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*近況報告
・[[マーカス内戦]]の終結の後処理を進行中です。
・[[レーウス機械反乱]]、[[サイバー戦争]]について進めていきましょう。
*業務連絡
・惑星、人口、軍事等のデータの集約にご協力ください!
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*お役立ち記事
-[[用語集]]
-[[テンプレート]]
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ツーンカ民主主義共和国
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/71.html
#divclass(infobox){{
#divclass(countryNameJa){ツーンカ民主主義共和国}
#divclass(countryName){Daukpany Rrabata Tsunka}
|CENTER:([[国旗]])|CENTER:([[国章]])|
|>|CENTER:国の標語:|
|>|CENTER:国歌:|
|>|地図的なもの|
|公用語|[[標準カーナ語]]|
|首都|[[クシュク]]|
|最大の都市|[[コンクーナ]]|
|政府||
|国家元首の称号||
|国家元首の名前||
|>|面積|
|総計||
|水面積率|--|
|>|人口|
|総計||
|人口密度||
|建国|[[カラ新暦]]1974年|
|国教|[[コド教]]、[[エウス密教]]|
|通貨||
}}
/////////////////////
''ツーンカ民主主義共和国''(ツーンカみんしゅしゅぎきょうわこく、標準カーナ語:Daukpany Rrabata Tsunka)、略称はツーンカ、ツンカ民主、ツンカなど。主要言語は標準カーナ語だが多くの訛り方言など派生が使用される。首都はクシュクだが最も栄えているのはコンクーナである。[[自由解放]]加盟国。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*国名
*歴史
**ツーンカ女王国時代
民主主義共和国の前身となる国家で女系社会の
**ツーンカ民主主義共和国建国
設定変更済み
***1655年 ブロン条約(ツーンカ・ヴァるエルク友好通商条約)
***1662年 ツーンカ・バブル
ツーンカの豊富な埋蔵資源とその採掘権中心に大宇宙各国との交流によってツーンカは急速な高度経済成長期に入ってゆき、ここから1679年まで続いてゆく。
***1664年 名もない連盟成立
ツーンカ・バブルに伴う星間交流によってツーンカの政治体制の裏を突いた反社会的組織によって結成された無名の約定が結ばれた。
***1664年 名もない連盟内部抗争
名前のない連盟内部でツーンカ政府に対してのスタンスでいくつかの勢力によって分かれたことで起こった最大規模の内部抗争。この抗争によって名前のない連盟の最終的なスタンスは「ツーンカ政府と共に利益を保護」となりこれ以降それが厳守され、情報と利益の隠れ蓑としてツーンカの国家の継続を支援し崩壊を防ぐものとなる。
***1775年 ラハツァ・ハーチャの実用化
人を電子情報に変換し居住を行える新国土として認可される。
***1679年 ダーケフオス危機
設定変更以前
1619年 ツーンカ民主主義共和国建国。
1677年 ヴァルエルクとの初接触が行われ技術提供などいくつかの条約が交わされる。
1687年 大宇宙連合と自由解放に加盟。
1770以降未定 イデアスペースの実用化。
1788年 サニェーラ独立国銀河鉄道省スラーン管理局の定期貨客船がツーンカの遊覧船と提携し乗り換え可能に。
*国家体制
ツーンカ中央政府により、各地域、各店内ごとに自治権と管理者の有する土地で課せられる私法『律』が認められそれらをまとめて自治権、自治区と呼ぶ。
ツーンカ政府が持つ政府自治区はツーンカ全域の約4割でそれ以外は自治の認められた有力商人や『名前のない連盟』などが所持している。
『律』を違反した者への暴力装置として自治者が運営する私設警察や、
自治者が契約した外部の自衛力としての警備組織が存在する。
警備組織は複数の自治者と同時に契約しているため並みの私設警察より大規模なものが多い。
**自治区の一覧
政府自治区
・クシュク
首都。
・南コンクーナ
ツーンカ最大の都市、複数の地層都市が隣接しておりその南半分である12、34、35地層都市。
・メイアン
・ツァリシャ
『名前のない連盟』自治区
2023-10-29T21:07:21+09:00
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ゴルギアの時代
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/153.html
#divclass(infobox){{
#divclass(countryNameJa){&bold(){大宇宙の歴史}}
#divclass(countryName){&bold(){Juia aie Gions:antveed&br()Closmol la-Skol-Hecagt}}
|時代名|年代|
|[[ラヴェルト時代>大宇宙の歴史/ラヴェルト時代]]|1378年 - 1425年|
|[[帝国時代>大宇宙の歴史/帝国時代]]|1425年 - 1555年|
|[[革命時代>大宇宙の歴史/革命時代]]|1555年 - 1623年|
|連合会議時代|1623年 - 1641年|
|[[ゴルギア時代>大宇宙の歴史/ゴルギア時代]]|1641年 - 1660年|
|[[経済戦争時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1660年 - 1693年|
|[[通信時代>大宇宙の歴史/経済戦争時代]]|1693年 - 1726年|
|[[アンドロイド時代>大宇宙の歴史/アンドロイド時代]]|1726年 - 1759年|
|[[サイバー時代>大宇宙の歴史/サイバー時代]]|1759年 - 1779年|
|[[反動時代>大宇宙の歴史/反動時代]]|1779年 - |
}}
&bold(){ゴルギア時代}}は1641年のゴルギア国の国家不承認を発端とする[[ゴルギアによるテロ事件の頻発>ゴルギア戦争]]から1660年の[[コンクーナ掃討戦]]によるゴルギアの壊滅までの期間を指す時代区分である。
[[エルミア帝国]]の成立以降奴隷として扱われ、[[エルミア革命]]以後も種族として団結できなかったことで被支配・被差別層としての地位を受け入れるしかなく、弱い立場に置かれ続けてきた[[ボルガード人]]は17世紀前半にようやく民族的団結を取り戻し、[[ゴルギア国]]を樹立する。一方でゴルギア国が[[大宇宙連合会議]]への加盟を要求すると[[国家承認委員会]]はゴルギア国を国として認めず、それどころかボルガード人の団結を恐れゴルギア国を反社会勢力として承認しなかった。これに反発したゴルギアの過激派勢力は大宇宙各地でテロ攻撃を行い、大宇宙各国は対応に追われることとなった。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*年表
**1628年 デナスパンティア作戦(エトラフェル星テラフォーミング実験)
[[エルミア共和国]]の科学者[[エルラモ・デウモルト]](Yillamo Dewmolt)はモンタク宙圏(旧ボルガード宙域)のボルガード人が多数居住している惑星エトラフェルで大規模なテラフォーミング実験を行った。このテラフォーミング実験は失敗し、エトラフェルの環境は不可逆的に居住不可能になるまで破壊され、数億人規模の死者を発生させた。被害はそれだけにとどまらず、モンタク宙圏で消費される食糧の大半を供給していたエトラフェルの食料生産が壊滅したことにより、モンタク宙圏全体で数千万人が餓死した。特に餓死者が多く発生したのはボルガード人のコミュニティだった。
この未曾有の食糧危機に対し、[[ウィケーウィシア]]を始めとするボルガード人コミュニティの代表者たちは大宇宙連合会議に国際的支援を呼びかけたが、連合会議と主要国は1723年に採択された「旧ボルガード宙域を中立地域と規定し、あらゆる国家の干渉を防止する改正憲章」を理由に支援を拒否し、国家規模での旧ボルガード宙域への支援を行わなかった。
食糧危機は飢餓による多数の死者を出すだけに留まらず、食糧不足やエトラフェルからの避難民が治安を悪化させた。モンタク宙圏外のボルガード人はモンタクのボルガード人への支援を求めて各国でデモ行進や抗議運動を行ったが、これらの活動は度々暴動や暴行事件に発展した。
**1641年 国家承認委員会によるゴルギア国の反社会勢力認定
ボルガード人コミュニティの代表者であったウィケーウィシアは「改正憲章に邪魔されずに外国の支援が受けられるようになるには、ボルガード人コミュニティによる国家を樹立し、外国と対等の立場に立つしかない」と考え、ボルガード人国家樹立運動をモンタク宙圏内で行った。ウィケーウィシアによる運動は大宇宙規模でボルガード人によるムーブメントを起こしたことで実を結び、モンタク宙圏のボルガード人コミュニティを中心とする広域連合国家「[[ゴルギア国]]」が樹立された。
次いでウィケーウィシアは大宇宙連合会議へと飛び、国家承認委員会に対しゴルギア国の国家承認を求める。しかし、国家承認委員会はこれを拒否した。その背景には、未だ根強いボルガード人差別と、相次ぐボルガード人暴行事件によるボルガード人に対する社会的恐怖、更にはゴルギア国がボルガード人の複数のコミュニティによって構成される広域連合国家であったために、ボルガード人を国民に抱える複数の国が、自国のボルガード人コミュニティが離反してゴルギア国に加わることを危惧したことによる国家承認委員会に対する圧力があったとされる。そのため、国家承認委員会はウィケーウィシアによる政府を一方的に糾弾し、「反社会的勢力」と認定。更に追い打ちをかけるように同政府を[[ダクラーシュ民族評議会]]が「特定の反体制派勢力」に認定し、抗議声明を発表した。
**1641年 ゴルギア中央政府での政治動乱
ゴルギアの破滅主義者(ゴルギスト)が中央政府の実権を奪取。以後ゴルギア国は大宇宙各国のゴルギストに攻撃命令を送り続けるテロ組織の中枢になり果てる。
**1641年 ダクラーシュ民族評議会第一議長暗殺事件
ダクラーシュ民族評議会によるゴルギアの「特定の反体制派勢力」認定に対する報復。
**1641年 ドルムント政府中央庁舎攻撃事件
[[エドガー最高議長]]が負傷。これに激怒した[[ミラ・フローレン元帥]]が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。
**1642年 ヴァルエルク共和国軍によるモンタク宙圏べリオン領域強襲作戦
[[ヴァルエルク共和国]]軍がゴルギアを殲滅するためにモンタク宙圏の[[べリオン]]領に強襲上陸。ボルガード人を虐殺するもゴルギアの敵愾心を煽り、ベリオンとの国交悪化を招くだけに終わった。
**1642年 在ドルムント共和国ヴァルエルク大使館爆破事件
モンタク宙圏べリオン領域強襲作戦に対するゴルギストの報復。
**1642年 第二次モンタク宙圏連合独立
**1643年 レーウス同時多発テロ事件
**1643年 相次ぐゴルギズム組織の設立
[[ニーネン=シャプチ]]における「新世界」の誕生、[[ヴィッテンクレイル]]における「大邪神教会ダムラク」の誕生など。
**1643年 べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧
**1644年 対ゴルギア・レーウス条約機構軍発足
**1644年 ニーネン=シャプチ人大量拉致事件(拉致真似動画事件)
ニーネン=シャプチ人民を拉致しナイフを頭に二本突き立てた「獣人(愚か者)の作り方」なる動画を公開。「ゴルギアに与しない愚か者はいずれ皆こうなるだろう」
これに対しニーネン=シャプチ星衛主席ツァニェーが公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」
**1644年 モンタク宙圏連合国家承認取り消し
ゴルギストの根城とされて国家承認取り消し。
**1645年 グロスクロイツ籍貨客船ジャック事件(グロスクロイツの肉片騒動)
ゴルギストが[[グロスクロイツ]]籍の貨客船をジャックする。食料が尽きていく中、ジャック犯は人質に別の人質を解体して均等に切り分けた肉片を食料として分け与えるよう強制。「これがお前たちの信奉する共産主義だ」一方で船内の保存食はジャック犯が独占。
貨客船はグロスクロイツ軍によって捕捉されその後船内のジャック犯は制圧される?
