特定技術者小隊
理語:Ferkaanfi'eerstane'd nefal / 619-1FN
隊長 ???
創設 ピリフィアー歴2030年1月
廃止
所属政体 ファルトクノア共和国
所属組織 陸軍省
兵科 宙軍
兵種/任務/特性 特殊部隊
所在地 ファルトクノア共和国ヘオサフィア県
通称 魔法少女部隊(Werlfurp-miana'd elmerss / 6191WM)
サフィアの捨て駒(Cafi'a'd fankener vel)
標語 "Is xorlnemo's zanta'c"
「麗姿は武器たれ」
上級単位 共和国議会行政執行部首相府直轄ファルトクノア陸軍第619航宙技術実証研究大隊隷下第一降下中隊
主な戦歴

特定技術者小隊(理: Ferkaanfi'eerstane'd nefal / 619-1FN)は、共和国議会行政執行部首相府直轄ファルトクノア陸軍第619航宙技術実証研究大隊隷下第一降下中隊に所属する小隊の一つである。通称、魔法少女部隊(理: Werlfurp-miana'd elmerss / 6191WM)やサフィアの捨て駒(理: Cafi'a'd fankener vel)とも呼ばれる。


沿革

マーカス内戦後における編成

マーカス内戦後、依然ファルトクノア共和国内ではラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイト首相率いる国体維持のために紛争介入に否定的なハト派であるラヴィル派とリュイユ外務省長官率いる影響力拡大を訴えるタカ派であるリュイユ派の政治闘争は続いていた。更にお互いの機密武力組織であるところのゼーシャント619部隊がマーカス内戦中に戦闘していたことを認知していた。これらの情報はお互いが急激な政変を起こさないようにすべく公表こそしていなかったものの緊張を高めていた。ラヴィル首相は緊張緩和のために619部隊に小隊を新設し、新たに国際緊張度を上げようとする国内向けパフォーマンスを行おうと画策した。この任を負った619部隊長のキャスカ・シェラフ宙尉はマーカス内戦を戦った619部隊隷下第一降下中隊の隊長であるブレエルカ・スカルシュナ宙尉に国際緊張度を高める小隊の編成を考えるように命令した。スカルシュナ宙尉はマーカス内戦で戦ったクレデリア共和国の魔法少女部隊を想起し、ファルトクノア共和国内にも魔法少女部隊のような特殊技術部隊を編成すべきであるとしてキャスカ宙尉に上申したところこれが通過し、第一降下中隊隷下の小隊として特定技術者小隊が設立されることになった。

部隊の公表と国際問題化

特定技術者小隊はケートニアーの少女を国内から強制徴用し、訓練を行った部隊である。ユエスレオネ陸軍のケートニアー部隊と内容は変わりなかったが、13~18歳という年齢や魔法少女と見せかけるために部隊から強制されたコスチュームによる動きにくさ、更に広報事業に駆り出された彼女たちの日頃の疲れに起因する士気の低さなどが相まって訓練中のミスによる死亡率が高かった。また、魔法少女としての外見として相応しくないと判断される怪我などをした隊員は小隊から外され、619部隊の研究中隊に利用される実験材料として非人道的な扱いを受けることになった。このように多数の難点はあったもののユエスレオネ政府はその全てを隠蔽し、部隊演習を国内外のメディア向けに公開し、またマーカス内戦におけるクレデリア共和国の魔法少女部隊投入から発想を得たなどと紹介を行って宣伝戦を進めた。これは虚体技術に対するウェールフープ技術の対抗手段として同等の武力が用意できるものだとする認識を大宇宙全体的に与えることになり、宣伝戦は大きく成功したものとしてリュイユ派の絶大な称賛を浴びることになった。

部隊の消滅

ファルトクノア内戦の最終段階で魔法少女たちは虐殺の対象となった。ラッテンメ人にとっては619部隊という抑圧の象徴として憎悪が集中し、ファルトクノア政府にとっては秘密情報の塊だったため前線に送り、戦死するまで酷使し、敗走するならその場での処分が督戦中隊に命じられていた。内戦末期ではスカルシュナ宙尉が待機基地の魔法少女たちを呼び出してはその場で銃殺或いは刺殺して処分する方法が取られ、凄惨な殺人が繰り返された。13歳で入隊させられた最年少の魔法少女は基地からの脱走に成功し、自宅で家族に匿われていたが、スカルシュナ宙尉率いる督戦中隊が処分するために自宅に乗り込み魔法少女を含む家族全員を虐殺した事件は最も酷いケースとして知られる。このようにしてファルトクノア政府は全員の魔法少女を抹殺することに成功し、同時にファルトクノアで最初で最後の魔法少女部隊はここで消滅した。被害者全員が死亡し、証言が十分に得られていないために魔法少女部隊の詳細な点についてはファルトクノア戦後政府やユエスレオネ連邦の調査委員会でも分かっていない。後の戦争裁判においても証拠不十分として関係者を裁くことが出来なかったことには多方面から批判が集中している。

構成と生活

年齢及び容姿制限

この部隊の隊員年齢は13~18歳と限定されている。ケートニアーであれ、ネートニアーであれ満19歳になった時点で部隊員からは外され619部隊の研究部隊の実験材料として利用されたり、危険な前線に送られるなどして最期まで有用に利用した後に抹殺した。前述の通り、これだけではなく魔法少女としての美麗な姿を失ったと判断された者は即座に用済みとして部隊から排除された。なお、殺害が最終処分の手段となった場合はブレエルカ宙尉が殺害することが定められていたが、この合理的理由は良く分かっておらず単にブレエルカ宙尉の殺害衝動を抑えるのに丁度いい道具に使われていたと思われる。

広報活動と服装

この部隊の制服は「コスチューム」と呼ばれ、魔法少女というイメージに適合する制服が設計され、それの着用を強制させられた。広報活動ではファルトクノア軍の広報役として様々な宣伝戦を行ったが、ここで不適切な言動を行ったり、不適切な関係(恋愛関係など)を作った者は、その後軍事法廷を通さずに秘密裏にブレエルカ宙尉の独断で殺害された。魔法少女には魔法少女としての振る舞いが要求され、その掟を破った者は問答無用で社会から抹消されることになった。また、掟を破るのに助力した者もブレエルカ宙尉によって殺戮されており、数百人が犠牲となっている。

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最終更新:2019年05月05日 21:17