謡精の歌




解説

クードスが1000以上のときに流れる歌。
GVの場合はシアン、アキュラの場合はロロが歌う。
今作ではアパシーモードの搭載により、アクションが苦手な人も安心して聴けるようになった。

シアンとロロで共通の5曲、覚醒時の曲がそれぞれ1曲ずつの基本7曲。
他に「藍の運命 デュエット版」、ストライカーパック(3DS)限定の「並行世界(パラレルワールド)」、Switch版限定の「空白書板(タブラ ラサ)」、PS4版限定の「終着駅(ラストステイション)」がある。
Ver.1.2より、追加コンテンツとして「成層圏(ストラトスフィア)」が追加された。

またストライカーパック各店舗特典のDLC装備や追加コンテンツで、前作の歌が聞ける。

各ステージに対応した歌があり、一度聞けば他のステージでも流れる。全曲を聞いた後は歌がランダムに選ばれる。
輪廻 新章(リインカネーション オルタナティヴ)」と「大祓(イグナイター)」はソングオブディーヴァによる覚醒時に流れる。
「輪廻 新章」のみカラオケ版も存在する。

特定ステージでクードス3000以上を獲得し、スコアに換算することで「シアンレコード」あるいは「サウンドファイル」がショップで開発可能になる。
(藍の運命のみ2000以上精算で開発可能になる?)
装備しているとクードスが1000以上のときに流れる歌が固定になる。



今作の曲

曲目 No. ステージ ボス
藍の運命 1 飛天内部・ビル街・ベラデン4・SPミッション5 オープニング・ラスボス
虚空の円環(リング) 2 謎の洋館・アメノサカホコ・喪失・ベラデン1(G) ジブリールちゃん・ニケー様
多元的宇宙(マルチユニバース) 3 地下水路・夢の島・ベラデン1(ア)・ベラデン2(G) ニムロド兄貴・アスロックくん
菫青石(アイオライト) 4 データ施設・ハイウェイ・交差・ベラデン2(ア) テセオさん・ガウリ君
瑠璃色刹那 5 凍結都市・ベラデン3 お兄様・ロリテーラ
輪廻 新章(リインカネーション オルタナティヴ) - GV覚醒・ハミング
大祓(イグナイター) - アキュラ覚醒
成層圏(ストラトスフィア) 6+R 追加コンテンツ
並行世界(パラレルワールド) - ストライカーパック(3DS)
空白書板(タブラ ラサ) - Switch版
終着駅(ラストステイション) - PS4版

※基本的にそのステージで戦うボスと対応している模様。
※侵略者は不明。藍の運命か?
※スコアアタックモードの喪失では、なぜか瑠璃色刹那が流れる。

OVAの曲

曲目 使用場面
真実≒現実(リアリティ) 主題歌
最期の冀望 挿入歌
追躡の果て(ワールドエンド) 挿入歌
蒼空 挿入歌

前作の曲

曲目 No. 入手経路
蒼の彼方 1+R Amazon
霧時計 2+R 追加コンテンツ
蒼き扉 3+R ビックカメラ・ソフマップ・コジマ
追憶の心傷(ペイン) 4+R ビックカメラ・ソフマップ・コジマ
灼熱の旅 5+R 追加コンテンツ
紅色カゲロウ 6+R Amazon
月世界航路 7+R ゲオ
櫻華爛漫 8+R ゲオ



歌詞(ゲーム版)

+ 藍の運命
空が落ちて 騒ぎ出した 世界の片隅で
静かに藍を織り成す糸 生命縫いとめて

いまこうして 生まれ変わる ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ苦しんでも いまは見えなくても

熱を帯びて 壊れた町は
昼と夜の 狭間を(ぼか)
あの日 君は 右手を掲げ
高く振った 見え無くなるまで

彷徨い 悩んで 辿り着いた在り処
現世(うつしよ)の幻影
飛ばせ 消えゆく果てへ

撃ち抜いた暗黒も 忘れ去り 眠れ

いま再び 巡り会えた 世界の傍らで
いつかは藍に変わるからと 空を抱きとめて

またこうして 走り出した ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ失っても いまは遠すぎても

+ 虚空の円環
このままねえ 離さないで 強く抱く 青い想いなら
そう 隔てるもの (うちはら)うよ ただ 側にいたい

二度と 離さないで 溢れ出した 虚ろな温もり
まだ その温度に 怯えている 触れられずに…

本当なら手に入れてた 当たり前の日々
いつの頃か 遠ざかって 失ったまま
目の前で起こる 残酷な景色(シーン)
理解できず 立ち尽くして 見つめている

いつもただ 願い 待ち侘びるだけの
時代 なんて 嫌気に甘えている
塗り替えるよ 褪せた記憶 欠けた時間

+ 多元的宇宙
その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
揺らめく君の影を裁く…

さんざめく波の表層
教えてる "ナニカガチガウ"
いつもなら見過ごしていた
微細な既視感(きしかん)