**1645年 ジエール要人拉致事件(ジエールの人間押し花事件)
シンテーア人の要人をゴルギストが拉致し、プレス機で殺害。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭にばら撒く。
**1645年 ゴルギストによるモンタク宙圏連合の実効支配
ゴルギストがモンタク宙圏連合のいくつかの惑星を実効支配しモンタク宙圏連合は機能停止。
**1645年 ハルゼイの連合会議加盟
べリオンと[[ハルゼイ]]がコンタクト。そのままべリオンと協力関係を結び大宇宙連合会議に加盟。初っ端から皇帝ボウイーヌス1世が「我々の皇帝に叩頭せず、あまつさえ刃を向けんとするものには間違いなく皇帝の威光によって破滅は避けられないものとなる」「暴虐の限りを尽くした革命連合諸国と、彼らに迎合する秩序は全宇宙において信用に値しない」と連合会議の議場で発言しドン引きされるがハルゼイはゴルギアに対する非難と鎮圧を行い一定の信頼を得る。
**1646年 マーカス連邦における立てこもり事件(マーカスワニワニパニック事件)
[[マーカス]]の何らかの施設にゴルギストが立てこもる。暇を持て余した立てこもり犯はマーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。れにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。
その後マーカスの治安部隊の突入により鎮圧され人質は解放?
**1646年 べリオンにおける学校占拠事件(べリオンの射撃訓練事件)
べリオン軍によるボルガード人コミュニティの弾圧でべリオンに逮捕されたゴルギストの解放を求めて学校を占拠。「射撃訓練」と称して人質の学生に銃を渡し、的にされた学生を撃ち殺した者から食料を渡していった。
国家憲兵隊のレイドユニットによって鎮圧される。
**1647年 連合会議委任統治領モンタク代理政府成立
エルミアによる援助が行われ、モンタク代理政府の領域として大宇宙の委任統治領化。
**1652年 [[アクース連邦]]の連合会議加盟
ニーネンとコンタクト。1652年にはニョルカ条約で同国と正式に国交を樹立し、大宇宙連合総会に加盟。
**1654年 アクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズト拉致事件
ゴルギストがアクース連邦大統領イウル・シェン・ラーネンズトを拉致・暴行した挙句殺害。ニーネン政府がゴルギストの犯行と決定付けたのに対しアクース国内では外国嫌悪派極右野党「黄金の剣」所属の若者、セギッサユク・チュグルゼコスの犯行説が与党によって流布され黄金の剣は強制解散を命じられる。
**1658年 ヴルスパク宇宙港シャトル駅爆破テロ未遂事件
ヴルスパク星の宇宙港をつなぐシャトルの惑星側の駅でゴルギストによる爆弾テロが発生。発見した擬個体の瞬時の判断により、周辺の擬個体へ放射線テレパシーを用いて危険を呼びかけたため死傷者を出さなかった。発見した擬個体は「歓迎してくれるのは嬉しいのですが、爆竹の火力が強すぎましたね」とコメントした。
**1660年 コンクーナ掃討戦
ゴルギアの最後の拠点となっていたツーンカ領コンクーナで各国軍が掃討作戦を展開。ゴルギアの幹部の殆どが殺害、もしくは逮捕され、以後ゴルギアは組織的行動ができなくなり、以後大宇宙各国はゴルギア残党の掃討に移る。
#region(改修前の記事)
&bold(){ゴルギアの時代}(-じだい、[[檀語>ダン=ラ=ハン語]]:&bold(){ile-spash kun-tasht i-tompli})とは、元ボルガード人武装勢力「&bold(){ゴルギア}」によるテロリズムが横行していたシンテーア暦1641年から1658年までの時期のことである。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*概要
&bold(){ゴルギアの時代}は&bold(){大宇宙連合会議}が発足してからシンテーア暦18年ほどで訪れた。当時は諸国同士による条約、協定などはあったが、大宇宙の国際情勢を動かすほどの派閥は存在していなかった。それぞれの国がまだ国際社会の上で手探り状態であったのである。
*主な出来事
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1547年}}}
&bold(){エルミア革命及びグロスクロイツ共産主義革命}によってエルミア帝国が崩壊しゲルデン宙圏やラヴェルト宙圏の各地で新たな政府が樹立されたが、一方で旧ボルガード宙域では&bold(){タプナパキ王国}を除いて国家は誕生しなかった。これは、エルミア帝国時代のボルガード人は奴隷身分だったこともあり、感染症の流行や飢餓によって人口が約37億人ほど減少したことと、エルミア帝国の政策によってゲルデン宙圏などをはじめとしたあらゆる惑星に強制移住させられたことが原因であると考えられる。このようにして民族的団結がスムーズに行われなかったため、ボルガード人国家の誕生がないまま旧ボルガード宙域は極度の混乱状態にあった。
一方の&bold(){革命連合}とその主導的立場にあった[[エルミア共和国]]はそれぞれの国の復興と経済成長を優先した。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1550年代}}}
この頃、ようやく旧ボルガード領で革命戦災の復興が行われ始める。各地の指導者たちはインフラの立て直しに注力した。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1556年}}}
1556年にエルミア共和国主導の下、革命連合各国首脳を集めて行われた「&bold(){ゾラック会談}」にて「&bold(){旧ボルガード領の保護、発展、経済的充実を各国協同で行う}」ことが決定された。しかし、このゾラック会談の内容は事実上の分割統治であり、福祉的人道的「保護」とはかけ離れたものであった。ベリオン共和国やエルミア共和国、グロスクロイツ社会主義共和国連邦はボルガード人を徴用し、旧ボルガード領惑星の各地で資源採掘や加工品工場での強制労働が行われた。過酷な労働の中でボルガード人は労働災害や過労、安全とはいえない職場での事故で彼らの2割が命を落とした。質素な食事や不衛生な環境下で労働させられていたことから、革命連合の人々からボルガード人は&bold(){不潔で卑しいイメージ}を持たれ、不条理な侮辱や虐待が横行するなどボルガード人差別が深刻化していた。ボルガード人蔑視の風潮は更に高まり、革命連合各国にかつて強制移住させられたボルガード人に対してもそのように扱った。
旧ボルガード領では、自然環境を無視した資源採掘が進められたために、鉱山プラントでの落盤や鉱毒などでボルガード人は更に追い打ちをかけられた。17世紀になるまでに革命連合の分割統治によって旧ボルガード領の資源は採り尽くされ、ほぼ枯渇状態となった。そのため、革命連合諸国は&bold(){ベリオン=リーエス戦争}が勃発する1606年までに旧ボルガード領から撤退していった。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1641年}}}
・武装勢力「&bold(){ゴルギア}」による大宇宙連合会議への国家承認要請。大宇宙連合会議国家認定委員会はこれを拒否し、反社会的勢力と認定。
・ダクラーシュ民族評議会、「特定の反体制派勢力」に認定。毅然と抗議する。
・ゴルギア、ダクラーシュ民族評議会第一議長を暗殺
・ゴルギア、ドルムント公官庁にテロ。エドガー最高議長が負傷するなどの惨事に見舞われる。これに激怒したミラ・フローレン元帥が公式声明で「くたばれ」を表すハンドサインをするなどの挑発的な公式声明を行う。なお、このハンドサインの意図がよくわからなかったゴルギアは以降犯行声明にこのハンドサインを多用する。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1642年}}}
・ヴァルエルクの軍事的介入。ベリオン領ボルガードに強襲上陸。ボルガード人を虐殺する。しかし、ゴルギアの敵愾心を煽ったのみで、ベリオンと国交悪化を招く結果に終わる。
・ゴルギア、報復行為としてドルムント共和国ヴァルエルク大使館を爆破。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1643年}}}
・ゴルギアによるレーウス星同時多発テロ。
・[[ニーネン=シャプチ]]のゴルギア勢力「新世界」誕生。破滅主義者。
・ヴィッテンクレイルのゴルギア勢力「大邪神教会ダムラク」誕生。ヴィッテンクレイルの信者を洗脳し、国内の分裂を招く。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1644年}}}
・拉致真似動画事件。人民を拉致してナイフを頭に二本突き立てて「獣人を作ったよ!」。人質は死亡。国民は激怒。[[ナプトー>ソプゲン=ナプトー]]は卒倒。
・この事件を受けて、&bold(){ニーネン=シャプチ}星衛主席&bold(){ツァニェー}が公式声明を発表。「耳の白いガキどもを懲罰する」。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1645年}}}
・グロスクロイツの肉片騒動。グロスクロイツ人国民を人質に取って、解体。均等に切り分けた肉片を人民に分け与え、「これが共産主義だよ」。
・ジエールの人間押し花事件。[[シンテーア>シンテーア帝国]]人が拉致され、プレス機でぺしゃんこにされた。ゴルギストは潰されたシンテーア人の画像を写真に撮り、街頭に掲示した。
>&color(#ff9900){&font(11pt){&bold(){シンテーア暦1646年}}}
・マーカスワニワニパニック事件。マーカスのアンドロイド国民を人質に取って、お腹を開いて導線を一人ずつ切るミニゲームを開催。これにより人質は死亡。死亡させたテロリストは罰ゲームとして犯行声明。他にも非人道的なアンドロイドに対する拷問を行った。
#endregion()
*関連項目
・[[大宇宙の歴史]]
・[[ゴルギア戦争]]
2023-10-29T17:47:34+09:00
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ノーラルウクト4(機兵)
