とは、上層生命体の集合体で構成され、体内といえる。
序列一位の上層生命体から分裂、分化したものがほとんどで彼らの自我は薄く一つの相対的な意思を共有し。
上層生命体には虚体法則を管理しており虚体法則アクセス権/権能を有する。
序列の高い上層生命体は大分類全体の改変権を持ち、逆に低い上層生命体は小分類の改変権しか持たない。
上層生命体の大きな区分として上から。
大聖神王、大聖神、大神、神、下級神、天使となる。
詩魔法による同調や、概念武装では改変権を代理執行することで法則外の力を行使できる。
上層生命体内部では管理する範囲の量で序列が決められ、上位である存在ほど優先権を持つ。
詳しくはクレデリア神ども一覧を参照。
序列1位大聖神王、全能の神ゼレ
 始まりの神であり分霊である神々の統率者。下層全域を管理する。
序列2位番外の大聖神、全知の神ロル
 ヒトのプロトタイプ、誕生より全知であり「存在しない物」などの空想物がある上層全域を管理する。
序列3位第1大聖神、存在の神ブテラ
 存在の有無を決定し、下層と上層のどちらかに振り分けたり移動させる。
序列4位第2大聖神、状態の神トグラ
序列5位第3大聖神、属性の神ゾグント
序列6位第4大聖神、天郷の神ラーシル
序列7位第5大聖神、太陽の神ミサイファ
序列8位第6大聖神、魔郷の神ルドセーラ
序列9位第7大聖神、地郷の神クトラシル
序列10位第8大聖神、月の神ルミダス
序列11位第9大聖神、幸運と運命の神オーラジキ
序列12位第10大聖神、勝利の神ミリシルド
序列13位第11大聖神、絶望の神ジウス
序列14位第12大聖神、超属性の神ゼキリア
 単純な管理量ではもっと下に位置するが、ゼレ本体から分裂したためにこの位置に居る。

準上層生命体/精霊
神/上層生命体は権能を所持するが、精霊/準上層生命体は権能を所持しない上層存在である。
権能を所持せず虚体空間を構成する一つの大きな存在からの派生ではなく自然の中で虚子流の淀みより凝固して発生する。
自我を持ち、人間で8歳ほどの知性が多いが長い年月を過ごすと蓄えられた知識は人を上回る。
肉体をもたず上層に住み、下層に現れるときは周囲の水やチリ、物を操って姿を写すほか、精霊の使う魔法は大気などの周囲の魔力を集め使用するため本体の魔力は使わず周囲の魔力が尽きない限り高コストの魔法を使用し続けられる。
詩魔法の同調相手の9割が精霊で、詩魔法の術者は精霊を見て、対話する能力を開花している。

有害準上層存在/害精霊
厳密には生命体ではなく事象だが、多くの書物では種族の一つとして扱われる。
これは昔は生命体だと思われてきたものが最近になり事象だと判明するものの、精霊と近しい存在からそのままになっている。
虚子流の淀みやぶつかる場所で虚子が堆積し発生する特殊災害の源となる核。
生物に近い形を取り、姿は特殊災害範囲内の土地に影響される。
この核を破壊することで特殊災害は沈静でき、魔法少女はこれと対峙し破壊することで救助する組織である。
また例は非常に少ないが害精霊が生物のようにふるまい、自我を獲得したことがあり研究がされるものの再現不可能と結論された。
この生きた害精霊が発生する条件は自然ではありあえない事で、現在でも不明である。

人工準上層生命体/人工精霊
人間の魂を精霊と同じように肉体に左右されない状態に加工を施した存在。
虚子量や能力は人間と変わりはなく、精霊の持つ力一つを除いて一切所持していないが肉体を持たず精神体のみで存在し続けることが可能。
クレデリアの無人艦には人工精霊の制御装置が五基配備され艦や搭載されている外部端末人形などを操作している。