何処に向かうか分からない 形の無い大きな渦が
雨も嵐も飲み込んで 暴発(ブースト)する寸前

何を想うの 何を嘆き伏せるの
きっと無くしたはずだと思ってた
君の結界(ちから)なら今

疼いた痛みに 目を背ける深淵
数多の渚 超えたら 光の距離を知るの

その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
揺らめく君の影を裁く…

+ 菫青石
行かないで 今だけは
過ぎた記憶 (すが)り付いて
時も音も砕けた
冷えた道路(みち)は何処へ? 教えてよ
菫青石(アイオライト)

東から昇りだす 熱い陽射しから逃れて
西に向け走り出す 夜を纏い
自分偽り 目を伏せる

解ってるの ここには貴方はいない
だけど 見ない振り 知らない振りして
加速する風景

+ 瑠璃色刹那
今 大河となって また始まる物語(ストーリー)
でも掴みきれずに溺れてしまう
其の手でもう終わらせて
ねえ きっと君が居ない世界ならばいらない

蒼鉛の高層(ビル) 瑠璃色硝子
全てが青に見えた
止めどない雨 滲んだ視界
夜の帳が下りる刹那

誰にでも平等に 雨が落ちゆくならば
蕾は開くはずだと

今 身体の奥でまた (ほとばし)るもの
でも受け入れられず 拒んでしまう
いつか辿り着きたいの
そう 悠久の 流れはひとつに

今 大河となって また始まる物語(ストーリー)
でも掴みきれずに溺れてしまう
其の手でもう終わらせて
ねえ きっと君が居ない世界ならばいらない

+ 成層圏
総てを超えて ふたりは 高く…

風が鳴り止み 透き通る
これから起きる出来事 示唆するように
解放された 自由さえ
もどかしくて 声の無い声あげた

次の領域(フィールド) 始まっている あなたを連れて行くわ

雲を 抜けて 緩やかな 弧を描き
地平線さえ 遥か見失って

白く霞んだ 成層圏(ストラトスフィア)

+ 輪廻 新章

+ 大祓
火と気と死と身と 素の 主は来ませり
いざ 仰ぎ見て 負える重荷を


空と 大地が 触れる狭間には
夜の手招き 騒ぐ 胎内
稜か見たような 樹々の木洩(こも)れ日も
届かないのは "(たれ)"の仕業か

困頓 後悔 猛省 再生 去り際 鳳


渾沌 更改 猛勢 最盛 乃至(ないし)は 降誕
此れ 其れ 即ち 我成れ 誰為る 針路を 照らすは

灯火(かがり)て 無音の共鳴と

孤独 ふたつ 出逢い
重なる 時が 満ちて
軌跡 ひとつ 描く
喜び (うた)

+ 並行世界

+ 空白書板



+ 輪廻 新章(ハミング)
解けないココロ溶かして 二度と
離さないあなたの手

一欠片含んだ甘い毒と
惑わされてしまう無力さに
理解できず立ち尽くす
幾度の夜
切れ間から差し込んだ光の梯子
生命の道標(コード)

憧れた世界 それでも
言葉も崩れ落ちてく
"正しさ"の意味も分からず
全てが青に見えた
茨の道でも優しさ
此処にある胸の奥に
解けないココロ溶かした
あなただから

+ 藍の運命(デュエット版)
空が落ちて 騒ぎ出した 世界の片隅で
静かに藍を織り成す糸 生命縫いとめた

いまこうして 生まれ落ちた あなたの運命は
朽ち果て消えゆく日は来ない
たとえ苦しんでも きっと見えるはずと

何も持たぬ 空の心に
生きる意味を 教えてくれた
あの日 やっと 私は生まれ
熱く誓う 注ぎ続けると

離れぬ ことなど 疑わぬと決めた
映し鏡なら
壊せ 消え去ればいい

撃ち抜いた暗黒も 囁いて 迎え

いま再び 巡り会えた 世界の傍らで
いつかは藍に変わるからと 空を抱きとめた

またこうして 走り出せる あなたの運命は
朽ち果て消えゆく日は来ない
たとえ失っても きっと遠く満ちる



歌詞(フルバージョン)

モルフォ

+ 藍の運命
藍の運命

空が落ちて 騒ぎ出した 世界の片隅で
静かに藍を織りなす糸 生命縫い止めて

いまこうして 生まれ変わる ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ苦しんでも 今は見えなくても


熱を帯びて 壊れた町は
昼と夜の 狭間を(ぼか)
あの日 君は 右手を掲げ
高く振った 見え無くなるまで

彷徨い 悩んで 辿り着いた在り処
現世(うつしよ)の幻影
飛ばせ 消えゆく果てへ

撃ち抜いた暗黒も 忘れ去り 眠れ

いま再び 巡り会えた 世界の傍らで
いつかは藍に変わるからと 空を抱きとめて

またこうして 走り出した ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ失っても いまは遠すぎても

めくる めいた 記憶 咲いて
螺旋 描き 鮮やかになる
いつか 還る 時は 来るの
雫 落ちて 波紋のように 広がってゆく


扉 開け放ち 駆け出した 鼓動
すべて 透き通る そして 終焉の日
輝く礎の導き 遥か

風が吹いて 季節は巡り
過去と現在(いま)の 隙間を隠す
あの日 君は 何も言えずに
背中見せて 歩いて行ったの

往き交い 迷って 誘われ来た在り処
現世(うつしよ)の幻影
飛ばせ 凍てつく果てへ

撃ち抜いた 暗黒も
泣き濡れた 善悪も
括られた 怒りさえ
忘れ去り 眠れ

永遠より長い今を 世界は思い出す
染め抜く藍を見つけるのは 空を渡る歌

まだこうして 光褪せぬ
二人の運命は
朽ち果て消えゆくその日さえ
きっと響き渡る ずっと離さないで

口を 閉ざす 種も やがて
海を 渡り 辿り着くはず
いつか 分かる 時が 来るわ
夜を 照らし 覚悟のように 咲き誇る藍

咲き誇る藍…

+ 虚空の円環
虚空の円環(   リング)
二度と離さないで
強く抱いた熱い円環(リング)
いつか無に帰すとも
色褪せない真空(まそら)の青
このまま時を止めて
虚空に溶けゆくなら