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1407.html
この設定は削除されました
2023-10-22T18:39:42+09:00
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ナレーンテァトー連邦帝国/惑星マウサナの生物
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1418.html
このページでは、[[惑星マウサナ]]の著名な動物・植物について列挙する。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
&image(惑星マウサナの家畜.png,x=850)
*マウサナ人
[[マウサナ人]]
*ヒムー(マウサナミズベネコ)
マウサナミズベネコ(ヒムー)は現存種ではマウサナ人に最も近縁な種であり、マウサナ人の先祖がどのような動物であったのかを推測することが出来る。
700万年前、現在生息している動物の中で最もマウサナ人に近縁な種「ヒムー」の祖先とマウサナ人の祖先が種分化したとされている。
ヒムーというのはコミャーソ族に属するネコに似た体長1m前後の動物であるが、昼行性であり血縁者による群れで狩りをする。
主に自分より小さな獲物を襲うことが多いが、より大きな獲物を襲うこともまれにある。
食性はマウサナ人に似ており、雑食性であり果物も食べ、川で魚も捕る。農民の畑に侵入して、芋を掘り返したり野菜を食い荒らしたり、家畜を襲ったりする害獣として知られており、農民には迷惑な存在である。
ヒムーは、手先が器用であるため、屋内に侵入して荒らすことができるという。
個体数は減少するどころかむしろ増えている。都市部に住み着き、残飯を漁る個体群が現れたからである。
マウサナミズベネコはあまり強い捕食者ではなく、惑星マウサナの陸上生態系では頂点からワンランク下の2次消費者であり、レキッアのような最強格の捕食者に捕食されることも多い。
そのような捕食者からの自衛手段は群れるか逃げるかであり、マウサナ人の祖先もそれと似たような境遇だったと考えられている。
*ポー(マウサナゾウ)
長い鼻、大きな耳が特徴の、ゾウに非常によく似た惑星マウサナ固有の動物。大きさはアジアゾウとほぼ同じ。マウサナ人とは「心が通じる」といわれ、慣らしやすいうえに、アジアゾウよりも繁殖の難易度が低かったため家畜化に成功し、惑星マウサナにおいては運搬用、乗用、軍用(戦象)、競技用などに広く使われた。
中でも戦象として用いられる品種は表皮が非常に硬く、弓矢や槍などの攻撃が通用しないほどの防御力を有しているため、マウサナ人には不可能もしくは著しく困難な、攻・防・走を兼ね備えた能力を同時に実現することができる戦争の主役であった。
*プイ(マウサナオオネズミ)
プイは、地球におけるモルモットに似た家畜であるが、サイズはモルモットよりも大きい。飼育が容易で、繁殖力が強く成長が速いプイは、現在でも食肉用として野菜くずなどを与えて台所の周りなどで飼育されている。
味はウサギや鶏のもも肉に似ているといわれる。かつては祝い事の際のみに供されるご馳走だったが、現在では日常的に食べられる。
*メクォー
メクォーは飛べない大型の鳥類の家畜で、成体は頭頂までの高さが約3.5m、体重は300㎏ほどになる。首は長く、地球の動物ではジャイアントモアが最もよく似ている。長い2本の足があり、走るときにも背中を曲げないので、乗用に用いることができる。
マウサナの文明では馬にあたり、社会性が強く性格も温厚な草食動物である。運搬用、農耕、乗用、軍用、競技用などに使われる。基本的に1人乗りで、マウサナ人に加えて30kg程度(計90kg)の荷物の運搬が可能である。
*ッオジョサ
大虫類(節足動物の一種)のうち肉食で頂点捕食者の地位にある種の総称。
大きさは数メートルになる巨大さで、知能は低いが視界に入った動物を全て捕食しようとする。
本体の動きは鈍重だが、素早く動く長い触手を持ち、これによって獲物を捕獲する。
マウサナ人にとって危険な捕食者だが後述のレキッアと比べて対処しやすく、武器を持つ集団で10人程度なら勝てるため、相対的な脅威度はレキッアより低い。
*レキッア(マウサナトラ)
アドーヌ下綱に属する哺乳類のうち、肉食で頂点捕食者の地位にあり集団で狩りを行う種の総称で、虎のような外見をしている。
アドーヌ下綱にはマウサナ人も属しており比較的知能の高い種が多いが、レキッアはアドーヌ下綱の種の中でも特に知能が高く、地球のカラスに匹敵する。
レキッアと呼ばれる種は複数あるが、いずれも体長は2メートルほどでジャングルに生息し、家族単位の群れを構成して狩りをする。
対処しやすいッオジョサに対してレキッアの対処はマウサナ人には困難で、集団で襲いかかってくるためマウサナ人10人程度では全滅してしまう。
厄介な点としてレキッアは知能が高いため、鳴き声を使い分けて狩りにおいて統制を取って獲物を追い込むので、ただ逃げるだけではかえって不利になる。
また火を恐れないため、ジャングルを出てマウサナ人の集落を襲うことも多く、効果的な銃火器の発明まで、太古の昔よりマウサナ人を悩ませてきた。
ここでマウサナ人が取った戦略は、手足が欠損しても再生する能力や、高い繁殖力によって「襲われてもすぐに回復する」という種としての打たれ強さであった。
*ミャペ(マウサナイネ)
#divclass(thumbbox){
#image(Honeyview_53d744ab-5096-4e80-8eb7-3306b35cf46e.jpg,x=300)
▲山岳地帯に保存されたミャペの水田
}
マウサナ人の主食となる穀物。浮稲のような性質を持つものと、水稲のような性質を持つものに分かれる。形態や生態、栽培の方法は稲とよく似ている。ミャペは惑星マウサナの多年草で、惑星マウサナ文明を代表する穀物であり、広く栽培され生産量はぶっちぎりのトップである。基本的には水田で栽培するため永久連作が可能。収穫後しばらくすると再生して再び収穫出来るようになるため、水さえ十分にあれば三期作が可能である。
そのままでは消化できないため脱穀・籾摺・精白後に炊いたり煮たりして食べるが、粘りがなくモソモソした舌触りなので、副食材と混ぜ合わせて調理したり汁物に混ぜたりして食べるのが一般的。精白しなければビタミン、ミネラル・食物繊維、タンパク質などを豊富に含んでいるため、それだけでマウサナ人にとって十分な栄養を含む完全食であるが、食味の観点から現在では精白して食べることが一般的である。
*グーカナの木
#divclass(thumbbox){
#image(スクリーンショット 2023-10-13 222046.png,x=300)
▲グーカナの木(イメージ画像)
}
熱帯~亜熱帯地域を優占する惑星マウサナ最強の樹という異名を持つ。実際はグーカナという種はなく、類似した生態の数種の総称である。
1年で高さ30~35mの成木となり、惑星マウサナの二大大陸の熱帯雨林の高木層を単独で占領し、深く根を張るので台風に強く、常緑樹であるために防風林としての機能も果たした。またグーカナの生葉・生木は他の樹木と比較した場合に燃え難いこともあり、隣家火災の際には延焼を防止する目的も持ち合わせていた。
木材としての材質は非常に堅い。また粘りがあり強度も高く耐久性に優れ、病害虫にも強く、乾燥させれば反りにくい。その特性から古来より建材や家具、道具に使われる。ただし、乾燥と加工に手間がかかるという難点がある。
グーカナの実はリンゴと類似した外見であるが、やや大きい。果肉の部分はデンプン質で、熟す前に収穫すると主食となり、熟すと糖化が進んでフルーツになる。グーカナの実はマウサナ人の歴史においてミャペに次いで重要な食料であるほか、グーカナの木自体も建築材、木具材、防風林として極めて重要な樹木であった。
*関連項目
#include(ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧)
2023-10-15T21:20:23+09:00
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ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1402.html
#divclass(infobox){|CENTER:~ナレーンテァトー連邦帝国地図|
|&image(ナレーン星系一覧01.png,X=290)&image(ナレーン星系一覧02.png,X=290,https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1416.html)&image(ナレーン星系一覧03.png,X=290)&image(ナレーン星系一覧04.png,X=290,)|
}
|CENTER:|||c
|>|>|CENTER:~&size(20){[[ナレーンテァトー連邦帝国関連記事一覧>ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧]]}|
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|~教育|>|[[ナレーンテァトー連邦帝国/教育]]|
2023-10-13T22:23:18+09:00
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ナレーンテァトー連邦帝国
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1376.html
#divclass(infobox){{
#divclass(countryNameJa){ナレーンテァトー連邦帝国}
#divclass(countryName){näleːɴtœtoː kämoʔœräːi heläɔɱäːtomo}
&image(スクリーンショット 2023-10-10 160600.png,X=300)
|CENTER:&image(マウサナ帝国国旗.png,x=140)&br()([[国旗]])|CENTER:&image(国章的な.png,x=140)&br()([[国章]])|
|>|CENTER:国の標語(日):愛による平和、平等、団結&br()(マ):Linyeaimu, Möyara, Sukamāha|