人造上層生命体/疑似神格
人間の魂は上層生命体の魂との大きな違いは構成する虚子量が大きく比率として万分の一以上の差がある。
発狂皇帝リア・アーシャ・モルデアイは自身を上層生命体に近づけるために多量の無色の虚子の塊を自身の魂へ挿入し物理的に近づく方法を開発した。
しかし自身よりも多い虚子を挿入することは吸収に失敗するとメインをそちらに持っていかれ、自身がサブか最悪消失してしまう可能性を強く持つ。
その中で8度の挿入を越え無事であったリアは人造上層生命体として存在できた。
純正の上層生命体には数段劣るものの人間の数十倍から数百倍のスペックを持ち、肉体は魂が滅ぶまで際限なく復活し、寿命は数万年を生きれる不死身となった。
人が扱えない高度な魔法を使うことができる。

ホルセの種族

血統種
ホルセの魔物の中に、群れのリーダーとなる個体が存在する。
血統種はすべての魔物の群れに1体から数体あり、その個体のみ同種より頭一つ抜けた身体性能を持つ。
そのメカニズムは前代、それ以前のリーダーが次の血統種となる個体に憑依し、魔力を補強しているからである。
保有魔力の、同種由来のためリスクなしでの増大は発育を促進させ結果一番強い個体となり実力主義の魔物からリーダーとなる。
ただ同種内のみの話であり、下位の魔物を上位の魔物が支配した場合では血統種もその奴隷として扱われ、栄養不足や過度な労働で肉体が破壊され徐々に血統種そのものが弱化、消滅することもある。
血統種がいない群れが十全に過ごせた場合、時代より血統種が現れるため奴隷から解放されるとまた本来の体系へと戻ってゆく。

上層虚体操作技術《魔法》

執筆中

現代魔法

防衛戦時にホルセより渡来してきた魔物式魔法に、万能の神ゼレが手を加えたクレデリアで最も普及している魔法系統。
魔物式では体内の魔力によって物質などを構築していたが、現代魔法では上層生命体=神の仲介の魔力支援を受けることで飛躍的に低コストで同位の魔法が扱えるようになった。
術者はまず詠唱と魔法陣を描く。詠唱とは基本的に神を賛美したり、加護によって魔力支援を受ける上層生命体を選ぶ事ができる。
魔法陣は上層生命体より送信される魔力の的と受け皿の機能を持ち、より大きいほど得られる魔力は増える。
しかし魔力支援による魔力量は上層生命体より見た「この魔法にどれだけ努力したか」が判断基準となっている。
市販されている魔法陣の書かれたアイテムや一般的に使われる汎用詠唱よりも、自身が書いた魔法陣、考えた詠唱の方がより多く得られる。
さらに同じ物を使い続けると得られる量は減少していき、結果どちらも同じ量に落ち着く。
魔法陣で得た魔力と術者の保有魔力を合わせることで魔法を使い、様々なことを起こす。

魔法陣や詠唱はどの魔法とも組み合わせが可能で、下記の魔法系統、体系にも取り入れらている事が多く現代魔法とは一番オーソドックスな、他の特色を持たない魔法を指す場合と。神の加護を受け、現代の改良を行った魔法全体を指す広義としても使われる。
魔法陣は渡来前より幾つかの魔法では使われてきたがこの時に初めて力を持ったために古くより魔法陣を使いながらも現代魔法に分類されるものもある。

現代魔法に属する魔法体系《回復》
人体の自然治癒を促し、肉体の回復能力を強化させる。
様々な場所、職業でよういられる最も一般的な治癒魔法で医者などのが得意とする。

現代魔法に属する魔法体系《変容》
回復魔法から派生した魔法体系で、本来の姿に戻そうとする回復魔法と違い使用者の望む肉体の成長を促す魔法。
ただし正常な成長ではないために肉体との齟齬が発生し時間経過によって魔法が崩壊されたりする。

