ジエール管理主義帝国連邦
Naxtsiulonsh-Em:unsteelrdna Zhieer

(国旗)

(国章)
国の標語:争いのない社会と絶え間のない進化(1617)、寛容の最後の砦(1855)
国歌:帝連歌(神の光)(1617)、不死の旗を掲げよ(19??)
地図的なもの
公用語 エミュンス語
首都 ヴェオンレイオネンデンクト
最大の都市 シンクトレアレギトレインスネルク
政府 帝国連邦中央会議
国家元首の称号 ケニアズ/帝連中央会議最高委員長
国家元首の名前 カルニエート・レギト・レギトレインス
政治首班の称号 帝連中央会議中央委員会主席
政治首班の名前 ヴェレナ・ドローティア・ルーンウォルト
面積
総計 --
水面積率 --
人口
総計 約189億人
人口密度 --
建国 シンテーア暦1617年
国教 大啓教/啓教
通貨 リュイン
 ジエール帝国連邦エミュンス語:Em:unsteelr aie Zhieer)(英語:Technocracy Federal Empire of Zhieer)はレーウス宙圏に存在する議会制管理主義国家である。前身はシンテーア帝国であり、同国は1560年頃から宇宙開発政策に注力した。1579年の惑星エルナー・ゲリテーン入植を皮切りに、1612年ヒューヴル王国併合、1615年に惑星ヒェルニエを併合した。
 シンテーア帝国はウーナ・ヴェーデインの提唱する管理主義世界革命達成を目指し、併合した国々を管理主義国家として再び独立させ、これらを統合するジエール帝国連邦を1617年に建国した。
 同国の管理主義政策は時代に合わせて変化・適応してきたが、狂識の時代の混乱の中1827年人民院設立をきっかけに国家が分断し、1855年に内戦を経て再統合した。また、1882年に天嶺皇国と統合しロヅロナ・エミュンスが建国されたが、19??年に解体され、ジエール帝国連邦として独立した。


国名

 正式名称はジエール管理主義共和帝国連邦であったが、再統合後ジエール管理主義帝国連邦となる。通常ジエール帝国連邦、帝連と呼称される。ジエールとはシンテーア神話に登場する「神の国」のことであり、高位の神が死後到達する領域であるとされている。シンテーア人は神の国のようなユートピアを建国しようという意気込みで神話からその名を取った。
 帝国連邦の帝国《Em:uns》をどう解釈するかは時代により分かれる。詳しくはエミュンス論争を参照。

連邦加盟国


 加盟国一覧は「帝連構成国」を参照

歴史

シンテーアの歴史

 宇宙進出以前の歴史は「シンテーアの歴史」を参照

ジエールの歴史年表

 ジエールの歴史年表は「ジエール歴史年表」を参照

建国からゴルギア戦争

建国

 シンテーア帝国は永帝革命は1560年から宇宙開発を活発化させていたが、1563年の不死技術リリースに伴い超好景気を迎える。首相ヴェル・ベランスはこの財源で宇宙開発を急ピッチで進める。
 当時惑星レーウスはエルミア帝国の存在を感知しており、強大過ぎる帝国に対抗すべくレーウス協定国として統一政府を樹立させていた。レーウス協定国はこのエルミア帝国に抵抗すべく宇宙開発を繰り広げていたが、1555年にエルミア帝国が崩壊すると、宇宙開発は過激な競争へと発展した。
 特にシンテーア帝国による1579年のエルナーゲリテーン併合は「先住民族居住惑星に対する入植禁止」の協定違反となり、これが原因で各国が協定違反を繰り返すようになり結果1601年にレーウス協定国が解体された。シンテーア帝国はその後も宇宙開発を続け、惑星ヴェオン・レギト、惑星アヴァイトラール、惑星ヒェルニエを次々に併合しこれを統合する管理主義国家であり、管理主義世界革命論に基づくジエール帝国連邦を建国した。