本当なら手に入れてた
当たり前の日々
いつの頃か遠ざかって
失ったまま
目の前で起こる残酷な景色(シーン)
理解できず立ち尽くして
見つめている

いつもただ願い待ち侘びるだけの
時代なんて嫌気に甘えている
塗り替えるよ
褪せた記憶欠けた時間

このままねえ離さないで
強く抱く青い想いなら
そう隔てるもの(うちはら)うよ
ただ側にいたい
二度と離さないで
溢れ出した虚ろな温もり
まだその温度に怯えている
触れられずに…

遠く滲む懐かしさが
暖かい日差し
いつの頃か夜に紛れ
足跡も消え
今ここで知った行き過ぎた景色(シーン)
理由もなく泣き腫らして
嘆いている

いつもなら誓い流されるだけで
自戒込めて噂を打ち砕いた
行き着いたの
かれた土に巡る季節

このままねえ離さないで
強く抱いた青い想いなら
そう邪魔するもの撃ち飛ばすよ
ただ側にいたい
二度と離さないで
雨は落ちて沁みゆき微睡(まどろ)
まだ空を仰ぎ雲の行方
見守っている…

廻る空の果てで
ずっと見ていたの
青く光る円環(リング)
きっとまた会える
あの時幼かった
心を開け放つ時…

「あなたとならば」

今のままでは憂い噛みしめるだけの
わたしでもね生まれ変われるはずよ
見違えるの
始まる時道は続く

このままねえ離さないで
強く灯る青い想いなら
そう絶望などここにはない
ただ側にいたい
二度と離さないで
離れないでまた通い合った
手と手を取り合い
生きて行こう時を超えて…

そう言葉なんかいらないから
側にいてね…

+ 多元的宇宙
多元的宇宙(マルチユニバース)

その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
瞬き君の欠片繋ぐ…

さんざめく波の表層
教えてる"ナニカガチガウ"
いつもなら見過ごしていた
微細な既視感(きしかん)

何処に向かうか分からない 形の無い大きな渦が
雨も嵐も飲み込んで暴発(ブースト)する寸前

何を想うの 何を嘆き伏せるの
きっと無くしたはずだと思ってた
君の結界(ちから)なら今

疼いた痛みに 目を背ける深淵
数多の渚 超えたら 光の距離を知るの

その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
揺らめく君の影を裁く…


銀河の彼方まで
幾度(いくたび)の夜を超えて
星団を追い越し
死せる惑星(ほし)を抜けて

無限の広がりに
透ける多元的宇宙(マルチユニバース)
何光年先の未来弾ける瞬間

何を描くの 何に思い馳せるの
ずっと壊れたはずだと思ってた
君の結界(ちから)なら今

乾いた傷跡 (おの)が無力知る時
抗う海を 超えたら 光の速さになる

その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
求める君にこそ輝く…


虚無の彼方に 暖かな血潮満ちて
そっと解き放たれた星屑
君の結界(ちから)今こそ


流れゆく闇の目前
群れを為す切ない帆影

掲げた約束を胸に
無意識にうねる海氷(ブライン)

これからも続いていくと
気付いてる永い道程(みちのり)

言うならば合図(はじまり)の海
帰らない さあ舵を取れ…!

+ 並行世界
並行世界(パラレルワールド)
満ちる 月が 逆さまに
欠けてゆく 朝焼けの中
落ちる 溶ける 感覚は
終幕(エンドロール)の先へ

逃げないのは (何故なら)
貴方を探していたから (今でも)
だけど近づけないのは (どうして)
失うことへの恐怖 (怖くて)
此処からは誰も (誰にも)
知らない世界の話 (知られず)
いつまでも 平行線辿ってる
つもりになっていた

止まらない 涙の海
溺れる前に 気付いて
分かってるの? 分からないの?
真っ青な空 見上げて

裂ける月が 独りきり
泣いていた 夕空の果て
前後不覚 彷徨って
終局(エンディング)なら 遥か

言えないのは (何故なら)
答えを探していたから (それでも)
だけど寄り添えないのは (どうして)
(わか)れることへの恐怖 (怖くて)
此処ならば誰も (誰にも)
追い駆けて来ないはずと (追われず)
どこまでも 平行線辿ってる
つもりになっていた