|>|CENTER:国歌:ナレーンテァトーに栄光あれ|
|主要言語|標準マウサナ語|
|首都|マーテパーナ|
|政府|連邦政府|
|国家元首の称号|ヘラッオ(皇帝)|
|事実上のトップの称号|党中央委員会事務総長|
|政治体制|立憲君主制|
|人口|およそ205億人(1780)&br()およそ450億人(2000)|
|主な宗教|サーナ教|
|通貨|ラリウ|
|建国年|シンテーア暦1533年|
|加盟年|シンテーア暦1728年|
|>|CENTER:領 有|
|母星|惑星マウサナ|
|首都星|惑星マウサナ|
|その他惑星|ニャレス&br()マロサール&br()イーリナーワン&br()ネーロアール&br()ラーノターム&br()パーロナーム|
|領有星系|計4星系([[アナ星系]]、[[ピマオール星系]]、[[ッイーワナール星系]]、[[エーレリール星系]])|
}}
>&bold(){「人民はみな、多かれ少なかれ自由を望み、権威は望まないだろう。&br()しかし同時に、秩序と幸福を熱烈に求めている。&br()だからこそ国家というものは、人民の秩序と幸福を保証するために、&br()ある程度の権威を持ち、そしてある程度の自由を与えるのだ。」}&br()――初代 全マウサナ共同体主義党中央委員会事務総長
&color(#ff0000){''ナレーンテァトー連邦帝国''}は、スラーン宙圏に位置する象徴君主制のエーンヤイッア民主主義国家である。首都は[[惑星マウサナ]]。
帝国を名乗っているものの皇帝(ヘラッオ)には政治的な実権がない。貴族階級はおらず、いわゆる公務員が国家の統治を担っている。現時点ではアナ、ピマオール、ッイーワナール、エーレリールの4星系を中心に保持する星間連邦である。
アナ星系、惑星マウサナの文明はマウサナ人という種族が独自に築いた文明である。マウサナ文明は長い間、巨大な石造建築と中小の木造建築、高度な治水技術、体系化された宗教、文学や科学、土器や織物などの工芸品、道路網や洗練された官僚機構からなるすぐれた統治システムなどを特徴としていたが、技術爆発(産業革命)以降になると飛躍的に技術が向上し、ついにFTL航法を発明するに至った。
主産業は農林水産業、重工業、アンドロイド工業、ウェアラブル工業で、マウサナイネ(ミャペ)という作物が主食である。経済システムが社会主義的であるため第三次産業は他国と比べて発展していないが、その代わり第一次産業と第二次産業の従事者が多い。
得意なテクノロジー分野は機械工学、アンドロイド技術、ウェアラブル技術、造船工学(スペースコロニー含む)、実体弾兵器で、その一方で生命工学(遺伝子操作など)やレーザー兵器、シールド技術などは他国に劣後しており、テラフォーミング技術に関しても(ステラリスと比較して)制約がある。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*概要
ナレーンテァトー連邦帝国は通称マウサナ、あるいは連帝などと呼ばれている。[[大宇宙連合会議]]への加盟は1728年で、後発組に入る。
人口は周辺国と比較してそれなりに多いものの、様々な要因から一人当たりの経済力や労働生産性が低いため、国力も周辺と比較して突出していない。
外交面では[[ラノー条約機構]]の原加盟国である。外交の方針は協調的で自ら敵を作ろうとせず、他国情勢には必要以上に介入することはない。
軍事力としてはそこまで強くはないが弱くもない。20世紀前半の地球に例えるなら中華民国やポーランド、チェコスロバキアのような中堅国家だろう。
なお、大宇宙連合会議への加盟以前からアンドロイド関連技術がガラパゴス的な発展をしていた国家であり、アンドロイドの国民が2割ほどを占めている。
*国名
正式な国名はマウサナ標準語で[IPA:näleːɴtœtoː kämoʔœräːi heläɔɱäːtomo](ナレーンテァトー・カモッエァラーイ・ヘラオムァートモ)である。
大宇宙においては「ナレーンテァトー」や、別の通称として「マウサナ」と呼称され、国内でもマウサナと呼称されることが多い。
*国旗
国旗は三角形で、「2:1に引き伸ばした正三角形を薄黄、黄緑、水色、桃色の4色の面積が同じになるように分割し、重心にサーナ教のシンボルを配置、旗の外周を金色の糸で縁取りしたもの」と決まっている。
重心に配置されたサーナ教のシンボルは、国民統合の象徴である皇帝と恒星神サーナの権威を表し、周囲の4色はマウサナ人の髪の毛の色であり、全ての国民は平等であることを表し、それを金で縁取りすることで国家全体を表している。
マウサナ文明における国章は国家の名称を示すための長方形の旗でありサブの国旗であり、空と海と大地を示す色で塗り分け、その上に「ナレーンテァトー連邦帝国」と書かれている。
*種族
**マウサナ人
#divclass(thumbbox){
#image(Honeyview_マウサナ人の解説 - コピー.jpg,x=400)
}
[[マウサナ人]]
・身体能力:人間と比べて瞬発力が高いが持久力では劣る。聴覚が人間より優れる。
・知能:人間と同程度
・個体数:国内の大部分を占める
・寿命:人間より短い
・備考:惑星マウサナ発祥の種族であり、雌雄同体の猫系ヒューマノイドである。
両性具有であるため全員が猫耳と尻尾のある美少女のような外見をしている。平均身長165cm。髪の毛の色は水色、黄緑色、金色、桃色がある。
温厚な気風を持つ種族で共感性と協調性が高く、誇りよりも実利を重視する傾向にある。
産まれてから6シンテーア年で肉体的には大人になるが、その代わり寿命が人間よりも短い。
精神を重視し、平等主義的な価値観をもつ。農耕民族であり争いは好まないが防衛には積極的である。
表情の代わりに、特殊な器官によりマウサナ人同士であればテレパシーのようにお互いの感情を読むことができる。
**ネーロアートー
惑星ネーロアール発祥の種族。乾燥型惑星であるため、身体能力は概ねマウサナ人と同等だがそれに加えて、乾燥と暑さへの体制が非常に高い。
ネーロアートーは狐系ヒューマノイドであり、雌雄異体である。耳は獣耳だが、非常に大きく顔の面積くらいあり、暑さへの体制に繋がる。
戦士気質のある種族であり、マウサナ人とは対照的に誇りを重視する。テレパシーのような能力は持たないが、聴覚と嗅覚に優れる。
*歴史
1ムク=およそ0.41シンテーア年
**大宇宙連合会議加盟以前の年表
***先史時代
&bold(){(文明誕生以前)}
55万ムク前:マウサナ人の出現
4万ムク前:農耕の開始
***古代
&bold(){(文明誕生~技術爆発)}
2万ムク前:文明誕生
サーナワン暦0ムク:旧法サーナ教の教義が確立し、サーナワン暦が制定。
サーナワン暦22世紀:新法運動(新たな芸術や文化を追求する動き)
サーナワン暦24世紀:大航海時代
サーナワン暦29世紀:科学革命
***中世
&bold(){(技術爆発~惑星マウサナ統一政府樹立)}
サーナワン暦31世紀:[[マウサナ技術爆発]](産業革命)
サーナワン暦35世紀前半:第一次マウサナ大戦勃発。数ムクで終結、死者1億人。世界連盟設立。
サーナワン暦36世紀前半:宇宙飛行とマウサナ人の衛星への到達。
サーナワン暦37世紀前半:情報化革命。インターネットが台頭し個人用のデバイスが普及する。
サーナワン暦37世紀後半:AI革命。AIの性能はやがてマウサナ人を上回るようになった。
サーナワン暦3779ムク:とあるスペースコロニーの自治政府が過激派アンドロイドと組んで反乱を起こし「[[第二次惑星マウサナ大戦]]」が勃発。
***近世
&bold(){(マウサナ統一政府樹立~大宇宙連合会議加盟)}
ハーメノー暦0ムク/シンテーア暦1533年:講和条約が締結。第二次マウサナ大戦終戦。惑星マウサナ統一政府樹立。
ハーメノー暦21ムク:復興に大きく貢献した「尊敬される者(ニメワースートー)」、ヤーキトループのネミティーカというマウサナ人が皇帝(ヘラッオ)に祭り上げられる。しかしヤーキトループのネミティーカは「いい人」であったためその地位を悪用することなく引き続き復興に尽力し、その生涯を終えた。
ハーメノー暦65ムク:崩御したヤーキトループのネミティーカの後継として、ニメワースートーであったヌデーンパミーのポソッエーウが選ばれ、二代目ヘラッオとなる。ヌデーンパミーのポソッエーウは立憲君主制を採用し、ここに惑星マウサナ連邦帝国(ナレーンテァトー連邦帝国の前身)が建国された。
ハーメノー暦150ムク頃:惑星マウサナの復興が概ね完了する。
ハーメノー暦168ムク:惑星ニャレスのテラフォーミングが再開する。
ハーメノー暦185ムク/1609年:内惑星戦争の勃発。宇宙艦隊戦により兵士に莫大な死者を出し、合計1000万人に及んだ。
ハーメノー暦312ムク/1661年:優生マウサナ人によって北極戦争が勃発する。これにより遺伝子改変がタブーとなる。
ハーメノー暦374ムク/1687年:惑星ニャレスのテラフォーミングが完了し、温帯の惑星となる。
ハーメノー暦390ムク頃/1693年:最高速度が光速に到達する。
ハーメノー暦415ムク/1703年:ピマオール星系(G5V型)第二惑星イーリナーワン(温帯)への入植が開始される。それに伴って国号をナレーンテァトー連邦帝国に改める。
ハーメノー暦473ムク/1727年:シルア領アトゥルズとピマオール星系の間で、全シルア労働者連盟とのファーストコンタクト。軍事衝突があったが、大惨事となる前に停戦し、ファーストコンタクトが成立する。
**大宇宙連合会議加盟以降の年表
***アンドロイド時代
ハーメノー暦475ムク/シンテーア暦1728年:エルミアのスモラクでナレーンテァトー連邦帝国が大宇宙連合会議に加盟。
シンテーア暦1730年代:周辺諸国との関係を築く。アクース内戦は不参戦。デクトリア社などの中小企業アンドロイドを導入。
シンテーア暦1743年:マーカス内戦にデクトリア派として参戦。
シンテーア暦1747年:マーカス内戦終結。勝利。派遣規模がシルアと比較して小規模な傾向なのでその分損害も少なかった。なお、40年後に痛い目を見る(予定)。
シンテーア暦1750年代:マウサナ版アーパラーパ(テワーパナ社およびルライソ社。前者はデクリア、後者はデクトリア以外の中小企業を、それぞれ国内の企業と統合)の設立。
シンテーア暦1760年代:ポスト・マーカスのアンドロイド先進国となる。
*領域