儀式魔法

代償魔法

代償魔法はエネルギー、物質などの自身やそれ以外の虚子を対価に魔法を成すために技術であり。
魔法渡来以前より世界各地で人身御供や人柱などの血を使った儀式などで散見できる。
最初期の代償魔法は生贄の動物を祭壇に置きシャーマンが祈祷するという方法が一般的で現代の魔法的に分解すると、
生贄を対価の魔力となり、シャーマンの祈りが魔法の設計図と効果の方針決定を行っていたとされる。
だが渡来前の魔法の大半は偶然による成功などが大半で、技術の口伝がなければただのそれっぽいだけの儀式に過ぎない。
これらの血の儀式がどれだけ効力を持っていたかは現代でも不明だが伝承にはいくつかの成功例と思しきものもあり古くから魔法の基盤は存在したことが伺える。

代償魔法に属する魔法体系《新錬金》について
物体を構成する虚子従属を崩し、新たに術者が望む材質へと再配列する魔法の中でも近代に分派し別系統になるまで成長した派閥。
元素を構成する虚子が少ないほど配列しやすく、多いほど分解しやすいため、金属から水などの虚子が少ない方への置換させることが多い。
練度次第では逆に虚子が多い方への置換も可能だが希代の才でなければ金を置換することはできない。
旧錬金とは到達点が違い、新錬金は技術のない者たちが現在の技術だけで可能なことを探ることにシフトしたためこれ以上の革新的な発展はないが安定した、幅広い応用法を有する。

代償魔法に属する魔法体系《昇華》について
多量の下位の存在を、少量の上位の存在へと変換させる魔法。
錬金と似た体系だがパルケフ大陸=エスレード大陸間の乾燥帯を起源とするそれと違い、近代にトレスタン西部から生まれた体系。
技術的な関係として錬金や新錬金を含むのの独自の理論が完成した昇華は別の体系として確立した。
錬金が配列を変換させるのに対し、これは万能液体に溶解させ、望むものへ固着させる。
専門知識を多く必要とした科学に近いものではなく、術者が望むがままに形を固定化させる昇華は極めて不安定な半面高い可能性を秘めている。

代償魔法に属する魔法体系《血肉》について
原始的な代償魔法を有する体系で、文字通り肉や血などの生命由来の物を使用した儀式魔法。
生体は新鮮であるほどよく、死霊術とは接点も多いが性質は真逆にある。
純粋な内容かつ、その分確かな性能を持つ。
他代償魔法体系とのつながりも強く、元祖といえ代償魔法の基礎部はこれを始まりとする。

奉納魔法

神や精霊に供物や踊りなどの娯楽を捧げる事で対価として魔力や相手の力を借りて発動させる魔法。
その場での奉納は困難でこの魔法を主力として活用する場合多くの事前準備やあらかじめ奉納のストックをし、
必要となった場面で借りることを推奨される。

奉納魔法に属する魔法体系《信奉》について
奉納魔法の根源となるのが祈り、願うという行為を媒介とした魔法である。
旧代魔法の一つでもある信奉ままさしく「こうあればいい」という願望を神頼みするものでその真摯度によって結果が変化する。
多くの場合が魔法としては不成立となるが一部はそれが成立し、雨乞いならば雨を降らせ、飢饉ならば豊穣を得られる。
教会騎士などが使用する《神聖》はこれのまっすぐな発展形にあり、信奉より実用化と実戦用に調整されている。

奉納魔法に属する魔法体系《神聖》について

奉納魔法に属する魔法体系《天体》について
星の運行、星座の位置から意味を抜き出し、それを奉納することで魔法を行う。
星座を儀式の陣として捉えた大規模な惑星魔法で魔法渡来よりも前から発祥していた。
下位のものでは日月に対応した天体の持つ「キーワード」を使う魔法で、火の神話伝承と結び付けられた天体の日では火を操り。
高度なものになれば時間に対応する天体と組み合わせによる時限付きの複雑な魔法を使う。

言文魔法

言語魔法

言語魔法に属する魔法体系《祭言》について
東洋にある圧縮言語魔法の一つ、短い単語の組み合わせによって多種多様な効果を得る。
使用地域でみられる民間思想にもとずき28種の超自然的存在と104の祭言から即興で組み立てるために現地語への深い理解が求められる。