止まらない 涙の訳
また逢う為に 記して
気付いてるの? 気付けないの?
真っ青なまま 凍えて

光の素粒子に
眩まされて見失う
分かってるの? 分からないの?
真っ青な空 見上げて

欠片集め 輝いた
鏡の中 覗いたら

それでも
ふたりは手を繋いで
走り続けて 行った
“本当の正義”などは
この世には無いことを
駆け抜けて 知った

染められた 涙色に
抗いながら 見据えた
手に入れたの? 手放したの?
真っ青なまま 怯えて

光は加速して
新たなる線上へと
分かってるの? 分からないの?
真っ青な空 見上げた
絡まる羽根はひとつに
真っ青な空 羽搏(はばた)いた

+ 瑠璃色刹那
瑠璃色刹那

蒼鉛の高層(ビル) 瑠璃色硝子
全てが青に見えた
止めどない雨 滲んだ視界
夜の帳が下りる刹那

誰にでも平等に 雨が落ちゆくならば
蕾は開くはずだと

今 身体の奥でまた (ほとばし)るもの
でも受け入れられず 拒んでしまう
いつか辿り着きたいの
そう 悠久の 流れはひとつに

今 大河となって また始まる物語(ストーリー)
でも掴みきれずに溺れてしまう
其の手でもう終わらせて
ねえ きっと君が居ない世界ならばいらない


相殺された 合流地点
夜に塗れて落ちる刹那


翻る風の香り
せせらぎも長い旅で
澱んだり 岸に絡められても
いつか海に辿りつけるはずだと…

双璧の(たに) 立ち込める雲
青い時代は過ぎた
止まらないのは 歪んだ願い
夜が本性見せた刹那

"千人の苦しみ"が "ひとりの苦しみ"とは
違うはずなど無いのに

今 重なる軌跡また 雫が落ちる
でも思い出せずに 失くしてしまう
聲をあげて哭き伏した
そう いまならば 出来るはずなのに

今 ふたつの命 また始まる物語(ストーリー)
この脆弱な腕でも掴めると
いつか終わる命でも
そう いっそ君と散ってゆけたなら華に為る…

+ 菫青石
菫青石(アイオライト)

浮遊する旋律に
今は 言葉も零れ落ちてく
涙 頰を伝えば
まるでそれは 色を変えてゆく
菫青石(アイオライト)

東から昇りだす 熱い陽射しから逃れて
西に向け走り出す 夜を纏い
自分偽り 目を伏せる

解ってるの ここには貴方はいない
だけど 見ない振り 知らない振りして
加速する風景

行かないで 今だけは
過ぎた記憶 (すが)り付いて
時も音も砕けた
冷えた道路(みち)は何処へ? 教えてよ
菫青石(アイオライト)


南から招いてる 暖かさに目を背けて
北の空から落ちる 欠けた星に
自分重ねて 口閉ざす

解ってるの このままじゃいけないこと
だけど 拭えない 振り払えないの
刻まれた痛みが

言わないで 今だけは
眠る街を 通り過ぎて
朝も夜も消え逝く
冷えた窓に映る 菫色…


明滅してる光
近づいたのに 過ぎてく

鮮やかさ増す夜明け
白んだ空の 切れ間に

それでも気付かず
前だけ見ていたから…

止めないで 今だけは
脆い橋を 渡るような
淡い想い 抱いた
冷えた 心 暖めてよ

消し去って 最後ならば
回転(スピン)すれば そこで終わる
無慈悲な夜 抜けたら
きっとそれは 色を変えてゆく
菫青石(アイオライト)


永遠に続いてく 日々も…

+ 輪廻 新章
輪廻 新章(リインカネーションオルタナティヴ)

解けないココロ
溶かして二度と
離さないあなたの手

一欠片含んだ甘い毒と
惑わされてしまう無力さに

理解できず立ち尽くす (立ち尽くす)
幾度の夜 (幾度の)
切れ間から差し込んだ
光の梯子
生命の道標(コード)

受け入れられずに拒んだ
凛と咲く真白の花
"正しさ"の意味も分からず
言葉も零れ落ちて
茨の道でも優しさ
此処にある胸の奥に
解けないココロ溶かした
あなただから

背伸びして見せても変われなくて
雑然と散らばる残響思念(リフレイン)

撃ち抜いた暗黒さえ (撃ち抜いた)
揺らめく君の (揺らめく)
雲間から見えたのは
光の梯子
生命の道標(コード)

照らされた未来 行く先
いつか海にたどり着く
純真な響き恐れず
飛ばせ凍てつく果てへ
言い知れぬ不安 虚しさ
其処にある瞳の奥
解けないココロ預けて欲しいの

未熟さと 後悔が
押し流す 根拠も無くて
ただ 帰りゆく
その場所が永遠(とわ)にあるなら

無限の回廊共鳴したら
拭える光が満ちていく

生き抜いた死線 思惑
溢れ出す孤独の中
解けないココロ溶かして二度と
離さないあなたの手

追い掛けたはずの世界で
虚空に溶け行くのなら
不確かな明日泣いてた
浮遊する旋律に
言うなればそれは何度も
蘇る胸の奥で
解けないココロ溶かした
あなただから

あなただけが…

+ 成層圏
成層圏(ストラトスフィア)