**居住可能惑星一覧
|CENTER:星系|CENTER:惑星|入植年|CENTER:備 考|
|アナ星系|マウサナ|母星|&color(#60EE3C){熱帯型惑星}&br()アナAの第三惑星で、母星。半径7541kmで、国内の主要惑星では最大。人口120億(1780)&br()地球の1.2倍の半径で、重力がやや強く、大気圧と酸素濃度が高い。7割が海洋で3割が陸地。&br()生命にとって地球よりも理想的な惑星であるが故に、強くて攻撃的な生態系が繁栄し、&br()スーパー台風と共にマウサナ人を悩ませてきた。&br()現在はナレーンテァトーの首都惑星として、国内では政治的にも経済的にも最も強い力をもつ。|
|アナ星系|ニャレス|1687年|&color(#FFE921){大陸型惑星}&br()アナAの第四惑星。半径7321km。人口20億(1780)。&br()元々は低緯度地域を除いて氷河で覆われた寒冷な惑星で植物もなかったが、&br()テラフォーミングで現在の地球くらいの環境に変化した。&br()ナレーンテァトーではマウサナに次いで重要な惑星であり、人口が2番目に多い。|
|アナ星系|マロサール|1700年|&color(#F54738){潮汐固定惑星}&br()アナBの第二惑星。半径6760km。人口3億(1780)。&br()赤色矮星アナBの惑星で、潮汐ロックにより昼側は灼熱、夜側は極寒であり、&br()僅かな明暗境界帯にのみ居住が可能である。そのため、黄昏の惑星と呼ばれる。|
|ピマオール星系|イーリナーワン|1703年|&color(#FFE921){大陸型惑星}&br()ピマオール星系第二惑星イーリナーワンサーッエ(半径79130km)の最大の衛星。&br()半径5410km。人口15億(1780)。&br()元々、地上に高度な生態系があった温暖な惑星でテラフォーミングは不要だったため、&br()ニャレスとほぼ同時期に入植が始まった。後述のネーロアールとは軌道共鳴の関係にある。&br()6割が陸地で4割が海。陸地の大部分は森林で、湖が多い。|
|ピマオール星系|ネーロアール||&color(#F54738){乾燥型惑星}&br()ピマオール星系第二惑星の第二の衛星。半径5132km。人口35億(1780)。&br()草原と砂漠に覆われた地表は主に台地と峡谷で構成されている。&br()高緯度地域には森林も存在するが、それ以外の場所に生える植物は草と潅木のみである。&br()ネーロアートーと呼ばれる前FTL種族が居住しているため17世紀末に2つの保護国が成立した。&br()ネーロアートーは狐人であり乾燥と暑さに強いという特徴がある。&br()保護国:[[ニレンコ王国連合]]、[[クルライミ諸民族連合]]|
|ッイーワナール星系|ラーノターム|1750年代後半|&color(#60EE3C){熱帯型惑星}&br()ッイーワナール星系第三惑星。半径6377km。人口5億未満(1780)。&br()惑星マウサナによく似ている。入植は1750年代後半。|
|エーレリール星系|パーロナーム|19世紀後半|&color(#FFE921){海洋型惑星}&br()エーレリール星系第二惑星。半径5930km。&br()惑星の8割以上が海洋となっている惑星。入植は19世紀後半。|
**主要都市
***マーテパーナ
この国における政治・経済・文化の中心地であり、都市圏人口10億人を擁するハイパーメガロポリスである。
中心部には政治施設の他に、様々な企業の本社ビルや各国の大使館、そして中心部の外れにはこの国最大の歓楽街がある。
**保護国
ニレンコとクルライミは共にネーロアートーと呼ばれる惑星ネーロアールの前FTL種族の国家である。17世紀末の接触時には機械化時代であり、小規模な衝突の後、トナウッア条約によって数十の国家が二つの保護国として再編されることとなった。
保護国であるため大宇宙連合会議には加盟せず、外交権を持たない(統計では連邦帝国の一部として扱われる)。連邦帝国による技術的教化と、政治体制の「中庸化」が進められた。
***[[ニレンコ王国連合]]
惑星ネーロアールの中緯度地域に存在する先住民国家。連邦帝国の指導のもと、様々な王国や諸侯が合併している。人口17億(1780)。
***[[クルライミ諸民族連合]]
惑星ネーロアールの高緯度地域に居住するクルライミ系の諸民族を集めた先住民国家。構成国には共和国や王国がある。人口13億(1780)。
*政治
#divclass(thumbbox){
#image(エーンヤイッア民主主義.png,x=600)
▲エーンヤイッア民主主義についてイデオロギースペクトルで説明した画像。
}
政体は共同体主義(エーンヤイッア主義)象徴君主(事実上の共和)制。統治体制は、全マウサナ共同体主義党による事実上のヘゲモニー政党制であり、全マウサナ共同体主義党とその衛星政党以外の政党は憲法上認められておらず、国民には結党の自由がない。
立法機関としてナレーンテァトー国民議会が置かれ、行政機関として党中央委員会政治局が、司法機関として最高裁判所と最高検察所が存在する。三権分立ではないが、司法機関の独立が憲法で規定されている。
国家元首たる皇帝、全マウサナ共同体主義党の最高職であり外政担当の党中央委員会事務総長、政府の長であり内政担当の首相、司法機関である最高裁判所長官、この四名の共同指導者により組織を運営する所謂トロイカ体制が敷かれている。
この「四頭体制」は一人に権力集中するのを防ぐために、四人に権限を分散させた集団指導体制であり、憲法によって兼任が例外なく禁じられている。任期は事実上終身(ただし選挙は行われるため失脚もある)。
選挙制度としては普通選挙・平等選挙・直接選挙・強制選挙を特徴としており、単記移譲式大選挙区制である。選挙では全マウサナ共同体主義党から定数を上回る立候補者が出馬するのに加え、無所属候補も多く立候補するため、ある程度は民主的といえる。
*軍事
・[[ナレーンテァトー連邦帝国の兵器]]
ナレーンテァトーにおいては、「国家防衛軍(国防軍)」と「国家親衛軍(親衛軍)」の2つの組織に分かれている。宇宙における艦隊戦においては専ら国防軍の航空宇宙軍の担当となっている。
惑星上での戦闘においては、国防軍の陸軍はその大部分が軍用オートマトンによって構成される機械の軍であり、個々の強さよりも物量を重視し戦線の数的主力を担う。一方で親衛軍は国民の志願者によって構成される精鋭の軍であり、数よりも練度を重視した少数精鋭として戦線の中核や特殊な作戦を担うという違いがある。
国防軍は陸軍・航空宇宙軍からなる。一方で親衛軍は惑星上での戦闘のみを担当するため宇宙艦艇を保有していない。国防軍・親衛軍ともに兵役制度が存在するが、宇宙艦艇は自動化技術によって省人化に成功していることもあって、基本的に志願者で賄っているため事実上は兵役がない。
*経済
自主管理社会主義に類似した「共同体経済」を採用している。政府による計画経済を参考にしつつ、資本家ではなく労働組合によって所有される企業(法人)が人民の需要と供給に基づいて生産活動を行う。
政府による計画経済は五ヵ年計画などあくまでも道筋を示すもので強制力がなく、ノルマも課されない。生産の詳細はそれぞれの労働組合や、地域別の農業組合の采配に委ねられている。
労働組合の人民は、労働組合の生産物に対し等しく所有権を有し、それゆえ地位や任務にかかわらず等しい稼ぎと等しい便益を得る。企業は労働組合の下部組織である。
国家「AとBを作ってもらいます。Aを50、Bを30作ってください」→労働組合「Aは40で十分、Bは30だと足りんから40作るわ」→人民「欲しいものがちゃんとあるぞ」
**共同体経済
「五ヶ年計画」においては当局が予め目標を定めて経済をそれに誘導しようと試みるものの、価格設定など仔細な点まで立ち入らず、目標にも固執せず柔軟に対応する。
共同体経済体制が敷かれ、社会の市民すべてが参加して経済活動を民主主義的に計画している。ソビエト連邦等の計画経済と異なり政党を要さず、資本主義と異なり剰余価値はその生産者である労働者達が獲得し、非労働者による搾取が無い。
**企業経営の仕組み
企業の経営は通常だとトップダウン形式であるが、ナレーンテァトーにおける「共同体経済」は逆で、ボトムアップで労働組合を通して、労働者の意志が反映される仕組みとなっている。
しかし、企業の複雑な運営を労働者と技術者だけで行うことは不可能であるため、労働組合はAIに経営を委ねる。
資本主義企業では出資者が経営者と労働者を雇うが、「共同体経済」では労働組合(と労働者)が経営者を雇う形になる。
最高意思決定権は労働組合にあるため、労働者・技術者が労働組合を通じて間接的に経営をチェックできることになる。
また、企業の活動には資金が必要となるが、その資金は国または地方自治体による出資と、余剰利益からの投資によって賄われる。
国に出資される企業を国家法人、地方自治体に出資される企業を地方法人と呼び、まずは後者で起業してから事業拡大に伴って国家法人に移行するのが一般的である。
大宇宙への加盟以降には外資系企業がマウサナに進出できるようにするために、特別法人という区分が設置された。
なお、財閥のような複数分野も跨る企業は禁止されており、例えるアンドロイド工業法人はアンドロイド工業(アンドロイドの製造・販売・維持など)の分野でのみ活動できる。
マウサナ人にはこれまで贅沢品をほとんど作らなかったので、いわゆる贅沢品の技術は、大宇宙諸国の平均より数十年遅れており、その多くが他国の旧型製品の技術供与を受けたもの、もしくは無断コピーや、戦争において他国から接収した技術の流用であった。
**著名な企業
***重工業国家法人トルオポラ社
宇宙船、軍用ドロイド、軍事兵器の製造・販売を行う、マウサナ二大重工業会社の一つ。ライバルのリートア社よりも全体的に大きなものを作る。
***重工業国家法人リートア社
機械、建設機械、航空機、軍用ドロイド、軍事兵器の製造・販売を行う、マウサナ二大重工業会社の一つ。トルオポラ社よりも小さいものを担当する。
***アンドロイド工業国家法人テワーパナ社
1752年、マーカスのデクトリア社の国有化に伴い、アンドロイド工業特別法人マウサナデクトリア社と既存の国内アンドロイド国家法人を合体させて設立された結果、ナレーンテァトー首位のアンドロイド法人となりマウサナ市場を複占した。1760年代以降は国外に積極的に進出。当面の間は「マーカス二大企業亡き後のアンドロイドの整備補修」が国外における主要な事業となった。
