ニーネン=シャプチの艦艇一覧とは、ニーネン=シャプチで運用された大小各種の軍艦の一覧である。


艦種の概要

 ニーネン=シャプチでは1622年頃を境に、現代戦に対応できるよう大型化された主力戦艦(檀語shchangkroukch)、Xcaqkroukc)を中心とした高生存性、多目的性を高めた現代的艦隊を擁している。
 17世紀から18世紀後葉までは消耗抑制ドクトリンを採用していたが、1790年代からは浸透戦術ドクトリンに転換した。

主力戦艦

 主力戦艦(シチャンクロークチ、shchangkroukchXcaqkroukc)とは、1622年頃からニーネン=シャプチが採用している標準的な戦艦クラスの艦種である。ニーネン=シャプチの艦艇の中では最も大きく、最も乗員数が多い。
 主力戦艦はその名の通り、艦隊の中核として多数の敵艦の攻撃を引き受けることを想定しているため、非常に強固で耐久力が高い。また大量に備え付けられた各種兵装による飽和攻撃を得意とする。艦内には招民院の艦隊附属大使が添乗しており、惑星に降下せずとも外交案件を話し合うことができるように設計されている他、各種居住性向上のためのアミューズメントパークや緑化庭園などが設置されている。数は少ないものの、艦載機を射出することも可能であり、艦載機パイロットを収容するため、通常の戦艦よりも居住スペースが多く取られていることから、民間人を多数乗せて航行することも可能である。また、拉致活動が盛んだった18世紀頃には、主力戦艦が一時的な収容施設として使われたこともある。
 主力戦艦の欠点は建造費が非常に高価であることと、高価であるにも関わらず居住スペースなどのために戦闘艦としての費用対効果が低いなどといったものが挙げられる。また、勝敗を決定するほどの打撃力がなく、消耗に強い格下の艦隊相手でも随伴艦が少ない場合には手こずる場合がある。
 六角錐のようなシルエットで知られており、底面に巨大な反重力スラスターを持つ。戦闘時はこの底面を上部として陣形が組まれている。宇宙港停泊時や多くの宇宙空間内での活動もこの底面を上部にして活動することが多いが、惑星降下時は下部にして着陸する。反重力スラスターはこのような大気圏に突入したり、大気圏から脱出する時によく用いられる。


護衛戦艦

 護衛戦艦(ラヒム=プラセーチ、ralhim-prasoechralhim-prasoec)は1777年からニーネン=シャプチが採用している主力戦艦を護衛するための戦艦クラスの艦種である。
 護衛戦艦は艦隊の戦闘支援に特化した戦艦である。大口径の電力照射ビームと巨大な反物質発電機を備えており、主力戦艦に電力を照射することによって主力戦艦のシールドや砲撃のために使われる電力を補充することができる。これによってさらに主力戦艦の耐久力と継戦能力が高めることが可能である。また、護衛戦艦は主力戦艦よりも優れたシールドを持ち、艦隊全体規模の巨大レーダー・センサー群を搭載しており、艦隊の戦闘管制の中核を担う。
 護衛戦艦の欠点は高度なシールドやレーダー・センサー類を大量に搭載しているため、主力戦艦並に高価であるにも関わらず、戦闘能力が低いことである。また、レーダー・センサー類の故障を修理する際にも高額な費用がかかり、維持費も相当のものである。さらに、護衛戦艦単体が敵戦闘艦と遭遇した場合、その速力の低さと攻撃力の低さで一方的に撃破されてしまう恐れがある。

惑星強襲艦

 惑星強襲艦は1638年からニーネン=シャプチが採用している大型戦闘・輸送艦。他国の宇宙空母、宇宙母艦に相当する。惑星強襲艦は宇宙空間内戦闘の宇宙戦闘機による制宙戦よりも、地上降下部隊の派遣や、惑星制空権の確保を得意とする

 惑星強襲強襲艦自体の対艦攻撃力はほぼなく、自衛のための対空砲が配備されている。基本的に艦隊での行動を想定しており、単艦で解決できる能力は低い。
 制空戦機用ハンガー、居住施設のスペースを多く取っているため船体は大きく、そして脆弱である。惑星強襲部隊の司令部があり、軌道上から作戦を立案することができるため、自軍側が制宙権を取り続けている限り、司令部壊滅のリスクがないという意味では非常に有用である。
 費用は護衛戦艦よりも安価が、後述するトラームーよりも高価。

トラームー

 トラームー(別名:戦闘巡洋艦)は艦隊行動をするために重武装化された巡洋艦クラスの艦種。古くは宇宙進出時代から用いられていた。
 居住性や機動力を犠牲にした代わりに巡洋艦としては高水準の戦闘能力を持つ。機動力は後述のシュトムに劣るが、攻撃力と耐久力の両方を兼ね備えている。
 「○○級トラームー△△」と記述する際は「○○級トラームー艦△△」と記述する。

  • トラムトラム級トラームー艦:言葉遊び的な意味合いで名付けられた変わったトラームー。シャグマ=ラゴン戦争時にエナトラート艦隊等で大活躍している。「トラムトラム」とはチャグマ=ダプラの民族の名称である。

シュトム

 シュトム(別名:高速巡洋艦)とは外宇宙航行能力が高い比較的高速な巡洋艦クラスの艦種。古くは宇宙進出時代の調査船やシャトル機の名称だったが、転じて17世紀頃からは現代のような巡洋艦クラスの艦種の中でも高速であるものの名称となった。
 さほど高価でもなく、またある程度の居住性を持ち、信頼性も高いために量産しやすい。
 「○○級シュトム△△」と記述する際は「○○級シュトム艦△△」と記述する。

  • ヒュー級シュトム艦モラケゲフレイバール事件でロフィルナ連合艦隊旗艦のフリュクレップス級巡航戦艦ネルトリーヤに横付けして停戦のきっかけとなったシュトム。艦長コンカ=セージェン=サプナーが三号水晶付猟ナプラ・マトゥカート勲章を受章した。

シェドゥーチャ

 シェドゥーチャ(別名:狙撃砲艦)とはステルス性、隠蔽性の高く長距離高威力攻撃を得意とする駆逐艦クラスの艦種。装甲は民間船レベルと非常に低い。
 シェドゥーチャの基本的な運用は「単艦で敵大型艦を発見されないように注意しつつ、敵艦の射程外から高威力の単発攻撃を仕掛け、撃沈する」といったものである。あるいは、「艦隊と連携して主力戦艦に攻撃を引き受けてもらいつつ、攻勢のタイミングで複数のシェドゥーチャで一斉射撃を行い、敵艦のシールドのキャパシティを大幅に超過する打撃力で撃破する」といった運用が基本となる。
 シェドゥーチャ乗組員の多くは「シュトム配属になりたかった…」と愚痴を漏らすことが多いことから、シェドゥーチャの居住性はかなり犠牲になっていることがわかる。また、このようにシェドゥーチャはかなりピーキーな特徴を持つ艦種ゆえに専門性が高く、熟練度によって戦力が大きく変わる。
 シュトムと同等かそれ以上の価格で、他国の駆逐艦クラスほど大量に配備することはできない。しかし、それなりに数が多いために、艦級は特定の名称ではなく番号や記号等を正式名称とし、それに対応するように愛称が定められている。

  • ジクリット・リンドグレイム:非常に有名なシェドゥーチャ艦長。シェドゥーチャを良く理解しており、技能も群を抜いていたとされる。

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最終更新:2021年07月23日 03:04