総てを超えて ふたりは 高く…

風が鳴り止み 透き通る
これから起きる出来事 示唆するように
解放された 自由さえ
もどかしくて 声の無い声あげた

次の領域(フィールド) 始まっている あなたを連れて行くわ

雲を 抜けて 緩やかな 弧を描き
地平線さえ 遥か見失って

白く霞んだ 成層圏(ストラトスフィア)


今なお嘆き 悔やみいる
それでも何も還らぬ 気付いていた
(かじか)んだ手に 突き刺さる
凍てつく空が呼んでる 戻れない

次の領域(フィールド) 待ち受けている あなたと共に行くわ

雲も 消えて 音の無い 真空で
二度と出会えぬ 他人(ひと)の温かさに


展開したのは (今なお)
360度(パノラマ) 世界 (続くの)
姿 視えずとも (解った)
いつも此処に居る (わたしは)
忘れないでいて (お願い)
淡い記憶も
独り言ちた 聞こえなくても

(くう)を 切って 手放した重力に
遠く離れて 孤独の先にある

超える 限界 ふたりは 高く
白く果て無い 成層圏(ストラトスフィア)
行けるわ…

+ 空白書板
空白書板(タブラ・ラサ)

冷静/激情 今相反する 蒼と(あか)
の…

罪さえ 揺るがない (ケイジ)
見つめる 許せない 罰も
古びた傷跡

言えない 遣る瀬無い 過去も
隠した 真実も いつか
移行(スイッチ)してゆく

冷えた空 願い 握りしめ
立ち尽くした 雨に 打たれたまま
ここで終わりで 本当にいいの?
このまま消える それでいいの?
静寂を破る 声

離れていたからこそ 分かったことがあるの
哀しみ なお熱く燃ゆ 貴方の愛さえ
その手に開いたのは 新たな空白書板(タブラ・ラサ)

冷静/激情 そう
憎しみ合う 蒼と紅は…

罠さえ 気付かないほどに
途絶えた 行き先を望む
壊れた足跡

愛しさ 増してゆく 記憶
変わらぬ 毎日も いつか
退廃していく

落ちた星 祈り 届かずに
見失った 夜に 塗れたまま

ここで終わりで本当にいいの?
このまま消える それでいいの?
静寂を破る声

出来得ることも知らず 嘆き続けていたの
それでも まだ愛しくて 貴方の涙も
この手に抱けるなら 始まる空白書板(タブラ・ラサ)

冷静/激情 また
出会うふたり 蒼と紅の…

溢れ出した痛み
熱を帯び ゆがんだ心眩めく
無駄なあがき 笑われても
終わらない ページめくった

後悔しているのなら もう二度と迷わずに
今しかない瞬間の 手ごたえつかんで
心に抱くべきは 新たな空白書板(タブラ・ラサ)

冷静/激情 今相反する 蒼と紅の…

RoRo

+ 大祓
大祓(イグナイター)

火と気と死と身と 素の 主は来ませり
いざ 仰ぎ見て 負える重荷を


空と 大地が 触れる狭間には
夜の手招き 騒ぐ 胎内
稜か見たような 樹々の木洩(こも)れ日も
届かないのは "(たれ)"の仕業か

困頓 後悔 猛省 再生 去り際 鳳

持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば
持出でなむ 此く持ち出で往なば
天津神 国津神 八百万の神等供に聞食せ

渾沌 更改 猛勢 最盛 乃至(ないし)は 降誕
()()れ 即ち 我成れ (たれ)為る 針路を 照らすは

灯火(かがり)て 無音の共鳴と

孤独 ふたつ 出逢い
重なる 時が 満ちて
軌跡 ひとつ 描く
喜び (うた)

人 樹と詞と実と 祖の 種は来ませり
いざ 仰ぎ見て 負える重荷を


海と 水平 振れた 境では
闇が寝返り 挙句 退廃
偽りならば (かがよ)う輝きも
雄叫び上げて 壊れ消えゆく

困頓 後悔 猛省 再生 水際 轟

事依さし(まつ)りき 此く依さし(まつ)
(もと)打ち切り (すえ)打ち断ちて
(もと)刈り断ち (すえ)刈り切りて
()解き放ち (とも)解き放ちて

渾沌 更改 猛勢 最盛 乃至(ないし)は 降臨
()()れ 即ち 我成れ (たれ)為る 退路を 示すは

放たれた光 無実の要請と

孤独 ふたつ 出逢い
安らぎ 永遠に 満ちて
軌跡 ひとつ 描く
微笑み 湛え

(あと) 加斗(かと) (さと) 断と(たと) 無と(なと) 刃と(はと) (まと) 矢戸(やと) 羅と(らと) 輪と(わと)
(いと) 炉と(ろと) 破と(はと) 弐と(にと) 帆と(ほと) 血と(ちと) 理と(りと) 瓊と(ぬと) 瑠と(ると) (をと)


造られた痛み 無言の慟哭(どうこく)

孤独 ふたつ 出逢い
束ねた 慈愛 満ちて
軌跡 ひとつ 描く
哀しみ (こら)

火と気と死と身と 素の 主は来ませり
いざ 仰ぎ見て 負える重荷を

+ 多元的宇宙
多元的宇宙(マルチユニバース)