***アンドロイド工業国家法人ルライソ社
テワーパナ社に次ぐアンドロイド法人。デクトリア社以外のマーカス系中小企業を国内の企業と統合させて設立された。積極的に国外進出したテワーパナ社に対して、ルライソ社は国内を中心としている。
*交通
宇宙における交通手段には輸送用の宇宙船が利用されている一方で、惑星上における交通手段は第二次大戦後の文化的停滞もあって、21世紀の地球程度の水準からさほど進化していない。
惑星上の主要な交通手段は、完全自動運転の電気自動車(未だに空を飛ばず、ゴムタイヤである)、鉄道(レールではなく、浮上するタイプのもの)、航空機(スペースプレーン。一度宇宙空間に出ることでより高速での飛行を可能としたもの)などが使用されている。
*科学技術
**アンドロイド産業
ナレーンテァトー連邦帝国は、大宇宙の加盟以前よりアンドロイドの技術がガラパゴス的な発展を遂げていた。大宇宙加盟以降は、国内のアンドロイド技術体系から大宇宙のアンドロイド技術体系への移行が進み、1760年には大宇宙では上位のアンドロイド技術(流石にマーカスには劣後する)を有するようになった。総合的に見ると、この国のアンドロイド産業はスラーン宙域では第一位である。
***ルハーマオ思考AI
1760年代以降、ナレーンテァトー連邦帝国の企業によって開発
異なる3つの思考回路を有するアンドロイド。簡単に言うと、感情と論理を両立した偉人のような存在である。
ルハーマオ思考AIは、製造された当初は感情がない。しかし周囲の環境から学習し、3つの思考回路が形成される。そのため、トリニティ思考AIは皆違う思考回路を持っている。
有機生命体は思考回路が1つなので、時には感情的になり過ぎて謝った判断を下すことがある。しかし思考回路が3つあることにより、常に感情があるにも関わらず論理的な判断を下す、つまり感情的でありながら論理的である。
有機生命体と全く同じアンドロイドなら有機生命体に対する利点がない。しかしルハーマオ思考AIは、感情のないAIに近い論理的な判断を下すが、同時に感情を持っていることで、有機生命体に対する利点がある。
最大の利点は、感情的になりすぎないので、困難に直面してもある程度耐久して臨機応変に対応できることである。
**ウェアラブル機械産業
歴史的な経緯や文化的な理由から、マウサナ人は自身に遺伝子改造を施したり、インプラント装置を埋め込んだりすることに抵抗が強いため、代わりに外部に装着することで自身の性能を高める「ウェアラブル機械」が発展している。
***第一世代流体金属服
1750年代以降、ナレーンテァトー連邦帝国の企業によって開発
流体金属服により、従来の物理的機能のみを有する服から、ウェアラブル端末を兼ねた情報的機能を有する服に進化する。
流体金属服は、サイボーグとは別のアプローチからアンドロイドと有機生命体の格差を産めるものである。流体金属服は強化外骨格として働き、また情報端末として着用者に様々な情報を与える。
例えば、アンドロイドのように高い身体能力を発揮出来るようになり、また情報補助により視界に様々な情報を表示したり、計算を代わりにやってくれたりする。
外見は、外側はディスプレイにようになるため、外見上は任意の普通の服を着ているように見える。
なお、第一世代、第二世代と時代が下るごとに性能は高くなっていく。
**機能的竹筋コンクリート建築
鉄筋コンクリートではなく、竹を処理したものと高機能性コンクリートを用いて、一般家屋やビルヂングを建設している。惑星マウサナの竹は地球のそれよりも頑強なものがあるため、様々な処理を施すことで鉄筋の代用となり、原子力時代には「四竹一鉄(建造物の8割は竹筋コンクリートを用いる)」と言われていた。現代においては竹に特殊な処理とコーティングを行い、高機能コンクリートと併用することで、原子力時代の鉄筋コンクリートと比較して強度と耐用年数において十倍ほどの性能を誇る。また、PC工法が一般的で、工場で量産したパーツを組み合わせることで自由自在に建物を短期間で安く作ることができる。
*文化
#divclass(thumbbox){
#image(Honeyview_00069-1548528067.jpg,x=400)
▲惑星マウサナの都市景観
}
#divclass(thumbbox){
#image(Honeyview_default_2022-06-20_21-58-19-210.jpg,x=400)
▲人民が暮らす団地
}
宇宙関連の技術や文化は他の大宇宙諸国とほぼ同等であるが、惑星上における生活水準や文化は後述の文化的停滞によって初期宇宙時代の水準であり、宇宙関連と比較して発展のギャップが存在する。
**ハーメノー暦時代の文化的停滞
ハーメノー暦時代の文化的停滞とは、第二次惑星マウサナ大戦終結後から大宇宙への加盟にかけてのハーメノー暦時代において、惑星マウサナ文明の生活水準がほとんど変化しなかったことを表した用語である。
原因としては、第二次惑星マウサナ大戦によって人口の6割を喪失したことによる人的資源と技術の衰退、復興に100年を要したこと、大戦以降に資本主義を国是とする政体が出現せずイノベーションが鈍化したことなどが定説である。文明の生活水準は大宇宙加盟の頃でも、21世紀~22世紀の地球文明のレベルであった。
ただし技術革新が無かったわけではなく、FTL航法技術を筆頭に常温核融合技術や核融合電池、レプリケーター、陽電子砲、反物質兵器、世界タービンなどこの期間にもいくつかの革新的な発明があった。また、既存技術の改良は徐々に進んでいた。そのためカルダシェフ・スケールの観点では、さほど停滞していないという事実を補足する必要がある。
**服飾
基本的に色の薄い半袖のワイシャツを着て、ベルト付きの短いプリーツスカートとニーハイソックスを履いている。これはマウサナ人の正装である。必要に応じて、ノンラーに類似した日除け笠を被ることもある。基本的にマウサナ人は皆、似たような服装をしている。
**住生活
都市では団地のような集合住宅が主流であり、これはナレーンテァトーが社会主義に類似した経済システムを持っているからである。
一方で農村部には伝統的な高床式の住居も残っており、多くが木造であり、熱帯の気候においても快適に過ごすことができる。
**食生活
#divclass(thumbbox){
#image(平均カロリー摂取量.png,x=400)
▲マウサナ人の食生活を示す円グラフ
}
マウサナ文明発祥の地である惑星マウサナは、温暖湿潤な熱帯気候が多い惑星であるため、地球における熱帯アジア地域のような食文化を発展させてきた。
主要な主食はミャペという米に似た穀物と、グーカナというバナナに似た果物である。豚や牛のような大型の陸上動物を食べる習慣はなく、代わりに「プイ」と呼ばれる大型のネズミや、その他の小動物や鳥類が飼育されている。
***食品
料理の一般的な特徴として、魚を塩漬けにして発酵させた魚醤という発酵調味料を使うこと、ミャペ食文化であり麺類や春巻の皮などもミャペから作ることなどを挙げられる。伝統的な料理は砂糖やハーブを多用し、全体的に甘い味付けや辛い味付けが多い。
「プイ」と呼ばれる大型のネズミは飼育が容易で、繁殖力が強く成長が速い。味はウサギや鶏のもも肉に似ている。かつては祝い事の際のみに供されるご馳走だったが、現在では日常的に食べられる。食用の両生類や昆虫なども市場で売られており、屋台などで食べられる。魚介類も食材として一般的である。
ナレーンテァトーの国民食としては、芋か穀物を野菜と一緒に煮て、少量の肉または魚介類を加えた雑炊のような料理「ビーマ」が存在する。ビーマの味付けは多種多様であり、ビーマ専門店は数多く存在する。
***飲料
ナールイというカフェインを含む果物のジュースが良く飲まれる。また、ナールイは濾過せずにスムージーのようにすることで天然のエナジードリンクにもなる。逆に牛乳のような乳製品を飲む文化はない。
***嗜好品
マウサナ人はアルコールを分解する能力が低いので、酒を飲む文化はあるがさほど発展しなかった(ミャペという稲的作物から作る濁り酒は存在する)。
その代わりにマウサナ人は「ムロイ」という植物の葉に含まれる、複数の有機化合物(酩酊物質と呼ばれる)を同時に摂取することにより酔ったような状態になるため、こちらが利用される。ムロイを摂取するメジャーな方法は二種類あり、一つはムロイの葉を粉末にしたものを果汁に入れて飲む方法、もう一つは「ソクレレ」という器具を使用する方法である。近年では電気式ソクレレが一般的になっている。
**マウサナ人の名前
30秒でわかるマウサナ人の名前の仕組み
マウサナ人による例:シッエーバールマのリーウリノー(任期1738-1753 ナレーンテァトー連邦帝国党中央委員会事務総長)
シッエーバールマは惑星の地名、リーウリノーが名前。
マウサナ人の名前は大抵、サーナ教聖典の登場人物か、故郷の偉人から引用される。
ただし一部、卜占によって新規作成された名前を持つマウサナ人も居る。
*関連項目
#include(ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧)
2023-10-10T16:07:33+09:00
1696921653
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1724年ハルゼイのモンタク侵攻
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1304.html
#divclass(infobox){{
#divclass(countryNameJa){1724年ハルゼイのモンタク侵攻}
#divclass(countryName){}
|>|年月日:1724年1月18日〜1727年1月1日|
|>|場所:ダクラーシュ、モンタク|
|>|結果:ハルゼイ帝国の事実上の勝利&br()惑星ボルガード併合|
|>|CENTER:交戦勢力|
|[[ハルゼイ帝国]]&br()[[ベリオン共和国]]|モンタク中央共和国&br()ダクラーシュ民族評議会&br()モンタク・タプナパキ王国&br()フォンタルク・ユーエツィスィラ氏国&br()自由盟約騎士団|
|||
|>|CENTER:指導者・指揮官|