ウーナ政権とシンテーア財政のひっ迫

 ウーナ・ヴェーデインは帝国連邦建国に伴い発表した『帝連論』を発表した。帝国連邦内においてシンテーア帝国は管理主義新秩序の母となり、これらを育て上げることで管理主義世界革命を完遂させるという理論である。この理論の下シンテーア帝国は各構成国と天嶺皇国に対する無制限の投資と支援を行った。
 特に初の外星人民となるニーネン=シャプチとの軍事衝突であるシ=ギーラム事変が与えた人民へのショックは大きく、帝国連邦の急激な成長を求める声が幅を利かせ、これに伴い人民の身を切る投資への機運が高まった。ウーナは「シンテーアは奪わず、ただ与えるのみ」とシンテーア帝国の責務と「管理主義の寛容性」を人民に再確認させ、国内の開発計画を強行した。
 しかし結果的に過度な投資がシンテーア経済を疲弊させ、最終的にウーナは各界からの批判を受け入れ、反省文ともとれる『管理主義段階進化』を提唱し、自己批判とともに方針の修正を次世代に託したのである。

改革と次世代政治の構築

 次期主席のケルスト・ユガウトラは『人民総研究者論』と『学者独裁』を掲げ秩序連盟から主席に選任された。ケルストはのちの学会制管理主義とも呼ばれる学者独裁体制の礎を築き、学会の政治的権限を高めた。また彼はウーナの世界革命論を継承しつつも、まずは宇宙の安定と新秩序が必要であるとして大宇宙連合会議の設立に尽力した。
 ケルストはその他に『技術最高主義』を掲げ、国内の自動化産業化に注力した。この方針はプロアイス・ガヴァマオナに引き継がれ、彼は独自の『生産効率的管理主義』に基づき国内産業を発展させていった。またプロアイスは中核化政策を実施し、帝連構成国に対しシンテーア人の移民の推進とシンテーア文化の浸透を行った。この政策は構成国の人民から文化侵略であると強い反発を受けたが、プロアイスは経済的利益を引き合いに出し飴と鞭を使い分けて中核化政策を推進した。

政治

 現在、ジエール帝国連邦では管理主義学者独裁体制がとられており、各公認学会の国政論文審査会にて支持を集めた人物が各国会議へ進み地方自治を行う。
 また、その各国会議から与党が帝連中央会議に進出し、同会議で帝国連邦全体の方針を決定する。
 シンテーア皇帝である「ケニアズ」は歴史的にシンテーアで大きな影響力を持つ「皇帝」であったが、現代の管理主義シンテーアの基礎を作った永帝革命後からは「管理主義革命の象徴」となり政治的権限を失い、立憲君主として降臨し続けた。
 しかし、1742年にカルニエート4世が即位してからは、再びケニアズへの個人崇拝が徐々に強まり、1860年代からはケニアズにスーパーアドミニストレータとしての政治的権限が与えられる。1910年代からはその権力が次第に集中し始め、1950年代からはケニアズによる事実上の独裁体制に入る。
 また、国内には様々な思想や政策を実験するための「実験区」が複数設けられており、様々な社会実験が行われている。例えば「ギャンブルが完全合法な区域」、「衣類を禁止した区域」などがある。市民階級であれば「実験区」は自由に出入りが可能だ。

 詳細は「ジエールの政治」を参照

文化

 ジエール帝国連邦では、帝連加盟国ごとに様々な文化が存在するが、その中で政治的にも圧倒的な影響力を持つのが、帝連盟主国であるシンテーア帝国の文化である。
 帝連では、各国の文化を保護はしているものの、シンテーア文化を各加盟国に浸透させる政策がとられている。