その時確かに
息衝(いきづ)いた紺碧が
瞬き君の欠片繋ぐ…

さんざめく波の表層
教えてる"ナニカガチガウ"
いつもなら見過ごしていた
微細な既視感

何処に向かうか分からない 形の無い大きな渦が
雨も嵐も飲み込んで 暴発(ブースト)する寸前

何を想うの 何を嘆き伏せるの
きっと無くしたはずだと思ってた
君の結界(ちから)なら今

疼いた痛みに 目を背ける深淵
数多の渚 超えたら 光の距離を知るの

その時確かに
息衝いた紺碧が
揺らめく君の影を裁く…


銀河の彼方まで
幾度(いくたび)の夜を超えて
星団を追い越し
死せる惑星(ほし)を抜けて

無限の広がりに
透ける多元的宇宙(マルチユニバース)
何光年先の未来弾ける瞬間

何を描くの 何に思い馳せるの
ずっと壊れたはずだと思ってた
君の結界なら今

乾いた傷跡 (おの)が無力知る時
抗う海を 超えたら 光の速さになる

その時確かに
息衝いた紺碧が
求める君にこそ輝く…


虚無の彼方に 暖かな血潮満ちて
そっと解き放たれた星屑
君の結界今こそ


流れゆく闇の目前
群れを為す切ない帆影

掲げた約束を胸に
無意識にうねる海水(ブライン)

これからも続いていくと
気付いてる永い道程(みちのり)

言うならば合図(はじまり)の海
帰らない さあ舵を取れ…!

+ 虚空の円環
虚空の円環(リング)

二度と 離さないで 強く抱いた 熱い円環(リング)
いつか 無に帰すとも 色褪せない 真空(まそら)の青
このまま時を止めて 虚空に溶けゆくなら…

本当なら手に入れてた 当たり前の日々
いつの頃か 遠ざかって 失ったまま
目の前で起こる 残酷な景色(シーン)
理解できず 立ち尽くして 見つめている

いつもただ 願い 待ち侘びるだけの
時代 なんて 嫌気に甘えている
塗り替えるよ 褪せた記憶 欠けた時間

このままねえ 離さないで 強く抱く 青い想いなら
そう 隔てるもの (うちはら)うよ ただ 側にいたい

二度と 離さないで 溢れ出した 虚ろな温もり
まだ その温度に 怯えている 触れられずに…

遠く滲む懐かしさが 暖かい陽射し
いつの頃か 夜に紛れ 足跡も消え
今此処で知った 行き過ぎた景色(シーン)
理由もなく 泣き腫らして 嘆いている

いつもなら 誓い 流されるだけで
自戒 込めて 噂を打ち砕いた
行き着いたの 枯れた土に 巡る季節

このままねえ 離さないで 強く抱く 青い想いなら
そう 邪魔するもの 撃ち飛ばすよ ただ 側にいたい

二度と 離さないで 雨は落ちて 沁みゆき微睡(まどろ)
まだ 空を仰ぎ 雲の行方 見守ってる…

廻る空の果てで ずっと 見ていたの
青く 光る円環(リング) きっと また会える
あの時幼かった 心を開け放つ時…

「あなたとならば」

今までは 憂い 噛みしめるだけの
わたし でもね 生まれ変われるはずよ
見違えるの 始まる時 道は続く

このままねえ 離さないで 強く灯る 青い想いなら
そう 絶望など 此処にはない ただ側にいたい

二度と 離さないで 離れないで また通い合った
手と 手を取りあい 生きてゆこう 時を超えて…

そう 言葉なんか いらないから 側にいてね…

+ 瑠璃色刹那
瑠璃色刹那

蒼鉛の高層(ビル) 瑠璃色硝子
全てが青に見えた
止めどない雨 滲んだ視界
夜の帳が下りる刹那

誰にでも平等に 雨が落ちゆくならば
蕾は開くはずだと

今 身体の奥でまた (ほとばし)るもの
でも受け入れられず 拒んでしまう
いつか辿り着きたいの
そう 悠久の 流れはひとつに

今 大河となって また始まる物語(ストーリー)
でも掴みきれずに溺れてしまう
其の手でもう終わらせて
ねえ きっと君が居ない世界ならばいらない


相殺された 合流地点
夜に塗れて落ちる刹那


翻る風の香り
せせらぎも長い旅も
澱んだり 岸に絡められても
いつか海に辿りつけるはずだと…

双璧の(たに) 立ち込める雲
青い時代は過ぎた
止まらないのは 歪んだ願い
夜が本性見せた刹那

"千人の苦しみ"が "ひとりの苦しみ"とは
違うはずなど無いのに

今 重なる軌跡また 雫が落ちる
でも思い出せずに 失くしてしまう
聲をあげて哭き伏した
そう いまならば 出来るはずなのに

今 ふたつの命 また始まる物語(ストーリー)
この脆弱な腕でも掴めると
いつか終わる命でも
そう いっそ君と散ってゆけたなら華に為る…

+ 菫青石
菫青石(アイオライト)