文字魔法

刻印魔法

刻むという行為と、刻まれた形から意味を抜き出す魔法。
強弱、短長、緩急などの刻む時の多くの要因によって変化する性質を持ち術者が望む形に整えるのは高い技量を要求する。
言文魔法の文字魔法と関係性が強いが文字魔法が文字の意味を使うの対しこちらは文字の形から意味を抜き出す。
似たようであるが文字の意味とか関係しないため読んだままの効果があるわけではない。
また刻む行為に重点があり主に使われる道具は硬質な刃物などで、筆記具が使われることは珍しい。

魔法に属する魔法体系《字跡》について
前記のとおり文字からも魔法が組め、それに特化した魔術体系。けれど体系と言えるほど熟成しておらず実際は広くある小学問などに過ぎない。
十分に修練すれば数文字から有用な魔法を構築でき、脳ではなく手先の作業などで手指に染み込むほど重ねれば半無意識でも魔法が使え、魔法全体から見ても高速である。

刻印魔法に属する魔法体系《死骸操術》について
代償魔法の《死霊操術》から派生し、刻印魔法との融合によって誕生した魔法体系にあり。
遺骨などの魂のない存在に物質的、魔法的自分を示す刻みを入れることでそれらを支配し操る術。
魂などの高濃度虚子と繋がりが深いものには操作権がそちらに奪われ、生体には効果がない。

旧代魔法

原初魔法

魔物式魔法

詩魔法

詩によって高位の存在と同調し、一体化することで力を代行する魔法。
同調相手には下位の動物から同位の人間、上位の上層生命体(神)や、準上層生命体(精霊)など幅広く可能。
ただし同調率があり相性にも関係する、それが低ければ代行できず詩魔法を専門とする詩巫女は精霊一体との同調が平均で複数との同調は詩魔法としての実用可能な域に達することは珍しい。
さらに同調率が極度に高まりすぎると完全に合一し、分離が不可能になる。こうなってしまうと構成虚子量の多い方がメインとなり、そのほかは埋もれるか消失され多くの場合高位の存在と同調するため人間性の消失や肉体、人格、記憶などを失ってしまう。理論上であれば完全同調したとしても融合相手の意向によって自我が残る可能性もあるが実例は確認されていない。
同調相手から力を代行するほかにも、感情に作用する音の響く範囲の広域魔法としての使用法もある。
こちらの場合は聞いた対象の感情に変化を与え、鎮めたり、激化させたりと楽器と関係のある魔法と関係が深い。

詩魔法に属する魔法体系《全域》
詩魔法の中でもさらに特殊な体系にあり使用者がいるものの全貌は不明。
内容としては上記後者の同調ではなく詩による感情への影響だが結界を構成するなどそれに留まらない効果を持つ。
ユアルエイ国最大音響塔の頂上に住む詩巫女が使う魔法ということ以外謎多き魔法である。

独創魔法

再現不可能とされる天性の才などからくる魔法でそれの体系を学ぶことも習う事も実を結ぶことはあり得ない。
独創魔法の多くが神や精霊の起こす偉業や神の子が持つ固有の魔法であったりと幅広い分類で存在し多くが歴史に名を残している。

独創魔法に属する魔法体系《地母再生》
生と死の権能、その一端であり死者を蘇生し、無機物を有機物へと変容させる最高ランクの偉業。
使用者は神の子「クレ=トリカ・ヌア」で完全蘇生や自動回復、岩石から自身の分身を誕生させたりと生を与えることに特化した能力。
回復魔法の最高峰であり、土属性と水属性を有する。
独創魔法に属する魔法体系《天人変異》
天雷による神威の権能、可視可能なほどに濃密な虚子を盾、鎧、剣を形成し術者を上位の存在へと後押しする強化魔法。
使用者は神の子にして人類の守護者、魔物との対抗戦力として用意された万能であり強化の能力。風属性と日属性を有する。