 詳細は「シンテーアの文化」を参照

国教

 国教はシンテーア発祥の宗教である啓教を基盤にした大啓教である。
 帝連加盟国には多種多様な宗教が存在する。しかし、帝連ではそれらの宗教をすべて啓教の一部として集約した。
 帝連加盟国各宗教の神々を多神教宗教である啓教の神としてその体系に組み込んだ内政戦略的な啓教を大啓教と呼称する。

軍事

 詳細は「帝連管理統合軍」を参照

国際関係

 ジエール帝国連邦の外交的な思想は「すべての国において管理主義体制が確立することができれば、戦争がなくなり、真の平和を実現できる」というものである。外交において常にジエールは得意な情報戦術を生かしたり、容赦なくプロパガンダを発信するなどしている。そのため特に自由主義の国々からは煙たがられている。また、そのような方針は先軍主義の国々も快く思っていないものの、ジエールの優れた技術力の援助を受けるために正面上有効な態度を示しているケースが多い。

神国同盟

   詳細は「神国同盟」を参照

自由解放連合

 関係は最悪の状態といってもよい。民間ではほとんど交流がなく、お互いに誤解し合っている。ジエール国内では自由解放連合の国内で「拝金主義」政策が行われており、「仲間同士のだまし合いによって集金し、金のある者だけが裕福な暮らしをできる社会が営まれている」と宣伝されており、ヴァルエルク共和国をはじめとする大国が自由の名のもとに後進国から搾取を行っていると考えられている。
 また、自由解放連合内部ではジエールをはじめとする管理主義国家は「怠け者」の巣窟で、競争力のない社会はモチベーションを奪い、人類としての生存の価値を奪うとしている。この理論は帝連内では「拝金主義的洗脳理論」と反論されている。
 また、ジエールの工作活動が最も活発な地区である。

協商連合

 協商連合とは思想の間でいがみ合っているものの、草の根レベルの民間交流は行われている。特に娯楽の面では交流が盛んで、お互いにゲーム類の輸出入を行っている。さらに、エルトリア王国などとは不死技術の提携を行っており、外貨獲得の面では切りたくとも切り離せない相手であるといえる。

新秩序同盟

 新秩序同盟においても管理主義思想は体制を揺るがしかねない危険思想の一種として見られている。しかし、自由解放連合との対立や技術交換など利害が一致する部分が多いため、表面的には良好な関係を保っている。

ジエールのイメージ

国としてのイメージ

大国の一つ

 ジエールは大宇宙連合会議の設立に関わるなど、大宇宙の歴史にとって大きな貢献をすることが少なくないため、多くの人々がジエールを大宇宙の一等国として見なしていることだろう。

陰謀大国

 大宇宙の世界において、ジエールのイメージは「陰謀大国」である。ジエール及びその国民は他国民から「何を考えているかわからない」、「怪しい」、「胡散臭い」と思われている。
 実際ジエールは管理主義ウヴァムシュヴェード等多くのスパイ期間を大宇宙全体に設置しており、世界中の情報を収集している。
 ジエールは他国の国際問題に対して基本的に不干渉を貫く態度を示しつつ、裏から介入することが多い。しかし自国を名指ししての非難には毅然とした態度で対応する。

生物学技術大国

 ジエールは卓越した生物学技術を持っており、不死技術を使用するなどしているため、国際倫理シンポジウムから非難されることが多い。
 また、国内では極秘に人工強化兵牛タン生物などが開発されており、名実ともに生物学技術大国と言うことができる。
 国内の人々はジエール産の高級食材が異常なほど低価格である事を疑問に思っており、(実際それは非倫理的クリーチャーから採取されるのだが)そのこともジエールに対しての不信感を助長させている。

ファッションセンス後進国

 ジエール人のファッションリーダーであるシンテーア人はフォーマルなファッションを好み、私服でさえ国民服を少し改造したようなものを着ている。
 派手なファッションを好まず、いつも黒い服を着ているため、主にエルトリア人などファッション先進国からはファッション後進国といわれている。

関連項目

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国家 ジエール
最終更新:2023年08月08日 21:08