浮遊する旋律に
今は 言葉も零れ落ちてく
涙 頰を伝えば
まるでそれは 色を変えてゆく
菫青石

東から昇りだす 熱い陽射しから逃れて
西に向け走り出す 夜を纏い
自分偽り 目を伏せる

解ってるの ここには貴方はいない
だけど 見ない振り 知らない振りして
加速する風景

行かないで 今だけは
過ぎた記憶 (すが)り付いて
時も音も砕けた
冷えた道路(みち)は何処へ? 教えてよ
菫青石


南から招いてる 暖かさに目を背けて
北の空から落ちる 欠けた星に
自分重ねて 口閉ざす

解ってるの このままじゃいけないこと
だけど 拭えない 振り払えないの
刻まれた痛みが

言わないで 今だけは
眠る街を 通り過ぎて
朝も夜も消え逝く
冷えた窓に映る 菫色…


明滅してる光
近づいたのに 過ぎてく

鮮やかさ増す夜明け
白んだ空の 切れ間に

それでも気付かず
前だけ見ていたから…

止めないで 今だけは
脆い橋を 渡るような
淡い想い 抱いて
冷えた 心 暖めてよ

消し去って 最後ならば
回転(スピン)すれば そこで終わる
無慈悲な夜 抜けたら
きっとそれは 色を変えてゆく
菫青石


永遠に続いてく 日々も…

+ 成層圏
成層圏(ストラトスフィア)

総てを超えて ふたりは 高く…

風が鳴り止み 透き通る
これから起きる出来事 示唆するように
解放された 自由さえ
もどかしくて 声の無い声あげた

次の領域(フィールド) 始まっている あなたを連れて行くわ

雲を 抜けて 緩やかな 弧を描き
地平線さえ 遥か見失って

白く霞んだ 成層圏(ストラトスフィア)


今なお嘆き 悔やみいる
それでも何も還らぬ 気付いていた
(かじか)んだ手に 突き刺さる
凍てつく空が呼んでる 戻れない

次の領域(フィールド) 待ち受けている あなたと共に行くわ

雲も 消えて 音の無い 真空で
二度と出会えぬ 他人(ひと)の温かさに


展開したのは (今なお)
360度(パノラマ) 世界 (続くの)
姿 視えずとも (解った)
いつも此処に居る (わたしは)
忘れないでいて (お願い)
淡い記憶も
独り言ちた 聞こえなくても

(くう)を 切って 手放した重力に
遠く離れて 孤独の先にある

超える 限界 ふたりは 高く
白く果て無い 成層圏(ストラトスフィア)
行けるわ…

+ 藍の運命
藍の運命

空が落ちて 騒ぎ出した 世界の片隅で
静かに藍を織りなす糸 生命縫い止めて

いまこうして 生まれ変わる ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ苦しんでも 今は見えなくても


熱を帯びて 壊れた町は
昼と夜の 狭間を(ぼか)
あの日 君は 右手を掲げ
高く振った 見え無くなるまで

彷徨い 悩んで 辿り着いた在り処
現世(うつしよ)の幻影
飛ばせ 消えゆく果てへ

撃ち抜いた暗黒も 忘れ去り 眠れ

いま再び 巡り会えた 世界の傍らで
いつかは藍に変わるからと 空を抱きとめて

またこうして 走り出した ふたりの運命は
朽ち果て消えゆくその日まで
たとえ失っても いまは遠すぎても

めくる めいた 記憶 咲いて
螺旋 描き 鮮やかになる
いつか 還る 時は 来るの
雫 落ちて 波紋のように 広がってゆく


扉 開け放ち 駆け出した 鼓動
すべて 透き通る そして 終焉の日
輝く礎の導き 遥か

風が吹いて 季節は巡り
過去と現在(いま)の 隙間を隠す
あの日 君は 何も言えずに
背中見せて 歩いて行ったの

往き交い 迷って 誘われ来た在り処
現世(うつしよ)の幻影
飛ばせ 凍てつく果てへ

撃ち抜いた 暗黒も
泣き濡れた 善悪も
括られた 怒りさえ
忘れ去り 眠れ

永遠より長い今を 世界は思い出す
染め抜く藍を見つけるのは 空を渡る歌

まだこうして 光褪せぬ
二人の運命は
朽ち果て消えゆくその日さえ
きっと響き渡る ずっと離さないで

口を 閉ざす 種も やがて
海を 渡り 辿り着くはず
いつか 分かる 時が 来るわ
夜を 照らし 覚悟のように 咲き誇る藍

咲き誇る藍…

OVA

+ 真実≒現実
真実≒現実(リアリティ)

造られた命が ひとつまた()
心絡め取られ知る 真実(リアリティ)

迸る(ライン) 空を裂いた雷鳴の福音
途絶えた行く先さえ 見ない振りで諦めて塞いだ

判らなかった 独りきりで生きてきた世界で
貴方に会って 飛び出した檻
何処までだって行けると思った

(こえ)を束ねて 幾千の死に絶えた夢を

僅かな記憶の種 咲かせてその腕で
塗り潰せずにいても 恐れを知らず進む

この(はね)を開けば 全てが蒼に変わる
心重ねて羽搏(はばた)く 現実(リアリティ)

綻ぶ蕾 空を掻いた雷鳴の福音
足掻いた目的さえ 見ない振りで諦めて塞いだ

判るはずない 独りきりで生きてきた世界で
貴方に会って溢れた光 どれだけの闇抱えていたかを

(こえ)が聞こえた 幾千の死に急ぐ夢を

微かな記憶だけで (もが)いたこの腕は
何度も傷ついても 痛みに気付かずとも

この(はね)乾いたら 何処(いずこ)にだって行ける
心絡め取られ知る 真実(リアリティ)