虚体工学

魔法とはまた別系統であるが、大分類では同じになる。
「もし、この材質、この装置があれば可能な科学」を虚体技術のパーツ使い現実にするための工学技術で。
魔法技術の大国クレデリアではなく、その隣国にして天体ティクトで二番手のケテクヴィーチェが使用する科学と虚体の複合技術。
魔法に関する研究地や資材、人材をクレデリアが一括管理することで敵対国であったケテクヴィーチェは大きく魔法技術で後れを取ることとなるが、それでも研究を重ね作り上げたのが機械の補助バーツであり。
ケテクヴィーチェの武力として現在でも様々な装置の機能拡張に使われている。
また、これらの中でも視覚的な特徴は水蒸気で、虚体技術パーツの使用によって発生する魔力ロスや廃棄虚子を蒸気や熱にして外部排出する機構である。
行程省略によって指先ほどのサイズまで小さくされたこの精錬炉はクレデリアからすれば十数年前の技術と言えるがその生産コストの軽さとサイズは虚体工学に一点集中したケテクヴィーチェが勝る。

騎兵

高さ6~8mほどの人型兵器で、ティクト内では「最良の兵器」として多くの国家や企業が開発製造している。
基本的に魔力動力炉、虚子分解炉、従属切替装置の三つが搭載されている。
人体は上層の魂が従属によって操作しており、古い文献からは人体の不備を無視して活動できていた事がわかっていた。
ゆえにコアパーツである従属切替装置は、不備のある機械の体と、魂を従属させる事で、不備を無視した性能を出せると考え作られ、事実として本来歩行すら危うい二足の人型装置は跳躍や走行を難なくこなした。
この本来の計上での壁となって重量やフレームパーツの問題を突破した騎兵は多数の開発機関によって多岐にわたるパーツの換装で汎用性に優れた大気圏内兵器として確立する。
宇宙用や水中用にブースターを付けたタイプもあるが不向きなためにあまり開発は進んでいない。
そのほか、魂が従属することで感覚として「自身が騎兵になる」というもので。人型以外の体型では運動に不備が見られた。
訓練を積めば動作できるが、そうなれば日常生活に支障をきたし現在でも人型か、+α止まりが一般的に使われている。
パイロットを常に従属させ続け、生活させる事によって人体からかけ離れた構造の騎兵も存在するが消費燃料と維持費用から交戦能力は高くても効率的ではない。

高濃度虚体《神具》

上層生命体がティクト人に与えたティクト人には制作不可能な虚体のアイテムを指す。

より高位の上層生命体が作成したアイテムは純神具と呼ばれ10前後、純とそれ以外を含めて100前後存在する。
神具と呼ばれるアイテムはどれもが強力な力を持ち、
神具は虚体法則(物理法則の虚体空間版)そのものにアクセスする力がありアイテムごとに限定的ではあるものの法則を書き換えることができる。
またティクトでは神具は国家としての力を示す存在として一時期は戦争が起きるほどの大きな争奪戦が起きていた。
純神具の中でも特に強い力を持つ五大純神具がありこの五つを所有する国家はそれだけで強い発言権を有する。

人造高濃度虚体《人造神具》
クレデリアの技術の粋が詰まった、ティクト人の到達限界の技術。
「人造一号神具・イサルナ」「人造二号神具・オリオノ」「人造三号神具・テルテフニ」「人造四号神具・メイノーザ」これらは神具の欠片を材料に使用しているものの全くの無地から作られた人の神具である。
しかし神具の法則アクセス能力は再現できておらず、「大衆が信じたものが現実に影響を与える」概念加護が力の源になっている。
神具との相違点は神具が上書きの力であるのに対し人造神具は能力付与の力であることで、神具では最後に発動した効果だけが適応されるが人造神具はすべての効果が累積されていく点である。