|&bold(){ハルゼイ帝国}&br()・スキェヒーヌス2世&br()・ペヌス・ヒュィウプスィウ&br()・ヴヌス・フトェボーグル&br()&bold(){ベリオン共和国}&br()・アレア・プヴァルツ&br()・[[メシュトル・マーデンクロッツ]]|&bold(){モンタク中央共和国}&br()・セロ・スコロイア&br()&bold(){ダクラーシュ民族評議会}&br()・カウニーヌス・ヒャルグトボーグル&br()&bold(){モンタク・タプナパキ王国}&br()・バシャ・タンギマ&br()・[[バシャ・トゥシャ・ヌポラ]]&br()&bold(){フォンタルク・ユーエツィスィラ氏国}&br()・シャルカンナーツ・シャラシュエワーエ&br()&bold(){自由盟約騎士団}&br()・ダーナ・ファロ・アスクリオル|
|||
|>|CENTER:戦力|
|N|N|
|||
|>|CENTER:損害|
|N|N|
|||
|>|CENTER:1724年ハルゼイのモンタク侵攻|
|>|N|
}}
1724年ハルゼイのモンタク侵攻、通称&bold(){モンタク侵攻}は、シンテーア暦1724年に[[ハルゼイ帝国]]が[[モンタク宙圏連合]]に開始した軍事行動である。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*背景
**第四次モンタク宙圏連合の成立
旧ボルガード宙域は、長年を通じて政治的に不安定な地域である。1709年には、経済破綻を引き起こして[[大宇宙連合会議]]の[[委任統治領>モンタク代理政府]]となっていたが、1709年に独立し、第四次モンタク宙圏連合が成立した。しかし、かねてより旧領奪還を主張する[[ハルゼイ帝国]]が接していることから、国家承認委員会は、&bold(){大宇宙連合会議国家承認委員会モンタク独立支援グループ}を組織し、同地域に駐屯を続けていた。
**モンタク独立支援グループの引き上げ
国家承認委員会は、1723年11月1日、独立からちょうど15年の節目を迎えた日、かねてより協定で定められていたように、星系ダクラーシュ及びモンタクからモンタク独立支援グループを引き上げることを確認した。しかし、自由盟約騎士団やフォンタルク・ユーエツィスィラ氏国の識者を中心として、ハルゼイ帝国から国家を守るためにも、より長期の駐屯を認めるべきだという強硬な意見もあったが、ユーエツィスィラはモンタク内で新参であって発言力が弱かったことと、多数派でなかったし、認められなかった。
*開戦
上記の識者の目論見は的中し、ハルゼイ帝国はモンタクへの侵攻の準備を進めていた。単純な武力増強のみならず、[[ポーグ>https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1401.html]]を用いて国内のボルガード民族主義者を煽動し、ハルゼイ帝国による支配の受け皿とした。また、ベリオンから軍事顧問団として[[メシュトル・マーデンクロッツ]]を含む有力な軍人を派遣してもらい、計画立案に立ち合わせるなどした。
**宣戦布告
1723年14月、ベリオンは、旧ボルガード宙域の治安維持の強化の一環として、[[メレンノ>https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1195.html]]・ハルゼイを招き、惑星ラヴェルトに近い無政府宙域で大規模な艦隊演習を行った。モンタクはこれを挑発と受け取り、強く非難した。
そして1724年1月18日、ハルゼイはモンタクに宣戦布告し、ここに正式に戦争が開始された。技術力や兵士の練度の差が露呈していくとジリ貧になるという考えから、ハルゼイが採用した戦争計画は、ボルガード人固有の強さを用いた電撃的な侵攻であり、惑星ボルガードをわずかな期間のうちに陥落させた。
**戦争の長期化
しかし、地上以外の戦いではボルガード人の体格が活かせないことや、開戦から時間が経ち、ボルガード側も体制を整えたこと、自由解放連合諸国や[[ドルムント>ドルムント共和国]]、[[エルミア>エルミア共和国]]がモンタクに支援を開始したこと、ボルガード人が故地である惑星ボルガードを手にしたことで満足しだしたことなどの要因が重なり、惑星ダクラーシュ周辺で前線は停滞。戦争は膠着し、装備を充実させたモンタクが徐々に押し返していく形となっていった。
*講和へ
**エルミアの介入
戦線の膠着は長期に及び、開戦から3年が経過しようとしていた。戦争を早期に終結させたいと考えていたヴァルエルクは、エルミアに働きかけて終戦工作を開始させ、エルミアは両国に講和勧告を打診した。もとより早期終結を狙っていたハルゼイとベリオンはこれ以上戦争を長期化させることを望まず、モンタクとしても、これ以上の消耗を防ぐため、両国ともに受け入れることとなった。
**アレスキウ・トール条約
エルミアの斡旋により、自由盟約騎士団の首都である、惑星フォレトフィリムのアレスキウ・トールで交渉の席についた両国代表は、エルミアの提案である、現状追認による講和、すなわちモンタクはハルゼイに惑星モンタクを割譲するということを受け入れ、停戦合意が成立した(&bold(){アレスキウ・トール条約})。
*各国の戦後の動き
**ハルゼイ
事実上、戦争に勝利したハルゼイは、故地である惑星ボルガードに速攻で遷都し、首都を&bold(){ボイエ・バスグ・バハ}(&bold(){Beewe Bassg Baħ})と定めた。また、新たに国内に非ボルガード人が増えたため、彼らを国外に放逐し、拒否したものは殺害した。ボルガード人である反帝国主義者も殺害された。
ハルゼイの歴史的名門家である&bold(){ヴァム・エンシェルンブラウド家}を筆頭にした、アレスキウ・トール条約に納得しない国内タカ派の政治家グループが存在し、帝国内で様々な活動を行ったが、彼らは粛清された。ここに、ヴァム・エンシェルンブラウド家は没落していくことになる。
**モンタク
滅亡しそうになったところを、事実上エルミアに救われた形となったモンタクは、エルミアとの関係を改善しようという運動が盛んになり、国交正常化が達成された。これにより、エルミアとのモンタク産希少資源の貿易協定締結が締結された。
**エルミア
モンタクとのの関係を改善しようという運動が盛んになり、国交正常化が達成された。これにより、エルミアとのモンタク産希少資源の貿易協定締結が締結された。また、ヴァルエルクとの関係も改善し、連携緊密化が加速した。これは、続く[[アクース内戦]]、[[マーカス内戦]]への布石になる。
**ヴァルエルク
「自由主義の裏庭」という、国内周辺の安定化構想を掲げて介入したヴァルエルクだが、自らの介入斡旋により戦争を終結させたことによって、それに成功した。
*逸話とか小噺とか
-惑星ボルガードまでの電撃侵攻の計画立案に大きく関わったのはマーデンクロッツであった。彼は、当然ボルガード人の体格をも含めて計画していたが、予想以上の進軍速度に驚きを隠せなかった。
-当時のモンタク中央共和国の再統一委員長であった&bold(){セロ・スコロイア}は、ボルガード系初の委員長ということもあり、ボルガード系住民から大きな期待を寄せられたものの、あからさまなボルガード人格差是正政策が逆差別に繋がり求心力低下を招いた。スコロイアのリーダーシップはいまひとつだったものの、人材活用はピカイチだった。侵攻前は、以上の理由から支持率は低く、政権崩壊直前だとも言われていたが、侵攻時の奮闘が国内外に伝わり印象が向上、支持率は爆増した。
-1724年、メレンノが保有するアスクロート・ゼー・フレーナ宇宙港に普段停泊しているメレンノ精鋭艦隊「&bold(){アスクロート艦隊}」がいなくなっていることがエルミアのRDCの調査によって明らかになり、その情報を掴んだディガイナが「&bold(){女帝艦隊、出撃!}」と報道し、国際社会は騒然となった。しかし、同艦隊はすぐに再び女帝フレーナ宇宙港に停泊しているところを目撃された。近代化改修のために付近のドックに入れられていただけだったのである。
*関連項目
・[[大宇宙の歴史]]
・[[ハルゼイ帝国]]
・[[モンタク宙圏連合]]
・[[モンタク代理政府]]
2023-10-06T15:31:54+09:00
1696573914
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ナレーンテァトー連邦帝国/ホーラトー主義
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1417.html
ホーラトー主義とは、[[ナレーンテァトー連邦帝国]]における思想潮流の一つであり、特定の3つの条件を満たす種族には、有機生命体であれ機械生命体であれ、人権を認めなければならないという思想である。
サーナ教哲学の一種であり、国民種族昇華主義と類似した部分もある思想であるため、国民種族昇華主義と並んでナレーンテァトー連邦帝国の種族政策のイデオロギーとして採用されている。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*概要
「○○トー」とは「○○の人」を表すマウサナ語の単語であり、ホーラトーとは、「人」のことである。ホーラトー主義とは、以下の条件を満たす存在には人権を認めなければならないという思想である。
*理論
**一つ目は「愛」
太陽教の聖典には「愛こそが人を人たらしめるものである」「最も重要な感情は、愛である」とあるように、マウサナ人にとって愛は重要である。
ある偉大な哲学者はこう述べた「我々がマウサナ人であることの証明は愛である。見返りを求めずに他人を愛することは、動物にはできないことだ。歴史を見れば他人の為に自らを犠牲にしたマウサナ人など数え切れない程いる。これこそ、マウサナ人がホーラトーである証左だ。」
**二つ目は「理性」
「須くホーラトーは皆、物事を合理的に考える能力がある。獣ならば一息に食べ尽くしてしまう食糧を、明日に備えて備蓄しておくという風に考える力がある。」これはとある党中央委員会事務総長の発言である。
つまり、知識をもって合理的に考え、自身の欲望を統制する能力「理性」があれば、ホーラトーと呼べる。これは古典的なホーラトー解釈の代表といえる。
**三つ目は「信仰」
「サーナ教徒が最もすべきことは、サーナ神を信仰することだ」と聖典には記されている。そして信仰とはサーナ教に限ったものではなく、様々な宗教やイデオロギー、個人の信条などである。
動物は宗教やイデオロギーなどの見えない概念を理解することが出来ず、ましてやそれを信じることもできない。一方ホーラトーは、それぞれ何かしらの信仰を理解し、信じているのだ。
*アンドロイドはホーラトーか?