闇に浮かび上がり消える
造られた命と知らされた時
熱く 響く 確かな鼓動

僅かな記憶の種 咲かせてその腕で
塗り潰せずにいても 恐れを知らず進む

この翅を開けば 全てが蒼に変わる
心重ねて羽搏(はばた)く 現実(リアリティ)
心絡め取られ知る 真実(リアリティ)


+ 最期の冀望
最期の冀望(ラストホープ)

叶うならその手の温もり 覚えていたいの
溢れていく 蒼い光の中…

怒りも無い 涙も無い 此処にはもう欠片も無い
彷徨う度視界が滲んだ 黄昏れても意味など無いから
今日(ここ)まで来たのは 私の意志だと
数多の星 頭上見上げ仰いだ夜に

今ならば何故なのかわかる 滅びの道を進むとしても
叶うなら手と手を重ねて このまま変わらぬ愛を誓う
祈りはまだ遠く…

醒めない夢の中で 貴方を呼び続ける…

ふたりが出会う時 蒼い光の中
赤く(とも)る血潮 翻した翼
守ると決めたから 心に響く歌
すれ違う視線に 抱き締めたら

一言だけ覚えがある
惑う時空視界が滲んだ
項垂れても意味など無いから

響き渡り行く 声も戦慄(わなな)きも
束ねたなら 頭上高く掲げた時に

今ならば乗り越えて行ける 解けた絆結び直した
叶うなら手と手を重ねて このまま変わらぬ愛を永久に
祈る遠く遠く…

醒めない夢の中で 貴方を呼び続けた…


+ 追躡の果て
追躡の果て(ワールドエンド)

いつの間にか 色を変えた
()に映る蒼さが胸を刺す

また繰り返す時間(とき)

分からないまま今 走り出す
(まと)わりつく 嫌な記憶ごと


息潜め 擦り寄った
知らない間 手遅れ

飲み込んだ 消えない(なまり)
何が見える?


病んだ雨に濡れ 答えを探した
泡のような恋

絶ち消えて

じわりじわり滲む痛み
偽りから解き放たれる時

今 心がさざめいて
過去へ 貴方を()せる
風が吹いた



声も出せず 嘆いた日も
人知れぬ隠れ家の明かりも

重ねた日々は いつか 姿 隠した

いつの間にか 蒼い蒼い
空の果てまで来てしまったと

また 手を伸ばしては 求めていた



息できず 怯えてた
動かずに 佇み

脆弱(ぜいじゃく)さ 抱えたままで 
何が分かる

闇を抜けた先 答えがあるはず
淡い痛みごと 携えて

枝垂(しだ)(しな)り鈍く光る
戒めから解き放たれる時

今 心が騒いだら
過去へ あなたを戻す
風が吹いた


声を枯らし 叫んだ日も
一時の安らぎの棲み家も

重ねた日々はいつか 終わり 迎える

いつの間にか 蒼い蒼い
空の果てまで来てしまったと

また 手を伸ばしては 求めていた

声を上げて 足掻(あが)いた日も
人混みに紛れて隠れても

重ねた日々はいつか 消えて なくなる

いつの間にか 蒼い蒼い
夢を描いてきてしまったと

そう 手を繋いでは 見つめていた 

分からないならただ走ればいい 答えはある

きっとその果てに…


+ 蒼空
蒼空

堪えきれず 溢れていく
止めどない蒼空は

初めて見上げた時に
風切羽(かざきりば)に焼き付き 焦がれた



真空の棘 冴えてく意識感覚
雨雲裂いた 孤独な微熱に

待てど暮らせど 帰らぬ過去の記憶に
もがいた君は いつか 別れを知る


定まりも区別もなくて
果ても 知らぬこの命を

終わらせる勇気があるのならば

先を進む恐怖にさえ
勝てる はずだと気付くから

不確かでも 今は前を 向いて 放て 進め



焦げた翼 振り絞って
終わり無いあの空へ

駆け抜けたら閃光 戦う意味はあるの

越えた先に 知り得るもの
今は分からずいても

初めて見たあの"蒼"は
変わらずそこに在ると 見据えた



信じた時に 消えていく 痛み幻影
苦し紛れに 答えた嘘さえ

まだ分からない 可能性をも含んで
戻れぬ道は いつか 強さになる


捜し 求めていた居場所
儚さにも似ていたのは

思い出す夕陽の切ない色

先に行けば 遠ざかって
帰れなくなったとしても

吹き飛ばした ぷれるくらい ならば 放て 進め 今は…



限界越え 突き進んだ
必ず辿り着ける

繰り返した毎日(サイクル) 果てしなく続いても

焦げる程に 裂いた想い
終わらなくても空へ

抱きしめたら閃光 戦う意味を知るの

越えた先で 待ち受けてる
今は知らない試練

初めて見たあの"蒼"は
変わらずそこに在ると 見据えて

飛び立つ


まだ 遠く その 先へ

あの 空は まだ 続く…



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最終更新:2023年03月16日 21:29