各種道具の詳細は虚体由来の道具一覧を参照。

虚体空間の構造

虚体空間の中は、基本的に3次元の空間となっている。しかし、連続したひとつの3次元空間ではなく、いくつかの断片に分かれている。

それぞれの空間の内側の壁は、プラネタリウムのように景色を映し出す。たとえば青空や星空、太陽や月などである。これらのものは、空間の内壁に見えるハリボテであり、実際に空間や天体として存在するわけではない。

《天郷》

《天郷》にはゼラムという天体があり、主に《神》が暮らしている。
ゼラムは球形ではなく、青空に浮かぶ神殿のような形をしている。
《天郷》の内側は、一面青空のような景色が広がり、ふたつの太陽が回っている。夜はない。

《天郷》の内部は、高い濃度の《魔力》で充満している。高い《魔力》を持った者(《神》など)以外は、その圧力に負けてしまい、《魔力》を失って死ぬ。

《地郷》

《地郷》にはティクトという天体があり、主に人と動物が暮らしている。
ティクトは球形で、ほぼ地球と同じような環境である。
《地郷》の内側は、青空、夕焼け、星空、朝焼けなど、さまざまな景色が時間とともに移り変わっていく。太陽と月が1つずつ回っている。

居住する土地が足りなくなったため、シンテーア暦1735年にはもうひとつの天体プルトレアが作られた。大きさや環境などはティクトとほぼ同じである。

特殊災害

大気や地脈を流れる虚子流がぶつかり、沈殿や加圧によって発生する歪み、淀みともいわれる自然現象の一つ。
高濃度となった虚子は周囲に様々な悪影響を与える核となり危険区域となる。
特殊災害は7種確認されており、
過去の再現が起きる「追想」。
物や人物の特性が変わる「反転」。
異相を作る「虚像」。
上層の影響が弱まる「衰退」。
下層の虚子従属が弱まる「崩壊」。
魔郷との親和性を高める「異郷」。
分類不能なその他「例外」。
どれも短期で半日、長期では数日にも及ぶ災害であり強力な防御術を持たなければ解決するのは困難な現象である。
異相技術の実用により、虚子流の乱れが多く発生し特殊災害の発生率は極めて高まる結果となった。そのため政府は対策組織として魔法少女課を配備する。
魔法少女課に属する魔法少女は神具による防護コスチュームによって守られ、特殊災害の核を安全に破壊する性能を有していた。
21名という人員不足を除けば有効的な対策として機能し、年間100件を超す特殊災害へティクト各地を飛び回っている。

《魔郷》

《魔郷》にはホルセという天体があり、主に《魔物》が暮らしている。
ホルセは球形である。
《魔郷》の内側は、赤い太陽と青い太陽の2つが回っている。青い太陽の方が光量が多いため、青い太陽が昇っている間は昼、沈んでいる間は夜に相当する。どちらの太陽も《天郷》や《地郷》のものより暗く、全体は薄暗い風景である。

《魔物》は高い《魔力》を持ち、またほとんどは攻撃的で動物的な低い知能であるため、《魔力》の高くない者が迷いこんでしまうと、《魔物》に殺されてしまう可能性が高い。

《始まりの地》

執筆中

《亜空間》

上のどれにも属さない。いわば用途の決まっていない空間のことである。上の4つの空間の間を埋めるように存在する。
虚体空間の内側の多くは《亜空間》であり、上の4つのはっきりとした空間は、実は虚体空間のうちの一部だけなのだ。

この空間に迷い込んでしまった場合、まず元の場所に戻ることは不可能である。

《異相》と三つの変動数値

虚体空間だけで使用される高さ、横幅、奥行とは別の三軸で、虚体安定値、異相近似値、虚体距離からなる。

虚体安定値

虚体安定値はその空間がどれだけ安定しているかを示す数値で、ティクトでの平均値を1として計測し。
ホルセなら0.98、ゼラムなら4.7が平均値となる。
安定値は0.7を下回ると空間が維持できなくなり様々な歪みが発生し、三次元軸が変動したり異相近似値や虚体距離の変動幅が大きくなる。
0.5まで低下すると空間そのものが崩壊してしまい、全てがなかったことになる。