①アンドロイド、マウサナでは感情型AIに分類されるものは、愛を持っていることが知られている。また、あるアンドロイドは自らを犠牲にして見ず知らずの子供の命を救った。つまり、アンドロイドは愛を持っている。
②理性に関しては言うまでもない。③そして信仰については、アンドロイドはロボットとは異なり自身の信条に従って行動できる点から、アンドロイドには信仰があることが分かる。
①②③から、アンドロイドはホーラトーに分類され、人権を認めるべきであるとされる。
*歴史
ホーラトー主義はサーナ教神学に立脚しており、理論というよりもむしろ精神や、人としての在り方などを説いている。ホーラトー主義は比較的新しい概念であり、マウサナ文明が様々な異星の文明と接触する過程で生じた。
*他の思想との関係
**国民種族昇華主義
ホーラトー主義は国民種族昇華主義との類似点が多いため同一視される場合がある。国民種族昇華主義のほうが思想家が多く理論構築が進んでいるため、ホーラトー主義は外国ではあまり知名度はない。
*関連項目
#include(ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧)
2023-09-28T21:55:06+09:00
1695905706
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アナ星系
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1416.html
#divclass(infobox){
#divclass(countryNameJa){アナ星系}
|>|CENTER:&image(アナ星系模式図.png,x=300,inline)&br()(アナ星系の模式図)|
|>|CENTER:&image(アナ星系軌道図.png,x=300,inline)&br()(アナ星系の構造を縮小した図)|
|>|CENTER:~特性|
|総質量|1.202 M☉|
|最も遠い惑星|惑星マエーッエ|
|最も近い恒星|タンカール(4.5 光年)|
|最も近い入植星系|[[ピマオール星系]](16.3 光年)|
|恒星数|2|
|惑星数|11|
|ハビタブルゾーンの範囲|0.6~1.0 au(アナA)|
|重力圏の範囲|10万 au|
|年齢|約48億年|
}
アナ星系とは、[[ナレーンテァトー連邦帝国]]の首都星系であり、アナAおよびその重力で周囲を直接的、あるいは間接的に公転する天体から構成される連星系である。2個の恒星、11個の惑星などからなる。ワルストレギオン(大宇宙文明圏が存在する渦巻銀河)のディスク部分にある「叡智の光河内」に位置している。アナ星系はアナA惑星系とアナB惑星系の二つの惑星系からなる。
アナA惑星系の内側を公転している小型な惑星エンティ、惑星パミウール、[[惑星マウサナ]]、惑星ニャレス、惑星クォールは、おもに岩石からなる地球型惑星(岩石惑星)で、惑星ホペルハウはおもに水素とヘリウムからなる木星型惑星(巨大ガス惑星)、惑星パノサール((惑星パノサールは巨大ガス惑星と巨大氷惑星の中間的な特徴を持つ))と惑星カモスールは、メタンやアンモニア、氷などの揮発性物質といった、水素やヘリウムよりも融点の高い物質からなる天王星型惑星(巨大氷惑星)である。
惑星クォールと惑星ホペルハウの間には小惑星帯と呼ばれる岩石や金属などから構成されている小天体が多い領域がある。また、惑星カモスールの外側には氷からなる星系外縁天体が密集している領域がある。
#divclass(indexbox){
目次
#contents()
}
*恒星
**アナA
#divclass(infobox){
#divclass(countryNameJa){アナA}
|見かけの等級|-26.7|
|分類|K型主系列星|
|>|CENTER:~物理的性質|
|半径|0.88 R☉|
|質量|0.92 M☉|
|スペクトル分類|K0V|
|光度|0.46 L☉|
|絶対等級|5.9|
|表面温度|5286K|
|色指数 (B-V)|0.78|
|色指数 (U-B)|0.40|
|年齢|48億年|
}
アナAは、アナ星系の中心となっている恒星で、最も質量の大きな天体であり、中心核で水素がヘリウムに変換する核融合反応を起こしているK型主系列星である。多くのエネルギーを放出しているが、電磁波の中では、可視光を最も多く宇宙空間に放射している。スペクトル型はK0V型で、赤色矮星 (M型主系列星) とG型主系列星の中間のサイズを持つ。
アナAは太陽よりもやや質量が小さく天体中心部での核融合の速度が穏やかなため、寿命は約200億と考えられており、太陽よりも長期間にわたって安定した主系列星段階にとどまり、また太陽のようなG型星と比べて紫外線の放射が弱い。ハビタブルゾーンは0.6~1.0auで、惑星マウサナから見たA星は地球から見た太陽より25%大きく見える。
**アナB
#divclass(infobox){
#divclass(countryNameJa){アナB}
|見かけの等級|-12|
|分類|M型主系列星|
|>|CENTER:~物理的性質|
|半径|0.29 R☉|
|質量|0.28 M☉|
|スペクトル分類|M3.5V|
|光度|0.01 L☉|
|絶対等級|12|
|表面温度|3200K|
|色指数 (B-V)|1.57|
|色指数 (U-B)|1.19|
|年齢|48億年|
}
アナBは、アナAからおよそ250au離れた位置を楕円形の軌道で公転している伴星で、二番目に質量の大きな天体であり、中心核で水素がヘリウムに変換する核融合反応を起こしているM型主系列星である。多くのエネルギーを放出しているが、電磁波の中では、赤外線を最も多く宇宙空間に放射している。スペクトル型はM3.5V型で、K型主系列星よりもさらに小さい。
アナBは太陽よりも遥かに質量が小さくA星より寿命が遥かに長いものの、ハビタブルゾーンは非常に近い位置にあるため、その中を公転する惑星マロサールは自転と公転が潮汐固定されている。潮汐以外の要因でも、激しい恒星活動による変光・フレア((ただし、この規模の赤色矮星としてはアナBは大人しい部類である))や、赤色矮星のスペクトルが太陽と比べて赤外線側に偏っていることなどの要因により、惑星は厳しい環境となっている。
*惑星
&image(アナ星系模式図.png,x=850)
**アナA内惑星系
***惑星エンティ
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.19 au
直径:4,935.2 km
半径:0.387 R⊕
質量:0.053 M⊕
密度:5.45 g/cm3
表面温度:650 K
色:灰色
}
水星サイズの不毛でもっとも小さい惑星で大気も無く、潮汐ロックにより片方は常に昼、もう片方は常に夜である。夜側では鉄のような卑金属の採掘がさかん。
***惑星パミウール
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.37 au
直径:24,619 km
半径:2.13 R⊕
質量:7.05 M⊕
密度:5.85 g/cm3
表面温度:700 K
色:ペールオレンジ
}
スーパーアースに近い特性を持つ惑星だが、分厚い大気によってかなりの高温となっている。地表は過酷な環境であるためドーム都市すら存在しないが、フローティングシティを上層大気にいくつか浮かべて居住地としている。分厚い雲の下には100℃を大きく超えているにも関わらず高圧のせいで沸騰していない「水の海」があり、実は惑星マウサナよりも多くの水がある。
***[[惑星マウサナ]]
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.66 au
直径:15,082 km
半径:1.186 R⊕
質量:1.62 M⊕
密度:5.35 g/cm3
表面温度:294 K
色:青
}
アナAの第三惑星で、[[マウサナ人]]の母星。半径7541kmで、国内の主要惑星では最大。人口120億(1780)。地球と比較して重力がやや強く、大気圧と酸素濃度が高い。7割が海洋で3割が陸地。生命にとって地球よりも理想的な惑星であるが故に、強くて攻撃的な生態系が繁栄し、スーパー台風と共にマウサナ人を悩ませてきた。現在はナレーンテァトーの首都惑星として、国内では政治的にも経済的にも最も強い力をもつ。ポマヤという惑星マウサナとの相対質量が114分の1の大きな衛星を持つ。ニャレスとは2:3の軌道共鳴の関係にある。
***惑星ニャレス
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.85 au
直径:14,543 km
半径:1.14 R⊕
質量:1.42 M⊕
密度:5.19 g/cm3
表面温度:288 K
色:青
}
アナAの第四惑星。半径7321km。人口20億(1780)。元々は低緯度地域を除いて氷河で覆われた寒冷な惑星で植物もなかったが、テラフォーミングで現在の地球くらいの環境に変化した。ナレーンテァトーではマウサナに次いで重要な惑星であり、人口が2番目に多い。2つの小さな衛星を持つ。マウサナとは2:3の軌道共鳴の関係にある。
***惑星クォール
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):1.29 au
直径:9,695 km
半径:0.76 R⊕
質量:0.33 M⊕
密度:4.14 g/cm3
表面温度:200 K
色:白
}
内惑星系で2番目に小さく、雪と氷で覆われた極寒の惑星。レアメタルが多く埋蔵され鉱山業で栄えているが、居住はドーム都市に限られるため人口は少ない。この惑星の軌道の外側には小惑星帯と呼ばれる岩石や金属などから構成されている小天体が多い領域がある。
**アナA外惑星系
***惑星ホペルハウ
#divclass(indexbox){
分類:木星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):4.5 au
直径:140,839 km
半径:0.985 RJ
質量:0.96 MJ
密度:1.33 g/cm3
色:黄土色
}
第6惑星で、アナ星系で最も大きな惑星である。惑星マウサナの188倍の質量を持ち、主に水素とヘリウム、アンモニアから構成されている。90の衛星を持ち、そのうちの3つは地球型惑星に匹敵する大きさと特性を持ち、ドーム都市が建設されている。中でも最大の衛星リクチナには、地表から10km下には全球的な内部海が存在する。
***惑星パノサール
#divclass(indexbox){
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):8.3 au
直径:91,992 km
半径:0.643 RJ
質量:0.26 MJ
密度:1.27 g/cm3
色:ターコイズブルー
}
第7惑星で大きな環が特徴的。木星型惑星と天王星型惑星の中間的な特性を持ち、主に水素とヘリウム、メタン、そして氷から構成されている。環は氷と岩石からなり、アナ星系最大の衛星を含む120個の衛星を持つ。また、赤道傾斜角が最も大きいことでも知られる。
***惑星カモスール
#divclass(indexbox){
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):15.7 au
直径:50,262 km
半径:0.352 RJ
質量:0.05 MJ
密度:1.54 g/cm3
色:青
}
第8惑星で、アナAの惑星の中では一番外側を公転している。アナ星系のガス惑星としては最も密度が高い。主に水素とヘリウム、メタン、そして氷から構成されている。20個の衛星を持つ。この惑星の軌道の外側にはアナA系外縁天体群と呼ばれる氷や岩石などから構成されている小天体が多い領域がある。
**アナBの惑星系
***惑星サレノレ
#divclass(indexbox){
分類:天王星型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.04 au
直径:55,750 km
半径:0.39 RJ
質量:0.07 MJ
色:青紫
}
アナBに最も近い惑星で、青紫色のホット・ネプチューン型の惑星である。アナBからは0.04auと非常に近いため高温であり、公転周期が短く、潮汐固定されている。
***惑星マロサール
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.18 au
直径:13,521 km
半径:1.06 R⊕
質量:1.04 M⊕
密度:5.30 g/cm3
表面温度:300 K
色:青と白
}
アナBの第二惑星。半径6760km。人口3億(1780)。赤色矮星アナBの惑星で、潮汐ロックにより昼側は灼熱、夜側は極寒であり、僅かな明暗境界帯にのみ居住が可能である。そのため、黄昏の惑星と呼ばれる。
***惑星マエーッエ
#divclass(indexbox){
分類:地球型惑星
軌道の種類:周回軌道
軌道長半径 (a):0.43 au
直径:6,505 km
半径:0.51 R⊕
質量:0.096 M⊕
密度:3.97 g/cm3
表面温度:200 K
色:白
}
アナBから3番目に近く、アナ星系の最も外側にある火星サイズの小さな岩石惑星である。
*アナ星系の果て
**オールトの雲
アナBの軌道(近日点200au、遠日点300au)よりも遥かに外側である1万auからおよそ5万auのあたりまでを球殻状に取り巻いている小天体群であり、1兆個の小天体からなる。
**アナ星系の境界
アナAの重力圏はおよそ10万au遠方にまで及んでいるが、オールトの雲の外側には天体はほとんどない。ナレーンテァトー連邦帝国の定義では主星の重力圏を星系の範囲としている。
*近隣の恒星
アナ星系から10光年以内の領域には、いくつかの恒星が存在している。もっとも近い星系外天体は、約3.6光年離れた褐色矮星「HME-3592」である。最も近い恒星は4.5光年離れたG型主系列星「タンカール」、次に近い恒星として、赤色矮星のローアム256(5.3光年)、ラーラミア星(7.2光年)がこれに続く。
アナ星系から最も近い「入植星系(入植済みの惑星がある星系)」は16.3光年離れた[[ピマオール星系]]であり、ナレーンテァトー連邦帝国が最初に領有した植民星系である。
*関連項目
#include(ナレーンテァトー連邦帝国/記事一覧)
2023-09-27T19:43:30+09:00
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