異相近似値

異相とは、パラレル世界の別呼び名として使われており、派生した可能性世界の空間は全て異相となる。
常に多数の世界の分岐によって異相は生まれ、派生していき確立したパラレルは強固な安定値によって存続し続ける。
異相近似値とは、二つの世界を相対的に見た場合にどれだけ近いかを示す数値で、100を完全な一致として、50ならば半分一致した世界。0なら完全に全てが異なる世界となる。
この世界の周囲には「パラレルのなりそこない」が大量に生まれては崩壊し消滅している。
分岐点として確立できなかった小さな変化がそういった異相を作るものの近似値が近すぎる二つの世界は干渉し派生元となった一方を残してもう一方は安定値が上昇せずに消滅してしまう。
異相技術と呼ばれる技術は、この母体の世界に非常に似た異相が消滅するよりも先に人為的に安定値を引き上げる楔を打ち空間を存続させる技術である。
存続された異相は楔の有効範囲と同じ広さだけが残り、母体の世界に重なって存在する。
母体の世界から異相には物を持ち込めるが、逆はできず、異相で起きた破壊は母体に一切影響を与えない。
クレデリアではこの性質から異相に危険性の高い装置や生命体の実験場や、倉庫、隠れ家として利用されている。

虚体距離

虚体空間での空間同士の距離。
ティクトからホルセ、ティクトからゼラムなどの距離で使用される三次元では計算できない長さを測る数値で、虚体ワープ技術にも一部使用されているほか、上層と下層の距離や、母体の世界と異相の距離も強引ではあるものの測ることがきる。
三次元的距離とは根本から異なるために理解するには多くの知識が必要とされ、計測官免許の難度は政府公認免許のなかでも上位に食い込む。


通常空間との関わり

執筆中

虚体の起源

虚体は遥か昔、アースより追放されたラダル古代文明のラダル船団とされラダル王が求めた力の正体とも言われている。
ラダル船団の技術者達はラダル王の指示の元にこの力を発見するが虚体の持つ力はいずれ破滅を招くと考えて技術者達はラダル船団から独立し、後にラダル古代文明の技術喪失の原因の一つとなる。
技術者が発見した虚体エネルギーは、宇宙でも最大級の種族で、クレデリアでは星竜と呼ばれる虚ろなる竜から溢れ出る力であった。
虚ろなる竜は現実と空想の狭間を行き来する竜と噂され、現実と空想の反転の力を持つ。ラダル王はこの万能を求めたが技術者達の独立によって水泡と消えた。
技術者は発見した虚体エネルギーと、その根源を探し、現在の天体ティクトが存在する宙域にたどり着く。
その星で研究を始め、星の中に眠る虚ろなる竜と対話まで辿り着いた彼らは、虚ろなる竜と協力して虚体エネルギーを通常空間と連続していない三次元へと隔離して内鍵と外鍵にわかれそれを管理するようなる。
虚体の歴史は古く、虚体エネルギー発見では数十万年から数百万年前とされ。
虚体空間誕生は50万年ほど前になる。ただ虚体空間は時間の概念すら不確定なので通常空間とのズレは考えられる。
内外の二つの鍵、内鍵は隔離空間に自ら入り内部から開かないように活動を行う。
彼らは隔離空間の中に居住域を作り数世代にも渡り管理するもののある世代で子孫が絶えてしまう。最後の男ルシードと対の乙女ラシャの二人の生き残りはラシャの落命により、内鍵の管理が不可能とルシードが判断し虚体エネルギー全てを凝固した塊を作り。自身を虚体エネルギーとして変換し封印する殻として使う。
凝固した虚体エネルギーは長い時間をかけて微かな自我を獲得し、万能の神として誕生することとなる。
長く孤独を過ごした万能の神は、人類のプロトタイプである全知の神を創造した。
生まれながら全知である神は万能の神に多くを教え孤独を払う方法を示した。万能の神はそれに従い一つの星と二つの太陽、宇を作り出す。
魔鄕・ホルセの創造がなされ

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